沖縄のアイスクリーム BLUE SEAL とは？どこで作られている？

沖縄のアイスクリームと言えば、有名なのが “ブルーシール” です。

沖縄を訪れたら必ず食べたいという人も多く、日本人をはじめ、海外の人からも人気があります。

“ブルーシール” は、沖縄の青い海と空にピッタリ。熱くなった身体に、甘くて冷たいアイスクリームが染みわたります。

フレーバーはスタンダードなものから、沖縄ならではのものやアメリカンなもの、期間限定のものなど、30種類以上あります。ブルーシールのアイスクリームのショーケースは、ポップでカラフルで見ていて楽しくなります。

ロゴもとってもかわいく、Tシャツやタオルなどのグッズも大人気ですね。

そんな大人気な “ブルーシール” は、じつは、製品が誕生した当時は “超高級品” でした。そして、じつは純沖縄生まれではなく、”アメリカ生まれ沖縄育ち” のアイスクリームなんです。

この記事では、沖縄在住の私が、ブルーシールとはどんなアイスクリームかや、沖縄ならではの珍しいフレーバーを紹介します。

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沖縄で有名な “ブルーシール” とは？

沖縄で最も有名なアイスクリームが “ブルーシール” です。

“ブルーシール” は、アメリカ生まれ沖縄育ち。1948年、現在の沖縄県うるま市にて創業されました。

当時のうるま市は、アメリカ統治下で、ブルーシールは米軍基地内で誕生しました。

当時、乳製品は貴重なもので、ブルーシールのアイスクリームは基地内でしか手に入らず、一般の沖縄の人たちには馴染みの薄いものでした。

1963年に米軍基地の外に直営のパーラーを設置し、一般販売が行われるようになると、拠点は現本店のある浦添市の牧港へと移り、沖縄のアイスブランドとしての歴史が始まりました。

当時アイスクリームは高価な食べ物であったにも関わらず、たくさんの人たちがお店に足を運びました。

ここでしか食べられない “特別なデザート” として、ブルーシールのアイスクリームは沖縄の人たちに親しまれてきたのです。

“ブルーシール” はどこで作られている？

“ブルーシール” のアイスクリームは、沖縄県浦添市牧港にあるフォーモストブルーシール株式会社の本社の工場で製造されています。

以前は工場の隣に、体験型ミュージアム “ブルーシールアイスパーク” があり、工場見学をすることができたのですが、現在は閉業していて、製造過程を見ることはできません。

沖縄の気候に合わせて、さっぱりとした口溶けにアレンジ

“ブルーシール” のアイスクリームのベースはアメリカ発祥ですが、高温多湿である沖縄の気候に合わせて改良されていきました。

植物性脂肪分でさっぱりと口どけよく仕上げられていて、コクもありつつ、サラリと食べやすいのが特徴です。

アイスクリームの定番、バニラやチョコレート、ストロベリーのフレーバーはもちろん、沖縄ならではのフレーバーもたくさん揃っています。

2000年の沖縄サミットをきっかけに、地元沖縄の素材を使用したフレーバーが続々と誕生していきました。地産地消の促進や、沖縄の味を身近に感じてほしいという、沖縄を代表するブランドとしての思いがあるんですね！

大人気の沖縄フレーバー

“ブルーシール” の中の、沖縄らしいフレーバーの中で一番の人気は、”塩ちんすこう味” です。

沖縄版の “バニラ&クッキー味” で、沖縄県北谷町の塩を使って、沖縄銘菓の”ちんすこう” を再現していて、正真正銘の沖縄のアイスクリームになっています。

“塩ちんすこう味” 以外にも、”沖縄 田芋 チーズケーキ味”、”ウベ味” 、”紅芋味” などの沖縄らしいフレーバーがあります。

“田芋” とは、水田で栽培される里芋の一種で、粘り気があるのが特徴です。

“ウベ” とは、フィリピン語で “だいじょ（紅山芋）” のことで、紅芋よりも粘りがあり鮮やかな紫色が特徴です。

“紅芋” は言うまでもなく赤紫色をした芋、沖縄の特産品ですね。

似ているようでそれぞれ特徴のあるこの3種類を食べ比べてみて、違いを発見するのもおすすめです。

そのほか、”シークヮサーシャーベット味” や “島パインココナッツ味” のようなさっぱり系、”黒糖味” や “琉球紅茶わらび餅味” のようなコク深い味わい系の沖縄フレーバーもあります。

サッパリしたいときは “シークヮサーシャーベット味”、お腹が空いていて満足感のあるアイスクリームを食べたいときは “黒糖味” など、その日の気分に合わせて好きなフレーバーを試してみてください。

店舗数は沖縄県内が最多

“ブルーシール” の店舗は、沖縄県内に17店舗あります。

本店は浦添市牧港にあり、離島では石垣島に1店舗、宮古島に2店舗あります。そのほか沖縄を飛び出して、関東、中部、近畿エリアにも店舗を拡大しています。

ブルーシールの店舗でなくても、カップ型のアイスクリームを売っているケースがあるので、沖縄県内の喫茶店や港、ホテルなどでも取り扱いがあります。

カップアイスやターチバー、ポーラベアーシリーズは沖縄県内のコンビニやスーパーであればほぼ間違いなく見つけることができるでしょう。

近くに店舗がなくても、ブルーシールのアイスクリームを楽しむことができるので、ぜひ食べてみてください。

ブルーシールグッズを身につけて沖縄を大満喫しよう

ブルーシールのロゴはポップでとても印象的で、Tシャツやタオル、バッグなどたくさんのグッズが販売されています。

ブルーシールのロゴの入ったTシャツを着れば、気分は常夏。一緒に旅行しているメンバーでお揃いで着れば、素敵な思い出になりますね。

お土産屋さんなどで取り扱いがあるので探してみてください。

沖縄といえばブルーシールのアイスクリーム！

見て楽しい、食べて楽しい、着て楽しい、沖縄旅行を鮮やかに彩ってくれル存在です。

沖縄を訪れたときは、ぜひ、ブルーシールのアイスクリームを楽しんでくださいね！