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東京での都営バスの乗り方を解説|運賃やマナーなども

東京都の都営バスは、東京23区内を網羅的に、主要路線では5分から10分の間隔で運行しているため、都内での移動にとても便利です。

料金は均一で、大人210円(IC 210円)、小児110円(IC 105円)と都営地下鉄などに比べて運賃が安いことも魅力。

東京23区内を旅行する際は、ぜひ都営バスを利用してみましょう。

この記事では、東京都の都営バスの乗り方を分かりやすく解説します。

東京23区内の都営バスは前乗り・前払い

都営バスがバス停に停まる様子

東京23区内の都営バスでは全て前乗り・前払い方式が採用されています。

バスの前扉から乗車し、設置されている運賃箱に、現金を投入またはICカードをタッチします。降りる際は、中扉または後ろ扉から降車するのがルールです。

このように都営バスでは、乗車時の前乗り・前払い、降車時の後ろ降りを原則とすることで、乗車・降車のスムーズにし、遅延を防止しています。

東京23区内における都営バスの支払い方法

1. 現金

  • 硬貨
  • 1,000円札

2. ICカード

  • PASMO
  • Suica
  • Kitaca
  • manaca
  • TOICA
  • PiTaPa
  • ICOCA
  • はやかけん
  • nimoca
  • SUGOCA
  • Apple PayのPASMO、モバイルPASMO、モバイルSuica

上記の通り、東京23区内を運行する都営バスでは、支払いに現金とICカードを利用できます。

紙幣で支払う場合、5,000円札や10,000円札は使用できないので注意してください。

東京23区内の都営バスの料金は、大人210円(IC 210円)、小児110円(IC 105円)です。

東京23区内での都営バスの乗り方

東京23区内を運行する都営バスに乗車するには、以下の手順に従ってください。

1. 路線とバス停を確認する

まずは目的地へ行くためのバス停とバス路線を確認しましょう。

路線・バス停の検索には、Googleマップや乗換案内などのアプリが便利です。

また都営バスのホームページ(https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/map/)でも、路線図やバス停情報の一覧(みんくるガイド)が公開されています。

2. バス停でバスを待つ

目的地へ行くためのバス路線とバス停が分かったら、そのバス停へ移動してバスを待ちます。

バス停に着いたら、設置されているバス停標識を確認し、行き先ごとに決められているバスの番号を確認しましょう。

バス停標識にはバスの到着予定時刻も記載されています。

3. 前扉から乗車して運賃を支払う

乗車すべき番号のバスが到着したら、バスの前扉から乗車します。

乗車時に料金機に現金を投入、またはPASMOなどのICカードをタッチしてください。

なお、ICカードは、料金機のカード読み取り部に対して水平に当ててください。

正しく読み取りが完了した場合には「ピッ」「ピピッ」などと音がします。

反対に読み取りができなかった場合は「プププププ」と電子音が鳴るので、再度ICカードを正しくタッチしてください。

4. 降車ボタンを押す

次のバス停が降車したいバス停となったら、降車ボタンを押します。

例えば、「六本木一丁目駅→六本木四→六本木駅」と続く場合、「六本木駅」で降車したければ「六本木四」を過ぎたときに降車ボタンを押してください。

降車ボタンを押すことで、次のバス停でバスが止まります。

5. 降車する

バスが停車したら、中扉または後ろ扉から降車しましょう。

都営バスの乗り方に関するルール、注意点

以下では、都営バスの乗り方のルールや注意点、マナーなどを紹介します。

支払いは硬貨・1,000円札のみ

都営バスでの支払いに利用できるのは硬貨と1,000円札のみです。5,000円札や10,000円札は使用できず、両替もできないため、乗車前に硬貨・1,000円札を用意しておきましょう。

また旧500円玉などの旧硬貨・旧紙幣は、料金機での読み取りができないため、ほかの硬貨・紙幣をご用意ください。

なお、都営バスの料金機では、運賃以上の金額を投入した時点で、自動で清算・お釣りの返却が行われます。

そのため、10円+500円や10円+1,000円など、複数の硬貨・紙幣で支払うときは金額の小さいものから投入するようにしましょう。

10円から先に入れることで出てくるお釣りが細かくならずに済みます。

都営バスに持ち込めるもの・持ち込めないもの

都営バスでは、安全上の理由や他の乗客への迷惑防止のため、持ち込めるものと持ち込めないものが以下のように定められています。

持ち込めるもの

  • 手回り品:縦・横・高さの合計が250cm以内・長さ2m以内・重さ30kg以内のものを手回り品として車内に持ち込むことができます。ただし、以下の点にご留意ください。
  • 持ち込む全ての手回り品を合計したサイズが規定数値内に収まること。持ち込む全ての手回り品を片手で持っていられること(荷物を持たない手で吊革や手すりにつかまれる状態であること)。
  • 自転車、ストライダー・キックボードなどの突起物や車輪があるものは、動きを固定して専用の袋に収納した場合に限ります。
  • 規定のサイズ内の手回り品であっても、混雑時には持ち込みを遠慮いただく場合があるほか、安全上問題があると判断した物品は、持ち込みを制限することがあります。
  • ペット:盲導犬、介助犬を除き、動物の持ち込みは原則としてお断りしています。ただし、愛玩用小動物(ペット)については、他のお客様のご迷惑とならないよう、完全なケースに入れた場合に限り、持ち込むことができます。
  • ベビーカー:折り畳んだ状態であれば、車内に持ち込むことができます。
  • 車椅子:車内に設置されている車椅子用スペースに置くことができます。
  • その他:傘、杖、楽器(ケースに入っているもの)、スポーツ用品(スキー板、スノーボードなど)など、他のお客様の迷惑にならない大きさや形状のものであれば、持ち込むことができます。

持ち込めないもの

  • 死体:死体は持ち込むことはできません。
  • 危険物:爆発物、可燃物、劇物、毒物など、危険物と呼ばれるものは持ち込むことはできません。
  • 有害物:農薬、殺虫剤、塗料など、有害物と呼ばれるものは持ち込むことはできません。
  • 通路・ドア・非常扉をふさぐ恐れのあるもの:大型家具、家電製品など、通路・ドア・非常扉をふさぐ恐れのあるものは持ち込むことはできません。
  • 車両を汚損する恐れのあるもの:泥や油で汚れた衣服や靴、ペンキ缶など、車両を汚損する恐れのあるものは持ち込むことはできません。
  • その他:悪臭を放つもの、音が大きいもの、他のお客様の迷惑になるようなものは持ち込むことはできません。

都営バスでのその他マナー

都営バスに乗る際は以下のマナーを守りましょう。

スマホはマナーモード・通話NG

車内ではスマホをマナーモードに設定の上、通話は控えるのがマナーです。また優先席付近では電源も切りましょう。

優先席は必要な人へ譲る

各車両に設けられている優先席は、お年寄りや体の不自由な人、妊娠中や乳幼児を連れている人、ヘルプマークを付けた人にお譲りください。

そうした人がいない場合や座席が空いている場合は、座っていても問題ありません。

ヘルプマーク

ちなみにヘルプマークとは、外見ではわかりにくい病気やハンディキャップのある方を対象にしたマークです。

義足や人工関節、内部障害、難病、妊娠初期など、周囲の援助や配慮が必要な方が携帯しています。

ヘルプマークを身につけた方を見かけたら、席を譲ったり、災害時には避難を手伝ったり、思いやりのある行動を心がけましょう。

終日禁煙

都営バスでは、車内・バス停ともに終日禁煙です。

電子タバコやその類似品も含めて、喫煙に相当する行為は禁止されています。

東京都営バスに乗ってみよう!

都営バスは、低価格で東京23区内のどこへでも行ける便利な路線バスです。

車窓から東京都内の景色をいろいろ眺められることも、旅行者におすすめのポイント。

ぜひ今回紹介した乗り方やマナーを参考に、都営バスでの都内観光をお楽しみください。

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