東京ディズニーランドのアトラクションの中でも、いちばん有名だと言える “スプラッシュ・マウンテン”。
“スプラッシュ・マウンテン” は、ディズニー映画である『南部の唄』を題材にした、”ウォーターライド式” のアトラクションです。
アトラクションの最後にある、”滝壺に勢いよく落ちる” という展開が “スリル満点” と評判で、ディズニーランドの人気アトラクションとしてよく名前が上がってきました。
じつは、東京ディズニーランドのほかに、”カリフォルニア州のディズニーランド・リゾート” と “フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート” にもスプラッシュ・マウンテンがあったのですが、アメリカの2カ所では廃止となったため、現在は日本でのみ楽しむことができます。
この記事では、スプラッシュ。マウンテンが廃止となった理由や、東京ディズニーランドのスプラッシュマウンテン廃止予定はあるのかについてお伝えします。
スプラッシュマウンテン廃止はなぜ廃止に?
“スプラッシュ・マウンテン” は、丸太のボートに乗りながら、最後にある “滝壺に落ちる” 瞬間をドキドキしながら待つという、独自のスリルを味わえるアトラクション。
ディズニーランドの他のアトラクションとはまた違ったスリルを味わえるので、日本でもアメリカでも人気のアトラクションとして知られていました。
子供の時絶叫系が苦手だったから、極限まで緊張状態を演出されるスプラッシュマウンテンの登っていくとこがすごく苦手で。
— 中野キュー (@queuenakano) February 9, 2025
でも、スプラッシュダウンした後に通るここの景色が本当に天国すぎて、不思議と乗りたくないって感情になったことはなかった。良いアトラクションだよなぁ。 pic.twitter.com/RvICsrr3mQ
そんな “スプラッシュ・マウンテン” が、アメリカで廃止になったのは、モチーフとなる映画『南部の歌』が発端です。
『南部の唄』は、1946年に公開されたディズニーの長編映画で、「黒人の歴史に誤解を生むのでは?」などと批判されることが多い作品。
黒人への差別が大きかった時代を舞台にしているにもかかわらず、元奴隷と思われる黒人男性がお金持ちの白人たちと仲良く対等に接してハッピーに過ごしている姿が描かれるなど、そのストーリー展開に物議を醸してきました。
『南部の唄』を題材にしていることが問題視される声が増えるにつれ、ディズニーは、多様性への配慮を進める取り組みの一環として、フロリダ州ウォルト・ディズニー・ワールドの人気アトラクション “スプラッシュ・マウンテン” を2023年1月23日に閉鎖。
現在は、映画 “プリンセスと魔法のキス” をテーマにした新しいアトラクション “ティアナのバイユー・アドベンチャー” として稼動しています。
リニューアルによって内装などは変わりましたが、約15mの滝壺への落下は健在で、多くの人を楽しませています。
カリフォルニア州にあるディズニーランドのスプラッシュ・マウンテンも、2024年11月に” ティアナのバイユー・アドベンチャー” へのリニューアルが完了。
現在、スプラッシュ・マウンテンを楽しめるのは、日本の東京ディズニーランドだけになったんですね。
📢#カリフォルニアディズニー に新アトラクション
— ディズニー公式 (@disneyjp) November 15, 2024
「ティアナのバイユー・アドベンチャー」登場❗️
オープンするのはニューオーリンズの雰囲気溢れるテーマランド🌳バイユーカントリー🌳
プリンセス・ティアナの物語のその後を体験した気分になれるかも💚・。*
詳細はこちらhttps://t.co/LC9CexeoZW pic.twitter.com/NdJ2aL953q
スプラッシュマウンテン日本での対応
日本の東京ディズニーランドにある “スプラッシュ・マウンテン”は、2025年2月12〜2025年3月19日の期間、定期メンテナンスのため休止になると発表されています。
定期メンテナンスが終了次第、通常運転になるので、すぐに廃止になるようなことはないでしょう。
2月12日より、スプラッシュ・マウンテンは休止となります。
— どりあ@ディズニー情報 (@tdr_doria) February 10, 2025
※3月20日(木)より再開予定です。https://t.co/TDwNsEuaqR#TDR_info pic.twitter.com/ScD96A4PxR
日本のスプラッシュマウンテンもリニューアルされる?
カリフォルニア州とフロリダ州のスプラッシュ・マウンテンがリニューアルされたので、「東京ディズニーランドのスプラッシュ・マウンテンも廃止になるのでは?」という噂がありますが、現状、リニューアル・廃止の予定について、公式の発表はありません。
アメリカでは映画『南部の唄』に対する批判が多かったものの、日本での抗議活動は少ないことや、日本のディズニーランドを運営している “オリエンタルランド” とアメリカの “Walt Disney社” では資本関係がないことなどが影響していると思われます。
今後、日本のスプラッシュ・マウンテンがリニューアルされる可能性はゼロではないものの、すぐすぐの廃止・リニューアルは無いと言われているので、「スプラッシュ・マウンテンを体験したい!」という人は、東京ディズニーランドに足を運ぶと良いでしょう。
東京ディズニーランドならまだ乗れる!
このように、東京ディズニーランドなら、まだ “スプラッシュ・マウンテン” に乗ることができます。
“スプラッシュ・マウンテン” は、東京ディズニーランドの中でも高速のアトラクションで、”最高時速は62km”。スリルが満載です。
最後の落下ポイントでは “写真撮影” もあり、「記念になる」と大人気のアトラクションです。
ぜひ、東京ディズニーランドで体験してみてください!