京都の町中にある “錦市場” は、”京都の台所” とも呼ばれる有名な市場です。
東西約390mの通りに130軒余りの店が並び、鮮魚をはじめ、生鮮食品や加工食品、京料理の食材などあらゆる食材を買うことができます。
地元の料理人にはもちろん、京都市民や観光客にも親しまれている、京都の名物スポットです。
そこで今回は、錦市場の営業時間やアクセス、魅力を、人気のお店や食べ物と一緒に紹介します。
※「錦市場」では食べ歩きは禁止されています。購入した商品は、店舗内のイートインスペースなどで飲食できるので、ルールとマナーを守って楽しみましょう。
錦市場とは?営業時間やアクセス
“錦市場” は、京都府京都市中京区のほぼ中央に位置する商店街です。
JR京都駅からタクシーで約7分ほどのところにあり、地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩3分、阪急京都線「烏丸駅」から徒歩3分とアクセスしやすいので、観光にもおすすめです。
全長390mに及ぶ長い通りには、新鮮な魚介類やスイーツなど、約130軒のお店が並びます。
リーズナブルな価格帯で販売しているお店が多く、低コストでおいしい京都のグルメを味わいたいときにもおすすめです。
錦市場の営業時間は?
店舗ごとに営業時間は異なるものの、およそ9時頃に開店し、17~18時頃に閉店します。
ディナー営業でアルコールを提供しているお店は、22時頃まで営業しています。
お店によって異なるので、「錦市場商店街」の公式サイトにあるお店紹介ページ 京都錦市場商店街 (kyoto-nishiki.or.jp) で確認して下さい。
錦天満宮から歩きはじめよう
“錦天満宮” は、「京都河原町」駅から歩いて約4分の場所にある「錦市場」の東側のスタート地点です。
日本の学問の神様として知られる “菅原道真公” をご祭神として祀っていて、繁華街唯一の神様として地元民をはじめ、観光客にも親しまれているので、観光するなら “錦天満宮” からスタートするのがおすすめです。
錦市場には、京都の老舗が集う
“錦市場” は、最近では、食べ歩きがしやすい串刺し状の食べ物を販売する店などが増えていますが、元々観光シーズン以外は、料理人や地元の人が日々の買い物に訪れる場所でした。
“錦市場” にある数々の老舗は、市場の中心的な存在です。
京都の食材として知られる “豆腐、湯葉、生麩などの専門店” や、京都のお土産に欠かせない “漬け物専門店” などがあります。
質の高い確かな商品を販売するお店が集まっているので、ぜひチェックしてみてください。
中でも外国人観光客に人気のお店は、1560年に誕生した、料理道具の老舗 “有次(ありつぐ)” です。
職人が作る包丁や鍋など、一流の料理人から一般人まで幅広い層に親しまれています。
とくに包丁は、自宅で料理するため、またはプレゼント用に購入する人が多いです。
新鮮な海鮮物もたくさん
“錦市場” でよく見かけるのが、魚介類のお店です。
もちろん新鮮な魚介類も購入できますが、店頭に並ぶのは、食べやすくアレンジされた串刺し状の海鮮物。
気軽に食べられるので、観光客にとってはうれしいですよね!
上記は、たこの中にうずら卵が入った “たこたまご” という食べ物です。
見た目もかわいいですよね。
“漬けマグロのカツ” や、”ホタテバター焼き”、”カキフライ” などの串もあります。
老舗の鶏肉専門店 “鶏清” には、上記のようなジューシーな “クリスピーチキン” 、スパイシーな “ヤンニョムチキン棒” など、多彩なチキンがそろっています。
惣菜店 “錦 平野” では、”牛サーロイン天串” と豪華な一品もあります。
ランチなら、串ものを何本か食べれば、満腹になるかもしれません。
卵専門店には、京都で人気の “だし巻き卵” もあります。
お店によっては、”だし巻き卵のサンドイッチ” などのアレンジ料理もあります。
海鮮、鶏肉、卵など、全て専門店によるものなので、質の高さは保証付きです。
抹茶や豆腐を使ったスイーツも!
また、”錦市場” には、スイーツ店も多くあります。
“錦一葉” は、”宇治茶” を使用したドリンクやスイーツを販売しているお店です。
中でも、生地の中に餡とバターをサンドした、”あんバターたい焼き” や “抹茶ソフトクリーム” が人気です。
“茶和々” は、宇治産の抹茶を使用した抹茶スイーツ専門店です。
1階はスイーツを買えるお店、2階はわらび餅、パフェ、あんみつなどを楽しめるカフェになっています。
ランチやディナーできるお店も
“錦市場”には、ランチができるお店や、軽く一杯飲めるお店、ディナーができるお店など、食事を楽しめるお店もいくつかあります。
八百屋「いけまさ亭」は、昼は定食、夜は居酒屋スタイルで食事を楽しめます。
お店で扱う京都の野菜と湯葉や油揚げを使った、京都の家庭料理を手頃な価格で味わえます。
八百屋ならではのヘルシーな料理が味わえるので、ベジタリアンにもおすすめです。
“冨美家” は、70年以上続く、地元で愛される “うどん屋” です。
日本の伝統的な麺の食べ物である “うどん” 。
“冨美家” のうどんは、天然の素材を使用し、毎日丁寧にとっただしを使っています。
九条ネギや生麩、湯葉などを使った京都らしい一品が、心身共に温めてくれるので、おすすめです。
“錦・だいやす” は、100年近く続く、生牡蠣の専門店です。
生牡蠣をはじめ、牡蠣フライ、牡蠣のグラタンなど、牡蠣料理を思う存分に味わえます。
料理に合う京都の地酒や日本酒も充実しています。
バールのように、牡蠣と一緒に軽く一杯楽しむのもおすすめです。
上記で紹介したお店以外にも、”寿司” や “餃子”、”鰻”、”和食” など、様々な飲食店が並ぶので、京都でおいしいものを食べたい人は、ぜひ錦市場に足を運んでみてください。
錦市場で京都グルメを思い切り楽しもう!
京都に行ったらぜひ訪れたい “錦市場”。
“京都の食べ物の宝庫” と言えるスポットです。
食材やお土産、気になったフードを買うもよいですし、ゆっくりお茶や食事を楽しむのにもおすすめです。
さまざまなスタイルで楽しんで下さいね。
錦市場商店街
住所:京都府京都市中京区西大文字町609番地
TEL:075-211-3882(京都錦市場商店街振興組合)
アクセス:【電車】地下鉄烏丸線「四条」駅下車徒歩 約3分/阪急京都線「烏丸」駅下車徒歩 約3分
【バス】京都市バス(系統多数あり)「四条高倉(大丸百貨店前)」下車徒歩 約2分
公式サイト:https://www.kyoto-nishiki.or.jp/