沖縄県の人気観光地である “石垣島” は、青い海と青い空がとても魅力的な島で、毎年シュノーケルやダイビングをするために、たくさんの人が訪れます。
石垣島の海岸では、サンゴ礁がよく発達していて、島の南西側には、”石西礁湖” と呼ばれるサンゴ礁群が広がり、カラフルなサンゴや魚がとても多く存在しているので、潜りがいがあると評判です。
また、石垣島には世界有数のマンタのクリーニングポイントがあり、年間を通じてマンタとの遭遇率が高いことから、人気のダイビングスポットになっています。
ダイビングが好きな人の中には、「石垣島でダイビングをするにはいつがベストシーズンなのか?」を気にしている人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、亜熱帯海洋性気候である石垣島は、年間を通して気温差が少なく水温も高いため、”1年中ダイビングを楽しむ” ことができます。
でも、季節によって海の中の世界も移り変わるので、時期によって見られる景色は変わっていきます。
そこでこの記事では、1年中ダイビングのベストシーズンだと言える “石垣島” の “時期によっての見どころ” を紹介します。
石垣島の1月〜3月|コブシメの産卵
・水温18〜23℃
石垣島の1月〜3月は、水温が一番低い時期です。
防寒対策は必須ですが、水温が低くなると海の透明度が上がり、回遊魚や大物の魚との遭遇率も高くなるので、透き通った美しい海を満喫することができます。
2月になると、”コブシメ” という大きなイカが産卵を始めるので、その様子を見ることができます。
3月に入ると、海の中は春の訪れを感じられるような柔らかい光が差し込み、幼魚が泳ぎ始めます。どんどん賑やかになっていく時期です。
そしてこの時期は、マンタが水面のプランクトンを食べに浮上してきます。この時期ならではの、マンタとの遭遇の仕方です。
夏に比べるとダイバーの数が圧倒的に少ない上に海の透明度も高いので、のんびりと楽しみながら良い写真を撮りたい人におすすめの時期です。
石垣島の4月〜6月|神秘的なサンゴの産卵
・水温23〜27℃
石垣島の4月〜6月は、太陽が出ると夏日になり、寒いと感じることが少なくなってきます。
海の中は新たな生命の誕生ラッシュです。
この時期の一番の目玉はサンゴの産卵で、条件によって変わりますが、大体5月〜6月の満月の前後に産卵します。
とっても幻想的なこの景色を見るために、石垣島を訪れる価値はあります。
サンゴだけではなくいろいろな種類の幼魚も誕生し、海の中は新たな生命のパワーであふれ、ダイバーたちを魅了してくれます。
石垣島は、例年6月中旬以降に梅雨明けします。梅雨の時期ではありますが、ずっと雨が降り続くことはなく、夏に比べるとまだダイバーの数も落ち着いているので、比較的ゆっくりとダイビングを楽しむことができるでしょう。
石垣島の7月〜9月|高確率でマンタと遭遇
・水温27〜29℃
石垣島の7月〜9月は、沖縄県全体がダイビングのオンシーズン。毎年、多くの人がダイビングに訪れます。
夏の石垣島の海は、太陽の光が降り注いて輝き、ダイバーたちに美しい景色を見せてくれます。
天候も良く、海況も安定するので、冬の時期には行けないポイントにも行くことができるのも魅力です。
そして、石垣島の海の一番の主役である “マンタ” のトップシーズンです。高確率でマンタに会うことができるので、マンタに会いたいのなら、7月〜9月に石垣島を訪れましょう。
なお、この時期の注意点は “紫外線” です。石垣島の紫外線はとっても強いので、必ず日焼け対策はしっかりとするようにしてください。
石垣島の10月〜12月|大型回遊魚に出会える
・水温23〜27℃
石垣島の10月〜12月は、夏が過ぎ、気温も水温も下がってくる時期です。
10月を過ぎると、北風の影響で潜れるポイントが限られてきます。引き続きマンタを見られるシーズンではありますが、天候によってはマンタのポイントに行けない日も出てきます。
ただ、水温が下がってくると、イソマグロやバラクーダなどの “大型回遊魚” に出会える確率が上がってきます。
夏のオンシーズンが過ぎ、ダイバーの数は減っていくほか、海の透明度が上がるため、じっくり写真を撮りたい人や、のんびり潜りたい人、大型回遊魚に出会いたい人にはおすすめの時期です。
石垣島の海で、すてきな思い出を!
このように、沖縄県の人気観光地である “石垣島” は、1年中マンタに会うことができる、絶好のダイビングスポットです。
マンタ以外の海の生き物たちもとっても魅力的で、サンゴ礁も見応え抜群。
サンゴと共に生きる魚たちの “カラフルな世界” は、見ているだけで心が癒されるはずです。
時期によって、出会える生き物も、海の中の世界もさまざまなので、一度と言わず何度でも、石垣島の海の中を覗きに来てください!