カブアンドモバイルの速度や料金はどう?SIMが届かない・勝手に解約トラブルも

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KABU& カブアンド mobile meeq

ZOZO創業者で実業家の 前澤友作氏” が手掛ける新サービス『カブアンドKABU&)』。

ポイントではなく “株がもらえる” という独自の特典が反響を呼び、2024年11月20日にサービスの提供が開始されると、すぐに X(旧Twitter)でトレンド入りするなど、多くの人が申し込み、好調なすべり出しを見せていました。

ところが、『カブアンドKABU&)』の中でも、最も還元率が高く、利用料金の “10%分” の株引換券がもらえると話題になっていた『KABU&モバイル』について、「SIMカードが届かない」「切り替え前に回線が解約される」などのトラブルが多数勃発。

2024年12月1日、カブアンドKABU&)を運営する 株式会社カブ&ピース は、「SIMの配送遅延やMNP開通手続き画面の不具合により、乗り換え前の携帯電話会社で、12月分のご利用料金が発生してしまう方には、別途補償をさせていただきます」と発表。

トラブルで発生した、乗り換え前の携帯料金代を補償する事態に発展しました。

この記事では、注目の新サービス『KABU&モバイル(カブアンドモバイル)』について、トラブルの原因実際の速度利用料金は安いのか高いのかなどについてお伝えします。

「KABU&モバイル(カブアンドモバイル)」とは?

KABU&モバイル

(出典:KABU&モバイル

KABU&モバイル(カブアンドモバイル)』とは、実業家の 前澤友作氏” が手掛ける新サービス『カブアンドKABU&)』の中の “モバイル通信” サービスで、モバイル通信(MVNO)の利用料金に応じて株がもらえるというサービスです。

モバイル通信(MVNO)とは、NTTドコモ・KDDI(au)・Softbankなどの移動体通信事業者(MNO)から通信回線を借り受けて、サービスを提供している事業者のことで、格安スマホや格安SIMなどを提供している通信会社のことを指します。

KABU&モバイル』では、運営元の “株式会社カブ&ピース” がモバイル通信会社(MVNO)となり、MVNOを支援するMVNEという役割を担う “ミーク株式会社(東京都渋谷区)” を介して、NTTドコモ・KDDI(au)・Softbankの3大キャリア回線から、利用したい回線を選んで契約することが可能です。

MVNE MNO MVNO カブアンド

(出典:PR TIMES

ユーザーとしては、KABU&モバイルに乗り換えることで、3大キャリア回線から好きな回線を選択して “格安” で使えるだけでなく、利用金額に応じて株式会社カブ&ピース社の “株引換券” ももらうことができるというメリットもある仕組みになんですね。

「KABU&モバイル」が炎上?トラブルの原因は?

ユーザーにとって、乗り換えメリットがあると言われていた『KABU&モバイル(カブアンドモバイル)』。

SNS上では、サービス提供開始日の当日から「乗り換えた」「モバイルの手続き簡単だった」「還元率が良いからモバイルからカブアンドはじめてみる」など、好意的な評価やサービス利用を積極的に促す口コミが多く見られていましたが、11月23日前後には、「SIMが届かない」「音沙汰ない」などネガティブな口コミが見られるようになりました。

“メールなどでの発送通知が何もないまま、突然SIMが届いて困惑する人” や、”やっと届いたと思ったら、謎のマークが出て繋がらない” など、ユーザーから多数の不具合の報告が相次ぎ、X(旧Twitter)上ではプチ炎上とも取れる事態に発展しています。

中には、2024年11月21日に申し込んだにもかかわらず、11月29日になっても何も音沙汰がないという口コミもあり、”スマホはライフラインの1つ” と言われる現代において、『KABU&ピース』の運営に対する不信感の声が強まっています。

「問い合わせ先がよくわからない」という声もあり、サポート体制への疑問の声も上がっていて、カブアンド全体の評判悪化も懸念されています。

SIMの不具合・勝手に解約トラブルの原因

KABU&モバイル(カブアンドモバイル)』の「SIMカードが届かない」「切り替え前に回線が解約される」「SIMは届いたものの繋がらない」といった一連の不具合について、2024年11月24日、カブアンド側は公式X(旧Twitter)でお詫び文を掲載。

申し込みの殺到が原因で、SIMの発送遅延やWeb上での回線切り替え手続きに不具合が生じていることを発表し、番号そのままで乗り換えできるMNPを申し込むときに、一時的にソフトバンク回線が選択できなくなっていることを報告しました。

“切り替え前に勝手に回線が解約され、スマホが使えなくなった” という人には、”本来であれば、お客様ご自身で回線の切り替えを行っていただくところ、誤ってSIMカード発送時に切り替え手続きを行ってしまったことが原因となります” といったサポートデスクからの連絡があったという話もあり、ライフラインとも言えるスマホを乗り換えることに躊躇の声も上がっている状況です。

大々的なPRから始まった新サービスだけに、「申し込みの殺到は予想できたのでは?」「不具合が発覚しても申し込みを止めないのはいかがなものか」など、疑問の声も上がっています。

「KABU&モバイル」の実測値・速度はどう?

心配なスタートとなった『KABU&モバイル(カブアンドモバイル)』ですが、実測値実際の通信速度)は未知数と言われています。

SNS上でも「問題なく通信できた」という人も多い一方で、「遅い」という人もいて、通信速度が気になる人は、もう少し実測値に関する口コミが揃ってから乗り換えを検討した方が安心でしょう。

下記は、下り速度(ダウンロード速度)が23.5Mbps、上り速度(アップロード速度)が 2.05Mbpsだったという人の投稿なのですが、10MbpsあればYouTube動画などの視聴は問題なくできるものの、下り40〜60Mbps出る格安スマホも多いので、この場合は、やや遅めと言えるでしょう。

ただ、エリアや周囲の環境、通信の混雑状況などによって通信速度は都度異なるので、自分の住んでいるエリアではもっと速い速度が出るケースもあり、あくまで参考例として見ておくと良いでしょう。

「KABU&モバイル」の料金は安い?高い?

相次ぐ不具合でネガティブな評判が多くなってしまった『KABU&モバイル(カブアンドモバイル)』ですが、利用料金で見ると “20GB 2,178円(税込)” とお得感のあるサービスになっています。

<KABU&モバイル 基本月額利用料>

データ容量 料金(税込) 株引換券枚数(通常会員/プラス会員)
3GB 1,078円 107枚/215枚
5GB 1,298円 129枚/259枚
10GB 1,738円 173枚/347枚
20GB 2,178円 217枚/435枚
50GB 3,828円 382枚/765枚

 

<KABU&モバイル 音声通話・SMS通信料>

音声 音声通話料(プレフィックス番号自動付与)
11円/30秒
上記以外の通話料
22円/30秒
SMS SMS送信料
3円~
国際SMS送信料ドコモ回線:50円〜/通
au回線:100円〜/通
ソフトバンク回線:100円〜/通

20GB使える音声SIMプランだと、ahamo の場合、20GBプランはなく、30GB 2,970円になるので、「20GBあれば十分」という人は、『KABU&モバイル(カブアンドモバイル)』の方が安く済む可能性があります。

また、UQ mobileに関しても20GBと1回10分までの通話は無料になる “コミコミプラン” が現在33GBまで使えるようになるキャンペーンを行なっているものの、月額3,278円かかるので、20GBまでしか使わず、通話もあまりしない人は『KABU&モバイル』の方が安い可能性があります。

Y!Mobileの20GBプランは月額4,015円なので、『KABU&モバイル』の方が安いと言えるでしょう。

安い上に、将来価値が上がるかもしれない “未公開株の株引換券ももらえる” という独自の特典もあるので、乗り換える人も多いんですね。

「KABU&モバイル」は不具合が解決すればメリットもあるサービス

このように、「SIMが届かない」「回線の切り替えがうまくいかない」など、トラブルや不具合が問題になった『KABU&モバイル(カブアンドモバイル)』ですが、問題が解消されれば、毎月の通信費を節約できるなど、ユーザーにメリットをもたらす可能性もあるサービスです。

まだ始まったばかりなので、実測値実際の通信速度)や通信の安定性に関する口コミ・評価の投稿が少なく実際の使用感を事前に確認できないのがネックですが、不具合が解消され、利用するユーザーが増えてくると、参考になるユーザーの生の声も多くなってくると予想されます。

KABU&モバイル(カブアンドモバイル)』が気になっている人は、X(旧Twitter)などSNSでの評判を随時チェックしながら、乗り換えするかどうか検討してみると良いでしょう。

 

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