AirTagはAndroidで使える?代替のスマートパスやAndroid版「デバイスを探す」など最新動向も紹介
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Appleが2021年に発売したAirTagは、紛失防止タグとして大きな注目を集めました。しかし、AirTagはAndroidデバイスでは利用できないという点が大きなネックとなっています。
本記事では、AirTagとAndroidの最新動向、そしてAirTagの代替となるスマートタグやAndroid版「デバイスを探す」アプリなどについて紹介します。
AirTagはAndroidで使える?
結論からいうと、AirTagはAndroidでは利用できません。
AirTagは、Appleの「探す」ネットワークを利用して位置情報を取得する仕組みになっています。この「探す」ネットワークは、iPhoneやiPadなどのAppleデバイスで構成されており、Androidデバイスは参加することができません。
そのため、AndroidユーザーはAirTagを紛失物追跡に使用することはできません。
不明なAirTagの検出は可能
AirTagは、Androidデバイスでは利用できませんが、「不明なAirTag」を検出することは可能です。これは、AirTagの悪用を防ぐための措置です。
手順
- Androidスマートフォンまたはタブレットで、「設定」アプリを開きます。
- 「安全性と緊急情報」>「不明なトラッキング アラート」を選択します。
- 「スキャン開始」をタップします。
なお、「不明なトラッキングアラート」の設定で「アラートを許可」をオンにしておけば、トラッカーを自動で検出してスマートフォンに通知が来るようになります。
AirTagとAndroidに関する最新の動向
AirTagとAndroidについては、近年以下のようなことが起こっています。
Android版「探す」アプリが登場
2024年4月、Googleは「デバイスを探す(Find My Device)」アプリをアップデートし、Android関連の機能が拡充しました。
「デバイスを探す」では、紛失したスマホの位置情報を特定したり、着信音を鳴らしたりすることが可能です。また遠隔でのデバイスのロックやログアウト、データ消去、スマホを見つけてくれた人へのメッセージ機能なども搭載されています。
さらにアップデート後の新しい「デバイスを探す」は、オフラインのデバイスの追跡にも対応。Pixel 8シリーズなどの対応端末では、スマホの電源が切れていてもその現在地をマップ上に表示させられます。AirTagのような機能を有するこうした「デバイスを探す」のアップデートは、Androidユーザーにとって朗報といえるでしょう。
Google Nest Locator Tagが登場?
Googleはまた、Nest Locator Tagと呼ばれるスマートタグの開発を進めていると噂されています。詳細はまだ明らかではありませんが、AirTagに対抗する製品となる可能性があります。AirTagに匹敵する、あるいはそれ以上の性能を備えたスマートタグとなるかもしれません。
Nest Locator Tagがどのような機能を搭載するのか、今後の情報に注目です。
AirTagの代替となるスマートタグ
AirTagはAndroidでは利用できませんが、代替となるスマートタグは多数発売されています。ここでは、おすすめのスマートタグをいくつか紹介します。
SwitchBotスマートトラッカーカード
SwitchBot スマートトラッカーカードは、その名のとおりカード型のスマートトラッカーです。財布や鍵などの貴重品に取り付けることで、紛失を防ぐことができます。薄型・軽量設計で財布に入れてもかさばらず、最大3年の長寿命バッテリー、そしてIP67の防水仕様と、日常使いにぴったりの機能を備えています。
主な特徴
- 紛失防止:カードが手元から離れると、スマートフォンに通知を送信します。iOSの「探す」アプリや、Androidの「SwitchBot」アプリに対応しており、Bluetooth接続範囲を離れて3分後に通知が届きます。
- スマホ探し:カードのボタンを2回押すと、スマートフォンから音が鳴り、場所を特定できます。
- カードキー:NFC機能を搭載しており、タグをタッチするだけで、SwitchBotロックシリーズのスマートロックを解錠できます。
- SwitchBotデバイスの自動化:SwitchBotアプリと連携することで、家に近づくだけで照明やエアコン、カーテンなどを起動させることが可能になります。
SwitchBot スマートトラッカーカードの仕様
- サイズ:85mm×54mm×2.5mm
- 重量:12g
- 通信距離:80m
- 電池寿命:3年
- 防水:IP67
SwitchBot スマートトラッカーカードの価格
- 3,480円(税込)
Anker Eufy Security SmartTrack Link
Anker Eufy Security SmartTrack Linkは、Ankerが販売している紛失防止タグです。AirTagと同様に、Bluetooth技術を利用して位置情報を取得します。
主な特徴
- iOSの「探す」アプリ、Androidの「Eufy Security」アプリと連携可能:AirTagと同じように、アプリを使って紛失した持ち物の場所を特定することができます。
- 低価格:AirTagよりも安価な価格で購入できます。
- 置き忘れ防止機能:持ち物を置き忘れた場合、Bluetooth接続範囲を離れて約3分後に通知アラートで知らせてくれます。
- 探す機能:スマートフォンからSmartTrack Link、またはSmartTrack Linkからスマホを鳴らすことで、紛失を防ぎます。
- ボタン電池式:電池交換が可能です。
- IPX4防水:水ぬれや汚れに強い設計です。
Anker Eufy Security SmartTrack Linkの仕様
- サイズ:37mm×37mm×6.5mm
- 重量:10g
- 電池:CR2032ボタン電池
- 電池寿命:最大1年
Anker Eufy Security SmartTrack Linkの価格
- 2,990円(税込)
Anker Eufy Security SmartTrack Card
Anker Eufy Security SmartTrack Cardは、Ankerが販売するカード型の紛失防止タグです
約2.4mmと薄く、財布のカード入れに収納したり、付属のクリップでパスポートなどに付けたりと、携帯性の高さに強みがあります。
主な特徴
- 薄型軽量:クレジットカードと同じサイズで、薄くて軽い設計です。
- iOSの「探す」アプリ、Androidの「Eufy Security」アプリと連携可能:AirTagと同じように、アプリを使って、紛失した持ち物の場所を特定することができます。
- 低価格:AirTagよりも安価な価格で購入できます。
- 紛失防止機能:スマートフォンからSmartTrack Card、またはSmartTrack Cardからスマホを鳴らすことで、紛失を防ぎます。
- 置き忘れ防止機能:持ち物を置き忘れた場合、Bluetooth接続範囲を離れて約3分後に通知アラートで知らせてくれます。
- IPX4防水:水ぬれに強い設計です。
Anker Eufy Security SmartTrack Cardの仕様
- サイズ:85mm×54mm×2.4mm
- 重量:12.4g
- 電池寿命:最大3年間(交換不可)
Anker Eufy Security SmartTrack Cardの価格
- 3,990円(税込)
その他の代替となるスマートタグ
そのほか、AirTagの代替としては、以下のようなスマートタグもおすすめです。
- Tile:長年愛される定番スマートタグ。豊富なラインナップと、世界中のTileネットワークによる紛失物発見機能が魅力。
- Chipolo:コンパクトでスタイリッシュなデザインが特徴。電池交換可能で電池寿命が2年と長寿命なのが魅力。
- Samsung SmartTag2:Samsung製Galaxyデバイスとの連携に特化。UWB(超広帯域無線)技術による高精度な位置追跡が可能。
Androidでは代替スマートタグを使う
AirTagはAndroidでは利用できませんが、SwitchBot スマートトラッカーカードやAnker Eufy Security SmartTrack Linkなど、代替となるスマートタグは多数発売されています。自分に合ったスマートタグを選ぶために、各製品の機能やスペック、価格などを比較検討することをおすすめします。
また、開発中と噂されるNest Locator Tagの動向にも要注目です。