mocopi(モコピ)の初期設定方法。スマホアプリ・PC接続でも使える!対応機種は?どこで買える?
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いま、雑誌やSNSで度々話題となるモバイルモーションキャプチャー『mocopi®(モコピ)』。
2023年1月20日に発売されて以降、全身の “フルトラッキング” が可能ながら、”約5万円” というモーションキャプチャー機材では破格の価格帯も相まって、VTuberを中心に人気を博しています。
最近では、スマホだけでなく、Windows PCにも対応するようになり、映画やアニメ制作の現場、アバターを用いたライブ配信などにも活用されるようになってきました。
これから VTuber として活動していこうと考えている人や、アニメ・映画・ゲームなどの制作現場でモーションキャプチャーを導入したい人の中には、「mocopi を購入しようか迷っている」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、mocopi(モコピ)の仕組みや購入方法、対応機種、始め方・初期設定の方法についてお伝えします。
↓ mocopi でできることや特徴については、下記の記事を参考にしてください ↓
mocopi(モコピ) とは?
『mocopi(モコピ)』とは、ソニーが開発・販売する、小型・軽量が特徴のモバイルモーションキャプチャーです。
mocopi® は、2023年1月20日に、スマホアプリと連携することで全身の動きをトラッキングすることができる “モバイルモーションキャプチャー” として発売を開始。
当初は、VTuber としての活動をはじめたい個人向け商品として販売されていましたが、徐々に、連携できる外部プラットフォームや機能を増やし、2024年6月にはWindows版PCアプリをリリース。
現在は、個人VTuber だけでなく、アニメ・ゲーム・映画の制作現場や、VRや運動力学を研究する大学などにも積極的に導入され、多方面で活躍の幅を広げています。
ICYMI: mocopi got some MAJOR updates to expand it’s capabilities, including: mocopi app for PC, additional sensor functionality, integrations into more content creation platforms and more!https://t.co/NEpEAJfvS2 pic.twitter.com/IwtX2FoT5I
— Sony Electronics (@SonyElectronics) July 2, 2024
mocopi の仕組み
『mocopi(モコピ)』では、従来の “全身スーツ” や “複数のカメラ” を必要とする大掛かりなモーションキャプチャー装置とは違い、”スマホ” と、頭・腰・左右の手首・左右の足首に装着する “6つのセンサー” だけで、全身のトラッキングデータを取ることができます。
センサーは、わずか “直径3.2cm、重さ8g” という、500円玉とほぼ同じ大きさ・重さです。
小型・軽量なので、装着時の身体の負担も少なく、帽子や長袖の服でセンサーを覆えば、周囲の人にモーションキャプチャーを使っていることを気づかれずに撮影することもできます。
また、場所を選ばず、屋内・屋外どこでも使えるので、”AR背景モード” を使って、人気の観光地など現実空間にアバターを合成した動画をスマホ単体で撮影することも可能です。
▲ AR背景モード
このような、手軽で使いやすいモーションキャプチャーを可能にしているのが、最先端のAI技術や、精度の高いセンシング技術などを組み合わせた “ソニー独自のアルゴリズム” です。
6つのセンサーには、”加速度センサー” と “ジャイロセンサー” が内蔵されていて、加速度を積算することでセンサーの位置をトラッキング。関節の動きなどをもとに、実際の人の動きをアバターに反映させています。
通常、センサーで計測された加速度にはノイズが含まれるため、単純な計算では誤差が発生するものの、mocopiでは、AIのディープラーニングと物理的な計算を独自にうまくミックスさせることで、高精度でのモーションキャプチャーを実現しています。
『mocopi(モコピ)』だからできる、手軽で高精度なモーションキャプチャーなんですね!
これまでのモーションキャプチャーでは、① 大掛かりな装置、② 専用スタジオなど限られた場所での撮影、③ スタジオレンタル料など少なくない予算が必要という前提があったので、”軽装備” 且つ、”どこでも”、”低予算” での撮影が可能なmocopiは、魅力的な製品だと言えるでしょう。
mocopi(モコピ) の購入方法・価格。どこで買える?
『mocopi(モコピ)』の販売価格は、49,500円(税込)。
ソニーのインターネット直販サイト、”ソニーストア” で購入することができます。現状、ソニーストア店舗での販売・展示はされていないので、オンラインで購入するようにしてください。
mocopi(モコピ) の製品情報・対応機種
なお、下記は、『mocopi(モコピ)』の製品情報です。スマートフォンアプリは、iPhone・Androidともに対応していますが、PCアプリはWindows版のみ対応しています。Macユーザーは、今後のMac版リリースを期待しましょう。
<mocopi ハードウェア>
サイズ | 32mm×11.6mm(センサー1個あたり) |
質量 | 8g(センサー1個あたり) |
測定方式 | 6DoF(加速度センサー 3DoF + 角速度センサー 3DoF) |
充電方式 | USB充電(充電ケース使用) ※ USBType-C® ケーブル対応 |
電池持続時間 (連続モーションキャプチャー使用時間) |
最大約10時間 ※ 使用環境等により変動 |
電源 | Li-ion |
充電時間 | 約1.5時間 |
防水/防塵 | 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X) |
通信方式 | Bluetooth LE Ver.5.2 |
最大通信距離 | 10m |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯 |
同梱物 | センサー6個、ヘッドバンド、リストバンド2個、アンクルバンド2個、クリップ、充電ケース、取扱説明書 |
<スマホアプリ>
対応OS | Android 11以降 /iOS 15.7.1 以降 |
動作確認済みスマートフォン | 【Android】Xperia 1 V、Xperia 5 IV、Xperia 1 IV、Xperia 5 III、Xperia 1 III、Xperia 5 II、Xperia 1 II、Xperia 5、Xperia 1、Xperia 5 V 【iPhone】 iPhone 14 Pro Max、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Plus、iPhone14、iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 Pro、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone SE(第3世代) |
出力データ (モーションデータ) |
【ファイル形式】BVH 【フレームレート】30fps、50fps、60fps |
出力データ (動画データ) |
【ファイル形式】MP4 【動画形式】MPEG-4 AVC/H.264 【音声形式】AAC Audio 【解像度】1920×1080 【フレームレート】30fps |
<Windows版PCアプリ>
PC推奨スペック | 【CPU】Intel® Core™ i7-11700 【GPU】NVIDIA® GeForce RTX™ 3060 【RAM】16GB 【OS】Windows 10 (64ビット) 以降 |
出力データ (モーションデータ) |
【ファイル形式】BVH 【フレームレート】30fps、50fps、60fps |
出力データ (動画データ) |
【ファイル形式】MP4 【動画形式】MPEG-4 AVC/H.264 【音声形式】AAC Audio 【フレームレート】30fps、60fps(※) ※ 利用するアバター・PCスペックによっては60fpsでの録画ができない場合あり |
mocopi(モコピ) の初期設定方法・初心者でもかんたん!
さいごに、『mocopi(モコピ)』の初期設定の方法・始め方についてお伝えします。
結論から言うと…、非常にかんたんです!
< mocopi の初期設定方法>
Step1. 専用アプリ(Android用/iOS用)をダウンロードします。
Step2. アプリを立ち上げ「セットアップからはじめる」を選択。
Step3. センサーのペアリング画面で「次へ」をタップ。
Step4. 6つのセンサーの真ん中を押してシリアル番号が表示されたら「次へ」を選択。青く光ったら接続完了!
Step5. すべて “接続済み” になったら、ファームウェアを「更新」。
Step6.「完了」の文字が表示されたら、初期設定完了です!
スマホ上に表示されるガイドに従っていくだけなので、初心者や機械が苦手な人でもかんたんに初期設定を行うことができます。
ソニー公式の参考動画もアップされているので、気になった人はチェックしてみてください。
mocopi(モコピ) は誰でもどこでもかんたんに使えるツール!
このように、人気VTuber がこぞって使っていることでも話題のモバイルモーションキャプチャー『mocopi(モコピ)』。
500円玉サイズの小型・軽量センサーの装着だけで、屋内・屋外問わずどこでも全身の動きをトラッキングでき、アバター動画やモーションデータ制作ができる便利なツールです。
最近は、アニメ・映画の制作現場など、専門的な場面での活用も増えていますが、もともと一般向けに制作された製品なので、初期設定の方法もかんたん。だれでも手軽にモーションキャプチャーを導入することができます。
これから VTuber として活動したい人はもちろん、CG制作やVRを活用したサービスの開発・研究をしたい人などもぜひ、導入を検討してみてください。