【連載】「8番出口VR」を実際にプレイした感想。意外と怖くない?Meta Quest 3徹底レビュー!<Vol.3>

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8番出口 VR

2024年7月12日に、大人気ゲーム『8番出口』のVR版である『8番出口VR』の発売が開始されました。

8番出口』は、2023年11月に、PCゲームプラットフォームSteamでリリースされた “脱出系のホラー・ウォーキングシミュレーターゲーム” で、2024年の日本ゲーム大賞 “ブレイクスルー賞” も受賞するなど、業界からの評価も高いゲームです。

VRによる更なる直感的な操作性と没入感が加えられた『8番出口VR』は、通常版と比べて良い意味で怖くなった、面白さが増したと評判です。

最近では、2024年10月18日に、Meta Quest と Steam の両方で楽しめる、”VRChatワールド”『8番出口VR VRChat Photo Spot』が公開されたことでも話題になりました。

今回は、Meta Quest3 実機購入レビューの連載の第3弾として、Meta Quest3(メタクエスト3)でプレイした『8番出口VR』について、通常版と何が違うのかや、実際にプレイしてみた感想操作方法についてお伝えします。

「8番出口」とは?

8番出口 スタート

8番出口とは、地下通路を行き来しながら ゴールとなる “8番出口” を目指す “探索型のホラーゲーム“です。

個人ゲーム開発者の KOTAKECREATE氏 が開発し、2023年11月29日にPCゲームプラットフォームSteamで販売開始されました。

リリース直後からSNSやYouTubeで注目を集め、有名なゲーム配信者がプレイ動画を続々と投稿して話題になり、リリースからわずか1日で売上本数が3万本を突破するなど、個人開発ゲーム(インディーゲーム)として驚異的な大ヒットを記録した作品です。

8番出口』のゲーム内容はシンプルで、”8番出口” を目指す途中で発生する “さまざまな異変” を見つけたら引き返す、異変が無ければ先に進むという動作をくり返しながら脱出を目指すというゲームです。

異変の判断が正解なら「1」から「2」など、出口の数字が増えていくので、8番出口までたどりつけばクリア。

不正解なら、「0」からの再スタートになります。

シンプルながら異変が見つけられずなかなかクリアに手こずる人も多く、その絶妙な難易度のおかげでハマる人も多い作品です。

「8番出口VR」の購入方法・価格・評判

8番出口 VR

(出典:Meta Quest

8番出口VR』には、Meta Quest版Steam版 があり、Meta StoreSteam で購入可能です。

販売価格は、どちらも “690円(税込)”。

Steam には、通常版の『8番出口』とセットで購入できる、お得なバンドル(30%割引)も “812円(税込)”で販売されているので、気になった人は、各ストアページをチェックしてみてください。

> Meta Store「8番出口VR」公式ページはこちら

> Steam「8番出口VR」公式ページはこちら

「8番出口VR」の評判

8番出口VR』は、VRになったことで臨場感が増し、「本当に地下通路を歩いているような錯覚に陥る」ほど “没入感が高い” と評判です。

実際にプレイみたユーザーからは、「よりホラー風味が増していて楽しい」など、高評価の声が上がっていました。

SNSでの評判は上々だと言えるでしょう。

ただ、VRという特性上、「すぐに酔ってしまって長くプレイできない」など、VRならではの悩みを抱えるプレイヤーもいたので、長時間のプレイは避けるなど “VR酔い対策” は必要です。

「8番出口」との違いは?意外と怖くない?

今回、実際に『8番出口VR』を購入し、”Meta Quest3(メタクエスト3)” でプレイしてみました。

8番出口VR』は、通常版(非VR版)の『8番出口』と比較して、下記のようなちがい・特徴があります。

<8番出口 VR版・通常版の比較>

1. 基本の道・絵・ドアは変わらず
→ 8番出口をクリアするために通過する “道” や 道にある “絵”、”ドア” などの装飾には、とくに違いはありません

2. プレイヤーの手が追加
→ VR版では、通常版では無かった “VRコントローラーに連動したプレイヤーの手” が追加されています(※ 下記画像参照)

3. VR版オリジナルの異変が追加
→ VR版には、通常版の異変と差し替える形で “VR版限定の異変” が追加されていました

8番出口VR_手

8番出口VR』は、通常版の雰囲気は残しつつ、VRならではの要素が追加されているという印象です。

ゲームの内容に大きな違いはないものの、VRならでは追加要素があるので、すでに通常版をプレイしたことのある人でも新鮮にプレイできるでしょう。

実際にプレイしてみた感想【※ ネタバレあり】

ここからは、具体的に『8番出口VR』をプレイしてた感想をお伝えします。

(※ 一部、”ネタバレ” に相当する箇所があるので、初見プレイを楽しみたい人は、次の章まで読み飛ばしてください)

8番出口VR』を購入し、VRヘッドセット “Meta Quest3” で実際にプレイしてみた感想として、まずいちばんに感じたのは、「VRに慣れていない人は酔ってしまう人が多いのでは?」という点です。

没入感が高いのは良いことですが、”自分で移動する” スタイルのゲームなので、酔いやすいように感じました。

VRゲームに慣れていない人は、無理せず、少しずつプレイして慣れていくのがおすすめです。

8番出口 VR 装飾

ゲーム内容は、やはり “面白かった” です。

8番出口VR』の基本的なルールは、”通常版” の『8番出口』と変わらず、 “異変を見つけたら引き返す、異変がなければ進み、8番出口を目指す” というもの。

リアル感がある “美しいグラフィック” で描かれた地下通路は、見覚えがある親しみやすい通路だからこそ感じるスリルがあって、VRになった分、ホラーゲームとしての怖さ・面白さは増しているように思いました。

ただ、”怖さ” に関して言うと、当初、VR版になったことで「怖さが一気に増すのでは?」と心配していたのですが、”意外と怖くない” というのが率直な感想です。

たしかに、臨場感は増したのですが、”怖さ” に関しては、突然襲ってくる系のホラーゲームではないので、通常版の『8番出口』をプレイできた人なら、「問題なくプレイできるのでは?」という印象でした。

人それぞれに怖さの感じ方はちがうので、プレイできるか心配な人は、ゲーム実況の動画などを見てみると良いでしょう。

8番出口VR』では、プレイヤーの “手” があるので、すれ違うキャラクターに触れてみると、”携帯” を落としました。

8番出口VR おじさん

上記のキャラクターは、『8番出口』を代表するキャラクター(通称:おじさん)ですが、通常版ではプレイヤーに “” が無かったので、VR版になってはじめて触れられるようになりました。

通常版ですっかり “おじさん” のファンになっていた私としては、おじさんの色んな動作が見られて、それだけでも「VR版をプレイしてみてよかった」と思います。

ドア 8番出口 VR

また、右側にある、上記のドアを開けようとすると「引き返して下さい」という “注意書き” が出ました。

下記のような “注意書き” は、通常版では見られなかったものなので、”VR版になって、より親切な設計になっている” ように感じました。

プレイヤーとして、大好きなゲームが進化しているのを実感するのは、うれしい体験でした。

8番出口 VR 引き返して下さい

8番出口VR』でも、無事、ゴールとなる “8番出口” までたどり着き、階段を上ると、”エンドロール” が流れます。

8番出口VR ゴール

その後、画面が切り替わり、通常版『8番出口』と同様に、”残りの異変の数” が表示されました。

VR版でも、異変の数は “31種類” で、数は変わりません。”31種類” の異変をすべて見つけるのは、そう簡単ではないので、シンプルなゲームながら、完全クリアまで長く楽しめると感じました。

8番出口 VR 異変の数

このように、『8番出口VR』は、Steamで通常版をプレイしたことがある私でも十分に楽しめる内容のゲームでした。

気になった人は、この機会にぜひプレイしてみてください。

> Meta Store「8番出口VR」公式ページはこちら

> Steam「8番出口VR」公式ページはこちら

操作方法

なお、『8番出口VR』の”Meta Quest3″ での操作は、VRの “スティック” で行います。

基本的な操作は他のVRゲームと同じなので、”直感的に操作可能” でした。

また、カメラの回転をスナップターンとスムーズターンから選べます。VRゲームに慣れていなくて酔いやすい人は、”スナップターン” を選ぶのがおすすめです。

8番出口 VR 操作

「8番出口VR」をクリアするコツ

さいごに、『8番出口VR』をクリアする “コツ” について紹介しておきますね。

異変が発生する場所を把握する

地下通路で異変が発生する場所は、地下通路を進んで “最初に曲がる角” から “角から見える奥の壁(通行人のキャラクターが歩き始める箇所)まで” です。

それ以外の範囲は異変を探す必要はないので、該当する範囲内で効率的に異変を探しましょう。

また、異変の種類は豊富に用意されているものの、ポスターの絵柄など、一部の例外を除き、”同じ箇所が複数の変化を起こすことはほとんどない” ので、1度異変が起きた場所は重点的に探す必要は無いです。

上記2点の攻略ポイントを頭に入れておくと、異変を探すのが楽になり、クリアしやすくなるので、試してみて下さい。

VRで手軽にホラーゲームをやってみたい人におすすめ!

このように、『8番出口VR』は、”VRで簡単なホラーゲームをやってみたい人” におすすめのゲームです。

VR特有の臨場感も相まって、怖い雰囲気を感じるゲームではあるものの、実際は、ホラーと言えるほど怖い異変は多くありません。

実際に地下通路を探索しているように感じるので、通常版の『8番出口』と比べて「難しい異変に気づきやすい」という声も多く、通常版で異変をなかなか見つけられなかった人も、完全クリアにチャレンジしてみると良いでしょう。

8番出口VR』で、VRならではのリアル感や面白さを体感してみてください。

> Meta Store「8番出口VR」公式ページはこちら

> Steam「8番出口VR」公式ページはこちら

 

なお、これからも定期的に、『Meta Quest3』を使ってみた感想を連載形式でレビューしていくので、ぜひこのサイトをお気に入り登録したり、X(旧Twitter)をフォローしてもらえるとうれしいです!

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▼ 過去のMetaQuest3 実機購入レビューの連載記事はこちら

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