【YouTubeハイプとは?】やり方・ポイント・ランキング見方を完全解説
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YouTubeを視聴していて、最近、見慣れないボタンに気づいた方もいるかもしれません。それが、新機能の「ハイプ(Hype)」です。
「このチャンネル、本当に面白いのに、もっと多くの人に見てもらえないかな…」 「なかなか登録者が増えないけど、どうにかして自分のチャンネルを広める方法はないだろうか?」
もしあなたがそんな風に感じているなら、このハイプ機能はまさに救世主となる可能性があります。ハイプは、視聴者が「推し」のクリエイターを強力に後押しするために設計された、これまでの「いいね」とは全く違う、新しい形の応援機能です。
しかも、日本国内では完全無料で利用できます。この機能の仕組みを理解し、うまく活用できれば、視聴者としては好きなチャンネルの認知度向上をサポートでき、クリエイターとしてはチャンネル登録者数や再生回数を一気に伸ばす大チャンスを掴めるかもしれません。
この記事では、YouTubeのハイプ機能について、その基本的な仕組みから、具体的な利用方法(やり方)、ポイントの仕組み、そして「iPhone」や「PC」で利用「できない」理由まで、初心者の方にも分かりやすくお伝えします。
- YouTubeの新機能【ハイプ(Hype)】とは?「いいね」と「応援」の違いを徹底解説
- 【YouTubeハイプ】利用できるのは誰?チャンネル規模や対象動画は「何」?
- ハイプの「やり方」は超簡単!iPhone・Android・PC/Macで「できない」のはなぜ?
- ハイプは「無料」で「いつ」リセットされる?週に「4回以上」ハイプする裏技は?
- 【ポイントとランキング】ハイプの仕組みを理解する!「見方」と下剋上の可能性
- 筆者体験!YouTubeハイプを「使ってみた」本音レビューと感想
- 推しを応援!チャンネルを伸ばす!ハイプ機能を活用してYouTubeをもっと楽しもう!
- あなたが応援したいクリエイターがいるなら、迷わずハイプを使ってみましょう。
YouTubeの新機能【ハイプ(Hype)】とは?「いいね」と「応援」の違いを徹底解説

YouTubeの「ハイプ(Hype)」とは、視聴者が特定の動画を応援し、そのクリエイターを世の中に広めるための「投票権」のような機能です。ハイプは、動画に対する単純な「高評価」を表す「いいね」とは一線を画しています。
「いいね」は無制限に押すことができますが、ハイプは週に3回までという制限があります。この希少性こそがハイプの価値を高めており、視聴者は「本当にこの人を応援したい」「この動画は素晴らしい」と厳選した上で、熱狂的な支持の証としてハイプを送るのです。
ハイプの登場は、特に中規模・小規模のチャンネルにとって大チャンスとされています。ハイプ機能は、再生回数や登録者数といった目に見える数字だけでは判断できない、究極的な視聴者満足度を追求するためにYouTubeが導入した機能だと言えます。
ハイプがもたらす最大の効果とは?
視聴者が動画をハイプすると、その動画に「ハイプポイント」が加算されます。このポイントが積み重なることで、その動画はYouTube内の「ハイプランキング」に掲載されるチャンスを得ます。
このランキングに載ることで、普段は「おすすめ」や「検索」から流入してこない新しい視聴者層の目に止まりやすくなり、チャンネルの認知度を飛躍的に高めることが期待できます。ハイプランキングは、かつてあった「急上昇」タブの代わりとして、新しいコンテンツの発見の入り口として機能しています。
【YouTubeハイプ】利用できるのは誰?チャンネル規模や対象動画は「何」?
ハイプ機能は、すべてのチャンネル、すべての動画に対して使えるわけではありません。ハイプ機能を利用するための具体的な条件を見ていきましょう。
クリエイター(チャンネル)側の条件
ハイプ機能の対象となるのは、チャンネル登録者数が500人から50万人のクリエイターです。
- 登録者数が500人未満のチャンネル、または50万超えのチャンネル は、現時点ではハイプの対象外となります。
また、ハイプ機能を利用するためには、上記の登録者数に加え、YouTubeパートナープログラム(YPP。いわゆる収益化)に参加している必要があります。
クリエイター側は、YouTube Studioのパソコン版から、チャンネル設定の詳細設定で「視聴者にコンテンツのハイプを許可する」にチェックが入っているかを確認する必要があります。オフになっていると、視聴者が応援しようとしてもハイプボタン自体が表示されません。
対象となる動画の条件
ハイプできる動画は、以下の条件を満たした長尺動画に限られます。
- 公開から7日以内の新しい動画であること。
- 長尺動画(横画面の1分以上の動画)であること。
- ショート動画はハイプの対象外です。
- ライブ配信のアーカイブは、配信終了後から7日間はハイプの対象となります。
- 以下のコンテンツは対象外です。
- 年齢制限が設定された動画
- 子供向けとして設定された動画
- 限定公開、非公開の動画
- 著作権の問題やコンテンツIDの申し立てを受けている動画
ハイプの「やり方」は超簡単!iPhone・Android・PC/Macで「できない」のはなぜ?
ハイプ機能は、誰でも簡単に利用できるように設計されています。しかし、利用できるデバイスには大きな制限があります。
ハイプはスマホアプリ「専用」の機能です
ハイプ機能は、現在のところYouTubeのアプリ専用となっており、パソコン(PC/Mac)のWebサイトからでは利用できません。
ハイプ機能を利用できるデバイスは、主にスマホやタブレットなどのモバイルアプリ環境です。
ただし、機能が実装されたばかりの時期には、Android端末のみで利用が可能な状態でした。もし、あなたの「iPhone」や「Android」のアプリにハイプボタンが「出ない」場合は、以下の原因が考えられます。
- YouTubeアプリのバージョンが古い。
- Googleアカウントが18歳未満である。
- YouTubeチャンネルを作成していない(Googleアカウントのみで利用している)。
- ブランドアカウントでログインしている(デフォルトチャンネルに切り替える必要がある)。
もし上記に該当する場合は、アプリのアップデートやアカウント情報の確認、またはアカウントの切り替え(ブランドアカウントからデフォルトチャンネルへ)を試してみてください。
> Google Playストア公式「YouTube」アプリダウンロードページはこちら(Android)
> AppStore公式「YouTube」アプリダウンロードページはこちら(iPhone/iPad)
ハイプの具体的な「やり方」
ハイプを送る方法は非常に簡単で、動画を再生している画面から操作できます。
- YouTubeアプリで、ハイプ対象の動画を開きます。
- 動画再生画面の下にあるコメント欄の辺りを、右にスワイプします。
- 「この動画をハイプする」という表示(または「ハイプ」ボタン)が出現するので、これをタップします。
- 確認画面が表示され、最終的にハイプボタンを押せば完了です。
ハイプは「無料」で「いつ」リセットされる?週に「4回以上」ハイプする裏技は?
視聴者がハイプ機能を利用する上で、最も気になるのは回数制限と料金、そして「いつ」リセットされるかでしょう。
ハイプは無料で週に3回まで!リセットは毎週月曜日
日本国内の視聴者がハイプを利用する場合、料金は完全無料です。
ただし、無制限に使えるわけではなく、1週間に最大3回までという制限が設けられています。この3回分を1つの動画に集中して使うことも、複数の動画に分けて使うことも可能です。
この制限回数は、お住まいの国・地域の現地時間で、毎週月曜日の午前0時(深夜12時)にリセットされます。
クリエイター側から見ると、月曜日のリセット直後は多くの視聴者がハイプの回数を「フル」で持っている状態ですから、このタイミングを考慮して動画公開の戦略を練ることも有効かもしれません。
週に「4回以上」ハイプする「有料枠」の存在
基本的には週3回までが無料の制限ですが、「4回以上」ハイプできるのかという点も注目されています。
実は、一部の国(ブラジルやトルコなど)では、追加のハイプを有料で購入できるオプションがテスト的に導入されています。これは、ファンがより積極的に「推し活」をするための選択肢を提供するもので、将来的にはクリエイターの新たな収益源となる可能性も秘めています。
現時点では、この有料オプションは日本には導入されていません。しかし、今後本格的に展開されれば、無料の3回を超えてハイプを送れるようになる見込みです。
【ポイントとランキング】ハイプの仕組みを理解する!「見方」と下剋上の可能性

ハイプ機能の最もユニークな仕組みが、この「ポイント」システムです。このポイントの仕組みこそが、YouTubeがこの機能に込めた「下剋上」の可能性を支えています。
チャンネル登録者が少ないほど「ポイント」の価値が高まる!
動画がハイプされるとボーナスポイントが付与されますが、1回のハイプで得られるポイント数は、チャンネル登録者数によって大きく異なります。
YouTubeは、チャンネル登録者数が少ないチャンネルほど、1回のハイプの価値を爆発的に高く設定しています。これは、登録者数が多いチャンネルがランキングを独占してしまうのを防ぎ、新しいチャンネルにも公平な競争環境を与えるための意図的な設計です。
| チャンネル登録者数 | 1回のハイプで得られるポイント (例) | ポイントの価値 |
|---|---|---|
| 約500人 | 7,500ポイント | 非常に高い |
| 約50万人 | 50ポイント | 低い |
このように、登録者数が少ないチャンネルを応援する「あなたの1回のハイプ」は、登録者数が多いチャンネルへのハイプと比べて、何十倍も大きな力になる可能性があるのです。
この仕組みにより、登録者数がまだ数百人程度のチャンネルでも、熱心なファン層(濃い視聴者さん)の応援があれば、ハイプランキングのトップ100に食い込むことが十分に可能となっています。これが「下剋上」と言われる所以です。
ハイプランキングの「見方」
ハイプランキングは、YouTubeアプリ内で簡単に確認することができます。
- YouTubeアプリのホーム画面左上にある「探索」アイコン(羅針盤のマーク)をタップします。

- 表示されたメニューの中から「ハイプ」を選択します。

ここには、国別・週間で集計されたハイプ動画のトップ100ランキングが表示されます。
このランキングは、あなたのお住まいの国(地域)の視聴者がどれだけハイプしたかに基づいて決定されます。また、ランキングのトップ100に入った動画は、その後、YouTubeのトップページ(ホームフィード)でも紹介される可能性が高まるとされています。
自分がハイプした動画の「見方」
「どの動画にハイプしたか忘れてしまった」「応援した動画を後から見返したい」という場合も安心です。
ハイプランキングのページには、別タブで「マイハイプ」という項目があり、自分がこれまでにハイプした動画の一覧を確認することができます。

筆者体験!YouTubeハイプを「使ってみた」本音レビューと感想
私は、YouTubeに新しく実装されたハイプ機能を、いち早く試してみました。このレビューは、実際に私が試した際のリアルな感想をお伝えするものです。
【試用レビュー】ハイプを実際に使ってみて感じたこと
私はAndroid端末からハイプ機能を試しました。
まず、チャンネル登録者数が500人から50万人のチャンネルの動画を見つけました。その動画の再生画面に行くと、チャンネル名の下に「ハイプ」というボタンが表示されていました。もし見えない場合は、コメント欄を右にスライドすると出てきます。

「ハイプ」をクリックすると、「ハイプする」ボタンが出てきたので、それをクリックしてハイプ完了です。

この時、私は「ハイプポイントはチャンネル登録者数が少ないほど多くなる」という仕組みを実感しました。
ハイプ完了後、私はすぐにハイプのランキングを確認しました。ホーム画面から探索アイコンをタップし、「ハイプ」セクションへ進むと、ランキングトップ100を見ることができました。また、「マイハイプ」のタブをクリックすると、私がハイプしたチャンネルも一覧で確認できたので、これは応援した記録として残せてとても便利だと感じました。


良かった点と気になった点
実際にハイプを使ってみて、視聴者としてもクリエイターとしても、この機能には大きな可能性を感じました。
良かった点:好きなチャンネルを具体的に「後押し」できる
- 応援手段の増加と具体性
好きなチャンネルを応援する手段が、「いいね」や「コメント」に加えて、より強力な「ハイプ」として増えたのは非常に良いことです。 - 小規模チャンネルへの強力なブースト
登録者数が少ないほど、私の1回のハイプが大きなポイント(ボーナスポイント)となり、そのチャンネルの認知度向上に貢献できるのが魅力的です。これは、クリエイター側から見ても、再生数を一気に伸ばせる可能性があり、新規のクリエイターにとっても認知度を上げる最高の手段になりえると感じました。 - 無料利用枠の確認
ハイプは週に3回まで無料で利用でき、毎週月曜日の午前0時にリセットされることも確認できたので、計画的に応援できます。- 補足として、有料枠も存在するようですが、日本ではまだ導入されていないようです。
気になった点:最初のハードルとデバイス制限
- 初期のデバイス制限
私が試した時点では「まだこの機能を使うことができるのがAndroidのみ」という状況だったので、機能の広がりが限定的であると感じました。 - クリエイター側の初期ハードル
この機能の対象は登録者500人から50万人のチャンネルです。私は、「始めたばかりのクリエイターが500人集めるのも大変だと思うので、まずそこまでどうたどり着くのかを考えないといけないのかな」と感じました。
総じて、ハイプは、まだ知られていない優れたコンテンツを「発掘」し、世に送り出すための、非常に強力なツールだと実感しました。
推しを応援!チャンネルを伸ばす!ハイプ機能を活用してYouTubeをもっと楽しもう!
YouTubeの新機能「ハイプ」について、その仕組みや利用方法を詳しく見てきました。ハイプは、視聴者とクリエイターの双方にとって、これからのYouTube活用において欠かせない機能の一つになっていくでしょう。
視聴者にとってのハイプ活用
ハイプは、あなたにとってクリエイターを応援できる手段が増えたことを意味します。
- 熱意を形にする
週3回の貴重な投票権を、本当に「これは伸びてほしい」「このクリエイターを支援したい」と思う動画に投じることで、あなたの推しへの熱意をポイントに変え、ランキングという形で可視化できます。 - 推し活の楽しさ
自分がハイプした動画がランキングに入ることで、「推し」をスターに押し上げたという達成感や喜びが得られます。
クリエイターにとってのハイプ活用
ハイプは、小規模・中規模のクリエイターにとってチャンネル登録者数を一気に伸ばせる可能性のある手段が出来たのはすごく良いことです。
- 下剋上を狙う
チャンネル登録者数が少ないほど高ポイントが得られる仕組みを最大限に利用し、ランキング入りを狙いましょう。 - ファンとの結びつきを強化
ハイプは「視聴者満足度」の強いシグナルです。ファンが「ハイプしたい!」と思うような、心を動かす高品質なコンテンツを提供し、視聴者との強固な結びつき(熱意)を築くことが成功の鍵となります。 - 視聴者への啓発
まだハイプ機能の存在を知らない視聴者も多いため、動画の冒頭や終わりで、ハイプのやり方やその重要性を具体的に伝え、行動を促すことが有効です。
ハイプは「いいね」との区分けをどうしていくのか?

ハイプ機能は、アルゴリズムによる従来の「おすすめ」や「検索結果」には直接的な影響を与えないとYouTubeは明言しています。あくまで、新しいコンテンツを「発見」するための独立した推薦システムという位置づけです。
しかし、ハイプをされる動画は、必然的に視聴時間やエンゲージメントといった他の「満足度指標」も高くなるため、結果的にメインのアルゴリズムからも高く評価されやすくなる可能性があります。
今後、ハイプが有料化され、視聴者が「お金を払ってでも応援したい」という動きが本格化すれば、ハイプは単なる応援ボタンではなく、クリエイターエコノミーを加速させる新しい「推し活」の軸となっていくでしょう。従来の「いいね」がコンテンツへの気軽な評価に留まるのに対し、ハイプは「熱狂的な支持と推薦」を表明する、より重みのある指標として進化していくと考えられます。
あなたが応援したいクリエイターがいるなら、迷わずハイプを使ってみましょう。

このハイプ機能はまだ登場したばかりで、その内容を正しく理解し、活用している人はまだ少ない状況です。ぜひこの情報を参考に、あなたのYouTubeライフをさらに充実させてください。
例えるなら、ハイプは、口コミの「特別推薦状」のようなものです。通常の「いいね」が「この料理は美味しかったよ」という一般的な評価だとすれば、ハイプは「この店は私が週に3回しか使えない貴重な推薦枠を使って、絶対に広めたいと誓う、隠れた名店だ!」という強いメッセージなのです。この推薦状は、規模の小さな店ほどランキング上位に載りやすくするブースト効果も持っているため、あなたの熱意がそのまま「下剋上」を起こす強力な原動力となるでしょう。
みんなのらくらくマガジン 編集長 / 悟知(Satoshi)
SEOとAIの専門家。ガジェット/ゲーム/都市伝説好き。元バンドマン(作詞作曲)。SEO会社やEC運用の経験を活かし、「らくらく」をテーマに執筆。社内AI運用管理も担当。



