湾曲モニター(曲面ディスプレイ)のメリットは?欠点・デメリットやおすすめ商品も紹介
【この記事にはPRを含む場合があります】
近年、ゲームや動画視聴、仕事など、様々なシーンで湾曲モニター(曲面ディスプレイ)が注目を集めています。従来の平面ディスプレイとは異なり、画面がプレイヤーに向かって湾曲しているのが特徴です。まるで映画のスクリーンにいるような臨場感と没入感を味わうことができ、今までとは全く違う体験をさせてくれます。
この記事では、そんな湾曲モニター(曲面ディスプレイ)の魅力を存分に紹介。メリットだけでなくデメリットも詳しく解説します。さらにおすすめ商品も紹介するので、自分に合った湾曲モニター(曲面ディスプレイ)を見つけるためのヒントにしてください。
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)とは
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)とは、画面が内側に湾曲しているディスプレイです。一般的な平面ディスプレイとは異なり、視界全体が画面に包み込まれるような感覚で画面を見ることができます。
高い没入感や臨場感を得られ、ゲームや動画視聴などに最適です。また目の疲れを軽減してくれる効果もあります。
曲面ディスプレイと平面ディスプレイの違い
曲面ディスプレイ | 平面ディスプレイ | |
画面形状 | 湾曲 | 平面 |
視野角 | 広い | 狭い |
没入感 | 高い | 低い |
疲れやすさ | 軽減される | 目が疲れやすい |
設置場所 | 奥行きが必要 | 奥行きがなくても設置できる |
価格 | 高価 | 比較的安価 |
曲面ディスプレイと平面ディスプレイとの違いは、画面の形状です。曲面ディスプレイは湾曲、平面ディスプレイは平面で、この違いが視界、視野角、没入感、疲れやすさ、設置場所、価格など、さまざまな特徴・機能の差異につながります。
違いを簡潔にまとめると、曲面ディスプレイは機能性にも快適性にも優れている一方で、場所を取って価格が高め。一方、平面ディスプレイは性能の点では平凡といえますが、奥行きがコンパクトで価格も比較的安いことが魅力です。
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)のメリット
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、平面ディスプレイにはない以下のようなメリットがあります。
1. 没入感あふれる視界
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)の最大のメリットは、没入感です。画面が湾曲していることで、視界全体を包み込むような感覚で画面を見ることができます。まるで映画館にいるような臨場感と没入感を味わえます。
特に、ゲームや動画視聴に最適です。ゲームの世界に入り込んだような感覚でプレイしたり、映画をまるでスクリーンで観ているような臨場感で楽しんだりすることができます。
2. 目の疲れを軽減
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、目の疲れを軽減する効果もあります。画面全体が等距離になるため、目が疲れにくくなります。
長時間の作業や視聴でも、快適に過ごせます。デスクワークやオンライン授業など、長時間画面を見続ける必要がある方におすすめです。
3. 広い視野角
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、視野角が広いです。視野角とは、画面を斜めから見たときに正常に映像を見られる限界の角度のことを指します。180°に近いほど優秀と言われています。
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、水平方向と垂直方向の視野角がそれぞれ178度と広く、従来の平面ディスプレイよりも高い視認性を実現しています。
どこから見ても画面が見やすく、画面端までしっかりと見ることができます。複数枚の資料を並べて作業したり、複数人で画面を見たりする場合にも便利です。
4. スタイリッシュなデザイン
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、スタイリッシュなデザインも魅力です。近未来的なデザインで、部屋のインテリアとしてもおしゃれです。
洗練された空間を演出します。ゲーミングルームやホームオフィスなどにもおすすめです。
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)の欠点・デメリット
他方、湾曲モニター(曲面ディスプレイ)には、以下のようなデメリットもあります。
1. 価格が高い
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、平面ディスプレイよりも価格が高いです。画面を湾曲に加工する製造コストや曲面で正常な視野を実現する技術的な複雑さなどが高値の要因と考えられます。
高性能なモデルになると、10万円を超えるものもあります。購入前に、予算と相談しながら検討することが大切です。
2. 設置場所を選ぶ
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、平面ディスプレイよりも奥行きがあるため、設置場所を選びます。
十分な奥行きがないと、設置が難しかったり、使いにくかったりします。購入前に、設置場所のスペースをしっかりと確認しておきましょう。
3. 画面端の歪み
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、画面端が歪んで見えることがあります。これは、視線の角度やコンテンツによって程度が異なります。
特に文字や細かい線を表示する場合は、歪みが目立ちやすくなります。
4. 酔いやすい
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、画面全体が視界に入ってくるため、酔いやすいという人もいます。
特に、FPSやレーシングゲームなどの動きが速いゲームをプレイする場合に、酔いやすくなります。
ただし、普段酔いやすくても湾曲モニターでは酔わないという人もおり、実際に酔うかどうかは人によりけりです。
おすすめの湾曲モニター(曲面ディスプレイ)
以下では、おすすめの湾曲モニター(曲面ディスプレイ)を3種類ご紹介します。それぞれの製品の特徴や魅力を詳しく説明しているので、自分に合った1台を見つけてください。
1. Dell 34 曲面ゲーミングモニター – S3422DWG
ゲーミングに適した34インチ・WQHD解像度の曲面ディスプレイです。VAパネル テクノロジーやVESA DisplayHDR™ 400認定の技術を採用し、鮮やかな色彩が追求されています。鮮明でクリアなゲーム世界に没頭するのに最適です。
またAMD FreeSync Premiumテクノロジーにより、スムーズで遅延の少ないゲームプレイがもたらされることも魅力。さらにリフレッシュレートは144Hz、MRRTは1ミリ秒、GTGは2ミリ秒など、おおむね高スペックであり、ストレスの少ないシームレスなゲーム体験が期待できます。
そのほか、暗めの場所でのゲームプレイに適したダウンライト照明、長時間のプレイングでも熱をこもらせない背面の通気口、自在な角度調整を可能にするテーパースタンドなど、あらゆる面がゲーム仕様になっています。ブルーライトをカットする技術も施されており、長時間ゲームに没頭した場合に目が疲れにくいことも特長です。
2.EIZO FlexScan EV3895
デスクワークや株式投資、動画編集などに適した37.5型のウルトラワイド曲面ディスプレイです。フルHDモニター3台分にもなるUWQHD+(3840×1600ドット)高解像度の膨大な情報を、ずらりと横長の湾曲モニターに並べて閲覧できます。複数のウィンドウを同時表示しても視認性を損なわず、同時に2つ、3つの画面情報を見るのに便利です。
Main Window Swap機能を使用すると、3画面同時表示(メインの大ウィンドウ1つ、サブの小ウィンドウ2つ)の構成を自由に切り替えられます。例えば、大画面で株式のチャートを見ていたところから、速報ニュースをメインに持ってくるなど、その場に応じた柔軟な画面表示が実現可能です。
また曲面ディスプレイの特徴であるユーザーを包む込む画面設計により、超幅広でありながら十分な没入感が得られ、集中力をキープできます。そのほか、USB Type-Cケーブル1本で、ノートPCとモニターを接続しつつ、同時に最大85W給電もできるため、ノートPCの充電残量を気にせず作業に没頭できることも魅力。複数PCの同時接続、同時表示にも対応しています。
3. GIGABYTE G34WQC A Gaming Monitor
ゲームプレイにもマルチタスク作業にも便利な没入感の高い34型・WUQHD(3440 x 1440)高解像度の曲面ディスプレイです。一般的な湾曲モニター(1800R)よりも湾曲率の高い1500Rであり、ゲーム世界や作業にのめり込みたい方に向いています。
ゲーミングに関して言えば、リフレッシュレート144Hz・応答速度1msとどちらも高速であり、なめらなか映像でプレイできることが大きな魅力です。さらにより多くの赤色・緑色をカバーする色域の高いDCI-P3が採用されており、実際に近い色合いでゲーミングを楽しめるという特長もあります。そのほか、AMD FreeSync Premiumテクノロジーが採用されているため、ティアリングやスタッタリングの心配も軽微です。
さらには、画面のちらつきを抑えたり、ブルーライトを軽減したりと、目にやさしい機能性が充実していることもポイント。長時間作業を続けても疲れにくい湾曲モニターをお探しの方にもよいでしょう。
湾曲モニターを使ってみて
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)は、視界と体験を革命する次世代テクノロジーです。とくにオンラインゲームや映画環境、複数ウィンドウでの仕事などで高い満足度を発揮します。
湾曲モニター(曲面ディスプレイ)で、没入感や臨場感に溢れた今までとは違う視覚体験をしてみましょう。