東京ゲームショウ2025初日速報!史上最大規模の会場で試遊した新作ゲームや海外ブースの熱気を紹介
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毎年秋に開催される東京ゲームショウ(TGS)は、世界中のゲーマー、クリエイター、そしてビジネス関係者にとって最大の注目イベントです。なぜこれほどまでに多くの人々を魅了し、熱狂を生み出すのか。その理由は、TGSが単なるゲームの展示会ではなく、「ゲームの未来」そのものを体感できる場所だからです。2025年も、TGSは昨年を上回る史上最大規模での開催となり、その熱気は初日から最高潮に達しました。
今年のテーマ「遊びきれない、無限の遊び場」が示すように、会場には国内外の膨大なコンテンツが集結しました。本記事では、2025年9月25日(木)のビジネスデイ初日に現地で体験した模様を、試遊レポートや会場の雰囲気、未来を担うクリエイターたちのブースの様子などを交え、詳しくご紹介していきます。
東京ゲームショウ2025の基本情報—無限の遊び場へようこそ
東京ゲームショウ(TGS)は、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する、ゲーム関連の展示イベントです。
TGS 2025の開催概要と過去最大規模の記録
TGS 2025は、幕張メッセの1~11ホール、国際会議場、イベントホールを会場として開催されています。
会期と場所
- 会場: 幕張メッセ(千葉市美浜区)
- ビジネスデイ: 2025年9月25日(木)~26日(金) 10:00~17:00
- 一般公開日: 2025年9月27日(土)09:30~17:00、2025年9月28日(日)09:30~16:30
- 注記: 一般公開日は、状況に応じて開場時間が30分早まる場合があります。
今年のTGS 2025は、出展社数、出展小間数、参加国・地域のすべてにおいて過去最大を更新しました。これは、史上最大規模だった2024年を上回る規模での開催となります。
出展規模(2025年9月25日時点)
- 出展社数: 1,136社(昨年985社)
- 出展小間数: 4,157小間(昨年3,252小間)
- 出展国・地域: 47(昨年44)
国内出展社数(521社)も、海外出展社数(615社)も過去最多を記録しており、昨年比で約115%の拡大となっています。
史上最大規模!TGS 2025 初日レポート
2025年9月25日のビジネスデイ初日は、昨年の初日来場者数(42,031人)を大きく上回る52,352人が来場し、会場は朝から熱気に包まれました。
会場は大きく「1-8HALL」(ゲームメイン)と「9-11HALL」(ゲーム周辺関連や物販が多い)の二つに分かれており、一般公開日にはこれに加えて「ファミリーゲームパーク」が加わります。
会場を彩る作り込まれたオブジェとフォトスポット
幕張メッセの入り口までの道中から、すでに多くのオブジェが展示されており、来場者を迎え入れていました。
全体的な印象としては、昨年と比較して巨大なオブジェの数は少なかったものの、細部まで作り込まれたオブジェが目立っていたのが特徴です。どのブースも迫力のある大きさで、見応えがあります。
特に目を引いたオブジェや展示として、スクウェア・エニックスのブースでは、人気のスライムのオブジェに加え、『ドラゴンクエストI&II』リメイク版の試遊を終えた場所に、りゅうおうのフォトスポットが登場していました。りゅうおうは、試遊が終わったタイミングで姿を現す演出があるようで、来場者を楽しませていました。
注目新作ゲームの試遊体験:『PRAGMATA』と『レイトン教授』
試遊が多く用意されているのは主に1-8HALLですが、9-11HALLのゲーム周辺機器関連のブースでも試遊が可能です。人気のゲームを試遊したい場合は、初日でもかなりの人が並んでいたため、早めに列に加わることをおすすめします。
今回はCAPCOM 『PRAGMATA(プラグマタ)』とLEVEL5 『レイトン教授と蒸気の新世界』を試遊しました!
CAPCOM 『PRAGMATA(プラグマタ)』
カプコンブースで待望の『PRAGMATA』を試遊しました。
ゲーム概要
- 『PRAGMATA』は、カプコンが開発・販売するアクションアドベンチャーゲームです。舞台は月面の研究施設で、宇宙飛行士のヒューとアンドロイドのダイアナが協力し、施設を支配する敵対的なAIと戦い地球帰還を目指す物語です。
- ゲームは三人称視点(サードパーソン・パースペクティブ)で進行し、プレイヤーはヒューとダイアナの両方を同時に操作します。ヒューは銃器を使い、ダイアナは敵の防御システムをハッキングして無効化し、弱点を露出させます。
- パズル要素では、リアルタイムでカーソルをグリッド上で動かし、障害物を避けながらターゲットタイルに到達することでハッキングを完了させます。
- 2026年にWindows、PlayStation 5、Xbox Series X/S向けに発売予定です。
試遊レポート
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- 実際にプレイした印象は、アクションとパズル要素が組み合わさったような、新しい感覚のゲームでした。最初は操作方法や謎解きの仕組みを掴むのに時間がかかりましたが、慣れてくると非常に面白く、もっと長くプレイしたいと感じさせる作品でした。
- 画面のグラフィックが極めて綺麗であり、操作性も優れているため、TPS(三人称視点シューティング)ファンにも満足できるクオリティであると同時に、TPSの枠に留まらない奥深さを感じさせました。
> CAPCOM 『PRAGMATA(プラグマタ)』公式サイトはこちら
LEVEL5 『レイトン教授と蒸気の新世界』
レベルファイブのブースでは『レイトン教授と蒸気の新世界』をプレイしました。
ゲーム概要
- 本作は、考古学教授のエルシャール・レイトンが、弟子のルーク・トライトンがアメリカに旅立った後、単独でナゾトキに挑む物語です。
- 本作は、TGS 2025の開催に合わせて、2026年への発売延期が発表されました(元々2025年発売予定)。
試遊レポート
- 試遊では、Switch 2のマウス機能を使用してプレイする形式でした。このシリーズはナゾトキの権威であるレイトン教授が活躍する作品であり、新しい作品が引き続き出続けていることはファンとして大変喜ばしいことです。
> LEVEL5 『レイトン教授と蒸気の新世界』公式サイトはこちら
初日に確認できた主な試遊可能ゲーム・注目タイトル
会場には、上記以外にも多くの話題作が並んでいました。試遊したいタイトルは、整理券が必要な場合や、早期に配布が終了する場合があるため注意が必要です。
出展社 | タイトル名 | 概要・注目情報 |
---|---|---|
カプコン | 『プラグマタ』、『バイオハザード レクイエム』、『鬼武者 Way of the Sword』 他 | 『プラグマタ』はアクションとパズル要素を融合した新作で、Samsung SSDブースでも試遊可能。『バイオハザード レクイエム』と『鬼武者 Way of the Sword』は日本初のプレイアブル出展であり、カプコンおよびPlayStationブースで試遊可能。 |
レベルファイブ | 『レイトン教授と蒸気の新世界』、他 | 『レイトン教授』は試遊可能であり、Switch 2のマウス機能を使用する。発売時期は2026年に延期が発表された。 |
スクウェア・エニックス | 『ドラゴンクエストI&II』、他 | 『ドラゴンクエストI&II』はリメイク版の試遊が可能。ブースにはスライムのオブジェや竜王様(ドラゴンロード)のフォトスポットがあり、大人気だった。 |
ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE) | 『Ghost of Yōtei』、『仁王3』、『Phantom Blade Zero』 他 | PlayStationブースでは『Ghost of Yōtei』、『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』、『仁王3』など多くのタイトルが試遊可能。『仁王3』は2026年2月6日発売決定。 |
セガ/アトラス | 『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』、『ソニックレーシング クロスワールド』 | セガ/アトラスブースで『龍が如く』シリーズの最新作や、『ソニックレーシング クロスワールド』が試遊可能。『ソニックレーシング クロスワールド』はマインクラフト要素も取り入れられ、ソニックを知らない人でも楽しめるようになっている。 |
Level Infinite | 『モンスターハンターアウトランダーズ』、『EXOBORNE』 | 『モンスターハンターアウトランダーズ』は世界初のプレイアブル出展。『EXOBORNE』は日本初の試遊が可能となっている。 |
バンダイナムコ | 『リトルナイトメア3』、他 | 『リトルナイトメア3』が試遊可能である(整理券が必要な場合あり)。 |
パールアビス | 『赤い砂漠(Crimson Desert)』 | State of Playでも発表された期待のシングルプレイ・アクションRPGで、画面が非常に綺麗でクオリティが高いと注目を集めていた。2026年3月19日発売予定。 |
その他注目作 | 『新・三国無双2 with 猛将伝 リマスタード』、『INDIKA』 | コナミブースでは『真・三国無双2 with 猛将伝 リマスタード』の発売が発表された(2026年3月19日決定)。『INDIKA』はゲームデザイナーズ大賞2025を受賞した注目作である。 |
海外勢の存在感とグローバルな熱気
TGS 2025は、47の国と地域から、過去最多となる615社の海外企業・団体が出展しており、そのグローバルな熱気は会場のあちこちで感じられました。
会場全体では、非常に多くの国がゲームを開発し、TGSにブースを出していることに驚かされました。特に9-11HALLは、各地の「○○エキスポ」のような雰囲気に近く、国際色豊かでした。
未来のクリエイターが集うゲームアカデミーコーナー
ゲームアカデミーコーナーも設置されており、多くの学校がブースを出展していました。アカデミーコーナーは65社/団体が出展しています。
このエリアは、日本のゲーム産業の未来を担うクリエイターの卵たちが集まる場所です。展示されているゲームの中には、高校生から60代までのクリエイターが制作した作品もあり、多様な才能が光っていました。
ゲームなどのコンテンツ産業は、日本にとって基幹産業として位置づけられています。政府は、個人のクリエイターを支援することで、日本のコンテンツ産業のさらなる市場拡大と世界への展開を目指しており、アカデミーコーナーは、その一翼を担う重要な場所です。
初日を終えてのリアルな感想と会場の様子
初日を終えての最も大きな実感は、TGS 2025が「遊びきれない、無限の遊び場」というテーマそのままであることです。
会場の構成と楽しみ方
- 会場は1-8HALL(ゲーム体験)と9-11HALL(周辺機器・物販)に分かれています。
- 物販コーナーは45社、ゲーミングハードウェアコーナーは62社が出展しています。9-11HALLでは、ゲーミングデバイスやゲーミング家具なども展示されており、物販ブースの中でも、小島プロダクションなどのブースが非常に人気を集めていました。
- 試遊だけでなく、各ブースのオブジェやフォトスポット、そして定期的に開催されるステージイベント を見て回るだけでも満足感が高く、1日が本当にあっという間に過ぎ去ってしまいました。
フードと休憩エリア
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- 1-8HALLと9-11HALLにはそれぞれフードコートがあり、飲食が可能です。ベンチなどの休憩スペースも用意されています。
- カプコンの『PRAGMATA』とのコラボフードとして「月面カレーライス」をいただきました。他にも、和牛A5ランクのホットドッグなど、魅力的なフードが提供されていました。
- フードコートは屋外にあるため、特に熱中症対策が必要だと感じました。会場には自動販売機もありますが、混雑を避けるためにも、飲み物は事前に購入し持参するのが賢明です。
- 1-8HALLと9-11HALLにはそれぞれフードコートがあり、飲食が可能です。ベンチなどの休憩スペースも用意されています。
初日の熱気
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- 初日(ビジネスデイ)の来場者数は52,352人であり、昨年(42,031人)を大きく上回った ため、一般公開日も相当な混雑が予想されます。試遊したいゲームがある場合は、早めの行動が不可欠です。
ゲームの可能性を全身で体感する未来へのゲートウェイ
東京ゲームショウ2025は、過去最大の規模で開催され、その熱量とコンテンツの多様性において、まさに「無限の遊び場」でした。
- ゲーム体験は試遊だけに留まりません
会場での楽しみ方は、新作ゲームの試遊だけではありません。趣向を凝らしたブースのオブジェやフォトスポット、そして定期的に開催されるステージイベントを見て回るだけでも、十分に高い満足感を得ることができます。ゲームそのものだけでなく、クリエイターが作り出す世界観全体を堪能できるのがTGSの魅力です。
- 体調管理を最優先に楽しんでください
会場は非常に広く、歩き回るだけでも体力を消耗します。特にフードコートエリアは屋外に設置されており、休憩できる場所が限られているため、熱中症など、体調を崩さないよう十分にご注意ください。水分補給のための飲み物は事前に用意し、無理せず休憩を取りながら、快適に過ごせるよう準備することをおすすめします。
- 「ゲームの可能性」を全身で体験してほしい
今年のTGSは、国内大手企業のAAAタイトルはもちろん、海外勢の躍進、そしてゲームアカデミーコーナーに見られる未来のクリエイターの情熱 など、ゲーム産業の広がりと可能性を実感できる場でした。TGSは、今後のゲーム体験がどのように進化していくのかを全身で体験できる最高のゲートウェイです。この巨大な熱狂空間で、ぜひゲームが持つ無限の可能性を感じてみてください。
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