Locket Widgetとは?使い方・安全性・日本語対応を解説!iPhone/Androidで楽しむ新SNS

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Locket Widgetアカウント作成画面

TikTokやInstagram、X(旧Twitter)など、さまざまなSNSが日常の一部となっている中で、「もっと気軽に、気を使うことなく親しい友達とだけ交流したい」と感じたことはありませんか。 公開アカウントでフォロワーの反応を気にしたり、「いいね」の数を気にしたりするSNS疲れを感じている人もいるかもしれません。 そんな「クローズドな交流」を求めるトレンドの中で、いま注目を集めているのが「Locket Widget(ロケットウィジェット)」というアプリです。 Locket Widgetは、親しい友達のホーム画面にあなたの「いま」を写真で直接届ける、専用の鍵付きロッカーのような新しいコミュニケーションツールです。 この記事では、Locket Widgetがどんなアプリなのか、その安全性使い方、そしてiPhone(アイフォン)とAndroid(アンドロイド)での設定方法の違いまで、私が実際に使ってわかった情報を詳しく解説します。 この記事を読めば、Locket Widgetの全てがわかり、あなたもすぐにこの新しいSNSを楽しめるようになります。

Locket Widgetってどんなアプリ?SNSでの流行や安全性を解説

Locket Widget Google Play

(出典:Google Play

Locket Widget(ロケットウィジェット)は、従来のSNSとは一線を画すユニークな特徴を持っています。まずは、その基本情報から見ていきましょう。

Locket Widgetとは?親しい友達と写真を共有できるウィジェットアプリ

Locket Widgetは、つながった親しい友達同士の写真を、相手のスマートフォンのホーム画面(ウィジェット)にリアルタイムで表示できるアプリです。 従来のSNSのようにアプリを開いてタイムラインをチェックしなくても、友達が送った写真があなたのホーム画面にすぐに表示されるため、「いま、友達が何をしているか」を瞬時に知ることができます。

開発のきっかけは、ある若いソフトウェア開発者、マット・モス氏が、離れて暮らす彼女にランダムな写真を送るために作ったという、心温まるストーリーから始まっています。2022年1月にApp Storeでリリースされて以来、数百万ダウンロードを記録し、世界中で人気を集めています。

ウィジェットって何?ホーム画面で情報が見られる便利機能

iPhone画面スクリーンショット

Locket Widgetの最大の特徴である「ウィジェット」とは、アプリを開かなくても、ホーム画面にアプリの断片的な情報(一口大の情報)を表示できるソフトウェアのことです。 天気予報やカレンダーの予定などをホーム画面で確認できるように、Locket Widgetでは、親しい友達から送られてきた写真が、まるで小さな窓のようにホーム画面に自動で表示されます。

Locket Widgetはどこの国で開発されたアプリ?

Locket Widgetは、アメリカ合衆国カリフォルニア州で開発されました。

このアプリは、マット・モス(Matt Moss)氏という一人の若いソフトウェア開発者によって生み出されました。彼は、当時離れて暮らしていた彼女への誕生日プレゼントとして、彼女のiPhone画面にランダムに自分の写真を送るために、このアプリを作ったのが始まりです。

開発・運営は、Locket Labs, Inc.という企業が行っており、本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州ベニス(Venice, California)に拠点を置いています。この企業は2022年に設立されています。

開発者であるマット・モス氏は、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UC Santa Barbara)でコンピューターサイエンスの理学士号を取得しており、個人的なギフトとして開発されたアプリが、TikTokでのバイラル(流行)を経て、世界中で利用される人気サービスへと成長したのです。このように、しっかりとした開発基盤を持つアメリカの企業によって運営されていることは、アプリの信頼性の高さを示す要素の一つと言えるでしょう。

InstagramやTikTokとは何が違う?クローズな交流が人気

Locket Widgetは、広く公開されるInstagramTikTokとは性質が大きく異なります。

まず、Locket Widgetには、Snapchatのような公開フィードが存在しません最大で20人までの親しい友達としか接続できないという制限があり、基本的に「知っている人同士」だけで構成されるため、非常にクローズドな環境での交流が可能です。

このシンプルさ限定的な交流が、従来のSNSに疲れた人たちに新鮮に受け入れられています。アルゴリズムに支配されることなく、インスタントで、気軽に、飾らない写真を送り合えるのが魅力です。App Storeでは4.8/5.0、Google Playでは4.6/5.0と非常に高い評価を得ており、ソーシャルネットワーキング部門で15位にランクインするなど、人気も安全性も信頼されています。

Locket Widgetの安全性は?プライバシー・画像利用の注意点

Locket Widgetは、そのクローズドな性質から、Snapchatが持つような公開マップや捕食者リスクが低いと評価されています。しかし、利用する上で知っておくべきリスクや注意点もいくつかあります。

年齢制限と本人確認の現状

Locket Widgetの年齢制限は、App Store、Google Playストアでは12歳以上とされています。

画像利用とプライバシーに関する規約

プライバシー上の懸念点として、利用規約でLocket社が、アプリにアップロードされたすべての写真を、マーケティング目的など他の用途で再利用する権利を持っていると明記している点が挙げられます。 また、このアプリは連絡先へのアクセスを求めてきますが、プライバシーポリシーによると連絡先は保持されないとしています。ただし、プライバシーリスク自体は「中程度」と評価されています。

親しい友達とのやり取りでも注意したい点

Locket Widgetで送受信される写真は、友達のホーム画面に即座に表示されます。親しい間柄であっても、友達が不適切な画像や動画を送ってくるリスクはあります。 さらに、一度送ってしまった画像は、ウィジェット上から取り消したり削除したりする方法がありません。送った写真は相手の履歴に残り、相手がその画像を第三者と共有する可能性もゼロではないため、誰に送るか、どんな内容を送るかは慎重に判断する必要があります。

> Google Playストア「Locket Widget(ロケットウィジェット)」アプリダウンロードページはこちら(Android用)

> AppStore「Locket Widget(ロケットウィジェット)」アプリダウンロードページはこちら(iPhone用)

【私が試した】Locket Widgetのインストールと使い方:iPhone/Androidでの違いは?

Locket Widgetは、親密なコミュニケーションが魅力です。ここでは、私が実際にLocket Widgetをインストールして使ってみた体験をもとに、具体的な使い方や、iPhoneとAndroidでの違いについて解説します。

Locket Widgetのダウンロードと初期設定(アカウント作成)

Locket Widget ユーザー名設定

Locket Widgetは、AndroidユーザーであればGoogle Playストアから、iPhoneユーザーであればApp Storeからダウンロードが可能です。

アカウント作成時に必要だった情報は、メールアドレスパスワード(8文字以上)、氏名(姓名)、そしてユーザー名でした。私は氏名も本名でなくても登録が可能だと確認しました。 また、アカウント作成時に電話番号の入力を求められることがあるようなのですが、私の場合、メールアドレスだけでアカウントを作成できました

Locket Widget メールアドレス入力 iPhone

初期設定の途中で、連絡先へのアクセス許可を求められますが、ユーザーネームやLINE、Instagramなど他のアプリを経由しても友達を追加できるため、連絡先のアクセスを許可しなくても使用は可能です。友達は一人いればLocket Widgetを開始できます。

Locket Widget 友達追加 iPhone

iPhoneとAndroidでウィジェットを追加する方法

アカウントを作成し、友達を一人以上追加できればLocket Widgetを使い始められます。ウィジェットをホーム画面に追加する方法は、OSによって違いがありました。

  • Androidの場合
    Locket Widgetアプリから「Add the widget」を選択するなど、簡単にウィジェットを追加できました。
    Locket Widget Androidウィジェット追加
  • iPhoneの場合
    アプリからの自動追加ではなく、手動で追加設定する必要がありました。私が行ったiPhoneでの追加方法は、ホーム画面を長押しし、右上の編集をタップし、ウィジェットを追加をタップしてLocket Widgetを選択するという手順でした。
    Locket Widget ウィジェットを追加1 iPhone Locket Widget ウィジェットを追加2 iPhone

Locket Widgetでの写真や動画の送り方(友達追加が必要!)

Locket Widgetで写真を送るには、友達の承認が必要です。友達からのリクエストが承認されると、ホーム画面のウィジェットに写真が表示されるようになります。

ウィジェットまたはアプリアイコンをタップすると、アプリが立ち上がり、カメラが起動します。ここでは、カメラロールにある過去の写真を共有することはできず、その場で撮影した写真のみを送ることができます。

写真(静止画)の送り方:カメラで撮影する

静止画を撮る場合は、中央のシャッターボタン(白い丸)を一度タップします。

Locket Widget トップ画面 Android

動画の送り方:シャッターボタンを長押しする

写真だけでなく、動画を送ることも可能です。動画を送る場合は、中央のシャッターボタンを長押しします。長押ししている間、動画の長さを決めるタイマーが表示され、指を離すと撮影が完了します。この機能を利用するには、Locket Widgetを最新バージョンにアップグレードする必要がある場合があります。

日本語メッセージや「音楽・天気」の追加機能

Locket Widget これからレコーディング

撮影した写真には、メッセージや位置情報などを追加して送ることができます。

私が実際にLocket Widgetを使ってみたところ、Android版のアプリ表記は現状英語のみでしたが、写真に添えるメッセージ入力には日本語を使うことが可能でした。私は、撮影した写真に日本語で「これからレコーディング」といったメッセージを添えて、友達に送信することができました。このおかげで、親しい友達と日本語でストレスなく気軽にやり取りができると感じました。

Locket Widget ウィジェットに表示

ただし、機能面でiPhoneとAndroidに違いがあることがわかりました。 iPhone版では、写真に「音楽を追加」(SpotifyApple Musicと連携)や「天気を追加」といった機能を追加することができましたが、Android版にはこれらの機能がなく、iPhoneから送ってもAndroidではその機能の表示はできませんでした。また、Android版は現状アプリ内の表記が英語のみのようです。

Locket Widget iPhone 音楽を追加

iPhone

Locket Widget iPhone 転機を追加

iPhone

Locket Widget Android アカウント作成画面

Android

Locket Widgetの便利な機能:リアクション・履歴・ウィジェット専用化

Locket Widgetには、交流をより楽しくするいくつかの機能が用意されています。

  • リアクション
    友達が送ってきた写真を見たことを知らせるために、「ロケットリアクション」を送ることができます。
  • Locket履歴(Locket History)
    友達と送り合った写真の履歴が自動で蓄積され、この履歴をもとに月間の「リキャップ(Recap)」動画を自動生成したり、ユーザー自身で作成したりできます。
  • パーソナライズされたウィジェット
    最大20人の中から、特定の友達(「Crush」や「Best Friend」など)専用のウィジェットを作成し、その人からの写真だけを表示させることも可能です。

Q&A形式:私が使ってみて「ここが良かった!」「気になった点」

私が実際にLocket Widgetを使ってみて感じた率直な感想をQ&A形式でまとめました。

Q: Locket Widgetを使って、一番「良いな」と感じた点はどこですか?

A: アプリを開かなくても、友達の写真が自動でホーム画面に届くため、手間がないのが本当に良かったです。LINEなどと違い、届いた写真に対して「絶対に返信しないといけない」というプレッシャーが少ないため、気持ち的にもとても楽だと感じました。親しい友達の日常が、ふとした瞬間にふっと現れる、そんなクローズドなInstagramのような印象を受けました。

Q: 気になった点や不便に感じた点はありますか?

A: iPhoneとAndroid間で、利用できる機能に差がある点が気になりました。特に「音楽を追加」や「天気を追加」といった機能はiPhone版にしかなく、友達同士で機種が違う場合は、使える機能が制限される可能性があります。また、Android版はアプリの表記が英語のみだったので、今後の日本語対応に期待したいところです。

Locket Widgetの未来:クローズドSNSの波に乗る

Locket Widgetのように、親密な間柄でのみ交流する「クローズドSNS」の需要は高まりつつあります。不特定多数に公開するSNSとは異なり、Locket Widgetは限られた人間関係の中でのみ利用できるという特性が、現代のSNS利用者のニーズに合致しています。

Locket Widgetは、シンプルなデザインと中毒性のない交流方法が高く評価されており、今後も親しい関係性を維持するツールとして、一定の地位を確立していく可能性が高いでしょう。

ただし、現状では一部の機能がiPhoneに限定されているため、今後のAndroid版の機能拡充が、より幅広いユーザー獲得の鍵となるかもしれません。

親しい仲間との絆を深める「鍵付きロッカー」をホーム画面に

Locket Widget(ロケットウィジェット)は、InstagramやTikTokのように「世界に発信する」アプリではありません。親しい友達のホーム画面に、あなたの「いま」を直接届けるという、極めて個人的でクローズドなSNSです。

私が実際に使ってみて感じたように、アプリを開かなくても写真が届き、返信のプレッシャーも少ないため、従来のSNSの煩わしさから解放され、気持ち的に気楽に楽しめます。 知らない人に見られる心配がなく、クローズな環境で気心の知れた仲間とやり取りをしたい方には最適なアプリです。

誰かの日常がホーム画面にランダムに現れる体験は、まるで物理的な「ロケット(ペンダント)」のように、親しい人との絆を感じさせてくれます。 もし、あなたがSNS疲れを感じていたり、大切な人ともっと気軽に「繋がり」を感じたいと思っていたりするなら、この新しいコミュニケーションの形をぜひ体験してみてください。Locket Widgetを使えば、あなたのスマートフォンは、大切な人との親密な交流を楽しむための小さな窓に変わるはずです。

> Google Playストア「Locket Widget(ロケットウィジェット)」アプリダウンロードページはこちら(Android用)

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