アサシンクリードシャドウズ発売中止・外務省への抗議要請「署名」が登場!発売中止反対の署名運動も
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フランスに本社を置くコンピューターゲーム開発会社Ubisoft(ユービーアイソフト)が開発・販売している人気ゲーム『アサシンクリード』シリーズ最新作『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』が、いま世界中で大炎上しています。
日本を舞台にしながら、わざわざ “黒人を主人公” に選んだり、時代考証や日本の文化に対する理解が甘く、安土桃山の時代設定のはずなのに “ガードレール” や “電柱” が登場したり、神社で “お線香” を焚いてしまったり…など、毎日のように問題が指摘される事態に。
直近でも、2024年7月8日に『アサシンクリードシャドウズ』のコンセプトアートに使用されている旗が、実在の団体 “関ケ原鉄砲隊” の旗を無断使用していたことが発覚。
2024年5月に予告が発表されて以降、ずっとSNSで大荒れする日々が続いています。
このような問題点の指摘が相次ぐ状況の中で、開発元のUbisoftが初期の段階で明確な謝罪をしなかったことや、謝罪がない中、同社のCEOイヴ・ギルモ氏が自分たちが批判される被害者というスタンスの発言をしたこと、日本以外の国では「史実に基づいた」「日本の歴史を学べる」ゲームとしてPRしていたことなど、日本に対するリスペクトに欠ける言動が続いた結果、『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』の発売中止を求める署名活動が始まる事態になりました。
現在、発売中止を求める活動に集まった署名は8万人を突破し、外務省へアサシンクリードシャドウズの誤った歴史認識を訂正する要請をする署名もはじまりました。
今回は、大炎上中の『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』の署名活動や炎上の経緯についてお伝えします。
「アサシンクリードシャドウズ」とは?
(出典:アサシンクリード 公式サイト)
『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』とは、フランスのゲームメーカーUbisoft社によって開発されている、人気アクションゲーム『アサシンクリード』シリーズの最新作です。
アサシンクリード シリーズは、2007年に1作目が発売されて以降、長い間ファンから愛されているシリーズで、「アサクリ」「アサシン」「AC」という略称でも呼ばれています。
ゲームの内容としては、プレイヤーが “アサシン” = “暗殺者” として、敵の背後を取りながら1人ずつ暗殺していく “ステルスアクション” が中心。
美しいグラフィックや精巧に作られた世界観から、高い没入感を味わえる作品として人気がありました。
また、前作までは時代考証に定評があり、2014年に発売されたゲーム『アサシンクリード ユニティ』 では、2年間もかけて再現したノートルダム大聖堂の映像が素晴らしいと世界中で称賛されています。
前作までは見られた精巧さが、日本を舞台にした今作では全く感じられないことも、世界中で失望の声が広がった要因の1つでしょう。
「発売中止」を求める署名が8万人を突破
大炎上中の『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』について、数々の問題点・矛盾点が指摘されたあとも、Ubisoft側から誠意のある対応や謝罪がなかったことから、SNSでの炎上が拡大。
ついに、”発売中止を求める署名活動” が開始されました。
2024年7月12日現在、『アサシンクリードシャドウズ』の発売中止を求める署名が “8万人” を突破するなど、7月に入って署名人数が大幅に増加しています。(※ 2024年7月26日時点では、9万7千人を突破しました)
>「アサシンクリードシャドウズ発売中止を求めます」オンライン署名ページはこちら
『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』の発売日は、2024年11月15日を予定していますが、「このままの状況で発売ができるのか」「問題を修正しないで発売していいのか」という疑問の声が強くなっています。
歴史認識を訂正するよう「外務省に要請」する署名も
『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』の署名活動は、”発売中止” を求める活動以外にも広がっています。
下記は、外務省に対して、開発元のUbisoftに、誤った日本の歴史を世界に広めていることについての抗議を行うよう要請する署名活動です。
>「外務省への要請:UBIsoftの『アサシンクリードシャドウズ』との誤った歴史認識を訂正する」オンライン署名ページはこちら
現在は、目標人数の5,000人を突破して署名活動は終了していますが、多くの人が間違った日本の歴史が世界に広まっていくことを危惧していることがわかります。
「発売中止の反対」を求める署名も登場
『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』の発売中止を求める署名がどんどん集まる中、「発売中止はやりすぎ」と考える人々の「発売中止の反対」を求める “カウンター署名” もはじまりました。
発売中止を求める署名と比べ、署名参加者の増え方はなだらかですが、発売予定日の2024年11月15日に向けて、さらに話題になる日々が続きそうです。
>「Ubisoft 新作 “アサシン クリード シャドウズ” 発売中止の動きに反対」オンライン署名ページはこちら
問題点をまとめた「歌」も人気に
一向に収まらない『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』の炎上騒動では、あまりにも次々と問題点が発覚するので、問題点が多すぎて「なぜ炎上したのか」「何が問題なのか」が分かりづらいという声も上がってきました。
そんな中で、”アサシンクリードシャドウズの問題点” をまとめた非公式ソングも登場。
ゲーム紹介で人気のYouTuber『キャベツの人』が作成した、非公式ソング「弥助やないかい」が海外でバズり、歌の動画が100万回近い再生回数を突破するなど話題になっています。
「炎上騒動は収束に向かうのか」「発売中止は実現するのか」今後に注目
このように、世界中で大炎上中の『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』。
今のところ2024年11月15日に予定している発売日の変更や、内容の修正は予定されていないとのことですが、問題点が多すぎるだけに、予定通り発売されるのか今後の動向に目が離せません。
7月8日、Ubisoft側が初めて謝罪を行いましたが、謝罪内容がコンセプトアートの旗の無断使用の問題に関してのみであったり、日本支社である Ubisoft Japan が日本語で謝罪しただけで、本社は一切言及していないことから、炎上騒動の収束は遠い状況です。
『アサシン クリード シャドウズ』に関するお知らせ
公開済であるコンセプトアート2点に、関ケ原古戦場おもてなし連合「関ケ原鉄砲隊」の旗が無断で使用されているとのご指摘を受けております。
団体様には謝罪の機会を頂戴し、受け入れていただきました。…— Ubisoft Japan (@UBISOFT_JAPAN) July 8, 2024
日本だけでなく、世界中の人々から問題視され、良くも悪くも注目度が上がっている『アサシンクリードシャドウズ(Assassin’s Creed SHADOWS)』。
今後どうなっていくのか、注目していきましょう。