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SwitchBot炎上で話題「ロボット掃除機K10+」が届いたので実際に使ってみた感想・レビュー。クラファンの対応は?

SwitchBot K10+ マクアケ

スマートホーム家電メーカーの『SwitchBot(スイッチボット)』がまさかの大炎上

今回、被害にあった当事者の1人として、一連のSwitchBot(スイッチボット)炎上騒動やクラウドファンディング(Makuake)側の対応、炎上の影響で予定より早く届いた『ロボット掃除機K10+』を実際に使ってみた感想・レビューをまとめました。

届いたロボット掃除機の使用感は悪くなかったので、今後のSwitchBotのカスタマー対応改善に期待です。

SwitchBotの炎上騒動とは?なぜ起こった?何が原因?

SwitchBot(スイッチボット)の炎上騒動を知らない人もいると思うので、炎上がなぜ起きたのか、まず一連の流れを紹介します。

SwitchBotの炎上はなぜ起きたか?原因と当該の商品

SwitchBot K10+ マクアケ

(出典:Makuake「SwichBot ロボット掃除機SwitchBot K10+ クラファンページ

『SwitchBot(スイッチボット)』とは、大手スマートホーム家電メーカーである SWITCHBOT株式会社が提供しているスマートホーム家電ブランドで、家電をスマホやWi-Fiと接続することで、遠隔操作が可能になると今人気を集めています。

どこの国のブランド?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、”中国” のブランドです。

2015年に、中国広東省深圳で、同じく中国の会社でドローンメーカーとして知られている『DJI(ディー・ジェイ・アイ)』の投資を受けて設立されました。

“日本語の公式サイト” もあり、日本での販売も力を入れています。

> https://www.switchbot.jp/

そんなSwitchBotが今回炎上したのは、クラウドファンディングを利用して、クラファン出資者特典” として「特別割引価格の51,800円でロボット掃除機K10+を販売する」と出資をお願いしたのにもかかわらず、① “クラファン出資者に商品が届く前” に、② amazonで “クラファンの金額より安い金額” で販売を開始してしまったという、虚偽・誇大広告に該当するような販売の仕方をしてしまったためです。

クラウドファンディングサイトである『Makuake(マクアケ)』で、2023年度最高(※ 2023年8月現在)、歴代6位の『3.4億円』を調達したプロジェクトだったので、Twitterなどで一連の流れが広まると、大きな騒動になりました。

Amazonのセールに間に合わせるため「フライング販売」?「炎上後の対応」が火に油

7月11日〜12日の『Amazonプライムデー セール』に間に合わせたいという意図で、フライング販売してしまったのではと言われていますが、商品が届いていない出資者もいるなかで、同機種が49,800円という “出資者価格(51,800円)より安い価格で販売” され、”出資者よりも早く商品を届けられた” ので、批判が殺到するのは無理もありません。

出資者の期待を裏切る “フライング販売” を指摘されたあとのSwitchBotの対応が、個別のメール問い合わせについて返答がなかったり、Makuake上でお詫び文と補償を掲載したものの、「リターンの配送が完了してから3ヶ月間はMakuakeでの提供価格を下回る価格での販売は行わない」など、大した内容ではなかったことが、火に油を注ぐ結果になりました。

Makuake上では定価68,800円と記載があったにもかかわらず、Amazonなどでは定価59,800円となっていた件についても、「Makuakeでは専用1年分アクセサリーがついいるので、それを加えた料金だった」と後々サイト上やメールで説明したものの、“ロボット掃除機 K10+単体” での定価が68,800円と誤認するような形で記載している時点で、不誠実だと炎上に。多くの人が納得しない状況になりました。

クラファン出資者の1人として、ロボット掃除機の到着を心待ちにしていた私も、騒動初期に「補償等についてどうなっているのか」SwitchBotに問い合わせのメールをしたのですが、1週間ほど経っても返信はなく、残念な印象を受けました。

最終的にはクラウドファンディングサイト「Makuake」も巻き込んだ炎上に

一連のSwitchBotの炎上騒動ですが、最終的には、クラウドファンディングのプラットフォームとなった『Makuake(マクアケ)』に対しても「なぜMakuake側も対応をしないのか?」と問題になり、Makuakeに対する批判が殺到する事態にまで発展しました。

当初は、とくに一連の騒動について関係しない方向性だったMakuakeも、出資者に謝罪メールを送付するなど、対応に追われる事態になっています。

一連の騒動において、SwitchBotに対してだけでなく、クラウドファンディングに対する見方が変わった人もいて、今回の炎上の影響が大きかったことが伺えます。

SwitchBotの炎上騒動後「ロボット掃除機」が予定より早く届いた!

炎上騒動になった商品『ロボット掃除機K10+』ですが、クラファン出資者の1人である私のところにも、クラウドファンディングのリターンとして “当初の予定より1週間以上早く到着” しました。

炎上騒動があったことで、発送時期を早めて送ったのかもしれません。

SNS上でも、同様に「早く届いた」という口コミが見られました。

炎上騒動後しばらくして、SwitchBot側から “返品・返金も対応する” と連絡はきたのですが、返金手続きなどかなり手間なので、私は一旦このまま使用することにしました。

届いた商品について、不具合も多く報告されているようですが、私のところに届いたものは今のところ不具合なく使えています。

実際に届いた商品について、せっかくなのでレビューしますね。

ちなみに、結論から言うと、「ロボット掃除機としての使用感は満足です」。商品としては、私はおすすめしたい印象でした。

商品としては、満足のいくものだっただけに、炎上した一連の対応が残念です…。

SwitchBot「ロボット掃除機K10+」を実際に使ってみた感想・レビュー

「発送しました」という連絡はとくになかったのですが、自宅にクラファンリターンのSwitchBot『ロボット掃除機K10+』が届きました

到着したときは、”ロボット掃除機本体” と、別の箱で “専用アクセサリー” が一緒に送られてきた形です。

switchbot k10 段ボール

段ボールを開けると、『ロボット掃除機K10+』本体の箱が入っています。

switchbot k10 化粧箱

箱を開けると、”クイックガイド” と “説明書” が出てきました。

switchbot k10 説明書

その下にロボット、ゴミ収集ベース、その他部品が入っています。

switchbot k10 本体 switchbot k10 ブラシ等が入った段ボール switchbot k10 ゴミ収集ベース

「ロボット掃除機K10+」の初期設定

ロボット掃除機K10+』の各パーツを箱から出したら、クイックガイドの説明通りに “初期設定” を進めていきました。購入しようか検討中の人が、利用時のイメージがつきやすいように、流れを載せておきますね。

<本体の準備>

① まずは、”ゴミ収集ベース” を置く場所を決めてセット。

※ ちなみに、”ゴミ収集ベース” はロボットの位置確認のため、”前方に1.5mの空きスペースが必要” とのことです。

② ロボット裏側に、”サイドブラシ” を取り付けていきます。

switchbot k10 裏面

③ ロボット表側のフェイスプレートを外して、スイッチを「|」に切り替えフェイスプレートを戻します。

switchbot k10 天面カバー外したところ

④ ロボットを “ゴミ取集ベース” に設置。

switchbot k10 ごみ収集ベースに本体接続したところ

これで一旦、本体の初期準備は完了です。つづいて “アプリの設定” に移ります。

<アプリ設定>

①『SwitchBotアプリ』をインストールして起動し、右上の+からデバイスを追加から『ロボット掃除機K10+』を選択。

switchbot アプリ デバイス追加キャプチャ画面

② このあとは、ガイドが表示されるので、説明通りに進めると設定完了です。

switchbot k10 アプリ設定 ステップ1

switchbot デバイスを検索

なお、このときに “wifi接続をする” のですが、5GHzは対応していないので、”2.4GHzで接続する必要” があります。対応しているしていないに関わらず、選択肢には表示はされるので、注意してください。

switchbot wifi接続設定

余談ですが、おそらく “WPA3(無線LANのセキュリティを強化したセキュリティプロトコル)” も接続できません。設定しようと試したのですができませんでした。WPA3接続を検討していた人は、注意しましょう。

switchbot k10 おやすみ期間を設定

 

“おやすみ期間” の設定をすることで、指定された時間での動作も設定できるので、便利です。

<部屋のマッピング>

実際にロボット掃除機に動いてもらう前に、”部屋のマッピング” をします。マッピングをする導線が必要なので、ドア等は開けて、ロボットが動きやすい環境をつくりました。

※ 軽いものは障害物と認識せずに押してしまったり、倒してしまったりすることがあったので、机の上等に上げておくのがおすすめです。ケーブルも吸ってしまうことがあるので、引っかからないように対処しておいた方が良いです。

switchbot 部屋 マッピング

“マッピングが完了” すると、そのまま掃除をしてくれるので、お試しで掃除してもらうと良いでしょう。

マッピングされたマップは、編集することもでき、“進入禁止エリア” や “水拭き禁止エリア” 等の設定も可能です。

2階など、”ゴミ取集ベースが設定されていないところ” も掃除可能ですが、一度、ゴミ収集ベースを設置してマッピングを行う必要があり、1.5mのスペースが必要になるので、もしK10+を購入したら、「掃除機が届く前に部屋の片付けをしておく」のがおすすめです。

私は、洗面所は別で設定しようと思ったのですが、1.5mのスペースが作れなかったので、ドアを開け廊下にゴミ収集ベースを置いてマッピングしました。一度マッピングしてしまえば、ゴミ収集ベースがなくてもロボットを持っていくだけで掃除可能なので、スペースを空けるのは初期設定のときだけで済むので安心してください。

「ロボット掃除機K10+」を使ってみた感想

一連のSwitchBot炎上騒動から、Makuakeでの対応は、クラファン出資者の1人として、正直最悪だと思いましたが、製品としてはすごく良いものだと感じました。

『ロボット掃除機K10+』は、幅が25cmにも満たない “小型サイズ” なので、かなり狭い場所も通れて、狭いスペースも掃除ができて良かったです。

switchbot k10 iPhone SE2との大きさ比較

↑上記は、iPhoneの中でも小さいサイズの機種『SE2』と比べてみた比較画像です。ロボット掃除機としては、かなり小型なのがわかるかと思います。

 

また、外出先からスマートフォンから掃除の指示ができるので、外出時に掃除ができるのが便利でした。

気になった点としては、私は、ほかのロボット掃除機を使用したことがないので、比較はできないものの、静音という割には結構音が大きいかもしれないと感じました。とくに、ロボット掃除機からゴミ収集ベースにゴミを吸い上げる音はかなり大きい印象で、夜に使うのはできれば避けようかと思っています。

ただ、不満に感じたのはその程度で、ほかは満足でした。

「あんな対応さえなければ…」と、炎上騒動になった一件がただただ残念です。

 

なお、保証についての注意点で、”ネットで登録をしないと基本保証は1年保証” のようなので、注意してください。

炎上はしたものの、「ロボット掃除機K10+」は製品としてはおすすめ

これまで見てきた通り、炎上騒動のあったSwitchBotの『ロボット掃除機K10+』ですが、実際に使って見て、掃除機としては大満足でした。

製品としては、良い印象だったので、本当に一連の対応が残念なのですが…、SwitchBotの今後のカスタマー対応が向上することを期待しつつ、使っていこうと思います。

 

ロボット掃除機K10+』の購入を検討している人は、下記から確認してみてください。

現時点では、クラファン出資者への対応のため、販売停止になっているのですが、落ち着いたらまた販売されるはずです。

※ 念のため、公式サイトだけでなく、楽天・amazonなどでも料金を確認すると良いと思います。

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