アサシンクリード シャドウズの海外での反応は?日本よりも炎上中?

アサシンクリード シャドウズ 弥助

2024年11月に発売を予定している人気ゲームシリーズアサシンクリード(略称:AC/アサクリ/アサシン)』の日本を舞台にした新作『アサシンクリードシャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』が大炎上。

発売中止を求める署名も開始されるなど、世界中で多くの問題点が指摘されています。

炎上の詳細は、下記の記事に記載しているのですが、アサシンクリードシャドウズの炎上騒動の中で気になるのが、やはり “海外での反応” です。

↓ 炎上の詳細はこちら ↓

今回の炎上騒動は、日本を舞台にしながら、主人公を日本人ではなく黒人に設定したことが “ポリコレ” ではないかと指摘されたり、安土桃山時代の設定のはずなのに電柱が出てくる、桜の季節に道に柿が落ちているなど “時代考証の甘さ” や “日本に対する勉強不足” が指摘されたり、日本の文化財や日本の既存の団体の旗を無断で使用するなど “著作権違反・文化財の無断使用が多数発生” していたりなど、日本人であるほど問題点に気づきやすくなっています。

また、アサシンクリードシャドウズをきっかけに、「日本が黒人奴隷を世界中に流行らせた」「日本では黒人差別が横行していた」などの歴史改変とも取れるデマが世界中に流布されてしまうなど、ゲーム好きではない人にとっても、日本人として危機感を覚える展開になってきていると言えるでしょう。

ただ、今回のアサシンクリードシャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』について、批判的な意見を持っている人は日本人だけではありません。

むしろ、開発元であるUbisoft(ユービーアイソフト)の本社があるフランスの人々をはじめ、日本国外の人々の方が、事態を問題視しているともいえます。

そこで今回は、アサシンクリードシャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』の炎上に関する、海外での反応をまとめました。

※ 追記 ※ アサシンクリード シャドウズ 発売延期が決定

2024年9月26日、仏Ubisoftが『アサシンクリード シャドウズ(Assassin’s Creed Shadows)』の発売日を、2024年11月15日から、2025年2月14日に延期すると発表しました。

“ゲーム内の主要機能を含むゲームプレイ体験を改善させるため” の延期としていて、炎上の火種となった数々の問題点が修正されるかはわかっていません。

実際、「3ヶ月ですべてを修正できるのか?」と疑問の声も上がっていて、一部では、「ほとぼりが冷めるよう、時間を稼いでいるのでは」という見方をする人も出てきています。

発売延期が、作品にどのような影響をもたらすか、目が離せません。

アサシンクリード シャドウズの海外での反応まとめ

今回のアサシンクリードシャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』の炎上については、ゲームの舞台となった日本人にとって、主人公の設定や映される光景、登場人物たちの行動が、より「日本を軽視している」「日本を理解していない」と違和感を感じる内容になっていますが、国外のアサクリファンやゲーム愛好家たちからも、多くの疑問の声・否定的なコメントが寄せられています。

X(旧Twitter)の買収で一躍時の人となった起業家イーロン・マスク氏も「DEI kills art(ポリコレが芸術を殺す)」とXで投稿。

開発元であるUbisoftに対して、批判的な立場を示し、話題になりました。

マレーシア出身の作家イアン・マイルズ・チョン氏」
直訳(Google翻訳による):Ubisoft は、ゲームに DEI が組み込まれていることに対する広範な反発を受けて、Assassin’s Creed Shadows の発売を延期すべきでしょうか? このゲームは、日本における「実在の歴史上の侍」として描かれた黒人ゲイの主人公を登場させるなど、徹底的に覚醒しています。信じられないほど不快です。誰もこんなことを望んでいません。

「イーロン・マスク氏」
上記コメントに返信:DEI kills art(ポリコレが芸術を殺す)

イーロン・マスク氏がアサシンクリードシャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』のポリコレに言及したことで、今回の炎上問題を知ったという人も多かったです。

下記は、海外ユーザーがアサシンクリードシャドウズの中に、人気漫画・アニメ『ONEPIECE』の登場人物 ゾロ の刀が使用されていることを指摘し、開発元のUbisoftに苦言を呈す投稿です。

現在、2.2万件を超える「いいね」を獲得しています。

直訳(Google翻訳による):ユービーアイソフトってどうなの?こんなに無能なの? 君のアサシン クリード シャドウズのゲームから、どうしてこれほど大きなゴミの山を作り出すことができるんだ? 一体全体、どうやってワンピースのゾロの刀を刀掛けまで盗んで、それを弥助の刀として偽装したんだ?

アサシンクリード シャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』の著作権違反・文化財などの無断使用に対する海外の反応としては、見解が分かれるなどはなく、世界各国共通で厳しい声が上がっている状況です。

アサクリシリーズファンと言えど、著作権違反や文化財の無断使用については賛同できないという人が多いのでしょう。

発売中止を求める「署名活動」に賛同する海外ユーザーも多い

また、アサシンクリード シャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』の数々の問題を受けてはじまった “アサシンクリードシャドウズ発売停止を求める署名活動” に署名した人が8万人を突破したという下記のポストにも、たくさんの賛同コメントが寄せられています。

Ubisoft は本当に失敗した」「フィクションなのに、捏造された物語を史実のようにした」「予告編の日本の伝統的な甲冑を着た外国人が必要以上に残酷に日本人を虐殺するのを見るのは非常に不快だ」など、署名活動を支持するユーザーの返信(リプライ)に多くの “いいね” がついています。

アサシンクリード シャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』の炎上騒動に対する海外の反応としては、開発元Ubisoftの対応に対する否定的な声・疑問の声が多いと言えます。

日本人以上に怒っているゲーマーや、日本人以上に失望している ACファン(アサクリファン)も少なくありません。

ただ、「弥助」が実在していたかどうかについては擁護する海外ユーザーも

ただ、『アサシンクリード シャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』の “主人公に日本人ではなく黒人を選んだ点” や、”時代考証が甘い点”、”日本の文化に対する知識が不足しいている点”、”無断で日本の文化財などを使用している点” に対する海外の反応は、批判的・否定的なものが多い一方、主人公のモデルになった黒人男性 “弥助” が実在し、侍だったかどうかについては、「実在した」「日本人の専門家もいたと言っている」「信長の忠臣だった」など、Web上の不正確な情報をもとに “事実だ” と主張する海外ユーザーが散見されます。

直訳(Google翻訳による):本物の日本の歴史家、平山優氏は弥助は侍だったと語る 「織田信長に仕えた黒人の弥助については、いろいろな話があるようです。弥助に関する歴史的記録は極めて少ないですが、彼が信長に仕えた「侍」であったことは間違いありません。」

実際のところは、黒人の “弥助” に関する史料は、ほんの少ししかなく、記述の分量もほんの1〜2行程度なので、実在していたとしても「どんな人物で」「どんな立場だったのか」「侍だったのか」などは極めて不明瞭です。

日本人であれば、日本史の教科書に出てこない “弥助” が重要人物ではないことは理解しやすいのですが、日本の歴史を知らない海外ユーザーは、Web上に流れてくる「フィクション」や「デマ」を鵜呑みにしてしまう…という問題が起こっているんですね。

“史実” と断定できる根拠がないのにも関わらず、”弥助” が実在した、”日本では黒人奴隷が人気だった” など、日本の歪んだ歴史認識・間違った歴史認識が史実として世界に広まっていくことについては、警戒が必要です。

最近では、国会議委員の浜田聡議員やお笑い芸人の田村淳氏も「間違った日本の歴史認識が世界に広まること」に対する苦言や対策・調査の必要性などに言及していますが、このまま日本人・日本政府が何も声を上げないと “フィクションが史実になってしまう恐れ” もあります。


海外の良識あるユーザーたちの良識ある批判・苦言・反応に頼るだけでなく、アサシンクリード シャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』によって、「間違った日本の歴史・日本のイメージが世界に広がっていっている状況だ」と気づける日本人だからこそ、行動を起こす必要があるのかもしれません。

アサシンクリードシャドウズAssassin’s Creed SHADOWS)』の炎上に対する海外の反応は、X(旧Twitter)や Instagram、YouTubeなどのSNSで逐一確認できるので、ぜひチェックしてみてください。

 

> Ubisoft 公式「アサシンクリード シャドウズ」公式サイトはこちら

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