動画撮影カメラは何がいい?選び方の4つのポイント
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「SNSで映える動画を撮りたい」「子どもの成長や、旅行先での思い出を、素敵な動画に残したい」「YouTube用に高画質の動画を撮影したい」と思った時に重要なのが、”動画を撮影するカメラ選び” です。
iPhone や Androidスマホでも十分きれいな動画を撮れるようになりましたが、もっと画質にこだわりたい、長時間の動画を撮りたいという場合に “動画撮影できるカメラ” の購入を検討するのも1つの手です。
“動画撮影できるカメラ” は、”ビデオカメラ” と “一眼ミラーレスカメラ” に二分されます。
今回は、”一眼ミラーレスカメラ” に焦点をあてて、動画撮影のカメラを選ぶとき、どんなポイントでカメラを選んだらいいのかについてお伝えします!

動画カメラを選ぶ時の4つのポイント
“動画撮影できるカメラ” を選ぶ時に、押さえておきたいポイントは、下記の4つです。
ポイント1. センサーサイズ
動画撮影できる『一眼ミラーレスカメラ』を選ぶときのポイントになるのが、”センサーサイズ” です。
一眼ミラーレスには、大きく分けて、『マイクロフォーサーズ』、『APS-C』、『フルサイズ』という”3種類のセンサーサイズ” があります。
3種類どれを選んでも高画質の動画を撮影可能で、どれを選んでもSDから4Kまで対応していますが、“センサーサイズが小さい” ほど、カメラ本体やレンズも小型・軽量になり、持ち運びやすくなるという違いがあります。
< センサーサイズの大きさ >
「マイクロフォーサーズ」<「APS-C」<「フルサイズ」
センサーサイズが最も小さい『マイクロフォーサーズ』が持ち歩きには便利ですが、”画質” 重視の場合や、とくに “暗い場所でのノイズ耐性“、”ボケ表現への対応” の点では『フルサイズ』が優れています。
また、カメラやレンズの価格は “マイクロフォーサーズが最も安く、フルサイズが最も高くなる” ので、「どんな撮影をしたいか?」「予算はいくらか?」を検討しながら選ぶと良いでしょう。
「高画質の写真を撮りたい」というわけでなく、”動画だけを撮影したい” 場合は、”マイクロフォーサーズでも十分” です。
解像度 | 画質 | マイクロフォーサーズ | APS-C | フルサイズ | |
SD
(DVD画質) |
720×480 | 普通 | 〇 | 〇 | 〇 |
HD
(ハイビジョン) |
1280×720 | 精細 | 〇 | 〇 | 〇 |
FHD
(フルハイビジョン) |
1920×1080 | 精細 | 〇 | 〇 | 〇 |
4K(UHD) (ウルトラハイビジョン) |
3840×2160 | 高精細 | 〇 | 〇 | 〇 |
< 動画撮影できるカメラの選びのポイント >
- 背景を “ぼかしたい” 場合は『フルサイズ』
※ マイクロフォーサーズの場合、背景がボケにくい - より綺麗な画質で記録したいなら『4K』で撮影
※ ただ、データ量が大きくなってしまうため、動画編集を行うためには高スペックなPCも必要になります。HDやFHDで撮影した動画ならデータ量も少なく、動画の編集は行いやすいです

ポイント2. フレームレート
動画撮影できる『一眼ミラーレスカメラ』を選ぶときのポイントの2つ目は、”フレームレート” です。
“フレームレート” とは、”1秒間に何枚の静止画を撮影できるか” を表した指標です。
たとえば、”30fps” の場合、1秒間に30コマ静止画を撮影できることになります。
動画は、”静止画の組み合わせになる” ので、”1秒間に撮影できる枚数が多いほど滑らかな動画” になり、”少ないほどカクカクしている動画” になります。
また、”100fps” のように、1秒間に撮影できる枚数が多くなると、”スローモーションの動画を撮影する” ことも可能です。
“動画撮影できるカメラ” を選ぶときは、「フレームレートがどの程度なのか?」も必ず確認するようにしてください。
一般的に、テレビのfpsと同等の “30fps” あれば、動画撮影に問題はありません。

ポイント3. 手ブレ補正機能
動画撮影できる『一眼ミラーレスカメラ』を選ぶときのポイントの3つ目は、”手ブレ補正機能” です。
動画カメラを選ぶとき、”手ぶれ補正が付いているかどうか” は、撮影した動画の見やすさを分ける、重要なポイントです。
“手ぶれ補正機能” は、”本体” に搭載しているモデルもあれば、”レンズ” に搭載しているものもあります。
本体とレンズ両方に手ぶれ補正が付いているカメラの場合、より強力な手ブレ補正が効くので、”手ぶれが気になる人” は、”本体とレンズ両方に手ぶれ補正がついているもの” を購入する安心です。

ポイント4. 連続撮影時間
動画撮影できる『一眼ミラーレスカメラ』を選ぶときのポイント、さいごの4つ目は、”連続撮影時間” です。
『一眼ミラーレスカメラ』には、”30分までしか録画できない” など、長時間撮影に対応していないモデルが多いので注意してください。
30分以上録画できるカメラになると、”ビデオカメラ” という分類になり、外国に輸出するときに高い関税がかかってしまうというのが理由です。
2019年にこの関税は撤廃されましたが、いくつかの問題があり、30分以上撮影できるカメラは一部なので注意しましょう。
注意点1. 30分以上録画すると本体が高温になってしまう
『一眼ミラーレスカメラ』では、30分以上を録画すると、カメラ本体が高温になってしまい、内部の精密機器に影響を与えてしまう恐れがあります。
そのため30分ほどで、自動的に録画が終了するような仕様になっているカメラが多くあります。
30分以上の録画を考えている場合、購入する前にどのくらいの時間、連続で撮影可能か確認するようにしましょう。

注意点2. 長時間録画に対応したメモリーカードを使用する必要がある
また、長時間の録画を行う場合、データ量も多くなってしまうため、”高速” で書き込みができ、かつ、”長時間” 書き込みができる “大容量のメモリーカード” を用意する必要があります。
安価なメモリーカードは多数発売されていますが、せっかく購入しても書き込みが追いつかないケースも多くありますので注意するようにしましょう。
ちなみに、4Kで動画を撮影する場合、書き込み速度が30MB/秒に対応しているカードを購入する必要がある点にも注意しておきましょう。

動画撮影用のカメラを購入するなら、ポイントを押さえて選ぼう!
このように、動画撮影できる『一眼ミラーレスカメラ』を選ぶときは、”センサーサイズ“、”フレームレート“、”手ぶれ補正“、”連続撮影可能時間” の4点に注意して選ぶことがポイントです。
とくに、写真だけでなく、動画も撮れて便利な『一眼ミラーレスカメラ』ですが、「長時間録画できるかどうか?」と言う点では、ビデオカメラより劣るので、”写真” も高画質で撮れることを優先するのか、”長時間撮影” できる点を優先するのかを、よく検討した上で購入するようにしましょう。