eSIMとは? SIMとどっちがいい? 違いや メリット・デメリットを比較。
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「eSIM(イーシム)って何?」
「ふつうのSIMカードに比べてどんな違い・メリットがあるの?」
最新のスマホ機種では、eSIM を採用しているが多く、今後も対応機種が増えていくことが予想されます。
今回は、eSIM の特徴や SIM とどっちがいいか、どんなメリット・デメリットがあるかなどをお伝えします。
eSIM(イーシム)とは?
『eSIM(イーシム)』とは、物理的なSIMカードを使わなくてもデータ通信を行うことができる機能のことを言います。
対応しているスマホ端末に直接組み込まれているので、SIMカードを挿入しなくてもインターネットを利用することができます。
SIMとeSIMとの違い
普通の SIM と eSIM の違い は以下の通りです。
<SIM と eSIM の違い>
- 物理的なSIMカードの有無
- 対応する通信プランの有無
『eSIM』は、通常のSIMとは違い、本体側面のSIMカードトレイを開けて、SIMを挿入する作業が不要です。
また通常のSIMのように、通信プランを提供しているキャリアが少ないため、プランの選択肢は限定されます。
eSIM に対応しているキャリアは?
大手キャリア4社のNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルとも “eSIMプラン” を導入済みです。
2021年7月より大手キャリアで eSIMの導入 が進み、2023年3月時点でほとんどの大手キャリアが導入しています。
各社とも店頭はもちろん、オンラインでも eSIMの開通手続き を行うことができます。
また、eSIM に対応している “格安SIM” は以下の通りです。
<eSIM 対応の 格安SIM>
- ワイモバイル
- UQモバイル
- IIJmio(音声eSIMはタイプAのみ、データeSIMはドコモ回線のみ)
- BIC SIM
- LinksMate
- 日本通信
- HISモバイル
- mineo(Aプラン(au系回線)、Dプラン(ドコモ系回線)に対応)
基本的に格安SIMはオンライン上で eSIMの開通手続き を行いますが、ワイモバイルやUQモバイルは店頭でも開通手続きを行うことができます。
eSIM(イーシム)でできること
通常のSIMと比べて、eSIM は以下のことができます。
<eSIM でできること>
- 乗り換えの手続きが簡単
- 通常の物理SIMも挿入すれば使える
“eSIMは乗り換えがとても簡単” で、契約すればすぐに使えるようになります。
そのため、近くにスマホキャリアの店舗がない方でも簡単に利用を開始できます。
SIMとeSIM どっちがいい?
「SIMとeSIM、結局のところ、どっちがいい?」
自分がどのようなSIMを求めているかによって、eSIM がいいか、SIM がいいかが異なります。
「eSIM」の方がおすすめのケース
“申し込んですぐにインターネットを使いたい人” には、『eSIM』が向いています。
また携帯電話番号を2つ持ちたい場合、eSIM を利用すれば、”1台のスマホで電話番号を2つ持つことが可能” です。
そのため、仕事用とプライベート用にそれぞれ携帯電話番号を持ちたい時に重宝します。
「SIM」の方がおすすめのケース
一方で、”複数の端末でSIMカードを利用したい人” には、通常の『SIM』が向いています。
最近の機種であれば、”nanoSIM” に対応しているので、SIMカードを差し替えるだけでインターネットを利用できます。
スマホの操作に慣れていない人にとっても、初期設定が不要な通常のSIMの方が利用しやすいと言えます。
eSIM(イーシム)のメリット
『eSIM(イーシム)』には、メリット・デメリットがいくつかあります。
メリットは次の通りです。
メリット1. SIMカードの差し替えや返却が不要
『eSIM(イーシム)』は、物理的なSIMではないので、差し替え作業だけではなく、解約時の返却も不要です。
そのため、”SIMカードを無くしてしまった” というアクシデントに悩まされる心配はありません。
メリット2. 故障リスクが少ない
SIMカードは、そのサイズの小ささから、故障するリスクもあります。
差し替え作業の際に切り取る時に、誤ってSIMカードを傷つけたという事態も決して少なくはありません。
そうしたリスクを考えると、eSIMの方が故障リスクが少なく、利用しやすいと言えるでしょう。
メリット3. 海外でも気軽にデータ通信が使える
海外でスマホを使いたいとなると、渡航先に対応したSIMカードを購入して挿入する必要がありますが、SIMカードには紛失や故障のリスクがあります。
その点、eSIMであれば、海外でも使える回線を契約できるため、面倒な差し替え作業が不要です。
eSIM(イーシム)のデメリット
『eSIM(イーシム)』には、以下のようなデメリットもあります。
デメリット1. インターネットに慣れていないと手続きが面倒
『eSIM(イーシム)』は、キャリアによっては、開通手続きをすべてオンラインで行わなければならないため、インターネットに慣れていないと利用が難しいでしょう。
知識に不安がある場合は、”店舗で手続きできるeSIMを選ぶ“、”自分でやり方を調べる” などの対策をする必要があります。
デメリット2. eSIM対応の端末が必要
2021年以前に発売された端末は、eSIMに対応していないことが多いです。もし古い機種を使っている場合は、”新たに機種を購入” しなければなりません。
iPhoneであればXR以降のモデル、PixelであればPixel 4以降のモデルになります。
デメリット3. 機種変更が面倒
機種変更の際、新しい端末で、現在利用しているeSIMを引き継ぎ使う場合、オンライン上で新たに手続きを行う必要があります。
スマホを頻繁に買い換える人の場合、機種変更の手続きが面倒に感じるかもしれません。
デメリット4. 対応しているキャリアが限られる
『eSIM(イーシム)』は、対応しているキャリアが限られます。
大手キャリアであれば、すべてeSIMのプランがありますが、格安SIMキャリアの場合、eSIMに対応していない業者が多いです。
そのため、人によっては通常のSIMに比べてサービスの利便性が低いと思われるかもしれません。
メリットの多い『eSIM(イーシム)』ですが、上記のデメリットが気になる人は、契約する前に、よく検討すると良いでしょう。
eSIM(イーシム)は、すぐに使えてとても便利!
『eSIM(イーシム)』は、SIMカードがいらないので、開通手続きをすれば、すぐに使えるようになります。
最近では、”大手キャリア全社が取り扱っている” ので、オンライン上での手続きに不安がある場合、店舗で手続きを行うこともできるようになってきました。
メリット・デメリットがあるので、事前によく検討した上で、eSIMを利用してみてはいかがでしょうか。