大阪万博は車で行ける?駐車場料金は7,500円!?
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1970年以来、55年ぶりの大阪での万博となる『EXPO 2025 大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)』。
『EXPO 2025 大阪・関西万博』は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、”2025年4月13日〜10月13日まで” の184日間、大阪市夢洲(ゆめしま)地区で開催されます。
TV や SNS で万博の話題を目にする機会も増えてきたので、「行ってみようか…」と検討をはじめた人も多いのではないでしょうか。
万博への来場を想定する上で、やはり気になるのが “交通アクセス” が便利かどうかという点です。
じつは、大阪万博は、公共交通機関の利用が推奨されているものの、舞洲・尼崎・堺に『万博P&R(パークアンドライド)駐車場』があり、駐車場からシャトルバスを利用することで、来場することも可能です。
ただ、前日までの事前予約制が必須になるのと、駐車場料金が最大7,500円と高額になるので、注意が必要です。
この記事では、『EXPO 2025 大阪・関西万博』に車で行きたい場合に利用できる駐車場や、車で行く場合の注意点、そのほかの交通アクセス情報をお伝えします。

大阪万博の会場には車で行けるの?
原則:一般来場者は車で万博会場に乗り入れできない
『EXPO 2025 大阪・関西万博』の会場である “夢洲(ゆめしま)” には、一般来場者が車で直接乗り入れることはできません。
公式でも、交通混雑の緩和と環境への配慮を目的に、”公共交通機関の利用が推奨” されています。
「身体障がい者・車いす利用者」は会場隣接の駐車場を利用OK
ただ、「身体障がい者・車いすをご利用の方など移動に配慮を要する方は、 万博会場(東エントランス広場)に隣接する、夢洲障がい者用駐車場をご利用いただけます」と案内されていて、移動に配慮が必要な人は、前日までに事前予約をすれば、万博会場近くの駐車場に自家用車で入ることが可能です。
(出典:万博 交通バリアフリー情報)
車椅子での移動が必要な人などは、”交通に関するバリアフリー情報(PDF)” を確認した上で、”障がい者駐車場予約サイト” から駐車場を予約するようにしてください。

舞洲・尼崎・堺の「万博P&R駐車場」からシャトルバスで行く方法も
なお、万博会場周辺の駐車場は、関係者やシャトルバス、移動に配慮が必要な人用に限定されますが、夢洲(ゆめしま)から少し離れた “舞洲(まいしま)・尼崎(あまがさき)・堺(さかい)” には、一般来場者向け駐車場『万博P&R(パークアンドライド)駐車場』が用意されています。
基本的に、万博来場者には、”地下鉄中央線” や “シャトルバス” などでのアクセスが推奨されているので、車での来場はできないと考え、電車やバスなど “公共交通での移動手段を使うのがおすすめ” ですが、車での移動をしたい理由がある場合は、『万博P&R駐車場』の利用も検討してみると良いでしょう。
(出典:EXPO 2025)
「万博P&R駐車場」利用時の3つの注意点
『EXPO 2025 大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)』に自家用車で行く場合、下記の3つ点には注意が必要です。
注意点1. 前日までの事前予約が必須
『万博P&R(パークアンドライド)駐車場』を利用する場合の注意点として、”前日までの事前予約が必須” である点は、ぜったいに押さえておかないといけないポイントです。
当日に急遽万博に行くことになった時はもちろん、なんらかのトラブルで、予約していた駐車場が使えなくなった時など、緊急で利用することはできないので、利用は慎重に検討するようにしましょう。

注意点2. シャトルバスの予約も必須・入庫できる時間帯に制限がある
『万博P&R(パークアンドライド)駐車場』を利用する場合、指定の駐車場に車を停めて、そこから万博会場までは、シャトルバスで行く流れになります。
駐車場予約時に、”行きのP&Rシャトルバスを同時に予約” することになり、”入庫時間を30分単位で予約” する形になるので、決まった時間に駐車場に行く必要があります。
たとえば、当日の子ども達の気分や天気で、「万博に行く時間を調整する〜」といった、柔軟なスケジュールを組むことができないんですね。
“帰りのP&Rシャトルバス” については、駐車場の予約及び事前決済を実施後に、乗車時間の予約を求める形になっているものの、公共交通機関を利用して来場する時よりも、スケジュールは制限されてしまうので、注意しましょう。
> 万博P&R駐車場予約はこちら (※ 予約には万博IDが必要なので、事前に入場チケットを購入しましょう)

注意点3. 駐車場が3箇所ある(舞洲・尼崎・堺)
『万博P&R(パークアンドライド)駐車場』を利用する場合の注意点として、”駐車場の場所が3箇所ある” という点は要注意です。
大阪府外から万博に行く人など、土地勘がない人はもちろん、大阪府内の人でも、事前の確認を怠ると、自分が予約した駐車場の場所を間違えて、「堺の駐車場だと思って行ったら、尼崎の駐車場を予約したことになっていた…」などのトラブル・勘違いが発生するリスクがあります。
とくに、“舞洲万博P&R駐車場” を、会場隣接の “夢洲万博P&R駐車場” と間違えてしまうケースが多く、大阪万博の公式 交通インフォメーションでも、注意喚起のお知らせが掲載されているので、注意してください。
(出典:EXPO2025 駐車場)
▼ 舞洲 万博R&P駐車場 の地図
▼ 尼崎 万博R&P駐車場 の地図
▼ 堺 万博R&P駐車場 の地図

大阪万博の駐車場料金が7,500円もするのは本当!?
SNSなどで、「大阪万博の駐車場料金が高い!」「万博の駐車場が7,500円もする」といった噂がありますが、『EXPO 2025 大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)』の駐車場料金が最大7,500円なのは事実です。
一般自家用車の駐車料金はいくら?
『EXPO 2025 大阪・関西万博』の “一般向け駐車場(万博R&P駐車場)” を利用するには、5,000円〜5,500円の基本料金に加え、混雑状況や利用時間帯、利用ルートによって変動する、最大2,000円の “加算料金” がかかります。
いちばん安くて 5,000円、一番高くて 7,500円の利用料金が必要なんですね!
駐車場所 | 基本料金 | 最大 加算料金 | 総額 |
舞洲 万博R&P駐車場 | 5,500円 | 2,000円 | 7,500円 |
堺・尼崎 万博R&P駐車場 | 5,000円 | 2,000円 | 7,000円 |
混雑時間帯(午前11時までの来場)や、5月のゴールデンウィーク(大型連休)、6月以降の土日の来場は、それぞれ500円の加算、高速道路を利用せずにアクセスした場合は、1,000円が加算されます。
一方、閑散期の平日や、迂回ルートである “阪神高速道路大和川線” を経由した場合は、1,000円の割引の適用が可能です。

夢洲障がい者用駐車場の駐車料金はいくら?
身体障がい者・車いすを利用している人などが使える、万博会場(東エントランス広場)隣接の『夢洲障がい者用駐車場』の利用料金は、”2,250 円 ~ 3,250円” と、少し安めの価格設定になっています。
駐車場所 | 基本料金 | 最大 加算料金 | 総額 |
夢洲障がい者用駐車場 | 2,750円 | 500円 | 3,250円 |
繁忙期や、混雑時間帯(朝8時〜10時)は、それぞれ250円ずつの加算料金が必要になる一方、閑散期の平日や、迂回ルートである “阪神高速道路大和川線” を経由した場合は、基本料金から、250円ずつの割引が適用になります。
「大阪万博の駐車場料金が高い」という不満の声もありますが、一般客向けと、車椅子の利用が必要な場合など移動に配慮が必要な人向けの駐車場料金に差を付けている点を見ても、混雑を避けるための価格設定だったのかもしれません。
自動二輪車・自転車の駐輪料金はいくら?
なお、自動二輪車・自転車も、万博R&P駐車場を利用することができます。
ただ、”自動二輪車” や “自転車” に駐車できる場所は “舞洲のみ” になるので、注意しましょう。
自動二輪車は基本料金2,000円に、200〜400円の加算料金が発生する2,000円〜2,400円の範囲内の駐輪。自転車は一律500円で利用できます。
種類 | 基本料金 | 最大 加算料金 | 総額 |
自動二輪車 | 2,000円 | 400円 | 2,400円 |
自転車 | 500円 | なし | 500円 |

大阪万博は「公共交通機関」の利用がおすすめ!
このように、『EXPO 2025 大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)』には、舞洲・尼崎・堺に専用駐車場があり、駐車場からシャトルバスで万博会場に行くこともできますが、事前に入庫時間を指定する必要があったり、最大で7,500円という高額の駐車料金が必要だったりと、自家用車を利用することのデメリットも多くあります。
特別な理由がない限りは、Osaka Metro中央線で直結する夢洲駅や、各地からのシャトルバス、フェリーなどの公共交通機関の利用を検討してみると良いでしょう。
なお、駐車場を利用する場合は、いずれの場所も “前日までの予約が必須” になるので、事前によく確認して予約するようにしてください。
> EXPO 2025 公式「会場までの交通アクセスページ」はこちら
> 万博P&R駐車場予約はこちら (※ 予約には万博IDが必要なので、事前に入場チケットを購入しましょう)