病院で入院中にWiFiを利用できる?導入する方法と禁止の理由。レンタルWiFiがおすすめ!
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病院で入院中に、ないと困る “ネット環境” 。
とくに絶対安静を強いられている入院のときはWiFiがないと、何もすることがなくて辛くなります。これから入院の予定がある人や、今日から入院するという人の中には、「入院中にWiFiを利用できるのか不安」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、病院で入院中にWiFiを使う方法や入院中にネットを利用できるエリアについてお伝えします。
WiFi(無線LAN)を導入している病院は多い
じつは現在、WiFi(無線LAN)を導入している病院の数は多いです。
“電子カルテ” や “放射線画像” といった医療システムの無線化が進み、総務省の資料(三菱総合研究所による郵送及びWebアンケート調査)によると、74.2%の病院でWiFiを導入していることがわかっています。
※総務省「平成28年度 病院における電波利用の状況及び電波環境に関する調査」を基に筆者が作成
現在の日本では、ほとんどの病院でWiFiが活用されているんですね!
患者・訪問者のインターネット接続用としては少ない
但し、ほとんどの病院でWiFiが導入されているものの、病院のWiFiを患者・訪問者が利用できるケースは少ないので注意が必要です。
同じ総務省の資料によると、WiFi導入済みの病院の主なWiFiの用途は『医療用システム』であり、60.5%でした。
『患者(入院/通院)・訪問者のインターネット接続用』としては、14.8%しか導入されていないのが現状です。
※総務省「平成28年度 病院における電波利用の状況及び電波環境に関する調査」を基に筆者が作成
WiFiが導入されている77%の病院の中でも、14.8%の病院でしか患者や訪問者はWiFiを使うことができないのです。
病院内でWiFiが禁止されている理由
なぜ病院内で患者(入院/通院)・訪問者向けのWiFi導入が少ないでしょう。
病院内で患者・訪問者向けのWiFi導入が進まない大きな理由は、「トラブルが多くなる可能性がある」ことが考えられます。
病院には、トラブルが起こったときに対応できるWi-Fiの専門知識を持った人材がいないほか、トラブル時は時間や作業が増えて医療業務に支障をきたしてしまいます。
総務省の資料では、「病院(医療機関)でトラブルが発生した機器」についてアンケートを取った所、いちばん多かった機器が『無線LAN』であり、約7割の病院がトラブルを経験していました。
引用:総務省「今問題になっている電磁波による医療機器への影響」より
携帯電話やPHS、タブレットといった携帯型端末ですら約3割であることから、無線LANのトラブルは圧倒的に多いといえます。
WiFiによるトラブルの原因
以下は、病院が患者・訪問者向けのWiFi導入を行おうとした場合に、発生する可能性のあるトラブル事例です。
- WiFiの新設や増設によるコストの負担
- 医療機器との電波干渉
- 不適切なセキュリティ設定
WiFiを新設したり増設したりすることで、病院のコストは増えてしまいます。
スマートフォンの普及により、WiFi無しでは生活に支障をきたす患者さんの割合が増え、私立病院を中心に入院患者さん向けのWiFi環境の整備を進める病院は出てきましたが、病院へのWiFi導入には少なからずハードルがあるんですね。
病院内で入院中にWiFiは利用できる?
病院側が患者・訪問者向けのWiFi導入に踏み切れない理由はわかりました。
とはいえ、私たちの生活において、WiFiはかかせません。入院中に全くWiFiを使えなかったら、スマホのパケット代が高騰してしまったり、動画やゲーム、ネットサーフィンを楽しめず、手持ち無沙汰になってしまいます…。快適な入院生活とは言い難いでしょう。
そんな時におすすめなのが、持ち運びできる『モバイルWiFi』の持参です。
病院側が患者さん向けにWiFiサービスを提供している事例は少ないですが、
基本的に、病院内で入院中にWiFiを利用することはできます。
以前は、1997年に出された指針を参考にしていたため、ほとんどの病院で「病院内全域で携帯電話の使用を禁止」としていました。
しかし、医療機器への影響が大きかったのは第2世代の携帯電話(2G)であり、2002年から登場した第3世代の携帯電話(3G)以降に関しては、総務省が調査した結果、現在使用されている電波は医療機器への影響が極めて少ないことがわかっており、病院内であっても携帯電話の使用やモバイルWiFiの利用は認められています。
とくに、携帯電話が与える医療機器への影響事例は極めて少なく、無線LANの場合は5GHz帯であれば医療機器への干渉が少ないこともわかっています。
以上の経緯により、病院内でも携帯電話やWiFiを利用できるエリアが設けられている病院がほとんどです。
病院内でWiFiを利用できるエリア
病院内でWiFiを利用できるエリアについて、医療機関利用者向けに、下記のような使用ルールが設けられています。
参考資料:総務省「今問題になっている電磁波による医療機器への影響」
つまり、食堂や待合室、携帯電話使用コーナーでは携帯電話やモバイルWiFiを利用することができます。
方針や使用機器の関係から全ての病院が該当するわけではないので、目安として参考にしてください。病院ごとにWiFiの利用ルールが定められているので、利用する病院の決められたルールに従いましょう。
入院中はモバイルWiFiをレンタルするのがおすすめ
これまで見てきた通り、現在の日本では、患者・訪問者向けに無線LANが導入されていないケースが多いので、入院中にネット接続するならモバイルWiFiをおすすめします。
モバイルWiFiのレンタルをおすすめする理由は、利便性が高いからです。
【入院時にモバイルWiFiがおすすめの理由】
- スマホ料金を節約できる
- 病院に発送してもらえる
- 即日発送に対応したサービスもある
【入院時レンタルにWiFiがおすすめの理由】
- レンタルなら初期費用が安い
- 短期レンタルに対応したサービスもある(違約金が不要)
しかも、au回線が使える『WiMAX(ワイマックス)』のように “周波数帯域を選択できるサービス” なら、5GHz帯にすることで医療機器や電化製品などと電波干渉するリスクが抑えられるのでおすすめです。
入院中にレンタルするなら「WiMAX+5G」がおすすめ。
入院中にWiFiをレンタルするなら、au 5G・au 4G・WiMAX2+の3回線が使える『WiMAX+5G』がおすすめです。
『WiMAX+5G』なら、月間データ容量無制限で使えるので、「3GBまで」などの制限がある場合と違い、ギガ数を気にせずNetflixなどの動画やゲームを楽しむことができます。
入院中は時間があるので、結構なギガ数を消費するんですよね…。
WiMAX+5GはレンタルWiFiとしては新しい機種なので、レンタルしている会社数は少ないのですが、楽天などでもレンタルできるので、チェックしてみてください。
モバイルWiFiをレンタルして、入院生活を快適に。
入院患者さん向けのWiFiを導入している病院は少ないですが、モバイルWiFiをレンタルしていけば、入院中でも動画やゲーム、漫画、ネットサーフィンなどを快適に楽しむことができます。
最短1日〜レンタルできるWiFiサービスもあるので、ぜひ入院時には利用を検討してみてください。
きっと入院生活がより快適になるはずです。