Kindle端末はいらない?不要とされる理由やメリット、おすすめの人の特徴など
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電子書籍リーダーの代表格、Kindle。読書好きなら一度は「Kindle端末を買おうかな……」と考えたことがあるのではないでしょうか。しかし、本当にKindle端末は必要なのでしょうか?スマートフォンやタブレットでも電子書籍は読めるのに、わざわざKindle端末を買う必要があるのか疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、Kindle端末が不要と言われる理由から、Kindle端末ならではのメリット・デメリット、Kindle端末がおすすめの人、Kindleとライバルである楽天Koboとの比較、さらにはKindle端末の選び方まで、徹底的に解説していきます。Kindle端末の購入を検討している方はもちろん、Kindle端末を持っているけど活用しきれていないという方も、ぜひ参考にしてみてください。

Kindle端末がいらないと言われる理由
Kindle端末は読書体験を向上させる便利なデバイスですが、必ずしも全ての人にとって必要なものではありません。Kindle端末が不要と言われる主な理由を見ていきましょう。
1. スマートフォンやタブレットで十分
KindleアプリはiOSやAndroidに対応しており、スマートフォンやタブレットでも無料でKindle本を読むことができます。これらのデバイスをすでに持っている場合、わざわざKindle端末を購入する必要性を感じない人もいます。特に、電子書籍をたまにしか読まないという方は、スマートフォンやタブレットで十分かもしれません。
2. 電子書籍を読むだけのデバイスとしては高価
Kindle端末は19,980円〜と決して安くはありません。電子書籍を読むためだけに、この金額を支払うのはためらわれるという方もいるでしょう。特に、電子書籍を月に数冊程度しか読まないという方にとっては、費用対効果の面で疑問が残るかもしれません。
3.機能が限定的
Kindle端末は主に読書に特化しており、スマートフォンやタブレットのように多様な機能はありません。Webブラウジング、動画視聴、ゲームなど、読書以外の用途にもデバイスを使いたい人にとっては、Kindle端末は物足りないと感じるかもしれません。
4. 紛失や故障のリスク
Kindle端末は、スマートフォンやタブレットと同様に、紛失や故障のリスクがあります。特に、高価なモデルの場合、紛失や故障時のダメージは大きいです。また、防水機能がないモデルもあるので、水濡れにも注意が必要です。
Kindle端末のメリット
Kindle端末には、スマートフォンやタブレットにはない独自のメリットがあります。Kindle端末ならではのメリットを見ていきましょう。
目に優しいE Inkディスプレイ
Kindle端末の最大の特徴は、E Inkディスプレイを採用していることです。E Inkディスプレイは、紙のような質感で、目に優しく、長時間の読書でも疲れにくいのが特徴です。バックライトではなく、外光を反射して表示するため、目がチカチカせず、まるで紙の本を読んでいるかのような感覚で読書を楽しむことができます。
バッテリー持ちが良い
E Inkディスプレイは消費電力が非常に少ないため、Kindle端末はバッテリー持ちが非常に良いです。1回の充電で数週間使えるモデルもあり、頻繁に充電する手間がありません。長時間の移動中や旅行先でも、バッテリー切れを気にせず読書に集中できます。
軽量で持ち運びやすい
Kindle端末は、薄型軽量で持ち運びに便利です。通勤・通学中やカフェ、公園など、どこでも手軽に読書を楽しむことができます。紙の本のようにかさばらないので、カバンに入れても邪魔になりません。
例えば、定番の「Kindle」の重さはわずか158g。iPhone 15の重量が171gなので、Kindle端末はタブレットどころかスマホよりも軽量です。
便利な読書機能
Kindle端末には、ハイライト、辞書、メモ、検索など、読書をサポートする便利な機能が搭載されています。気になる文章にハイライトを引いたり、わからない単語をすぐに調べたり、メモを残したりすることができます。これらの機能を活用することで、より深く読書を楽しむことができます。

Kindle端末のデメリット
Kindle端末には、メリットだけでなくデメリットもあります。Kindle端末の購入を検討する前に、デメリットも把握しておきましょう。
Kindleでのカラー表示は可能?
(出典:amazon.com)
Kindle端末のE Inkディスプレイは、従来は白黒表示のみでカラー表示には対応していませんでした。そのため、カラー写真やイラストが多い雑誌やマンガ、写真集、絵本などを楽しむには不向きとされてきました。
しかし、2024年10月に米国でカラー表示対応の新モデル「Kindle Colorsoft」が発売され、ついにKindleでもカラー電子ペーパーが利用可能になりました。Kindle Colorsoftは7インチのカラーE Inkディスプレイ(モノクロ300ppi/カラー150ppi)を搭載し、写真やイラストも鮮やかに表示できます。
※ただし、2025年5月現在、日本ではこのカラーKindleの発売は未定で、米国でのみ展開されています。今後日本での発売が期待されますが、現時点で国内で購入できるKindle端末は引き続き白黒表示のみとなっています。
動作が遅い
Kindle端末は、スマートフォンやタブレットと比較して動作が遅いです。ページめくりやメニュー操作などに時間がかかることがあります。特に、高解像度の画像が多い電子書籍を読む場合や、複数のアプリを同時に起動している場合は、動作が重くなることがあります。
対応ファイル形式が限られている
Kindle端末で読めるファイル形式は、Kindleフォーマット(.mobiや.azw拡張子など)に限られています。PDFやEPUBなど、他の形式の電子書籍を読むには、変換が必要な場合があります。
防水ではない
一部のモデルを除き、Kindle端末は防水ではありません。お風呂やプールサイドなど、水濡れの可能性がある場所での使用には注意が必要です。
高価
上述したように、Kindle端末はモデルによっては高価です。特に、上位モデルは機能が充実していますが、価格も高くなります。電子書籍を読む頻度や求める機能に応じて、適切なモデルを選ぶことが重要です。
Kindle端末で読むのとスマホ・タブレットで読む場合との違い
Kindle端末とスマートフォンやタブレットで電子書籍を読む場合、以下のような違いがあります。
特徴 | Kindle端末 | スマートフォン・タブレット |
ディスプレイ | E Ink(目に優しい、長時間読んでも疲れにくい) | 液晶(明るい場所でも見やすい、高精細な表示が可能) |
バッテリー | 数週間 | 数時間~1日 |
重さ | 軽量(片手で持ちやすい) | 比較的重い |
集中しやすさ | 高い(読書に特化、通知などが来ない) | 低い(SNSやメールなどの通知が来る) |
価格 | 19,980円〜 | Kindleアプリは無料 |
その他 | 防水機能付きモデルあり、ページめくりボタン付きモデルあり | 多機能(読書以外にも使える) |

Kindle端末がおすすめの人
Kindle端末は、以下のような人におすすめです。
- 長時間読書をする人: Kindle端末のE Inkディスプレイは目に優しく、長時間の読書でも疲れにくいため、長時間読書をする人におすすめです。
- 外出先で読書をする人: Kindle端末は軽量で持ち運びやすく、バッテリー持ちも良いため、外出先で読書をする人におすすめです。
- 電子書籍をたくさん読む人: Kindleストアには数百万冊以上の電子書籍があり、Kindle Unlimitedなどの定額制サービスも利用できます。電子書籍をたくさん読む人にとって、Kindle端末は便利です。
- 紙のような読書体験を求める人: Kindle端末のE Inkディスプレイは、紙のような質感で、まるで紙の本を読んでいるかのような感覚で読書ができます。紙の本のような読書体験を求める人におすすめです。
- メモを取りながら読書したい人: Kindle Scribeは、手書きのメモやスケッチも楽しめるため、メモを取りながら読書したい人におすすめです。
Kindle端末のラインナップ(おすすめ商品)
Kindle端末には、それぞれ特徴の異なるモデルがいくつかあります。自分に合った一台を選ぶために、各モデルの特徴を詳しく見ていきましょう。
Kindle
(出典:PR TIMES)
Kindleシリーズの中で最もベーシックなモデルです。手頃な価格でありながら、300ppiの高解像度ディスプレイとフロントライトを搭載しており、暗い場所でも快適に読書を楽しめます。ストレージは8GBで、数千冊の書籍を保存可能です。Wi-Fiモデルのみで、外出先での読書にはWi-Fi環境が必要となります。
Kindle Paperwhite
(出典:PR TIMES)
Kindle Paperwhiteは、Kindleよりもさらに高精細なディスプレイと防水機能を備えたモデルです。300ppiの高解像度ディスプレイに加え、フロントライトの色調調節機能も搭載されており、より快適な読書体験を提供します。ストレージは8GBまたは16GBから選択可能で、Wi-FiモデルとWi-Fi + 4Gモデルがあります。4Gモデルなら、Wi-Fi環境がない場所でも、追加料金なしで書籍をダウンロードできます。
Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
(出典:PR TIMES)
Kindle Paperwhite シグニチャーエディションは、Kindle Paperwhiteの上位モデルとして、より多機能かつ大容量のストレージを備えた特別仕様の端末です。基本性能はPaperwhiteと同様に300ppiの高精細ディスプレイや防水機能、7インチの大画面、色調調節可能なフロントライトを搭載しながら、ストレージ容量は32GBと大幅に増加。さらに、ワイヤレス充電や周囲の明るさに応じて自動で輝度を調整する「明るさ自動調整機能」に対応しているのが特徴です。カラーはメタリックブラックやメタリックジェードから選択でき、より多くの書籍やコミックを保存したい方や、充電の手間を減らしたい方に最適なモデルです。
Kindle Scribe
(出典:PR TIMES)
Kindle Scribeは、Kindleシリーズ初のメモ機能を搭載したモデルです。10.2インチの大画面E Inkディスプレイを搭載し、付属のスタイラスペンを使って手書きのメモやスケッチを取ることができます。読書だけでなく、ノートや日記としても活用できます。ストレージは16GB、32GB、64GBから選択可能です。
これらのKindle端末の中から、あなたの読書スタイルや好みに合わせて最適な一台を選んでください。

Kindle端末を選ぶポイント
Kindle端末を選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。
- 価格: 予算に合わせて、適切なモデルを選びましょう。
- ディスプレイサイズ: 6インチ、7インチ、10.2インチなど、様々なサイズがあります。持ち運びやすさや見やすさを考慮して選びましょう。
- 解像度: 解像度が高いほど、文字や画像が鮮明に見えます。
- ストレージ容量: 保存できる電子書籍の冊数に影響します。たくさん本を読む場合は、容量の大きいモデルを選びましょう。
- 防水機能: お風呂やプールサイドなど、水濡れの可能性がある場所で使う場合は、防水機能付きのモデルを選びましょう。
- ページめくりボタン: 片手での操作性を重視する場合は、ページめくりボタン付きのモデルを選びましょう。
- フロントライト: 暗い場所でも読書したい場合は、フロントライト搭載モデルを選びましょう。
- その他: Bluetooth接続でオーディオブックを聴ける機能や、メモが取れる機能など、モデルによって様々な機能があります。
Kindleではなく楽天Koboはどう?
Kindleのライバルとして、楽天Koboも人気があります。Koboは、Kindleと同様にE Inkディスプレイを採用した電子書籍リーダーで、豊富な品揃えと便利な読書機能を備えています。
KindleとKobo、どちらが良いのかは、個人のニーズや好みによります。主な違いを比較してみましょう。
特徴 | Kindle | 楽天Kobo |
品揃え | Kindleストア(国内外の書籍・雑誌・マンガなど。配信冊数は約700万冊以上で国内最大級) | 楽天Kobo電子書籍ストア(国内書籍が充実。配信冊数は約600万冊) |
ファイル形式 | Kindleフォーマット(.mobiや.azw)、PDFなど | EPUB、PDF、マンガ形式(.cbrや.cbz)など |
価格 | 数千円~数万円(最安モデルは約19,980円~) | 数千円~数万円(最安モデルは約20,980円~) |
その他 | Amazonのサービスと連携、プライム会員特典あり | 楽天のサービスと連携、楽天ポイントが貯まる・使える |
楽天Koboがおすすめの人
- 楽天のユーザー
- 国内書籍を主に読みたい
- EPUB形式の電子書籍をたくさん持っている
- 漫画をよく読む(Kobo Libra 2以降のモデルはページめくりボタンがあり便利)
Kindleがおすすめの人
- Amazonのユーザー
- 洋書もたくさん読みたい
- Kindle Unlimitedで読み放題を楽しみたい
楽天Koboにも専用端末がある!ラインナップを紹介
楽天Koboにも、Kindleと同様に様々なモデルの電子書籍リーダーがあります。
Kobo Clara BW
(出典:PR TIMES)
Kobo Clara BWはコンパクトで持ち運びやすい、Koboのベーシックな白黒モデル。6インチのE Ink Carta 1300ディスプレイは高コントラストで文字がくっきり表示され、暗い場所でも快適に読めるComfortLight PRO(色温度調整機能付き)を搭載。16GBのストレージで数千冊の書籍を保存できます。防水機能も備え、Bluetooth対応でオーディオブック再生も可能です。
Kobo Clara Colour
(出典:PR TIMES)
Kobo Clara ColourはKobo初の6インチカラーE Ink Kaleido 3ディスプレイを搭載したモデル。白黒は300ppi、カラーは150ppiの解像度で、コミックや雑誌も鮮やかに楽しめます。16GBのストレージ、防水機能、ComfortLight PRO、Bluetoothによるオーディオブック再生にも対応しています。
Kobo Libra Colour
(出典:PR TIMES)
Kobo Libra Colourは7インチのカラーE Ink Kaleido 3ディスプレイを採用した上位モデル。ページめくりボタン付きで片手操作もしやすく、Kobo Stylus 2に対応し、メモやハイライトもカラーで記録可能。32GBの大容量ストレージ、防水機能、Bluetoothオーディオ対応など充実した機能を備えています。
Kobo Sage
(出典:PR TIMES)
Kobo Sageは8インチのE Ink Carta 1200ディスプレイ(白黒)を搭載したプレミアムモデルです。ページめくりボタンや32GBの大容量ストレージ、防水機能に加え、Kobo Stylus 2による手書き入力にも対応しており、読書だけでなくメモやPDFへの書き込みも快適に行えます。
Kobo Elipsa 2E
(出典:PR TIMES)
Kobo Elipsa 2Eは10.3インチの大画面E Ink Carta 1200ディスプレイを搭載し、Kobo Stylus 2に対応したノート機能付きモデル。32GBのストレージで書籍やノートをたっぷり保存でき、手書きメモやPDF注釈も快適。防水機能やBluetoothオーディオにも対応しています。

Kindle端末を使ってみよう
Kindle端末には不要論もありますが、電子書籍を読むのに没頭したい人にはとてもおすすめです。充電もスマホやタブレットより格段に長持ちで便利なので、ぜひ手に取ってみてください。
一方、Kindleで漫画や雑誌を読むのには、むしろスマホやタブレットのほうがおすすめです。またKindleのライトユーザーであれば、まずは無料のKindleアプリから試すのが良いでしょう。