パルワールドとは?どんなゲーム?価格や開発元の会社はどこ?どこの国?

パルワールド

2023年1月19日に、早期アクセス版がリリースされたPCゲーム『パルワールドPalworld)』。

PCゲーム向けプラットフォーム Steam(スチーム) 上でリリースされてから、わずか3日500万ダウンロードを突破するなど、大きな話題を集めています。

そこで今回は、今話題のゲーム『パルワールドPalworld)』について、どんなゲームかや価格、開発元の会社はどこかについてお伝えします。

パルワールドとは?どんなゲーム?

パルワールドPalworld)』とは、不思議な生き物である “パル” が暮らす世界を舞台にした、マルチプレイ対応の “オープンワールドサバイバルクラフトモンスター育成ゲーム” です。

ユーザーは、”パル” が暮らす世界で、のんびりとした暮らしをすることもできれば、密猟者との命のやり取りもできるなど、さまざまな生活を楽しむことができます。

個性豊かなキャラクター(パル)

Palworld ポプリーナ、ネムラム

(出典:PR TIMES

パルワールドPalworld)』に生息する、不思議な生き物 “パル” は、100種類以上

捕獲したあとは、育成して戦わせたり、農作業を手伝わせたり、建築現場や工場で働かせたりすることも可能なほか、パルを売ったり、解体して食料にすることもできるなど、多様な選択肢が与えられています。

ユーザーによってパルとの関係性が変わることも、『パルワールドPalworld)』の面白さの1つでしょう。

ポケモンに似ている?

パルワールドPalworld)』がリリース前から一気に話題になったのは、登場する “パル” が、世界的に人気なゲーム『ポケットモンスター』と似たビジュアルをしているからです。

たしかに、一瞬、「ポケモン?」と勘違いする人もいそうですよね。

Palworld ルナティ

(出典:PR TIMES

パルワールドPalworld)』を開発した 株式会社ポケットペア の代表者はインタビューで、リリース前から “「発売できるのか」「怒られてないか」などといった反応” もあることを聞かれた際、下記のように回答されていました。

『パルワールド』は、「オープンワールドサバイバルクラフトというジャンルで、モンスター収集・育成という要素を加えられないか?」という発想からスタートしています。『ポケットモンスター』を偉大な先人として参考にはしているものの、『パルワールド』をプレイすれば、そのイメージが『ポケットモンスター』とはまったく異なることがわかると思います。むしろ仕組みとしては『ARK: Survival Evolved』の方が近いのかなと思っています。(出典:AUTOMATON

『ポケモン』は世界的にファンが多い作品だけに、今後、世界でどのような反響が広がっていくのかにも、目が離せません。

パルワールドの価格は?

なお、『パルワールドPalworld)』は、PCゲーム配信プラットフォーム『Steam(スチーム)』上で販売されていて、ゲーム単体は3400円、サウンドトラック付きverは4100円で、購入することができます。

パルワールドの開発元の会社はどこ? どこの国のゲーム?

パルワールドPalworld)』を開発したのは、東京都品川区に本社を置く “株式会社ポケットペア” という、日本有数のインディーゲーム開発・運営会社です。

過去には、『クラフトピア』や『オーバーダンジョン』などを制作していて、世界のゲーム通からも注目を集めています。

一部で、中国のゲームという噂もありますが、日本で制作された日本のゲームです。

※「ポケモンに似ている」との声もありますが、株式会社ポケモンとの関連はありません。

今回の『パルワールドPalworld)』では、早期アクセス版の販売額だけでも140億円を売り上げていて、今後、パルワールドの収益をもとに、更なるゲームの開発や既存ゲームの改良にも期待が寄せられています。

> Steam「パルワールド」公式ページはこちら

ポケモンMODが登場! ポケモンのパクリ?

なお、早期版リリースから、世界的に注目を集めている『パルワールドPalworld)』ですが、”ポケモンMOD” が登場したことで、「これはさすがにやばすぎ」「想像していたポケモンの世界だ!」など、様々な意見を巻き起こしています。

(↑※1/28追記※ デジタルミレニアム著作権法(DMCA)による削除申請の申し立てによって、現在、ポケモンMODの動画は削除されています)

MOD(モッド)とは、開発元ではなく、ユーザーが作成してゲームに適用可能にしたプログラムのことで、当然、ポケモンMODに関しては、開発元が制作したわけではありません

ただ、一部勘違いしたユーザーが、開発元や『パルワールド』本体の誹謗中傷をするなどの問題が発生しています。

ポケモンMODを作成したのは、開発元ではないので、混同しないよう注意しましょう。

パルワールドを実際にプレイして、パルワールドならではの世界観・面白さを体感したユーザーからは、今回のポケモンMODの登場で、「パルワールドPalworld)がポケモンのパクリとして認知されてしまうのでは…」という懸念の声も広がっています。

※ 追記 ※ 任天堂がポケットペアを特許権侵害で提訴

2024年9月19日、任天堂は、『パルワールドPalworld)』が複数の特許権を侵害しているとして、株式会社ポケモンと共同で、開発会社のポケットペアに対して侵害行為の差し止めや損害賠償を求めた訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表しました。

任天堂は、2018年に始まったコロプラ(白猫プロジェクト)との特許侵害権訴訟でも話題になったように、強力な特許を持っているので、今後、ポケットペアがどのように対抗していくのか注目です。

> 任天堂公式サイト お知らせページ「株式会社ポケットペアに対する特許権侵害訴訟の提起について」はこちら

実際にプレイした人からの評判は?

早期アクセス版リリース時点で、早くも世界中で話題を席巻している『パルワールドPalworld)』。

実際にプレイした人からは、「面白い」「よく作られている」といった好評の声が多く上がっています。

※1/26 追記 ※ 株式会社ポケモンが声明を発表!

2024年1月25日、株式会社ポケモン公式サイトにて、「他社ゲームに関して、ポケモンに類似している」とのお問合せが多数あるとして、下記の声明を発表しました。

他社ゲームに関するお問い合わせについて

お客様から、2024年1月に発売された他社ゲームに関して、ポケモンに類似しているというご意見と、弊社が許諾したものかどうかを確認するお問い合わせを多数いただいております。弊社は同ゲームに対して、ポケモンのいかなる利用も許諾しておりません。

なお、ポケモンに関する知的財産権の侵害行為に対しては、調査を行った上で、適切な対応を取っていく所存です。

弊社はこれからもポケモン1匹1匹の個性を引き出し、その世界を大切に守り育てながら、ポケモンで世界をつなぐための取り組みを行ってまいります。

株式会社ポケモン

株式会社ポケモン 公式サイトより引用)

同日には、ユーザーが作成してゲームに適用可能にしたプログラム “MOD(モッド)” の大手共有サイト『Nexus mods(ネクサスモッズ)』も声明を発表し、ポケモンMODを同サイトで共有することを認めないという方針を明らかにしました。

ポケモンMOD『Palworld Nintendo Mods』を制作した ToastedShoesさん は、当初は有料でのリリースを検討していたものの、任天堂からのデジタルミレニアム著作権法(DMCA)による削除申請の申し立てを受けて中止を発表。無料リリースの方法を検討中とのことだったのですが、今回の株式会社ポケモンの声明を受け、無料版についても、リリースを中止せざるを得ないと予測されています。

今回のパルワールド、ポケモンMODの件で、改めてゲーム分野における著作権について考えた人は多いのではないでしょうか。

今後、『パルワールドPalworld)』がどのような展開になっていくのか注目です。

パルワールドの今後の展開は目が離せない!

リリース前から話題になっていたパルワールドPalworld)』。

リリース後も「ポケモンMOD」がトレンド入りして、批判の声が上がったり、パクり論争が起こって、リリース当時「モンハンのパクり」と言われた『ゴッドイーター』が話題になったりと、多方面へ影響を及ぼしています。

実際にプレイしてみると、「ゲームとして面白い」「よくできている」と高評価の声もあるので、これから著作権の問題がどうなっていくか注目しつつ、気になった人は実際にプレイしてみたり、プレイ動画を閲覧してみてはいかがでしょうか。

なお、実際にプレイする場合は、下記、Steamの公式ページからチェックしてみてください。

> Steam「パルワールド」公式ページはこちら

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