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【PS6 最新情報】発売時期、予想価格、GPU性能(AI/レイトレ)を総まとめ!次世代機への期待

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プレイステーションイメージ

近年、ゲーム業界の進化は目覚ましく、PlayStation 5(PS5)の登場から数年が経過した今、次なるコンソール、PlayStation 6(PS6)への期待が高まっています。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)とAMDは、PS6の心臓部となる革新的な技術を共同開発しており、その一部がすでに公開され、ゲーマーの間で大きな話題を呼んでいます。PS5で実現した超高速SSDによるロード時間の短縮は、ゲーム体験を大きく変えましたが、PS6では「AI」と「光」の技術が次のゲーム革命をもたらすと言われています。

この記事では、PS6の発売日や予想価格といった気になる情報から、PS5との違い、そしてハイエンドPCとの境界線を曖昧にする可能性を秘めた次世代のGPU性能について、詳しく掘り下げていきます。

PS6の発売時期は「数年後」。ソニーが公式に言及した次世代の幕開け

次世代コンソールであるPS6がいつ登場するのか、多くのゲーマーが注目しています。PS5が発売から5周年を迎えるにあたり、SIEとAMDは、将来のゲーム技術に関する共同開発プロジェクトの進捗を語る中で、PS6の発売時期について示唆しました。

PS5およびPS5 Proのリードアーキテクトであるマーク・サーニー氏は、PS6に搭載される予定の革新的な技術について語った際、これらの技術が「数年後の将来のコンソールに」導入されることに非常に興奮していると述べました。この「数年後」という表現は、2年後かもしれないし、5年後かもしれない、と解釈の幅はありますが、ソニーの公式な立場から、次世代機に向けた明確な開発計画が進んでいることが確認されました。

PS6の発売日は2027年が有力か

具体的な発売年については、複数の情報源やリーカーからの予測が集中しています。

著名なリーカーであるKepler氏によると、ソニーはPS6を2027年に発売する計画だと言われています。また、他のリーク情報も、PS6が2027年に登場する可能性が高いことを示しています。

歴史的に見ると、PS4からPS5への移行サイクルが約7年であったことを踏まえると、2020年に発売されたPS5の次世代機が2027年に登場するという予測は、コンソールサイクルの歴史と一致しており、妥当性が高いと見られています。

現在(2025年時点)は、これらの技術はまだシミュレーション段階にありますが、2027年発売を目指すのであれば、主要な技術設計はまさに今、固まっている時期であり、機密情報が流出し始めたことも、この発売時期の妥当性を裏付けていると言えます。

PS6の核心技術:Project Amethystとは?

ニューラルアクセラレーションと機械学習のイメージ

PS6の性能を語る上で欠かせないのが、ソニーとAMDが長期にわたって協力してきた共同プロジェクト「Project Amethyst(プロジェクト・アメシスト)」です。

このプロジェクトは、ゲームのための機械学習技術(Machine Learning technology / ML)に焦点を当てており、単に従来の処理能力を力任せに高める「ブルートフォース」アプローチではなく、ニューラルアクセラレーションと機械学習を組み合わせることで、より効率的でスマートな処理を実現することを目標としています。

Project Amethystの取り組みの結果、次世代のゲーム技術の基礎を形作る3つの革新的なコア技術が公開されました。これらの技術は、将来のコンソール(PS6)だけでなく、AMDのRDNAアーキテクチャを通じて、他のゲーミングプラットフォーム(PCなど)にも利益をもたらすことが期待されています。

Project Amethystの目標は、単に競争相手を打ち負かすことではなく、人類全体の創造性を次の次元へと導く静かなる革命の象徴と位置づけられています。

PS6のGPU性能を徹底解剖!AIと光が織りなす次世代レンダリング

PS6に搭載されるであろうProject Amethystの3つのコア技術は、GPUの働き方、特にAI処理と光の表現を根本的に変え、次世代レンダリングの新しい基準を定義し直すことを目指しています。

ニューラルアレイ:GPUをAIエンジンに変える革新技術

Neural Arrays(ニューラルアレイ)は、PS6のAI性能の核心です。

従来のGPUは、膨大な数のコンピュートユニット(CU)で構成されており、処理を細かく分割して個々のCUに処理させるため、非効率性が生じることが課題でした。Neural Arraysは、この課題を解決するため、複数のCUを連携させ、単一の集中的なAIエンジンのように動作させる仕組みです。

これにより、より大きなMLモデルを扱いながら、オーバーヘッドが減少し、効率とスケーラビリティが大幅に向上します。マーク・サーニー氏は、この効率性の向上が、次世代のアップスケーリングデノイジング技術における「ゲームチェンジャー」になると述べています。

PS5 Proで採用されているソニー独自のAIアップスケーリング技術「PSSR」も、この技術を基盤とするニューラルネットワークによって機能しており、Neural Arraysによってその性能は飛躍的に進化すると期待されています。PS6の真のパワーは、従来の演算速度の数字(テラフロップス)ではなく、AIによる効率的なレンダリング能力によって測られる時代が来ると言えます。

ラディアンスコア:パストレーシングを実用化する専用ハードウェア

次世代グラフィックスのもう一つの柱は「光の表現」です。

PS6には、Radiance Cores(ラディアンスコア)と呼ばれる、リアルタイムのレイトレーシングおよびパストレーシングを処理するために特別に設計された専用の新しいハードウェアブロックが搭載されます。

レイトレーシングは、光の反射や影、大域照明をリアルに再現しますが、GPUに非常に高い負荷をかけるため、PS5世代ではその利用が制限されていました。特に、物理的に正確な光のシミュレーションであるパストレーシングは、これまでハイエンドPC専用の技術であり、コンソールでのリアルタイム実行は困難でした。

Radiance Coresは、処理の中で最も演算負荷の高い部分である「レイ・トラバーサル」(複雑なデータ構造を掘り下げて光線がシーンのどこに当たるかを探す作業)を専用ハードウェアが完全に引き受けることで、GPU本体をシェーディングやライティング処理に集中させることができます。

この専用ハードウェアにより、レイトレーシングとパストレーシングの性能が飛躍的に向上し、現実と見紛う光の表現がコンソールで標準化されることを目指しています。AMDはRadiance Coresにより、NvidiaのRTコアとの性能差を埋めることを試みていると見られています。

ユニバーサルコンプレッション:メモリ帯域のボトルネックを解消

高性能なグラフィックス技術(AIやレイトレーシング)が直面する最大の課題の一つが、GPUのメモリ帯域幅の制限です。4K以上のテクスチャやレイトレーシングのデノイジング、スムーズなアセットストリーミングには、膨大なメモリ帯域幅が必要となります。

PS6では、このボトルネックを解消するために、Universal Compression(ユニバーサルコンプレッション)という技術が導入されます。これは、メモリに向かうすべてのデータを評価し、可能な限り自動で圧縮して送受信するシステムです。

この結果、メモリ帯域幅の使用量が劇的に減少し、GPUはより高い忠実度のアセットや高いフレームレートを、より低い消費電力で、効率的に提供できるようになります。ユニバーサルコンプレッションは、Neural ArraysやRadiance Coresといった他の革新技術の性能を最大限に引き出すための、いわば潤滑油のような役割を果たします。

PS6の価格はいくらになる?市場の予測と懸念点

PS6価格イメージ

PS6の価格は、ゲーマーにとって最も重要な関心事の一つですが、現時点では公式な発表はありません。しかし、搭載される技術レベルの高さから、高額になるという予想が主流です。

高性能な次世代技術を盛り込んだ結果、PS6の価格はPS5の初期価格(日本国内の発売初期は5万円前後)を大きく上回ると見られています。ネット上では、12万円以上、あるいは13万円といった高額な予想も出ています。

特に、PS6のライバルと目されるXbox次世代機が、性能特化のハイエンド志向で1,000ドル(日本円で約15万円前後)に達する可能性があると予測されているため、PS6も標準版で7万円から8万円程度、そしてPS5 Proのような高性能版が後に12万円といった価格帯で登場するのではないか、という見方もあります。

PS6が目指すのは、マーク・サーニー氏がPS4やPS5で実現してきたような、価格対性能比に優れたマシンであると期待されています。しかし、PS5ですら度重なる値上げを経験していることや、ハイエンド技術の搭載は製造コストを高めるため、PS6が「高すぎると売れない」という課題に直面することは避けられません。

まず大事なのは価格であり、高すぎると普及が進まず、ライトユーザーが離れてしまう可能性が指摘されています。ソニーがPS6の設計において、Xbox次世代機と比較して、チップサイズを抑え(280mm² vs 408mm²というリーク情報がある)、コストと電力のバランスを重視した効率優先の設計思想を採用しているのは、この価格競争力と量産安定性を考慮しているためだと考えられます。

PS5とPS6は何が違う?「一段階の飛躍」がもたらす変化

PS5(Playstation5)本体とコントローラー

PS6に搭載されるProject Amethyst由来の技術は、PS5やPS5 Proからの単なる性能向上ではなく、「一段階の飛躍(step change)」になると評価されています。

比較項目 PlayStation 5 (PS5) PlayStation 6 (PS6)(予測)
技術基盤 RDNA 2アーキテクチャベース RDNA 5/6世代アーキテクチャベース(予測)
AI/ML FSR/PSSR対応。GPU負荷が高い Neural Arraysによる専用AIエンジン。効率が劇的に向上
レイトレ/パストレ RT対応。利用は限定的で負荷が高い Radiance Coresによるパストレーシングの実用化
メモリ効率 DCC(デルタ・カラー・コンプレッション) Universal Compressionによる全データ圧縮。帯域幅が劇的に改善
目標性能 高速SSDによるロード速度改善、4K/60fps (再構成含む) 8K解像度対応、高画質と高フレームレートの両立 (AI駆動)
設計思想 従来のコンソールサイクルの延長線上 AIと光による次世代レンダリング手法の再定義

PS5はSSDの採用により、ロード時間という体験的な問題を解決しましたが、PS6はAIによる効率化と専用ハードウェアにより、レンダリングそのものの限界を超えようとしています。

特にPS5世代では、AAAタイトルの多くがPS4とのクロスカット世代での開発を強いられ、PS5の真の性能を発揮した専用タイトルが少ないという状況がありました。PS6では、Radiance CoresやNeural Arraysといった次世代技術をフルに活用することで、従来のPS5では処理しきれない視覚目標を持つ「真の次世代ソフトウェア」が登場することが期待されています。

PS6がAIによる効率化とパストレーシングを標準化できれば、より低電力で、より小型な本体サイズを実現する可能性も出てきます。

Sony PlayStation5
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PS6はゲーミングPCとどう差別化する?重要な「効率」と「独占タイトル」

ゲーミングPC

PS6に搭載される革新的な技術の多くは、ソニーとAMDの協力によるものであり、AMDはこれらの技術を将来的にRDNA 5などの形でPC市場にも投入する可能性が高いと見られています。その結果、PS6は「コンソールとハイエンドゲーミングPCの境界線を曖昧にする」ほどの性能を持つとされています。

では、PS6はハイエンドPCとどのように差別化を図るのでしょうか。

コンソールならではの「効率」

PCとの最大の差別化ポイントは、コンソール特有の効率性です。PS6は特定のデバイスパラメーターに合わせてカスタム設計されたSoC(System-on-Chip)を使用しており、マーク・サーニー氏のような優秀なエンジニアが価格対性能比の最適化に全力を注ぎます。

コンソールは、ハードウェアとソフトウェアが完全に統合されているため、PCでは実現が難しいレベルのファインチューニングが可能となり、紙のスペック(テラフロップスなど)以上の実効的な性能を絞り出すことができます。Universal Compressionのようにメモリ帯域幅を劇的に効率化する技術は、このコンソールならではの設計思想の賜物と言えます。

「独占タイトル」による差別化の必要性

PSで発売するタイトルはPCでもできるタイトルが多い」という現状があります。これは、多くのファーストパーティータイトルがPS5発売から数年後にPCにも移植される傾向にあることを示しており、コンソールの存在意義を問うことにつながります。

この状況において、PS6の成功にとって不可欠なのは、その独自の技術を最大限に活用した独占タイトルです。

真に次世代機(PS6)の性能を活かすソフトウェアは、ML(機械学習)をゲームの低レベルな部分に統合するなど、PS6のアクセラレーション機能を前提として構築される必要があり、これはPS5のような前世代機や、PS6とアーキテクチャが異なるPCへの移植が非常に困難になることを意味します。

ソニーがこれらの最先端技術を早期に市場に投入し、PS6専用の「真の次世代ゲーム」を開発できるかどうかが、ハイエンドPCユーザーをも魅了する決定的な差別化となります。

価格と消費電力のバランス

Xbox次世代機が「性能特化」のハイエンド思考(巨大で爆速)であるのに対し、PS6はチップサイズを抑え、コストと電力のバランスを取った「効率重視」の設計思想(小型で静か)を採用している傾向が見られます。これは、家庭用ゲーム機として、静音性や省エネ性、普及価格帯を重視する日本の国内ユーザーや、一般層のニーズに合致しており、PCタワーのようになりつつある競合機との「家庭用としての使いやすさ」で差別化を図る戦略とも言えます。

次世代ゲームの未来:PS6が乗り越えるべき課題と期待

PS6 Project Amethystイメージ

PlayStation 6は、Project Amethystから生まれた「Neural Arrays」「Radiance Cores」「Universal Compression」という3つの革新的な技術により、AIと光の表現が融合した新たなゲーム体験を提供することを目指しています。これは、単なるスペック競争ではなく、次世代のレンダリング手法そのものを再定義する壮大な試みです。

しかし、PS6の成功には、いくつかの課題を乗り越える必要があります。

高騰する本体価格と普及の促進

高性能化に伴う価格の高騰は、最大の懸念点です。PS5が発売当初、品不足と転売問題に苦しんだ歴史、そしてその後の値上げを踏まえると、PS6は初期から高価格帯になる可能性が高く、ライトユーザーの獲得が難しくなるかもしれません。ソニーは、Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ2)が日本語・国内専用モデルを安価で提供して海外転売を防止したように、PS5で失敗した転売対策と価格戦略を練り直す必要があるでしょう。

独占タイトルの充実と開発期間の短縮

PS6の真の価値を示すには、前世代機とのクロスカット開発から脱却し、PS6の高度なAI/RT技術をフル活用した「真の次世代専用タイトル」を早期に投入することが不可欠です。PS5世代では、PS5専用のAAAタイトルがリリース終盤に集中する傾向があり、次世代機への移行期をどう乗り切るかが重要になります。ソニーがAI技術を開発プロセスの効率化にも役立て、開発期間の短縮を実現できるかどうかも、ゲーマーの期待を集めています。

PCとの差別化の維持

PS6の技術が将来的にPCにも波及する以上、PS6は「安価なゲーミングPC」以上の価値を提供し続ける必要があります。それは、コンソールならではの洗練された体験(ロードの速さ、UIの軽快さ、静音性など)と、そのハードウェア性能を最大限に引き出す魅力的な独占タイトルの継続的な供給に尽きます。

PS6が目指すのは、AI技術により、誰もが物理法則の制約を受けずに創造性を発揮できる「真の意味で人を解放するプラットフォーム」です。PS5のロード速度がゲーム体験を一変させたように、PS6のAIと光の革命が、ゲームのグラフィックスとパフォーマンスの新たな基準を確立し、数年後のゲームの未来を決定づけることは間違いないでしょう。

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