スピキ(トリッカル)とは?元ネタや声優、ミーム化の理由。公式が逆輸入?
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最近、YouTubeのショート動画やX(旧Twitter)のタイムラインで、四つん這いになって泣き叫ぶ謎の生き物を見かけませんか? 「スピキ」や「オイジメヌンデ」といった謎の言葉とともに、甲高い声で泣いたり歌ったりしているあのキャラクターです。 あまりの流行りっぷりに、「このキャラは何?」「元ネタのアニメやゲームがあるの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、いまネットで爆発的にバズっている「スピキ」とは一体何者なのか、元ネタや声優、なぜここまでミーム化したのかについて、詳しくお伝えします。
「スピキ」とは?元ネタは?

結論から言うと、「スピキ」とは、スマートフォン向けゲーム『トリッカル・もちもちほっペ大作戦』に登場するキャラクター「スピッキー」から派生したインターネットミームのことです。
ゲーム本編に登場する「スピッキー」は、幽霊(ファントム)の種族で、「なりきり専門幽霊」という設定のキャラクターです。 普段は「ネル」という司祭長のキャラクターの真似をしているのですが、いたずらがバレて本物のネルにお仕置きされる……という不憫かわいい立ち位置のキャラなんですね。
「スピッキー」と「スピキ」の違い

ファンの間では、ゲーム本来のキャラクターを「スピッキー」、ネットミームとして独り歩きしている存在を「スピキ(半角カナでスピキと書かれることも多い)」と呼び分けて区別されています。
ミームとしての「スピキ」は、以下のような特徴を持っています。
- 見た目:四つん這いで涙を流している
- 生態:小動物やポケモンのように群れで行動していることが多い
- 扱い:動画素材として、リズムに乗せられたり、他のキャラにいじられたりしている
もともとは韓国で流行していたミームですが、その中毒性の高さから日本でもニコニコ動画やYouTubeを中心に爆発的に広まりました。
スピキの声優は?パク・シユン(박시윤)の声が中毒に!
「スピキ」がここまで流行した最大の理由は、なんといってもその独特な「声」にあります。 一度聞いたら耳から離れない、あの甲高い泣き声や叫び声は誰が演じているのでしょうか?
韓国語版声優:パク・シユン(박시윤)
ミーム素材として使われている音声は、韓国語版の「スピッキー」の声です。 演じているのは、韓国の声優パク・シユン(박시윤)さん。
彼女の演じる韓国語ボイスがあまりにも悲痛かつコミカルで、聞いているとなぜか癖になってしまうという人が続出しました。「電子ドラッグ」と呼ばれるほどの中毒性があります。
特に、泣き叫ぶ演技のリズム感や、「チョワヨ〜(いいね〜)」と繰り返す歌声が、音MAD動画(音声を加工して音楽に合わせた動画)の素材として非常に優秀だったことが、ブームの火付け役となりました。
日本語版声優:小坂井祐莉絵

(出典:PR TIMES)
ちなみに、日本版のゲーム『トリッカル』での「スピッキー」の声優は、小坂井祐莉絵さんが担当しています。 ミームの流行を受けて、小坂井さんご本人も自身の声を素材にした動画をニコニコ動画に投稿するなど、公式・声優陣も含めてこのブームを楽しんでいるようです。
なぜミーム化されたのか?「オイジメヌンデ」「粉雪」とは
では、具体的にどのような経緯で「スピキ」はミーム化されたのでしょうか? バズったきっかけとなった有名なフレーズや動画について解説します。
元ネタ動画:髪を引っ張られるシーン
全ての始まりは、ゲーム内のイベントストーリーで、スピッキーが本物のネルに捕まり、髪の毛を引っ張られてお仕置きされるシーンです。
この時、韓国語で必死に命乞いをするセリフが、日本人には「空耳」で面白い言葉に聞こえたり、リズムが良かったりしたため、多くのMAD動画が作られるようになりました。
空耳フレーズ「オイジメヌンデ…」
スピキの動画でよくコメントされる「オイジメヌンデ」や「スピキヲイジメヌンデ」というフレーズ。 まるで日本語で「スピキをいじめないで」と言っているように聞こえますが、これは韓国語の空耳です。
実際には、「스피키 열심히 했는데…(スピキ ヨルシミ ヘンヌンデ…)」と言っており、日本語に訳すと「スピキ、一生懸命がんばったのに…」という意味になります。 一生懸命やったのに怒られてしまい、悲しそうに呟く姿が「いじめないで」というニュアンスと奇跡的にマッチして、定番のフレーズとなりました。
ネタ動画フレーズ「ウワァ!スピキデルジバゼヨ!」
もう一つ、MAD動画で定番となっているのが、「ウアア!スピキデルジバッセヨ!!」という強烈な叫び声です。
実はこのフレーズ、ゲーム内のセリフそのものではなく、韓国の投稿者が作成したネタ動画(MAD動画)から生まれたものです。 元の動画タイトルは「으아앙! 스피키 누르지 마세요!!!(うわあ!スピキを押さないで!)」というものですが、動画内で音声が加工され、「ヌルジ(押さないで)」の部分にキャラクター名「ネル」の音声が混ぜられた結果、「スピキ ネルジ マセヨ」のような発音になっています,。
「粉雪」を歌うスピキ
また、日本での流行を加速させたのが、レミオロメンの名曲『粉雪』をスピキが歌う(ように加工された)動画です。 パク・シユンさんの声を巧みに調整して作られたこの動画は、シュールな絵面と無駄に高い歌唱力が話題になり、ニコニコ動画でランキング1位を獲得するなど大きな反響を呼びました。
公式も「スピキ」を逆輸入!伝説ペットとして実装

この「スピキ」ブーム、単なるファンの遊びだけでは終わりませんでした。 なんと、ゲーム公式運営がこのミームを認知し、逆輸入してしまったのです。
公式による「スピキ」動画
『トリッカル』の開発元であるEPID GAMESや日本運営は、流行に非常に敏感です。 ファンが作ったミーム動画を公式アカウントがリポストしたり、あろうことか公式自らが「スピキ」のMAD動画を作成してYouTubeに投稿したりしました。 公式動画でも、スピキは四つん這いで高速移動したり、「チョワヨ〜」と叫んだりと、完全にネットミームのノリを取り入れています。
伝説ペット「スピキ」の実装
さらに驚くべきことに、2026年1月のアップデートで、伝説ペット「スピキ」としてゲーム内に実装されました。
- 名前:スピキ(半角カナ表記)
- 設定:うるうるとした瞳のスピッキーを模して作ったぬいぐるみ
- 特徴:体に触れると、スピッキー本人の泣き声にそっくりな音が鳴る
本来のキャラクター「スピッキー」とは別に、「ミーム版のスピキ」を「ぬいぐるみ」という設定でペット化することで、世界観を壊さずに実装するという離れ業をやってのけました。 このフットワークの軽さと遊び心が、ユーザーから「公式が最大手」と称賛される理由です。
トリッカルはどんなゲーム?どこの国が開発?

(出典:PR TIMES)
これだけ話題になっている「スピキ」ですが、元となっているゲーム『トリッカル』についても簡単に紹介しておきましょう。
ほっぺを引っ張る「タッチセラピー系カードRPG」
『トリッカル・もちもちほっペ大作戦』は、韓国のゲーム会社EPID GAMESが開発したスマートフォン向けRPGです。 日本では2025年10月9日にグローバル版としてリリースされました。
ゲームジャンルは「タッチセラピー系カードRPG」と称されており、その名の通り、可愛らしいちびキャラ(3頭身キャラ)たちのもちもちの「ほっぺ」を引っ張ったり、つねったりできるのが最大の特徴です。
- 戦闘:オートバトル形式で、配置やスキル発動を楽しむ。
- ストーリー:可愛い見た目に反して、毒のある会話やシュールな展開が多く、読み応えがある。
- 言語:日本語と韓国語のボイス切り替えが可能。
開発会社の「家を担保に」エピソード
実はこのゲーム、開発秘話も有名です。 一度リリースに失敗してサービス終了した過去があり、再開発のために代表が自宅を担保に入れて借金をし、背水の陣で作り直したという経緯があります。 そんな執念で作られたゲームだからこそ、ユーザーを楽しませようという運営の熱量が凄まじく、今回の「スピキ」騒動への神対応にも繋がっているのかもしれません。
スピキの動画を見て、トリッカルの世界へ!
このように、「スピキ」は、韓国の声優パク・シユンさんの熱演と、ファンの創作意欲、そして公式の悪ノリ(?)が奇跡的に噛み合って生まれた、世界的ネットミームです。
「オイジメヌンデ…」と泣いている動画を見て気になった方は、ぜひYouTubeで「スピキ MAD」や「スピキ 粉雪」、「Speaki meme」などで検索して、さらにディープな動画の世界を楽しんでみてください。 きっと、あの中毒性のある声から抜け出せなくなるはずです。
そして、スピキの元ネタであるゲーム『トリッカル』も、基本プレイ無料で遊べます。 ゲーム内では、いつでも日本語と韓国語のボイスを切り替えられるので、「本物のスピキの声」をアプリで直接聞いてみるのもおすすめですよ! ミームで見たあの可愛い(かわいそうな?)キャラクターたちを、自分の手で「もちもち」してみてはいかがでしょうか?
> Google Playストア「トリッカル・もちもちほっペ大作戦」アプリダウンロードページはこちら(Android用)
> AppStore「トリッカル・もちもちほっペ大作戦」アプリダウンロードページはこちら(iPhone用)
みんなのらくらくマガジン 編集長 / 悟知(Satoshi)
SEOとAIの専門家。ガジェット/ゲーム/都市伝説好き。元バンドマン(作詞作曲)。SEO会社やEC運用の経験を活かし、「らくらく」をテーマに執筆。社内AI運用管理も担当。








