スターリンクのメリット・デメリット。個人でも契約できる?料金は高い?
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いま注目を集めている、”衛星” による高速インターネットサービス『スターリンク(Starlink)』。
X(旧Twitter)の買収などで話題の起業家 “イーロン・マスク氏” が創業した、アメリカの民間・宇宙開発会社 “SpaceX社(スペースX)” が開発・提供する衛星通信サービスです。
『スターリンク(Starlink)』は、光回線が整備されていない “山間部” でも利用できたり、”災害時” にも安定したインターネットが利用できることから、日本でも話題になっています。
この記事では、スターリンク(Starlink)のメリットやデメリット、利用方法、料金プランなどについてお伝えします。

「スターリンク」とは?
(出典:Starlink)
『スターリンク(Starlink)』とは、高度550kmにある “低軌道衛星” と “地上のアンテナ” がつながって送受信することで、インターネットが利用できる仕組みです。
Starlinkを直訳すると “衛星の星座” ですが、ここでの “星座” とは、”点と線で連なっているもの” を指します。
2024年の時点で、約6,000機のスターリンク衛星が存在していて、将来的には “12,000個のスターリンク衛星を打ち上げる” ことで、全世界を超高速通信でつなげるという計画があります。
スターリンクには、一般的なインターネット回線との違いとして、”地上にアンテナさえ設置すればどこででも利用できる” という点があげられます。
光回線やスマホ通信回線の場合、光回線網や基地局などの整備が必要ですが、スターリンクではそのようなインフラ整備が不要です。
これまで「回線が引けない」という理由で高速インターネット通信を繋げられなかった “山間部” や “離島” などでも、今後は、スターリンクのアンテナがあれば、高速インターネットが利用できるようになる…ということなんですね!
実際、イスラエル地区ガザの野戦病院などの “紛争地” においてスターリンクが導入されるといった実例もあります。

「スターリンク」のメリット・デメリット
(出典:Starlink)
『スターリンク(Starlink)』は、すでに世界中でサービスエリアを広げていて、利用者数も増えつつあります。
下記に、『スターリンク(Starlink)』のメリット・デメリットをまとめるので、自分にあっているか検討してみてください。
「スターリンク」のメリット
『スターリンク(Starlink)』のおもなメリットは、下記の4つです。
<スターリンクのメリット>
● 地球上の “どこでも” 利用できる
● かんたんにアンテナを設置して “すぐ使える”
● 通信速度が “速い”
● “災害時” に通信回線を確保できる
『スターリンク(Starlink)』は、一般的には利用できないような山奥や海上、離島などでも通信できます。
ただ、理論上は、”地球上のどこでも” 利用できるのですが、実際にサービスを利用できるのは “国の許可を得た場所” に限るので注意しましょう。
また、スターリンクの特徴である、”アンテナをかんたんに設置” でき、”すぐに利用開始できる” という点も欠かせないメリットです。
“工事不要” という手軽さは、光回線の工事待ちを経験したことがある人なら、とくに魅力を感じるでしょう。
(出典:Starlink)
また、『スターリンク(Starlink)』は地表に近い “低軌道衛星” と通信することから、より “高速な通信速度” を実現できることもメリットとしてあげられます。
地表にインフラ整備をする必要がないので、”災害時でも通信環境が確保できる” という点もうれしいポイントです。
地震や大雨、大雪などの自然災害が起きても影響がないのは、大きな強みですよね!
地震大国ともいわれる日本では、災害時の備えとしてスターリンクの導入を検討する人も多いです。

「スターリンク」のデメリット
たくさんのメリットがある『スターリンク(Starlink)』ですが、下記のようなデメリットもあります。
<スターリンクのデメリット>
● “上空に障害物のない場所” への設置が必要
● ほかのインターネット回線よりも “割高”
『スターリンク(Starlink)』のアンテナは、”衛星との間に障害物があると利用できない” ケースがあります。
山間部などでも利用できることがメリットの1つですが、”木々に囲まれたような場所では使用できない可能性がある” ので、注意が必要です。
利用するときは、”上空に障害物がない場所” にアンテナを設置するようにしましょう。
また、ほかのインターネット回線サービスと比べて “初期費用や利用料金がやや高い” こともデメリットの1つです。
スターリンクを利用するためには、アンテナ購入の初期費用として55,000円が必要になるので、導入コストを抑えたい人にとっては、要検討でしょう。

スターリンクの利用方法。個人でも契約できる?
『スターリンク(Starlink)』は、2020年からアメリカやカナダ、イギリスなどでサービスが開始され、2022年には日本でも利用できるようになりました。
国内の法人・自治体向けのスターリンク事業があるほか、個人契約も可能です。
個人で利用する場合には、スターリンクの公式サイトだけでなく、KDDI や コストコ、ヤマダ電機 でも申し込みできます。
KDDIでは分割払いができたり、コストコでは2か月無料のキャンペーンがあったりなど、それぞれ特徴があります。
公式サイト以外での申し込みがお得になるケースもあるので、申し込み前に、ひと通り各サイトをチェックするのがおすすめです。

スターリンクの料金は高い? 2つの料金プラン
(出典:Starlink)
『スターリンク(Starlink)』は、SNS上などで「料金が高い」とう口コミ・評価が見られます。
初期費用として55,000円かかること、月額費用が6,000円〜11,000円を超えることがおもな理由です。
『スターリンク(Starlink)』には、契約した場所で利用できる “レジデンシャル” と、どこでも利用できる “ROAM” という2つのプランがあり、契約するプランによっては初期費用を抑えられたり、毎月の利用料金を抑えられたりするので、自分の利用シーンや用途に合わせて検討してみてください。
<スターリンク料金プラン>
レジデンシャル | ROAM | |
特徴 | ● 自宅での利用に適している ● データ無制限 ● 長期契約不要 ● 固定配置 |
● 移動中の利用に適している ● 海外でも利用できる ● 沿岸でのサービス提供 |
初期費用 | 55,000円 | 34,800円 |
月額料金 | 6,600円 | ~50GB:6,500円
無制限:11,500円 |
インターネットを固定回線のように “自宅で使いたい人” は、”レジデンシャル”、旅先やキャンプ、車など “外出先でも利用したい人” は、”ROAM” が向いています。
なお、30日のお試しプランも用意されているので、利用を検討している方は一度お試しプランを利用してみるのも良いでしょう。

日本での「スターリンク」の利用拡大に期待!
このように、『スターリンク(Starlink)』は、すでに日本のほとんどの場所で利用できる、注目の衛星通信サービスです。
どこでも・すぐに利用開始でき、高速での通信が可能という点は大きなメリットで、人々の生活をより便利にしてくれるサービスだと言えるでしょう。
申し込みをすればすぐに利用開始できるので、気になる人は、まず30日間トライアルを申し込んでみてはいかがでしょうか。