Web会議が途切れない!テレワーク向けWiMAXの安定性とおすすめルーター

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テレワークをしている様子

近年、働き方が多様化し、場所を選ばずに仕事をするテレワークやリモートワークが一般的になりました。しかし、「自宅のインターネットが遅くてWeb会議が途切れてしまう」「外出先でもスムーズに仕事を進めたいけれど、固定回線が引けない場所が多い」といった悩みを抱えている方も少なくありません。安定した高速インターネット環境は、テレワークを快適に進める上で不可欠です。

そこで注目されているのが、持ち運び可能なモバイルルーターや工事不要のホームルーターを提供するWiMAX+5Gです。本記事では、WiMAX+5Gがなぜテレワークの強力な味方となるのか、その安定性の秘密やWeb会議に最適な理由、さらに通信環境を最大限に活かすためのヒント、そしておすすめのルーターについて詳しく解説していきます。

WiMAX +5Gがテレワークの強い味方となる理由

草原のど真ん中でノートPCを操作する女性

WiMAX+5Gは、テレワークにおける多くの課題を解決し、快適なインターネット環境を提供します。その主な理由を見ていきましょう。

工事不要ですぐ使える手軽さ

光回線を自宅に導入するには、通常、工事が必要となり、契約から利用開始までに数週間から数ヶ月かかる場合があります。特に引っ越しシーズンなどの繁忙期には、さらに時間がかかることも少なくありません。また、賃貸物件では管理会社や大家さんの許可が得られず、工事ができないケースも存在します。

WiMAX+5Gのルーターは、コンセントに挿すだけでインターネットを開通できるホームルーターや、SIMカードを挿入して電源を入れるだけで使えるモバイルルーターがあり、工事が一切不要です。端末が届いたその日からすぐにインターネットを利用できるため、急なテレワーク開始や引っ越しが多い方にとって大きなメリットとなります。

データ容量の心配不要!実質無制限

テレワークでは、Web会議や大容量ファイルの送受信など、多くのデータ通信が必要となる場面があります。スマートフォンのテザリングや一部のモバイルWi-Fiサービスでは、月間のデータ容量に制限があり、上限に達すると速度制限がかかってしまうことがあります。

WiMAX+5Gは、基本的に月間のデータ容量が「制限なし」でインターネットを楽しめる点が特徴です。これにより、データ使用量を気にすることなく、Web会議や動画視聴、大容量ファイルのアップロード・ダウンロードを快適に行うことができます。ただし、「一定期間内に大量のデータ通信を利用した場合、混雑時の通信速度を制限する場合がある」とされているため、一般的な利用範囲であれば問題なく、実質的に無制限と言えるでしょう。

au 5G/4G LTE/WiMAX2+の3回線対応で広範囲をカバー

WiMAX+5Gは、au 5G、au 4G LTE、WiMAX 2+の3つの回線を利用したKDDI系のインターネット通信サービスです。これにより、より広範囲で安定した通信が提供されます。auスマートフォンが繋がるエリアであればどこでもWi-Fiを利用できるため、都市部だけでなく地方や山間部でも安心してインターネットに接続できます。端末が自動で最適な回線を選択してくれるため、ユーザーは意識することなく快適な通信が可能です。

優れた通信速度と安定性

WiMAX+5Gは、高速かつ安定した通信速度が特徴です。特に5G回線を利用できるエリアでは、光回線に匹敵するような高速通信が期待できます。

Wi-Fiルーター選びにおいて最も重要なのは、カタログ上の「最大通信速度」ではなく、実際に利用した際の「実測値」です。WiMAX+5Gのルーターは、Webサイトの閲覧やSNS、YouTubeの動画視聴、Zoom会議などが問題なくできると言われる10〜30Mbpsを大きく上回る実測値が報告されています。

高いセキュリティ機能

テレワークでは、社外秘の情報や個人情報を扱う機会も多く、セキュリティ対策は非常に重要です。公衆Wi-Fiの中には暗号化されていない危険なものもあり、情報漏洩のリスクがあります。

WiMAXは、Wi-Fiの暗号化方式の中でも強力な「AES方式」を採用しており、セキュリティ面で安心して利用できます。また、VPN(Virtual Private Network)接続にも対応しているため、自宅から職場のサーバーへ安全にデータを送受信できる環境を構築することが可能です。VPN接続は通信が暗号化されるため、通常の通信よりもわずかにデータ容量が増えることがありますが、その増加量はごくわずかであり、WiMAXの無制限に近いデータ容量であれば問題なく利用できます。

Web会議も快適!WiMAXの安定性とその秘訣

Web会議をしている様子

Web会議では、映像や音声が途切れたり、遅延が発生したりすると、業務に大きな支障をきたします。WiMAX+5Gは、Web会議に求められる安定した通信を提供します。

Web会議に必要な速度とWiMAXの実力

Web会議をスムーズに行うためには、下り速度だけでなく、自分の映像や音声を相手に送るための上り速度も重要です。一般的に、Web会議には下り速度で30Mbps、上り速度で30Mbps程度あれば問題なく利用できるとされています。

WiMAXのモバイルルーター「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」の実測値では、5Ghz帯で下り最大290Mbps、2.4Ghz帯でも33Mbps~49Mbpsを記録しています。上り速度も、5Ghz帯で4.4Mbps〜64Mbps、2.4Ghz帯で13Mbps〜63Mbpsを記録しており、メールやチャットの送信に必要な1Mbps、SNSへの画像アップに必要な3Mbpsを大きく上回ります。この速度があれば、Web会議はもちろん、YouTubeへの動画アップロードや画像・PDFデータのアップロード作業もスムーズに行うことが可能です。

ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」では、部屋の中央で下り390Mbps、窓際で650Mbpsという高速な実測値が報告されています。上り速度も部屋の中央で7.9Mbps、窓際で13Mbpsと十分な速度が出ています。実際にGoogle Meetを使ったオンライン会議を1時間ほど試したところ、電波が遅くなったり途切れたりするトラブルはなく、快適に利用できたというユーザーの声もあります。

<必要なインターネットの通信速度目安>

作業内容 下り速度 (ダウンロード) 上り速度 (アップロード) Ping値 (応答速度)
Web閲覧・SNS 1Mbps〜10Mbps 1Mbps 100ms以下
YouTubeなど動画視聴 3Mbps〜30Mbps 10Mbps 100ms以下
Zoom会議 10Mbps~30Mbps 30Mbps 50ms以下
オンラインゲーム 30Mbps〜100Mbps 30Mbps 50ms以下
ゲーム実況などライブ配信 30Mbps〜100Mbps 30Mbps 50ms以下

5G SA対応によるさらなる安定性向上

最新のWiMAX+5Gルーターは、5G SA(スタンドアローン)方式に対応しています。これまでの5Gサービス(NSA方式)が既存の4Gネットワークを一部利用していたのに対し、SA方式は5G独自の基地局とコアネットワークで構成されており、「真の5G」の力を最大限に発揮できます。

5G SA方式の主な特徴は以下の通りです:

  • 高速かつ大容量のデータを扱える
  • 通信の遅延が大幅に少なくなる
  • 通信が大幅に安定する
  • 同時接続端末の数が増える

これにより、Web会議における遅延がさらに少なくなり、高精細な映像や音声も途切れることなく安定して利用できることが期待されます。

ドックやクレードルによる有線接続の活用

WiMAXのモバイルルーターの中には、「ドック」や「クレードル」と呼ばれる専用スタンドが付属したり、別売りで提供されたりするものがあります。このスタンドを介してルーターとPCを有線LAN接続することで、通信の安定性が飛躍的に向上します。

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」をドックにセットして有線接続した場合、下り速度で430Mbps、上り速度で100Mbpsという「光回線級」の実測値が記録されました。これは、オンラインゲームやライブ配信など、特に高速かつ安定した通信が求められる用途において非常に有効な手段となります。自宅でWeb会議を行う際には、ドックやクレードルを活用した有線接続を検討することで、より途切れない安定した環境を構築できるでしょう。

WiMAXの安定性をさらに高めるためのヒント

ルーターとスマートフォンをWi-Fiで繋げようとしている様子

WiMAX+5Gを最大限に活用し、テレワーク環境の安定性をさらに高めるための具体的な方法を紹介します。

ルーターの最適な設置場所

ルーターの設置場所は、通信速度と安定性に大きく影響します。

  • 窓の近く
    基地局からの電波をキャッチしやすくなるため、窓の近くに設置するのがおすすめです。
  • 床から1mほどの高さ
    高さを確保することで、電波が家全体に届きやすくなります。
  • 障害物や家電から離れた場所
    金属製品やコンクリート壁は電波を遮断する可能性があるため、これらから離して設置しましょう。また、電子レンジなどの家電は電波干渉を引き起こすことがあるため、近くに置かない方が良いとされています。

ただし、窓際に置く場合は、直射日光による本体の熱暴走に注意が必要です。熱くならず、かつ通信速度が落ちない場所を探すことが重要です。ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」には、推奨位置を計測できる管理画面機能も備わっています。

電波干渉の回避と周波数帯の選択

Wi-Fiの電波には、5GHz帯2.4GHz帯の2種類があり、WiMAX+5Gルーターでは切り替えて使用できます。

  • 5GHz帯
    高速でのインターネット利用に適していますが、障害物に弱い特性があります。ルーターとデバイスの距離が近く、遮蔽物が少ない室内での利用に最適です。
  • 2.4GHz帯
    障害物に強く、電波が遠くまで届きやすい特性がありますが、速度は5GHz帯に比べて劣ります。屋外での利用や、ルーターとデバイスの間に壁などがある場合に適しています。

初期設定では2.4GHz帯のみが有効になっている場合があるため、端末が届いたら設定メニューから5GHz帯も「ON」にすることで、より高速な通信を利用できる可能性があります。

有線LAN接続の活用

前述の通り、ドックやクレードルを利用した有線LAN接続は、無線接続に比べて通信速度と安定性を大幅に向上させる有効な手段です。特にオンラインゲームやライブ配信、大容量ファイルの転送など、シビアな通信が求められる作業を行う際には、有線接続を検討することをおすすめします。

バッテリーケアモードの活用

モバイルルーターはバッテリー駆動のため、バッテリーの劣化は避けられません。しかし、「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」のような一部のルーターには「ケアモード」が搭載されており、バッテリーの劣化を抑える工夫がされています。 ケアモードを有効にすることで、充電と放電を繰り返すことによるバッテリーへの負担を軽減し、ルーターを長持ちさせることが可能です。常にコンセントに挿しっぱなしでホームルーターのように使う場合は、この設定を検討すると良いでしょう。

5G通信が不安定な場合の対処法

WiMAXは5Gエリアが拡大中ですが、場所や状況によっては5G通信が不安定になることがあります。特に基地局から離れた場所では、端末が5Gを拾おうとするあまり、かえって通信が遅くなる場合があります。 このような場合、設定メニューから5G通信を一時的にオフにして、4G/3G通信のみに切り替えることで、通信が安定する可能性があります。例えば、「Speed Wi-Fi 5G X12」では、ネットワークモードの設定から簡単に5G通信を切ることが可能です。

テレワークにおすすめのWiMAXルーター

WiMAX+5Gには、利用シーンやニーズに合わせた多様なルーターが提供されています。ここでは、テレワークにおすすめの主要なWiMAX+5G対応ルーターを紹介します。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01:自宅と外出先で最高のパフォーマンスを

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」は、2025年3月27日に発売されたWiMAX+5Gの最新モバイルルーターです。約1年10ヶ月ぶりの新端末として、多くのユーザーから注目を集めました。

  • 最大の特徴は「ドック」が標準で付属している点です。これにより、従来のモバイルルーターの価値である「外出先でも使える」に加えて、「おうちでも快適に使える」ルーターとして、より多様なニーズに応えやすくなっています。
  • 通信の安定性向上が期待できるだけでなく、上り最大速度が前モデルと比べて向上しており、ファイルのアップロードが多いリモートワークや学生にも適しています。最大通信速度は下り最大3.5Gbps、上り最大286Mbpsです。
  • 大容量5,400mAhのバッテリーを搭載し、連続通信時間は約9時間と、1日外出先でWi-Fiを使っても問題ないレベルです。
  • タッチパネル式のディスプレイで、直感的な操作が可能です。SIMカードの挿入からWi-Fi接続まで、簡単な手順で完了できます。QRコードでの接続にも対応しており、複数人での共有もスムーズです。
  • ドックを介した有線LAN接続では、下り430Mbps、上り100Mbpsという光回線級の実測値を記録しており、オンラインゲームやライブ配信などの高負荷な用途にも対応できます。
  • Wi-Fi 6に対応し、最大48台のデバイスを同時接続可能で、家族での利用や野外イベントなど、複数人での利用にも対応できます。
  • 端末の大きさはスマホサイズ(約W140×H72×D15.4mm)、重さ約198gと、携帯性も維持されています。

Speed Wi-Fi HOME 5G L13:据え置き型で安定性を重視するなら

Speed Wi-Fi HOME 5G L13

Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は、コンセントに挿すだけでインターネットを開通できる人気の据え置き型ホームルーターです。

  • 「もっと簡単にギガスピードを体感しよう」をキャッチフレーズとし、**光回線顔負けの「下り最大速度4.2Gbps」**を記録しています。
  • 5G SA方式に対応しており、対応エリアではより高速で安定した通信が期待できます。
  • Wi-Fi 6に対応し、Wi-Fi接続時の最大速度は2,402Mbps(5GHz帯の場合)です。また、2.5GBASE-Tに対応したLANポートを搭載しており、有線接続でも高速通信が可能です。
  • 最大32台のデバイスを同時接続可能で、家族で多くの端末をWi-Fiに繋ぐ場合にも対応できます。
  • 引越しが多い方や単身赴任先、実家での利用など、設置の手軽さ持ち運びの容易さが大きなメリットです。
  • 実測値では、下り最大650Mbpsを記録しており、オンラインゲームや高画質動画視聴など、一般的な利用で十分な速度を発揮します。

Speed Wi-Fi 5G X12:携帯性と高い通信速度のバランス

Speed Wi-Fi 5G X12」は、5G SAに対応したモバイルルーターです。

  • 最大通信速度は下り最大3.9Gbps、上り最大183Mbpsと高速です。
  • 4,000mAhのバッテリーを搭載し、連続通信時間は約9時間です。
  • UI(ユーザーインターフェース)が大幅に改善され、ストレスなく直感的な操作が可能になっています。また、5G通信が安定しない時に4G通信に簡単に切り替える設定ができます。
  • クレードル(別売り)を使用すれば、有線LAN接続も可能です。
  • 約174gという軽量さも特徴で、持ち運びにも便利です。

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi:大画面と長時間バッテリーで快適に

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は、Galaxyブランド初の5G対応モバイルルーターです。

  • 約5.3インチの大型ディスプレイを搭載しており、データ使用量や電波強度などの必要な情報を一目で確認できます。スマートフォンと似た操作感で使いやすいと評価されています。
  • 5,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、連続通信時間は約1,000分(約16時間40分)と非常に長く、長時間の外出やテレワークでもバッテリー切れの心配が少ないです。
  • 最大通信速度は下り最大2.2Gbps、上り最大183Mbpsです。
  • 本体背面にスタンドが付いており、卓上で自立させて使用することができます。充電中は画面を常にONに設定し、卓上カレンダーとしても利用可能です。
  • 最大10台のWi-Fiデバイスと1台のUSBデバイスを接続できます。

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  • データ容量は無制限(一定期間内の大量通信で速度制限の可能性あり)で、下り最大4.2Gbpsの高速通信に対応しています。
  • 工事不要で最短翌日から利用を開始できる手軽さも魅力です。
  • テレワークやWeb会議、オンラインゲームなど、様々な用途で快適に利用できるとされています。

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テレワークの可能性を広げるWiMAXの総合的な価値

WiMAX+5Gは、テレワークにおいて非常に有効なインターネット通信サービスです。固定回線が引けない環境でも、工事不要ですぐに高速かつ安定したインターネット環境を構築できるため、自宅でのメイン回線としても十分に活躍します。また、モバイルルーターであれば、外出先のカフェやコワーキングスペース、出張先、さらには移動中の電車内など、場所を選ばずに高品質なWeb会議や業務を遂行できるため、サブ回線としても強力なツールとなります。

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