SuicaとPASMOがコード決済teppayで大進化!
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「キャッシュレス決済の種類が増えすぎて疲れてしまった…」「PayPayは便利だけど、Suicaの残高もアプリでまとめられたらいいのに」。もしあなたが普段からバーコード決済やモバイルSuica/PASMOを利用しているなら、そう感じたことはありませんか。
事実、一都三県に住む生活者を対象とした調査では、約9割の方々がキャッシュレスの多様化・複雑化に何らかのストレスや疲れを感じているという結果が出ています。多くの方が「決済手段をなるべく分散させたくない・まとめたい」と考えており、「まとめるなら馴染みのブランド・サービスにまとめたい」というニーズが高いことも分かっています。
この「キャッシュレス疲れ」を解消し、日々の生活をもっと快適にするために、通勤・通学でお馴染みのモバイルSuicaとモバイルPASMOが大きく進化します。それが、新しいコード決済サービス「teppay(テッペイ)」です。
この記事では、teppayの基本的な仕組みから、これまでのバーコード決済(PayPayや楽天Payなど)とは何が違うのか、そしてteppayが私たちのキャッシュレスライフをどう変えるのかを、詳しく分かりやすくご紹介します。teppayの全貌を知れば、きっとあなたもサービスインが待ち遠しくなるはずです。
馴染みのモバイル決済が最強のコード決済に生まれ変わる:teppayとは

(出典:teppay)
teppayとは、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)と株式会社パスモが連携して提供するコード決済サービスの名称です。
teppayの最大の特徴は、独立した新しいアプリではないという点です。すでにモバイルSuicaまたはモバイルPASMOをご利用中の方であれば、アプリのアップデートを行うだけで、新たなアプリのダウンロードや面倒な登録手続きなしにteppayの機能がそのまま使えるようになります。
teppayという名称には、交通事業者としての「T-ravel(移動・旅)」、誰にでも優しい「E-asy」、そして他者との「P-artnership(連携)」という、大切にしたい3つの価値が込められているそうです。
teppayの機能は、従来の交通系ICカードのタッチ決済機能と共存しながら、コード決済、残高の送付・受け取り、オンライン決済といった、現代のキャッシュレス決済に求められる多様なシーンをカバーします。
teppayの提供開始時期
teppayのサービス開始時期は、モバイルSuicaとモバイルPASMOで異なります。
- モバイルSuica:2026年秋 より提供開始予定。
- モバイルPASMO:2027年春 より提供開始予定。
なお、teppayの加盟店募集は、2026年夏頃から開始される予定となっています。
既存のバーコード決済とは何が違う? teppayで実現できること

(出典:PR TIMES)
teppayが、既に普及しているPayPayや楽天Payといったバーコード決済、そして従来のモバイルSuica/PASMOと比べて、特に優位性を持つのは以下の点です。
1. モバイル決済の「2万円の壁」を打ち破る
従来の交通系ICカード(Suica/PASMO)の残高上限は2万円でした。これは通勤・通学には十分ですが、家電や旅行代金、少し高額な飲食代といった支払いには不向きでした。
teppayは、この「2万円の壁」を解決します。teppayは交通系IC残高とは別の「teppay残高」を管理するため、2万円を超えるお買い物もコード決済で可能になります。入金の上限額は30万円に設定されています。
2. アプリを超えて残高を「送る・受け取る」相互送金機能
多くのバーコード決済サービスがユーザー間送金(P2P送金)に対応していますが、teppayの送金機能はさらに強力です。teppayユーザー同士であれば、なんとモバイルSuicaアプリとモバイルPASMOアプリという異なるアプリ間をまたいで残高を「送る・受け取る」ことが可能になります。
例えば、家族間でSuicaとPASMOに分かれている場合でも、親のアプリから子どものアプリへ、交通費やお小遣いを簡単に送金できます。受け取ったteppay残高は、そのまま交通系IC残高へチャージしたり、定期券の購入に利用したりできます。
※注意点: モバイルSuicaやモバイルPASMOの交通系IC残高そのものを、送ったり受け取ったりすることはできません。送金できるのはteppay残高のみです。
3. JCBプリカ発行でネットショッピングもカバー
teppay残高は、街中でのコード決済だけでなく、オンライン決済にも対応します。アプリ内で「teppay JCB プリカ」というJCBブランドのバーチャルカードを無料で発行できるため、ECサイトでの買い物や、タクシー、飲食店などのモバイルオーダーでも利用可能となります。
4. 地域経済を活性化する「バリチケ」機能
特定の地域やお店に限定して利用できる「地域限定バリュー」(通称:バリチケ)機能も提供されます。これは、自治体が展開するプレミアム商品券や、キャッシュレス還元事業などと連携し、地域への移動や消費を活性化させることを目的としたteppay独自の取り組みです。バリチケはteppay残高と組み合わせて支払うことも可能です。
どの端末でも利用できる? teppayの利用方法とチャージ経路

(出典:PR TIMES)
どの端末で使える? FeliCa搭載が前提
teppayはモバイルSuica/PASMOアプリに組み込まれる機能であるため、前提としてモバイルSuicaまたはモバイルPASMOが利用可能なスマートフォン端末が必要です。
特に、近年登場しているFeliCa(おサイフケータイ)機能が非搭載のスマートフォンでは、そもそもモバイルSuica/PASMOアプリを導入することができないため、teppayも利用できません。
アプリ内での利用方法
モバイルSuicaまたはモバイルPASMOアプリを開くと、トップ画面に追加された「teppay」ボタン(ロゴマーク)が表示されます。これをタップすることで、すぐにteppayの決済画面(QR/バーコード表示画面)に切り替わります。また、アプリ起動時の初期画面をteppay画面に設定することも可能です。
teppay残高の入金方法(チャージ)
teppay残高への入金(チャージ)方法は、以下の3つが基本となります。
- 銀行口座
- ATM(現金)
- ビューカード
特にビューカードは優遇されており、ビューカードをteppayに登録して紐付ければ、teppay残高へのチャージなしで、ビューカードのショッピング枠を利用したコード決済が可能になります。これは、チャージの手間を省きたい方に非常に便利な機能です。
※注意点: 一度teppay残高に入金したお金は、銀行口座やATMへの出金(払い戻し)はできません。決済や交通系ICへのチャージなどで使い切る必要があります。
PayPay、楽天Payとの比較:teppayの優位性とは?

(出典:PR TIMES)
teppayは、現在のコード決済市場の覇者であるPayPayなどに対抗するために開発されました。teppayが持つ、他社にはない強みと、SuicaとPASMOの機能連携について解説します。
バーコード決済市場での立ち位置
PayPayが約7,000万人のユーザーを抱えるのに対し、モバイルSuicaとモバイルPASMOのアプリ会員は合計で4,000万人を超える規模とされています。JR東日本は、この既存の強固なユーザー基盤に、コード決済という機能を統合することで、日常的な決済の土俵でPayPayや楽天Payに対抗しようとしています。
| 比較項目 | teppay (Suica/PASMO) | PayPay/楽天Payなど |
|---|---|---|
| アプリ統合 | 既存のSuica/PASMOアプリに機能追加 | 原則、専用アプリ |
| 高額決済 | 可能(30万円まで) | 可能 |
| ICカード残高連携 | teppay残高からIC残高へチャージ可能 | 不可(稀な連携を除く) |
| 相互送金範囲 | Suicaアプリ⇔PASMOアプリ間も可能 | 同一アプリユーザー間のみ |
| 必須端末 | FeliCa搭載スマホが必須 | FeliCa非搭載スマホでも利用可能 |
| 利用可能店舗 | Smart Code™連携(160万箇所) | 各社独自の加盟店網 |
teppayの最大の優位性は、「移動」と「決済」のシームレスな統合と、「馴染み深さ」にあります。特に、交通費の管理や、Suica/PASMOユーザー間の残高のやり取りという、交通事業者が得意とする分野で、他社には真似できない利便性を発揮します。
SuicaとPASMOでは機能は違う?
teppayの機能は、モバイルSuicaとモバイルPASMOのどちらのアプリでも同質に提供されます。残高の送付、コード決済、オンライン決済といった主要機能において、SuicaユーザーとPASMOユーザーの間で差が生じることはありません。
むしろ、teppayの導入により、これまで分断されていたSuicaとPASMOの利用シーンが統合されることが最大のポイントです。これにより、関東圏や東日本エリアで家族がSuicaとPASMOを使い分けているような場合でも、互いに残高を移動させることが可能になり、利便性が大幅に向上します。
teppayを利用するメリット:キャッシュレス体験が劇的に変わる

(出典:PR TIMES)
teppayは、単に決済手段が増えるだけでなく、ユーザーのキャッシュレス体験そのものを大きく改善します。
1. ストレスフリーな決済の一元化
生活者の76.1%が「決済手段をなるべく分散させたくない」と考えているように、複数のアプリを開き、どの決済がどこで使えるか考えることは大きなストレスです。teppayは、普段から利用頻度の高いモバイルSuica/PASMOという信頼できるプラットフォームにコード決済を統合することで、「電車も高額決済もネット通販も、まずはこのアプリを開けば完結する」という、理想的な決済フローを実現します。
2. 全国のSmart Code™加盟店で利用可能
teppayはサービス開始当初から、JCBが提供する統一コード決済スキームであるSmart Code™と提携を予定しています。これにより、teppay独自の加盟店に加えて、全国約160万箇所(2025年10月末時点)のSmart Code™加盟店で利用できるため、地方でも安心して利用できる高い汎用性を持ちます。
3. 交通費や定期券購入がキャッシュレスで完結
teppay残高は、モバイルSuica/PASMOの定期券購入や交通系IC残高へのチャージに利用できます。特に、18歳未満の通学定期券購入は、支払い方法が制限されていることが多かったですが、teppay残高を使えるようになることで、親権者のクレジットカードなしで、親のteppay送金を通じて購入しやすくなるなど、利便性が高まります。
4. ビューカード連携によるスマートな利用
ビューカードを連携すれば、残高不足を気にせずコード決済が可能になります。チャージ不要で即座に支払える手軽さは、急いでいる時や高額な買い物の際に大きなメリットとなります。
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teppayを利用する上での留意点と今後の課題

teppayは画期的なサービスですが、利用にあたってはいくつかの注意点や、今後の課題となる点も存在します。
1. FeliCa非搭載端末では利用不可
teppayはモバイルSuica/PASMOアプリのアップデート機能であるため、前提としてFeliCa搭載(おサイフケータイ対応)のスマートフォンが必要です。海外メーカーのスマートフォンなど、FeliCa非搭載端末をメインで利用している方は、このサービスを利用できません。
2. teppay残高の現金化はできない
PayPayや他の資金移動業者系のコード決済とは異なり、teppay残高は銀行口座やATMへの出金(現金化)ができません。一度入金したお金は、決済や交通系ICへのチャージなどで使い切る必要があります。
3. チャージ方法が限定的
teppay残高への直接的な入金は、銀行口座、ATM、ビューカードに限定されています。PayPayのように、他の広範な提携クレジットカードからチャージし、ポイントの二重取りを狙うといったポイ活上の戦略は、現時点では制限される可能性があります。
4. サービス開始時期が遅い
モバイル決済の競争が激化している中で、モバイルSuicaのサービス開始が2026年秋、モバイルPASMOに至っては2027年春と、開始時期が比較的遅いことも課題です。既存のPayPayユーザーなどを取り込むためには、サービス開始時の大規模なキャンペーンや、他のバーコード決済にはない強力なポイント還元策が必要となるでしょう。
馴染みのモバイルSuica・PASMOがあなたの日常を「もっと快適に」変える
teppayの登場は、単なる決済手段の追加ではなく、長年にわたり日本のキャッシュレスを支えてきたSuica/PASMOの利便性を、次のレベルへ引き上げる大きな一歩です。
モバイルSuicaが2026年秋、モバイルPASMOが2027年春にteppayの提供を開始することで、約4000万人を超える既存ユーザーは、慣れ親しんだアプリ内で「2万円の壁」を気にせず高額決済が可能となり、さらにはアプリを超えて残高を送り合えるという画期的な機能を享受できます。
普段からSuica、PASMOを利用しているユーザーは非常に多く、この巨大なユーザー層を取り込み、移動と消費を一元化できるかどうかが、teppay成功の鍵となります。特に、モバイルSuicaとPASMO間での相互送金機能や、自治体と連携したバリチケといった、交通事業者ならではの独自の差別化要素は、既存のバーコード決済からの乗り換えを検討する大きな理由になるでしょう。
既に他のバーコード決済をメインで利用している方も、「キャッシュレス疲れ」を解消するための決済手段の一元化という観点から、teppayの導入は非常に価値があります。
まずは、お手元のスマートフォンにモバイルSuicaまたはモバイルPASMOアプリが入っているかを確認し、2026年秋のアップデートに向けて準備を整えてみてはいかがでしょうか。teppayは、あなたの日常の「移動」と「消費」をシームレスにつなぎ、よりスマートでストレスのない未来を提供してくれるはずです。
例えるなら、 teppayは、あなたがいつも使っている通勤定期入れが、単なる交通カードとしてだけでなく、高額決済、ネット通販、友人との割り勘までこなせる「最強のデジタルウォレット」に生まれ変わるようなものです。最も身近で信頼できるツールが、すべての決済ニーズを満たしてくれる、そんな未来がもうすぐそこに来ています。
みんなのらくらくマガジン 編集長 / 悟知(Satoshi)
SEOとAIの専門家。ガジェット/ゲーム/都市伝説好き。元バンドマン(作詞作曲)。SEO会社やEC運用の経験を活かし、「らくらく」をテーマに執筆。社内AI運用管理も担当。



