WiMAX+5Gを徹底比較!料金・速度・格安プロバイダの最新情報

2021年4月にサービスが開始したWiMAX+5G。

au・UQ回線が使える人気のモバイルwifi・ホームルーター『WiMAX(ワイマックス)』から、2021年4月に新サービス『WiMAX+5G』がデビューしました。

5G対応になって何かすごそう」

「通信速度も速くなって、ホームルーターはwifi6も対応らしい…」

など、なんとなく便利そうなのはわかるものの、「今までのWiMAX2+と何が違うのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

また、実際に契約しようとした時、WiMAX+5Gを提供するプロバイダが複数あって、どこで申込めば良いのかも迷いますよね。

そこで今回は、WiMAX+5GとWiMAX2+の比較おすすめプロバイダの情報をお届けします。

<この記事はこんな人におすすめです>

WiMAX(ワイマックス)を検討している人。

WiMAX(ワイマックス)+5Gの特徴を知りたい人。

WiMAX2+からWiMAX+5Gに乗り換えようか迷っている人。

WiMAX+5Gをどこのプロバイダで申し込むか迷っている人。

WiMAX+5Gの特徴

まずは、WiMAX+5Gの特徴を見ていきましょう!

わかりやすいよう、WiMAX2+との比較表にしてまとめました。

WiMAX+5G WiMAX2+
月額料金 25ヶ月間:4,268円

26ヶ月目以降:4,818円

4,268円
通信速度 下り最大:2.7Gbps

上り最大:183Mbps

下り最大:440Mbps

上り最大:75Mbps

対応エリア 通常モード 【WiMAX2+同等エリア】

+【4GLTE/5G一部エリア】

WiMAX2+エリア
オプション auサービス同等エリア 4GLTEエリア
速度制限 通常モード 3日間15GB 3日間10GB
au ハイスピードエリア オプション 月間15GB

※月間15GBを超過した後も、スタンダードモードはギガ放題で利用可

月間7GB
最新端末 モバイルタイプ Galaxy5G WX06/W06
ホームタイプ HOME L11 HOME02
端末代金 Galaxy5G:21,780円

HOME L11:21,780円

※端末代金はユーザー負担。

WX06/W06:16,500円

HOME02:16,500円

※但し、端末代金0円のプロバイダが大半。

★5G、4GLTEオプション解除後は「3日間15GB」が適用されます。

※2021年6月時点の情報

『WiMAX2+』と『WiMAX+5G』を比較すると、月額料金が高く、端末代金も購入者の負担となっている点が気になりますが、

  1. 通信速度が大幅にアップ(下り最大速度440Mbps→2.7Gbps)していたり、
  2. 使えるエリアが広がって、auスマートフォンと同等エリアに拡大していたり、
  3. WIMAX2+では月間7GBまでしか使えなかった「auハイスピードエリアオプション」も『ギガ放題』

ですが、5Gにもいくつかのメリットがあるので次で詳しくご紹介します。

WiMAX+5Gのメリット5つ

  1. 通信速度の向上
  2. 対応エリアの拡大
  3. 直近データ使用量の拡大
  4. LTEオプション使用量の拡大
  5. 低速化の回避が可能

下記から、順番に解説していきます。

メリット①:通信速度の向上

WiMAX+5Gの通信速度は、WiMAX2+を上回っています。

通常モードであっても、au5Gエリアの一部が利用できるからです。

WiMAX+5Gの下り最大速度は2.2Gbpsであり、WiMAX2+の440Mbpsを大きく上回っています。以前販売されていたHuawei製の「W06」でも1.2Gbpsだったので、かなり速いです。

受信速度である下り速度が速いと、動画を読み込む速度やアプリをダウンロードする速度も上がります。

通信速度を重視する人には、WiMAX+5Gをおすすめです。

WiMAX+5Gは実測値も速い

では、実際にWiMAX+5とWiMAX2+の最新機種・主力機種の速さを比較してみましょう。

端末 理論値 実測値
下り最大 上り最大 下り平均 上り平均
WiMAX+5G Galaxy 5G 2,200Mbps 183Mbps 60.13Mbps 15.01Mbps
WiMAX2+ WX06 440Mbps 75Mbps 35.06Mbps 6.66Mbps
W06 1,237Mbps 75Mbps 39.57Mbps 5.11Mbps

※実測値はみんなのネット回線速度より引用

理論値は、ベストエフォート値ともいいます。

回線提供事業者であるUQコミュニケーションズが提示する「理論上の最大値」であり、事業者が可能な限り努力した速度のことです。

「Galaxy 5G」の理論値が他2機種を上回るだけでなく、実測値においても2倍近く速いことがわかります。特筆すべきは実測値の上り速度で、他機種の約3倍です。

上り速度が速いと、SNSやブログ、動画の投稿がスムーズになります。身近な例なら、LINEで写真を送る速さが上がります。

メリット②:対応エリアの拡大

対応エリアの広さでも、WiMAX+5はWiMAX2+より優れています。

公式サイトにはWiMAX+5のエリアは「WiMAX2+と同等」と記載されていますが、実際にはWiMAX2+エリアに加えてau5G/4GLTEエリアの一部も利用できるからです。

1.7GHz/2.1GHz/3.7GHz帯のWiMAX+5Gは、2.5GHz帯のWiMAX2+よりも低い周波数帯域を使用しているので、従来では電波が届かなかった地下などの障害物が多いエリアでも使いやすくなっています。

また、UQコミュニケーションズの発表によると、2022年以降はWiMAX2+エリアの一部も5Gに転用する方針とのことです。

障害物の多いエリアでネットを使うことが多い場合、WiMAX+5Gなら快適に利用できます。

メリット③:直近データ使用量の拡大

WiMAX+5Gは直近データ使用量も、WiMAX2+より拡大しています。

WiMAX2+が3日10GBである一方で、WiMAX+5Gは3日15GBも利用できるからです。実際に利用した人からは、「今までよりも快適に使える」といった感想が寄せられています。

ネットの利用が多い人にも、データ使用量の多いWiMAX+5Gがおすすめです。

メリット④:LTEオプション使用量の拡大

LTEオプションも、WiMAX+5Gなら多く利用できます。

従来のWiMAX2+は月間7GBでしたが、WiMAX+5Gは月間15GBまで拡大しているからです。2倍以上もデータ使用量の上限が増えているのに、利用した月だけ月額1,100円とWiMAX2+のオプション料金と変わりません。

電波が入らない場所でネットを使い続けるような場面でも、WiMAX+5GのLTEオプションなら月間15GBも使えて安心です。

メリット⑤:低速化の回避が可能

 

WiMAX+5GとWiMAX+2の大きな違いは、低速化の回避です。

従来のWiMAX2+は、LTEオプションのデータ使用量上限を超過すると翌月まで128Kbpsに低速化していました。LTE利用時だけでなくWiMAX2+利用時も128Kbpsが翌月まで続いたので、オプションを利用しにくいのが難点でした。

しかし、WiMAX+5Gは仮にLTEオプションで月間15GBを超過して128Kbpsまで低速化しても、通常モードに切り替えるだけで低速化を回避することができるのです。ただし、通常モードが3日間合計15GBを超過している場合は、1Mbpsに低速化します。

WiMAX+5Gの端末情報

WiMAX+5Gの最新端末は、以下の2機種です。

  • モバイルルーター:Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
  • ホームルーター:Speed Wi-Fi HOME L11

UQコミュニケーションズにおける「HOME L11」は、2021年7月中旬以降から取り扱いを開始する予定で、各店舗やオンラインで予約を受け付けている状態です。

一部のプロバイダでは、すでに取り扱いが開始しています。

それでは、各端末のスペックをみていきましょう。

「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」「HOME L11」のスペック

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi HOME 5G L11
本体画像
メーカー Samsung ZTE
下り最大速度 2.2Gbps 2.7Gbps
上り最大速度 183Mbps 183Mbps
対応ネットワーク 5G(sub6/<sub6・ミリ波>以外の周波数/4G LTE/WiMAX2+ 5G(sub6/<sub6・ミリ波>以外の周波数/4G LTE/WiMAX2+
サイズ 幅147×高さ76×奥行10.9mm 幅70×高さ182×奥行124mm
重量 約203g 約599g
ディスプレイ 約5.3インチ
バッテリー容量 5,000mAh
最大使用時間 連続通信:約1,000分

連続待受時間:約790分

電源 AC100V-240V
最大消費電力 9W
au ICカード au Nano IC Card 04 LE U au Nano IC Card 04 LE
有線LAN規格 1000BASE-T(ギガビット対応)/100BASE-TX/10BASE-T/2ポート
無線LAN規格 IEEE802.11a/n/ac(5GHz)

IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)

IEEE802.11a/b/g/n/ac/

ax(2.4GHz/5GHz)

Body-SAR値 0.417W/kg
対応OS Windows10/8.1 Windows10/8.1

Mac11.1~10.9

最大同時接続数 有線LAN:1台

無線LAN:10台

有線LAN:2台

無線LAN:30台

カラー ホワイト ホワイト
発売日 2021年4月8日 2021年7月中旬以降

「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は通信速度が速いので、動画の視聴もスムーズです。ポケットサイズでも10台の同時接続が可能なので、ホームルーターとしても利用できます。

ほかにも、以下のような特徴があります。

  • 大きなディスプレイで見やすい
  • 各種設定が簡単
  • バッテリー容量が大きい

ディスプレイは大きいだけでなく、メーター形式で設置場所の電波強度やデータ使用量が表示されるので、ベストな設置場所がみつかります。

WiMAXプロバイダの5Gプラン比較

プロバイダ 手数料 月額料金 端末代金 契約期間 その他の特典
Broad WiMAX 3,300円 ~24ヶ月目:4,763円

25ヶ月目~:5,313円

0円 3年 ・5,000円キャッシュバック

・LTEオプション無料

・送料無料

カシモWiMAX 3,300円 1ヶ月目:4,500円

2ヶ月目~:4,750円

0円 3年 ・初月無料

・LTEオプション無料

・送料無料

みんなのらくらくWi-Fi 3,300円 ~25ヶ月目:4,268円

26ヶ月目~:4,818円

605円×36回 3年 ・JCBギフト券5,000円分

・LTEオプション無料

・公衆Wi-Fi月額400円無料

・送料無料

各社とも、月額料金に大きな差はありません。

わずかにカシモWiMAXの料金が安いものの、3年以内に解約すると違約金に加えて端末代金も「25,000円全額」支払う必要があります。

プロバイダ 端末残債 違約金
Broad WiMAX 24ヶ月以内解約で10,450円 12ヶ月以内:28,050円

13~24ヶ月以内:21,450円

25ヶ月目以降:14,300円

更新月以降:10,450円

カシモWiMAX 25,000円 24ヶ月以内:16,000円

25ヶ月目~36ヶ月目:11,000円

38ヶ月目以降:10,450円

みんなのらくらくWi-Fi 605円×残り月数 21,780円

 

たとえば、1年後にカシモWiMAXを解約した場合は「41,000円」もの違約金・端末代金を支払わなければなりません。

解約 Broad  カシモ みんなのらくらく
1年 31,900円 41,000円 36,300円
2年 24,750円 36,000円 29,040円

※プロバイダ名省略

以上から、解約時の負担が最も大きいのはカシモWiMAXであることがわかります。

WiMAX+5Gなら「みんなのらくらくWi-Fi」がおすすめ

WiMAX+5Gのプロバイダなら、「みんなのらくらくWi-Fi」をおすすめします。

理由は、以下のとおりです。

  • 特典が多い
  • 月額料金が安い
  • 他社より解約時の負担が少ない

本体代金を加算すると2社ともに他社より高額ですが、月額400円の公衆Wi-Fi「ワイヤレスWi-Fi」が無料で利用できるので他社よりもお得に利用できます。

プロバイダ 3年総額

(月額料金のみ)

3年総額

(端末代金含む)

3年総額

(端末・公衆Wi-Fi含む)

Broad WiMAX 173,068円 173,068円 173,068円
カシモWiMAX 170,750円 170,750円 170,750円
みんなのらくらくWi-Fi 154,698円 176,478円 154,698円

以上の理由により、WiMAX+5Gのプロバイダは「みんなのらくらくWi-Fi」のコスパが高いのです。

みんなのらくらくWi-Fiが気になった方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

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