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京都

祇園は何で有名?祇園散策の所要時間はどれくらい?

日本の古都、”京都” の花街として知られる “祇園”。

“祇園” は、京都の中でも、とくに古都の風情が感じられるエリアとして人気の観光スポットです。

舞妓・芸妓さんがもてなす “お茶屋” をはじめ、飲食店や抹茶スイーツのお店、日本の伝統芸能を手軽に鑑賞できる “ギオンコーナー” など、魅力的なスポットが点在しています。

今回は、京都在住の私が、”祇園エリア” の魅力と、散策にかかる時間をお伝えします。

“祇園” は何で有名?

舞妓 an apprentice geisha

“祇園”とは、京都市内にある、京阪電車の “祇園四条駅” から “八坂神社辺り” までの、”四条通り南北のエリア” を指します。

とくに、舞妓・芸妓さんがお客をもてなす、”お茶屋” のある花街として有名で、木造建築に赤い提灯が掲げられたお茶屋が連なる様子は、祇園ならではの風情を醸し出しています。

▼ 祇園のお茶屋

京都 祇園 お茶屋 kyoto gion

ミシュランの星付き懐石料理店や料理店なども点在していて、本格的で高級な日本料理を味わうことができます。

また、四条通りをメインに、抹茶スイーツ店も数多くあります。カフェでは、抹茶を使ったソフトクリームやパフェを楽しめるのも魅力です。お土産に抹茶スイーツを購入するのもおすすめです。

“祇園甲部歌舞練場” は、舞妓・芸妓さんが舞を踊る劇場です。春の “都をどり”、秋の “温習会” が評判です。

▼ 祇園甲部歌舞練場

祇園甲部歌舞練場 MIYAKO ODORI

夏の“祇園祭”で知られる “八坂神社” や禅寺の “建仁寺” もあり、神社仏閣めぐりも楽しめるスポットとしても有名です。

祇園散策にかかる時間は?

“祇園散策” にかかる時間は、興味の対象にもよりますが、およそ “4時間” が目安です。

“祇園商店街” で抹茶スイーツを味わい、お土産を購入するのに約1時間。
“花見小路” を散策するのに約40分。
“建仁寺” を見学するのに約30分〜1時間。
“八坂神社” の境内を散策するのに約30分。
“祇園白川エリア” で撮影や散策をするのに20分ほど。

もし食事、観劇、座禅体験などをすればかかる時間が変わってくるので、祇園を満喫したい人は、4時間〜5時間の時間の余裕を持っておくと良いでしょう。

ここからは、各エリアの魅力について詳しく紹介しますね。

“祇園商店街” には抹茶スイーツ店がズラリ!

祇園商店街 Gion shopping street

京阪電車の祇園四条駅を出た “四条通り” は、八坂神社まで “祇園商店街” と名付けられています。

歌舞伎などを楽しめる劇場 “南座” に始まり、飲食店や抹茶スイーツ店、お土産店などが並びます。アーケードなので雨が降っても散策を楽しめる観光スポットとして人気です。

とくにおすすめなのは、老舗の抹茶スイーツ店。店内では、抹茶を使った多彩なパフェやソフトクリームなどを楽しめ、抹茶入りのお菓子などをお土産に買うことができます。

ぜひ、京都ならではの抹茶スイーツを味わってみて下さいね。

Matcha sweets in Gion 祇園の抹茶スイーツ

“花見小路” には、舞妓・芸妓さんがいる “お茶屋” がある

先述の通り、“祇園” は、舞妓・芸妓さんらがお客をもてなす “お茶屋” がある “花街” として有名です。

当然、観光の時は、お茶屋に足を運びたくなるのですが、舞妓・芸妓さんたちの芸を楽しみながらお料理を味わう “お座敷遊び” は、通常は一般の客は入ることが出来ません。

常連客からの紹介がないと入れない、敷居の高い場所なのです。

お座敷遊び geisha entertainment

そのため、観光時には、自分が舞妓・芸妓の格好をする “舞妓体験” をしたり、観光客向けの “お座敷遊び体験” を楽しむのがおすすめです。

例)訪日外国人向け 舞妓お座敷体験 -宴 UTAGE – の公式サイトはこちら
https://www.travel-kyoto-maiko.net/utagekaigai

なお、“祇園商店街” をしばらく行くと南側の花見小路に “一力茶屋” という歴史ある立派な佇まいの “お茶屋” が見えてきます。

▼ 一力茶屋

一力茶屋 祇園 gion ichiriki chaya

このエリアには、京都ならではの木造建築 “町家” に赤い提灯が掲げられた “お茶屋” が連なっていて、祇園ならではの風情を醸し出しているので、散策したり記念撮影をしたりするのにおすすめです。

時々、通りを歩く舞妓・芸妓さんたちを見かけることもできるので、祇園ならではの風情を楽しめるでしょう。

祇園での注意点 Points to note in Gion

注意点として、このエリアには、“私道での撮影禁止” などのマナーに関する看板が掲げられています。

マナー違反としてよくあるのが舞妓・芸妓さんを追い回すように撮影することです。

地元の人が生活し仕事をしているエリアなので、全てに敬意を払いながら、観光を楽しんでください。

舞妓・芸妓さんが舞を踊る “祇園甲部歌舞練場”

花見小路を南に行くと、左側に舞妓・芸妓さんが舞を踊る劇場 “祇園甲部歌舞練場(ぎをんこうぶかぶれんじょう)” が見えてきます。

春には “都をどり”、秋には “温習会” の公演を観ることができるほか、1913年に竣工された建物は、国の有形登録文化財に指定されていて美しい佇まいをしているので、建物を見に行くだけでも楽しめるでしょう。

▼ 祇園甲部歌舞練場 公式サイトはこちら
https://miyako-odori.jp/kabukai/
(※ webからのチケット予約が可能です)

隣接する弥栄(やさか)会館には、“ギオンコーナー”という日本の伝統芸能を鑑賞できるスポットがあります。

京都発祥の踊り “京舞”、日本の古典音楽の一つである “雅楽”、風刺やユーモアを併せ持つ伝統芸能 “狂言” などを、約1時間で楽しめます。伝統芸能に手軽に触れるには最適です。

空きがあれば、当日窓口で直接予約できますが、webからも予約が可能なので、あらかじめ予約しておくと安心でしょう。

▼ ギオンコーナー 公式サイトはこちら
https://www.ookinizaidan.com/gion_coner/
日本伝統文化入門公演:毎日19:00~約1時間、一般5,500円~
*12月1日~3月第2週目までは、火・水・木・金のみ開催

京都最古の禅寺 “建仁寺” で禅体験も

建仁寺 Kenninji Temple

“祇園甲部歌舞練場” から花見小路をさらに南に進むと、京都最古の禅寺 “建仁寺” に突き当たります。

“建仁寺” は、国宝である屏風絵 “風神雷神図(ふうじんらいじんず)” を所蔵しているほか、石と岩で自然を表現した枯山水庭園があることでも有名です。

境内に入ると、祇園にいることを忘れてしまうほど静謐な空気が流れています。さすがは禅寺だと感じられることでしょう。

座禅体験をすることができるので、禅に興味のある人は、挑戦してみてください。

▼ 建仁寺
https://www.kenninji.jp/
座禅体験:毎月第2日曜日、午前7:30~9;30(120分)
座禅20分×2回、読経、法話(無料)

祇園祭で知られる “八坂神社”

八坂神社 Yasaka Shrine

四条通りに戻り、そのまま東に向かうと、美しい朱塗りの楼閣が目を惹く “八坂神社” が見えてきます。

7月に開催される日本三大祭の一つ、“祇園祭” の神社として有名で、“厄除け” の神社としても信仰されています。

本殿や社殿などの国宝・重要文化財を数多く持ち、夜間のライトアップも見どころです。

▼ 八坂神社
https://www.yasaka-jinja.or.jp/

最も情緒あふれる “祇園白川”

最後に紹介するのが、四条通りに戻り、北側に行くと現れる “祇園白川エリア” です。

Gion Shirakawa 祇園白川

川がゆっくり流れる光景は、風情があって美しく、日本の四季を感じることもできます。

祇園白川に橋が架かる“辰巳神社”辺りは、川沿いに朱塗りの玉垣が連なり、木々の葉のグリーンと赤とのコントラストが美しい絶好の撮影スポットです。

春には桜の名所にもなるので、写真映えするスポットを探している人にはとくにおすすめです。

辰巳神社 Tatsumi Shrine

四条通りの北側には、飲食店が数多くあります。地元の人が通ううどん屋やお好み焼き店から、餃子店、寿司屋、居酒屋、高級懐石料理店まで、好みに合わせたお店で食事を楽しめます。

祇園白川 飲食店 Gion Shirakawa Restaurant

京都の老舗の味を堪能してみてください。

京都で最も風情のある“祇園”散策を楽しもう!

このように、“祇園” は京都の中でも最も古都らしい風情が残るエリアです。

歴史が感じられる空間で、京都らしい風景を撮影しながら散策を楽しめます。

おいしい食事やスイーツを味わえたり、寺社仏閣めぐり、観劇、座禅などもできるので、時間に余裕を持って散策して、たくさん “祇園” を満喫して下さいね!

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