5Gと4G・Wi-Fiとの違いは?5Gプランがある格安SIMも紹介

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5G

近年よく耳にするようになった『5G』。

速度が速いという認識を持っている方も多いですが、実は5Gには他にも特徴があります。

4GやWi-Fiとの違い、光回線は必要なくなるのかといった疑問に答えていきます。

5Gが気になっている方は最後まで必見の内容です。

4G・5G・Wi-Fiとは?

最近『5G』という言葉をよく聞くようになりました。

5G・4Gの『G』とはGeneration(世代)の頭文字で、移動通信システムのことです。

4Gは第4世代、5Gは第5世代の通信規格ということです。

5Gとは一体どのようなものなのか、4G・Wi-Fiとの違いについて解説します。

現代主流の通信規格『4G』

4G』は、2010年ごろから普及し始めて現在主流の通信規格で、第4世代の移動通信システムのことです。

一つ前の3Gの通信速度は14Mbpsほどでしたが、4Gは100Mbps〜1Gbpsの高速通信ができるようになりました。

文字がメインのメールやサイト閲覧には十分の通信速度でした。

3Gから4Gへ変化したことで、通信速度が速くなったり動画のダウンロードがスムーズになったりと、通信の変化を体感した方も多いでしょう。

次世代通信規格『5G』

5Gは、次世代通信規格で2020年ごろから提供が始まり、現在も普及途中の通信システムです。

5Gが普及するとモバイル通信の高速化だけではなく、さまざまな電子機器が無線ネットワークに接続できます。

例えば、車の自動運転化・遠隔医療・4Kや8Kの動画配信などが可能になります。

近距離対応の通信技術『Wi-Fi』

4G・5Gが通信規格であったのに対して、Wi-Fiは近距離対応の通信技術であるという違いがあります。

Wi-Fiは、Wi-Fi対応のルーターとスマホやパソコンを繋ぐための通信方法のことです。

4G対応のWi-Fiルーターはもちろん、5G対応の商品も数多く発売されています。

4G・5Gについて比較

4G、5G

4Gと5Gでは下記の3つについて大きな違いがあります。

  • 通信速度
  • 同時接続台数
  • 低遅延

それぞれどのような違いがあるのか詳しく解説します。

通信速度

4G 5G
通信速度 100Mbps〜1Gbps 20Gbps程度

5Gの通信速度は、4Gの20倍ほどである20Gbpsもの高速通信が可能になりました。

光回線の一般的な通信速度は1Gbpsなので、5Gを利用すれば光回線よりも速い速度でインターネット通信ができます。

4Gよりも通信速度が格段に速くなったことで、4K・8Kの高画質動画のダウンロードや視聴、大容量通信などもストレスなく通信できるのです。

2時間程度の映画であれば数秒でダウンロードできるので、5Gの速度の速さがよくわかります。

同時接続台数

5Gは4Gに比べて同時に接続できる端末の台数が、大幅にアップすると言われています。

具体的には4Gの10倍ほどの台数が同時に接続できます。

スマホやパソコンといった通信機器だけではなく、自宅のさまざまな家電も同時に接続できるのでスマートホーム化がより一層進むでしょう。

低遅延

5Gは4Gに比べて遅延が大幅に少なくなります。

4G 5G
遅延 10ms 1ms

通信の遅延が小さくなることで、よりリアルタイムでオンライン会議が進められるのでストレスがかなり軽減されるでしょう。

クラウドゲームでも遅延を気にせず楽しめるようになります。

さらに、VRやARといった新しい技術もより楽しめるようになり、医療やゲームでもVRなどの新技術がより一層普及しています。

5Gがあれば光回線は必要ない?

5Gの高速通信ができるようになれば、光回線はいらないのでしょうか?

結論から申し上げると、5Gが普及すれば光回線がいらなくなる可能性は十分あります。

しかし、現時点ではまだ5Gの普及途中で利用できるエリアもまだ限定的なので、完全に普及するまでは光回線は必要です。

また、5Gが普及しても利用者が増えることによって混雑し速度が低下する可能性も考えられるので、光回線がいらなくなるのはまだまだ先のことです。

5Gの普及に時間がかかる理由

5Gが完全に普及するまではまだ数年はかかると言われています。

その1つの理由として、5Gの場合1つの基地局がカバーできるエリアが狭く、全エリアをカバーするためには4Gよりも多くの基地局が必要です。

基地局を増やすには時間がかかるため、5Gの普及にはまだ時間がかかってしまうのです。

大手キャリア各社では、少しでも早く5Gエリアを増やすために『5GのNR化』を行なっています。

『5GのNR化』とは、すでにある4Gの基地局の周波数帯を5Gの周波数帯に転用して、5G対応エリアを増やす方法です。

スマホの画面上では5Gの表示になりますが、使用しているのは4Gの基地局なので通信速度は4Gのままです。

ソフトバンクでは2021年度末で約5万局ある基地局を、2035年には約35万局に増やす予定とされていて、5Gが全国に普及するのはまだまだ先になります。

格安SIMでも5G対応プランの提供開始

SIMカード

大手キャリアでは2020年3月から5G対応プランを提供開始しています。

格安SIM各社でも5Gプランの提供が始まっていて、例えば楽天モバイルは2020年9月、UQモバイルは2021年9月からサービス開始しました。

楽天モバイルとUQモバイルの料金プランを、下記の表にまとめたので参考にしてみてください。

楽天モバイルの料金プラン

データ容量 月額料金(税込)
〜3GB 1,078円
〜20GB 2,178円
20GB〜 3,278円

UQモバイルの料金プラン

データ容量 月額料金(税込)
3GB 1,628円
15GB 2,728円
25GB 3,828円

月額料金で比較すると楽天モバイルの方が安いですが、UQモバイルにはネットやでんきとセットで契約するとお得になる『自宅セット割』があります。

月額料金が最大858円(税込)割引されるので、auひかりやauのホームルーターなどを持っている方はUQモバイルの方がお得です。

5Gは4Gよりも格段に速い

ここまで4G・5G・Wi-Fiの違いについて解説してきましたが、いかがでしたか?

5Gは4Gよりも通信速度が速い・遅延が少ない・同時接続台数が多いといった違いがあります。

5Gが普及すれば今後Wi-Fiや光回線が不要になるかもしれません。

しかし、5Gの普及にはまだまだ時間がかかるため、しばらくはWi-Fiや光回線を併用しながら使うのがおすすめです。

また昨今はWiMAXにも5G対応端末が登場しています。
ヨドバシカメラ等で扱っているので、気になっている方はそちらを試しても良いでしょう。

rakuraku-売り切れごめんwifi

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