Veo 3(動画生成AI)とは?使い方・何ができる?Google FLOWで映画制作も!?
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Googleが開発した、動画生成AI『Veo 3(ベオ スリー)』。
『Veo 3(ベオ スリー)』は、2025年5月20日にアメリカで行われた、Google開発者向け会議「Google I/O 2025」で発表された、最新の動画生成AIモデルで、かんたんなテキストや画像をもとに、超高品質な動画を生成することができます。
ほかの動画生成AIツールと比較しても、圧倒的に高品質・高画質な映像を作れることが特徴で、これまでの動画生成AIでは満足できなかった人たちからも、高評価の声が上がっています。
そこで今回は、今注目の動画生成AI、Googleの『Veo 3』とはどんなAIなのかや、何ができるのか、使い方や利用料金についてお伝えします。

Veo 3 とは?
(出典:Veo3)
『Veo 3(ベオ スリー)』とは、2025年5月に、日本を含む71の国と地域でリリースされた、Google DeepMind が開発した “動画生成AI” です。
“テキスト” や “画像” から、実写かと見間違うほどの “高品質” な “音声付き” の動画が生成できるのが特徴で、短編映画のようなデモ動画が公開されると、「これは本当にAI?」「シンプルなプロンプト(指示文)でここまでできるとは…」と、世界中で大きな話題になっています。
< Veo 3 デモ動画の一例 >
人物の動きも、本当にリアルですよね!
『Veo 3(ベオ スリー)』は、2024年12月に発表された動画生成AI『Veo 2』の進化版なのですが、Veo 3では、”音声付きの動画” を生成できるようになったので、より幅広い分野で活用できるのではと言われています。
動画制作や編集が不慣れな人でも、簡単に高いクオリティの映像を生み出すことができるので、動画のプロだけでなく、初心者にもうれしいツールです。

Veo 3 で何ができる? 特徴・機能
Googleが開発した、動画生成AI『Veo 3(ベオ スリー)』でできることの特徴として、おもに下記の5点があげられます。
特徴1. 音声付きの動画を自動生成
Google の動画生成AI『Veo 3(ベオ スリー)』では、テキストの簡単なプロンプト(指示文)の入力で、”映像” はもちろん “音声付きの動画” を自動で生成することができます。
前モデルの『Veo 2』をはじめ、一般的な動画生成AIでは “無音の映像” しか生成できないので、”音声付き動画” が生成できるようになったことは、大幅なバージョンアップといえます。
“会話” や “効果音“、”BGM” のほか、バックグラウンドで流れる “環境音” などの音声も、映像とともに自動生成されるので、実写で映画を撮ったかのような映像に仕上げることが可能です。

特徴2. カメラワークの自動演出
『Veo 3(ベオ スリー)』では、動画内の “カメラワーク” も、AIの判断で自動で演出してくれます。
カメラの移動をはじめ、ズームイン・アウト、スローモーションまで、効果的な演出が可能です。
効果的なカメラワークの動画が作れるようになることで、素人が作ってもプロが作ったかのようなクオリティの高い動画が作成できるのは、非常にありがたいですよね!
手動で作業する必要がないので、作業の効率化にもつながり、実際の撮影を予定している場合は、どんなカメラワークが良いかという “シミュレーション” としても役立ちます。

特徴3. さまざまな動画スタイルに対応
動画生成AI『Veo 3(ベオ スリー)』では、実写だけでなく、アニメ風やファンタジーなど、さまざまなパターンの映像が生成できます。
「アニメ風に」など、プロンプト(指示文)内で、どんなテイストの動画にしたいか指示するだけなので、操作も簡単です。

特徴4. 最大1080pの高画質動画・4K動画が生成可能
動画生成AI『Veo 3(ベオ スリー)』では、”最大1080p” の高画質動画が生成可能です。
“SNS投稿” や、”企業のPR動画” としても活用できるクオリティで、テキストや画像を入力したプロンプトから、ストーリー性を持った動画を自動で作成します。
これまでの生成AIよりも “自然な動き” の映像表現が可能なほか、”4K画質” への対応も可能です。

特徴5. プロンプトの高度な理解。日本語にも対応!
Veo 3の場合、プロンプトで複雑な指示をしても理解度が高いことが特徴としてあげられます。
これまでのAI生成ツールでは、ユーザーがうまく指示をしないと求める動画の生成が難しい点が課題としてありました。
しかし、Veo 3では、複雑かつ抽象的な指示内容に対しても、的確に映像化してくれます。
難しいプロンプトでも、veo 3ならば一度で理解して動画を作成します。
Veo 3の使い方
(出典:Veo)
まずは、Veo 3の使い方について見ていきましょう。
Veo 3の利用開始時、動画の生成時についてそれぞれ解説します。
Veo 3を利用開始するための3ステップ
Veo 3を利用するには、Googleアカウントが必要です。
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Google AIプランとは、Googleが提供する有料プランのことです。
“Proプラン”と”Ultraプラン”の2種類があり、いずれかへの加入が必須です。
月額(税込) | Veo 3の動画生成数 | |
Google AI Proプラン | 2,900円 | 月10本まで |
Google AI Ultraプラン | 36,400円 | 月125本まで |
2026年6月時点では、Veo 3を完全に無料で使用することはできません。
ただ、Google AI Proプランには1か月の無料体験期間が設けられているので、この期間内でVeo 3を試すことが可能です。
プランが登録できたら、Gemini(※)にアクセスしてVeo 3機能を利用できるように設定するだけです。
※Google が提供するマルチモーダルな生成AIモデル。テキストや画像、動画、音声などの複数の情報をもとにコンテンツの生成が可能。
Veo 3で動画を作成するときの3ステップ
veo 3で動画を作成する際は、以下の流れとなります。
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プロンプトの入力ではテキストや画像を指示して動画生成を行うのですが、Veo 3ではこの作業がより簡単になっています。
従来のAIツールでは、抽象的な指示や高度な指示への対応が困難でしたが、Veo 3の場合は即座に対応できる点が大きなメリットの一つです。
直感的な操作が可能で、動画編集の経験がない方でもすぐに活用できます。
Veo 3とFlowを使った映画制作
(出典:Flow)
Veo 3はそれだけでも動画生成において非常に便利なツールですが、Googlemp”Flow”と組み合わせると、より高度な映像が生成できます。
Flowとは、GoogleのAI映画制作ツールです。
Veo 3をはじめとするAI生成ツールと連携させることで、ツールのスキルを最大限に活用して、より高度なな映像制作が実現します。
ストーリーテリングから編集に至るまで、映像生成に関するプロセスが自動化できます。
Flowの主な機能は以下のとおりです。
- シーンビルダー:映像のシーンを編集・拡張する
- カメラツール:レンズの種類やカメラの動き、構図を変更する
- アセットライブラリ:キャラクター、環境、プロンプトを整理する
Veo 3をFlowとともに使うことで、ゼロからストーリーを立ち上げて、自動で映画を作成することも可能です。
ただ「画像を動かす」のではなく、「ストーリー性を持った映像を作る」ことが可能です。
Flowで制作された映像が見られるFlow TV も公開されているので、ぜひチェックしてみてください。
Veo 3とは誰でも簡単に高度な動画が作成できる最新AIツール
GoogleのVeo 3とは、テキストや画像から映像が作れるaI動画生成ツールです。
直感的な操作が可能で、映像制作に携わったことがない方でもすぐに使えます。
SNSへの投稿はもちろん、企業のPRやマーケティングにも活用できます。
さらに、GoogleのFlowとあわせて使うことで、映画制作までも実現可能となりました。
Veo 3の利用にあたっては、月額2,900円~の費用が必要ですが、一度使ってみると金額以上の価値が感じられるはずです。