昭和米国物語はいつ?延期情報と中国開発元の異次元日本愛
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ゲーマーの皆様、最近SNSや動画配信で突如として話題に上る、あのカオスなゲームをご存知でしょうか。タイトルを聞いただけでも「いったいどういうことだ?」と頭を抱えてしまうかもしれません。そう、『昭和米国物語(Showa American Story)』です。
「昭和66年」のアメリカが舞台で、ゾンビや怪異が跋扈する世紀末の世界を、日本のポップカルチャーが色濃く影響した中で駆け巡るという、まさに情報過多、唯一無二の設定が大きな注目を集めています。トレーラーを見るたびに、その異常なまでのディテールや、日本の80年代文化への深い愛に驚かされます。
この記事では、多くのゲーマーを魅了し、発売を心待ちにさせている中国発の超注目作『昭和米国物語』について、その基本情報から気になる発売日、そして何よりも開発チームが持つ、異次元レベルの「日本リスペクト」の秘密を徹底的に深掘りします。これを読めば、あなたもきっと、このカオスなRPGに夢中になること間違いなしです。
『昭和米国物語』はどんなゲーム?中国のNEKCOM GAMESが描く「昭和66年」の世界観

(出典:昭和米国物語公式サイト)
『昭和米国物語(Showa American Story)』は、その設定のぶっ飛び具合が世界中で話題となっているアクションRPGです。
このゲームは、単なるRPGではなく、80年代のポップカルチャーへの熱狂的なラブレターであり、B級映画の強いテイストが特徴です。
どこの国のメーカーが開発しているの?
本作を開発しているのは、NEKCOM GAMES (NEKCOM Inc.) です。このスタジオは、日本でもアメリカでもなく、中国の武漢市に拠点を置くインディスタジオです。NEKCOM GAMESは2011年に設立されました。
中国のメーカーが、これほどまでにディープな日本のポップカルチャーをテーマにしたゲームを制作しているという事実が、このゲームが持つ異様な熱狂の源泉の一つとなっています。
舞台は「昭和66年」の日本植民地アメリカ

(出典:昭和米国物語公式サイト)
物語の舞台となるのは、「昭和66年」のアメリカ大陸です。
歴史的な背景として、この世界線では日本がバブル崩壊せず、強大な経済力を武器にアメリカの国土のほとんどを買収してしまいました。その結果、大量の移民が流入し、アメリカ大陸全域に日本文化が急速に根付きます。かつて世界の頂点と呼ばれたアメリカは、日本の経済的および文化的な植民地となってしまったのです。
この二つの異なる文化の急速な融合は、矛盾や衝突を伴いながらも、時が経つにつれて人々に受け入れられていきました。
しかし、日本の暦に詳しい人なら気づくかもしれませんが、昭和は64年で終わっています。日本のユーザーは、この「昭和66年」という設定から、この世界がパラレルワールドであるとすぐに理解できます。
この設定から生まれるカオスな世界観は、トレーラーの節々に見られます。例えば、新横浜(Neo Yokohama)と呼ばれる旧ハリウッド や、柴田のラスベガス、鯉のぼり、そして日本の要素が入り乱れる摩訶不思議な街並みが確認できます。
対応機種(プラットフォーム)は?
『昭和米国物語』の対応プラットフォームは、PlayStation 4 (PS4)、PlayStation 5 (PS5) と PC (Steam) です。
現時点では、Nintendo Switchでのリリースに関する情報は確認されていません。Steamでは、すでにウィッシュリストに登録が可能です。
死から蘇った少女「蝶子」の復讐譚!カオスな世紀末アメリカを旅する壮大なストーリー

(出典:昭和米国物語公式サイト)
本作は、単なる舞台設定の面白さだけでなく、心惹かれる壮大なストーリーと、爽快なアクションが魅力です。
主人公は謎の力で蘇ったスタントウーマン「蝶子」
主人公は、蝶子(Chouko/Choco)という名の19歳の少女です。彼女は、新作アクション映画のオーディションを受けるために、妹と一緒に新横浜(旧ハリウッド)へとやってきました。
しかし、夢を胸に空港に到着した直後、黒装束の集団に襲撃され、殺されてしまいます。蝶子の死体は郊外の荒野に埋められ、妹も行方不明となってしまいました。
時間が経ち、長らく放置されていた蝶子は、原因不明の災害が降臨したある日、突然息を吹き返し土の中から這い出します。彼女は死から蘇っただけでなく、恐ろしい謎の力も与えられました。
彼女の目覚めた世界は、ゾンビや怪異が横行し、生き残った人々がわずかな資源を争う、世紀末の新世界へと変貌していました。
復讐と真実を求めるルート50横断の旅
蘇った蝶子の胸には、数えきれない疑問が渦巻いています。
- 「私を殺したのは誰?」
- 「なぜ生き返った?」
- 「妹はどこに?」
- 「世界はどうなっている?」
彼女は廃墟で見つけたバイクとキャンピングカーを修理し、妹を探し、真実を突き止め、そして復讐を果たすため、世紀末のアメリカルート50を横断する旅に出ます。この広大な旅路の過程で、巨大な秘密結社が新しい社会秩序を築こうとしているという状況にも直面します。
また、作中に登場するキャラクターのセリフには「ゾンビとは過去に囚われ抜け出せない者たちです。彼らは真の懐古主義者なのです」といった意味深なものもあり、単なるゾンビゲームではない、奥深い物語性が期待されています。
RPG要素とカオスなゲームプレイ
『昭和米国物語』は、バイオレンス極まるハイスピードバトルを体感できるアクションRPGです。プレイヤーは、移動、攻撃、回避、反撃をスタイリッシュに決めながら、群れをなす敵をなぎ倒し「トマトの海水浴を満喫」できるとのことです。
- 多様な武器
近距離武器、遠距離武器に加え、意表を突くおかしな武器が用意されており、プレイヤーはこれらの武器を自由に組み合わせ、多彩なアクションを楽しめます。 - 拠点となるキャンピングカー
旅の途中で手に入れた武器や衣装、アイテムなどを使って、巨大なキャンピングカーをカスタマイズし、蝶子のレベルアップやスキル獲得の拠点として活用できます。キャンピングカーにアップグレードを追加していくというコンセプトは、多くのゲーマーの好奇心をくすぐっています。 - ノスタルジックなミニゲーム
メインシナリオやサブシナリオ以外にも、予想を超えるノスタルジーを感じさせるミニゲームが充実しており、80年代、90年代の文化を愛する人々は子供の頃の記憶を呼び覚まされるでしょう。
日本人が驚愕!中国開発NEKCOM GAMESの異常な「日本愛」とリスペクトの深さ

(出典:昭和米国物語公式サイト)
『昭和米国物語』が単なるゲームとして終わらず、世界中で話題になっている最大の理由の一つが、開発元であるNEKCOM GAMESの持つ、日本のポップカルチャーへの異常とも言えるリスペクトと造詣の深さです。
トレーラーには、日本の80年代の風俗や文化、さらにはコアなインターネットミームまでが凝縮して描かれており、多くの日本人ユーザーが驚きと歓迎の声を上げています。
恐ろしいほど正確な日本の「ネタ」の数々
開発チームは、日本の80年代文化を「親密なレベル」で深く理解していることが、作中のディテールから伺えます。
トレーラー映像には、次のような日本文化の要素が詰め込まれており、そのマニアックさが話題になっています。
昭和66年

(出典:Steam)
実際には存在しない年号をあえて使うことで、パラレルワールドであることを示唆。
マジックミラー号

(出典:Steam)
ポルノを撮影するために使用される、一方通行の鏡が施されたバンまでが登場します。外からは普通の鏡に見えますが、内側からは外が見えるという詳細な仕組みまで理解されていることに、日本人ユーザーは驚愕しました。このバンが、渋谷のような人通りが多い場所のど真ん中に置かれるという設定も、日本の裏文化をよく知っている証拠です。
例のプール

(出典:昭和米国物語公式サイト)
日本のインターネット文化で有名な、プールも登場します。
B級カルチャー

(出典:Steam)
ラブホテルとカジノが一緒になった、まさにカオスな組み合わせの場所も確認できます。
カオスなフード

(出典:Steam)
わさびコーラや、おにぎりとフライドポテトがセットになったメニューなど、奇妙な日本風の食べ物も登場します。
パロディ要素

(出典:Steam)
日本のユーモアやポップカルチャーの一部として「キャッツアイ」やアトムっぽいキャラクターの姿も確認されています
伝統文化

(出典:昭和米国物語公式サイト)
鳥居や提灯、注連縄など、日本の神聖な要素もディテールにこだわって描かれています。
これらの要素の盛り込み方、そしてB級映画的なユーモアの取り入れ方について、多くの日本人ユーザーは「愛があるパロディだ」と評価し、開発者の日本リスペクトの方向性が異次元だと熱狂しています。
炎上騒動との対比で評価が急上昇
日本のゲーマーコミュニティでは、同時期に日本を舞台とする別の大作ゲームが、時代考証の甘さや日本文化の描写不足などで大炎上していた背景があります。
その中で、この『昭和米国物語』は、「UBI(炎上したメーカー)よ、こうするんだよ」と、日本文化に対するリスペクトと造詣の深さを示す例として、引き合いに出されることが非常に多いです。
一部では、このゲームは日米を馬鹿にしているのではないか、という懸念の声も上がりましたが、そのチープでわざとらしいパロディ要素は、純粋に「好きだからやっている」という愛の裏返しとして受け止められ、全体として「歓迎ムード」が広がっています。
「ポリコレと正反対」と海外も大興奮!B級映画的ユーモアとカオスな世界観への反応

(出典:昭和米国物語公式サイト)
『昭和米国物語』は、日本国内だけでなく、海外のゲーマーコミュニティからも熱狂的な支持を集めています。その魅力は、B級映画的なユーモアと、今日のゲーム業界のトレンドとは一線を画す「ソウル(魂)」が込められている点にあります。
海外ユーザーが語る「ソウル」と「ミーム」
トレーラーを見た海外のユーザーからは、「このゲームはクレイジーでアメイジングだ」、「私が今まで欲しかったものがすべてここにある」 といった、興奮のコメントが相次いでいます。
あるユーザーは本作を「Stellar Bladeとゾンビ、そして日本とアメリカのハイブリッド世界」 と表現し、また別のユーザーは、このゲームが「90%ミームでできている」と評しています。
ゲームプレイの雰囲気についても、ゾンビが蔓延る終末世界でハイスピードな戦闘を行うことから、『デッドライジング』や『Left 4 Dead 2』のような雰囲気、さらに『サイレントヒル』のような要素や、『北斗の拳』を彷彿とさせる熱さがあるという反応もあります。
ポリコレを気にしないキャラクターデザイン
特に海外のコミュニティで注目を集めたのが、キャラクターデザインです。
本作のキャラクターデザインは、昨今のゲーム業界で議論されることが多い「ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)」の配慮をあえて無視しているかのような、魅力的な外見を持つ女性キャラクターが登場します。
ある海外の配信者は、開発元である中国のスタジオが「アメリカのポリコレなんて気にしていない」と指摘し、このゲームは「DEI kills art(ポリコレが芸術を殺す)」と批判したイーロン・マスク氏の発言 と対照的に、「ソウル(魂)が込められたゲーム」であると絶賛しました。
中国のインディーズ開発者が、日米のポップカルチャーを独自の視点でカオスに融合させ、タブーを恐れずユーモアを追求している姿勢が、世界中のゲーマーから強く共感されているのです。
【最新情報】『昭和米国物語』の発売日はいつ?PS5/Steam対応と2026年への延期について
多くのファンが待望する『昭和米国物語』ですが、残念ながら発売時期が変更されることが発表されました。
2025年予定から2026年へ延期が決定
ファンの皆様へ #昭和米国物語 pic.twitter.com/WuHvbgDpee
— NEKCOM_JP (@NEKCOM_JP) November 12, 2025
当初、本作は2025年のリリースが予定されていました。しかし、開発元であるNEKCOM GAMESから、発売時期を2026年へと変更するとの発表がありました。
この延期発表は、通常であればファンを落胆させるニュースですが、『昭和米国物語』の場合は反応が複雑でした。
- 歓迎の声
多くのファンは延期をポジティブに受け止めています。開発チームは、延期の理由について「開発が最終段階の調節に入り、プレイヤーに悔いのない作品を届けるため、細部まで仕上げたい」と説明しており、「クオリティアップのためならいくらでも待つ」「延期は英断だ」といった歓迎のコメントが多数寄せられています。 - 不安の声
一方で、「また延期か」「この情報量の多い壮大なプロジェクトを本当にまとめきれるのか」という懸念や不安の声も同時に存在します。
このゲームのあまりにも濃密で壮大な世界観ゆえに、ファンは最高の形で完成することを強く望む反面、その複雑さからくるプロジェクトの進行への不安を抱いている状況です。
Switch、価格に関する情報
対応プラットフォームは、前述の通りPlayStation 4 (PS4)、PlayStation 5 (PS5)とPC (Steam)です。
Nintendo Switchでのリリースについては、現時点で開発元から公式な発表はありません。
また、現時点では、ゲームの具体的な販売価格についても情報が公開されていません。ファンは限定版の購入を熱望する声もあります。
NEKCOM GAMESは、延期期間を「より価値のある時間」とするべく開発を進めていくと表明しており、ファンは最高品質でのリリースを信じて、2026年の発売を待ち望んでいます。
日米の文化融合が織りなす新境地!「昭和米国物語」がゲーム史に残す金字塔となるか

(出典:昭和米国物語公式サイト)
『昭和米国物語』は、単なるゲームの枠を超えて、文化的な現象となりつつあります。
この作品の最大の魅力は、日本でもアメリカでもない中国のインディーズ開発チームが、独自の視点と深い愛情を持って、日米それぞれのポップカルチャーの黄金時代(80年代)を大胆に融合させた点にあります。
彼らのリスペクトは、単なる表面的な描写に留まらず、日本の裏文化やユーモア、インターネットミームといったディープな部分にまで及んでおり、その詳細な描写の数々は、多くの日本人ユーザーから「愛があるパロディ」「本当に日本文化を理解している」と熱烈に支持されています。この点が、中途半端な描写で批判を浴びた他の大作ゲームとの大きな違いを生んでいます。
また、既存の枠に捉われないB級映画的なカオスな世界観は、今日のゲーム業界におけるポリコレ(DEI)の流れとは正反対の「表現の自由」を体現していると、海外のユーザーからも高く評価されています。
延期という壁に直面したものの、ファンは「クオリティアップのためなら」と開発を応援する姿勢を見せています。
『昭和米国物語』は、強大な経済力を持つ日本がアメリカを文化的に支配するという、皮肉と風刺に満ちた設定を持ちながらも、それを底抜けに明るく、ユーモラスな世紀末アクションRPGとして昇華させようとしています。
この中国発の異次元な日本愛が詰まったRPGが、2026年に無事にリリースされれば、日米のポップカルチャーを愛する世界中のゲーマーにとって、間違いなく新たな金字塔となるでしょう。
PS4、PS5やSteamをお持ちの方は、ぜひウィッシュリストに追加して、この壮大な世紀末の旅に備えてください。
みんなのらくらくマガジン 編集長 / 悟知(Satoshi)
SEOとAIの専門家。ガジェット/ゲーム/都市伝説好き。元バンドマン(作詞作曲)。SEO会社やEC運用の経験を活かし、「らくらく」をテーマに執筆。社内AI運用管理も担当。



