ソニー ホンダモビリティは失敗?「アフィーラ」が変える電気自動車(EV)や自動運転の未来とは?

アフィーラ1 EV ソニー ホンダ

2023年1月4日、ソニーとホンダが50%ずつ出資したソニー・ホンダモビリティSHM)が、ラスベガスで開催された「CES 2023」で新ブランドの電気自動車アフィーラAFEELA)』を発表しました。

当時は、「電気自動車や自動運転の未来を左右する発表」という評価がある一方、成功を疑う声もあったのですが、『アフィーラAFEELA)』をは、2025年1月から米国カリフォルニア州で予約受付を開始し、日本でも2026年からの販売開始予定で準備が進められています。

2025年9月5日から12月1日、銀座7丁目のカーギャラリー『G735 Gallery』で、第1弾車両『AFEELA 1(アフィーラ1)』の展示も行われるので、気になっている人もいるでしょう。

そこで今回は、ソニー・ホンダモビリティ(SHM)が発表した電気自動車アフィーラ(AFEELA)について、失敗すると言われている背景や自動車としての特徴、電気自動車の未来などをお伝えします。

ソニーとホンダが発表した「アフィーラ」とは?

アフィーラの外観

(出典:アフィーラ

アフィーラAFEELA)』とは、ソニーとホンダが1991年から30年以上かけて手を組んでいる電気自動車(EV)事業によって発表された電気自動車です。

ソニーとホンダが半分ずつ出資して設立した “ソニーホンダモビリティ“(通称:SHM)が開発した電気自動車で、2023年10月17日、プロトタイプとして発表されました。

アフィーラAFEELA)』は、車内外にディスプレイを搭載し、ダッシュボードの左右いっぱいにモニターが広がって、スマホのようなタッチパネルがあったりと、最先端の技術を感じさせる仕様が話題になりました。

当初から2025年に発売予定とされ、実際に、2025年1月に、米国カリフォルニア州での正式な予約受付を開始し、2026年中旬の納車が発表されました。

ソニーとホンダは失敗に終わるの?

公開された『アフィーラAFEELA)』の仕様に注目の声が集まる一方、『アフィーラAFEELA)』に関しては、「失敗するのでは?」というシビアな評価の声も多く見られました。

たとえば、政治経済アナリストの澤田聖陽氏は、下記のようにコメントをしています。

一言で言えば、「消費者が自動車に何を求めるか」をまったく整理できていないと感じた。

引用元:MONEY VOICE|ソニー&ホンダの電気自動車は惨敗する。なぜ日本メーカーは消費者向け事業が不得意になったのか?=澤田聖陽

アフィーラAFEELA)』は、コンテンツを提供するデバイスと定義されていて、その背景にはソニー出身の川西社長が、「アフィーラで音楽を楽しんでもらうことを前提にしているから」だと伝えられています。

電気自動車の普及に伴い、自動運転の期待が高まっている中で、自動車そのものをコンテンツ化しようとしている点に澤田聖陽氏は、「少なくとも自動車を選ぶ消費者に対する決定的な差別化要素にはならないだろう」とコメントしました。

「どこまで消費者目線の電気自動車を提供できるのか」を検討したときに、シェアを広げるのは難しいのではという声も多いんですね。

「アフィーラ 1」の特徴

アフィーラ1 EV ソニー ホンダ

(出典:SHM

ソニーホンダモビリティ(SHM)の電気自動車『アフィーラ』シリーズの第一弾、『アフィーラ1AFEELA 1)』は、下記のような特徴があるEV車です。

< アフィーラ1 の特徴 >

特徴1. 対話もできる “AI” を搭載(車とコミュニケーションを取れる体験も)
特徴2. 高度な自動運転(45個のセンサーを搭載)
特徴3. ソフトウェアアップデートが可能(古いハードウェアになっても、アップデートで機能拡張などが可能)

とくに、”高度なAIを搭載” している点は、ほかの自動車との大きな差別化になるのではと言われています。

アフィーラ1AFEELA 1)』は、ドライバーにから指示された行動をするだけでなく、自ら情報発信をするので、自動車とコミュニケーションを取っているような体験をすることが可能です。

過去の会話やコンテンツの再生履歴から、ドライバーの好みのアニメ、映画、ラジオ、音楽などを学習して提案してくれるので、ドライブがより楽しく感じられるなど、車への愛着を深めてくれるでしょう。

アフィーラが展開する電気自動車や自動運転の今後

いよいよ、2025年1月から、第1弾車両の予約が米国カリフォルニア州で始まった、ソニーホンダモビリティ(SHM)の電気自動車『アフィーラAFEELA )』。

日本でも、2026年中の発売開始を予定していて、2026年内を目処に “自動運転レベル3” の実現を目指しています。

2040年には内燃エンジンから完全撤退し、電気自動車や燃料電池車を展開すると明言しているホンダが、ソニーとの協業で、さらにどんな電気自動車をリリースしてくるのか、今後の動向にも注目です!

 

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