SiriがGoogle Geminiで進化!いつから使える?連携で何ができるか調査

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Apple Siri、Google Gemini

「最近のAIブームに乗り遅れている気がする」「iPhoneのSiriをもっと便利に使いたい」と感じたことはありませんか? 長年、iPhoneユーザーの相棒として親しまれてきたSiriですが、ChatGPTやGoogle Gemini(ジェミニ)といった最新AIの進化スピードに比べると、どこか物足りなさを感じていた人も少なくないはずです。

そんな中、Appleから「Siriの頭脳にGoogleのGeminiを採用する」という、テクノロジー業界を揺るがすビッグニュースが飛び込んできました。この歴史的な提携によって、私たちのiPhoneはどのように生まれ変わるのでしょうか。

この記事では、SiriとGeminiの連携がいつから始まるのか、具体的に何ができるようになるのか、そして気になるプライバシーや料金面についても詳しくお伝えします。この記事を読めば、あなたのiPhoneが「魔法の杖」へと進化する未来がはっきりと見えてくるはずです。

新型Siriはいつから使える?料金は無料?有料?

Siri

まず最も気になるのが、「いつから使えるのか」という点ですよね。

AppleとGoogleの公式声明によると、Google Geminiを搭載した次世代のSiriは、2026年内に登場する予定です。具体的には、iOS 26.4のアップデートに合わせて提供されるのではないかと期待されています。

現在、iOS 26.3のベータ版が公開されていますが、そこにはまだGemini連携の影はありません。2026年の2月末から3月頃にかけてリリースが予想されるiOS 26.4、あるいは6月の世界開発者会議(WWDC 2026)での正式発表を経て、後半に一般公開される可能性が高いとされています。

利用料金はどうなる?

料金についても非常に気になるところですが、多くの専門家は基本機能は無料で提供されるのではないかと予想しています。

その理由は、GoogleとAppleのこれまでのビジネス関係にあります。Googleは長年、Safariのデフォルト検索エンジンになるためにAppleへ巨額の支払いをしてきました。今後、AIが普及して従来の「検索」が減っていく中で、GoogleはAppleにGeminiを使ってもらう代わりに、これまでの支払い分を相殺したり、利用料として新たな収益源を確保したりする戦略をとると考えられています。

また、GoogleのGemini自体も、Gmailなどの一部アプリでAI機能を無料で開放し始めているため、iPhone標準のSiriとして使う分には追加料金なしで利用できる可能性が高いでしょう。

SiriにGoogle Geminiを採用することで何が変わる?何ができる?

Geminiへようこそ

(出典:Google

SiriがGeminiを搭載することで、これまでの「タイマーセット」や「アラーム設定」といった単純なアシスタントから、「自分専用の超有能なコンパニオン」へと劇的に進化します。

最大のポイントは、Geminiが「マルチモーダルAI」であることです。これは、テキストだけでなく、音声、画像、動画といった異なる種類のデータを同時に理解し、処理できることを意味します。

具体的には、以下のような体験が可能になると期待されています。

  • 複雑なリクエストの理解
    「お母さんが乗っている飛行機の到着時間に合わせて、近くのレストランを予約して」といった、複数のアプリ(メール、カレンダー、マップなど)をまたぐ複雑な指示を、一度にこなせるようになります。
  • 写真や動画の解析
    iPhoneのカメラで映しているものについて「これは何?」「どうやって使うの?」と聞くと、Geminiが即座に答えてくれます。
  • 高度な文章作成と要約
    長いメールやウェブサイトの内容を一瞬で要約したり、相手に合わせた適切な返信メールを代筆したりすることが可能です。
  • パーソナライズされたガイド
    あなたの好みや過去の行動を学習し、「今の気分にぴったりの旅行プラン」や「冷蔵庫にあるもので作れるレシピ」を提案してくれるようになります。

さらに、Androidで大人気の「かこって検索(Circle to Search)」に似た機能がiPhoneに導入される可能性もあり、画面上の気になるものを指で囲むだけで検索できるようになるかもしれません。

ライバルが手を取り合う?AppleとGoogleの歴史的提携

AppleロゴとGoogleロゴ

「iPhoneとPixel(Googleのスマホ)はライバル同士なのに、なぜ提携するの?」と不思議に思う方もいるかもしれません。これには、Appleが抱えていた深刻な危機感があります。

Appleは独自のAI「Apple Intelligence(アップル インテリジェンス)」の開発を続けてきましたが、ChatGPTやGeminiの進化スピードには追いつけず、Siriの機能不足が大きな課題となっていました。一方のGoogleは、AIプラットフォームとしての地位を確固たるものにするため、世界中に数億人いるiPhoneユーザーという巨大な市場を必要としていたのです。

かつて1997年にAppleが倒産の危機に瀕した際、ライバルであるMicrosoftから出資を受けて生き延びた歴史があるように、Appleは「最高の体験を提供するためなら、最適なパートナーと組む」という柔軟な姿勢を持っています。今回の提携も、プライドよりもユーザーの利便性を優先した結果と言えるでしょう。

このニュースを受けて、Googleの親会社であるAlphabetの時価総額は一時4兆ドル(約630兆円)を突破し、市場からも大きな期待が寄せられています。

Apple Intelligenceとは何が違う?OpenAI(ChatGPT)との関係は?

Apple、OpenAI

ここで整理しておきたいのが、他のAIとの関係性です。

「Apple Intelligence」は、Appleのデバイス上で動作するAIの総称です。Geminiは、このApple Intelligenceを動かすための「基盤モデル(基礎となる頭脳)」として採用されます。

OpenAI(ChatGPT)との関係は?

「SiriはChatGPT(チャットGPT)と提携していなかった?」と思う方もいるでしょう。実際、AppleはOpenAIとも提携しており、現在のSiriは自分の手に負えない質問をChatGPTに丸投げする仕組みを持っています。

今回の発表後も「OpenAIとの契約に変更はない」とされていますが、Siriのメインの頭脳がGeminiになることで、これまでのようにChatGPT(チャットGPT)を呼び出す頻度は減る可能性があります。Appleは、用途に応じてGeminiやChatGPT、あるいは自社モデルを使い分ける「AIのハイブリッド構造」を目指しているようです。

プライバシーは大丈夫?

Googleにデータが渡ることを心配する声もありますが、Appleは「業界をリードするプライバシー基準」を維持することを強調しています。

GeminiはAppleの独自のサーバー技術「Private Cloud Compute(プライベート クラウド コンピュート)」上で実行されます。これにより、あなたのデータはAppleの保護された空間内で処理され、Googleが中身を覗き見ることはできない仕組みになっています。

魔法のように進化するSiriを楽しみに待とう!

AppleとGoogleの提携によって、Siriはこれまでの「聞き取り下手なアシスタント」から、あなたの意図を深く理解する「真のパートナー」へと生まれ変わろうとしています。

2026年後半に予定されているアップデートでGeminiが統合されれば、日々のメール、検索、写真整理、そして旅行の計画といったあらゆる作業が、驚くほどスムーズに、そして楽しくなるはずです。

「正式なアップデートが待ちきれない!」「今すぐGeminiの凄さを体感したい!」という方は、まずはApp Storeで公開されている「Google Geminiアプリ」をダウンロードして、その実力を体感してみるのがおすすめです。

アプリ版では、すでに以下のような高度な機能を使うことができます。

  • メールの代筆や要約
    伝えたい内容を箇条書きにするだけで、綺麗な文章にしてくれます。
  • 写真を使った解析
    目の前の景色や物体について、AIに詳しく質問できます。
  • スケジュール作成
    家族構成や好みに合わせた、あなた専用の旅行プランを作成してくれます。

今のうちからGoogle Geminiアプリを通じてAIとの対話に慣れておけば、年内に新しくなったSiriが登場したとき、その魔法のような進化をより一層使いこなせるようになるでしょう。

> AppStore「Google Gemini」ダウンロードページはこちら(iPhone・iPad用)

あなたのiPhoneが真の知能を手に入れ、生活をより豊かにしてくれる日はすぐそこまで来ています。進化したSiriが届けてくれる新しい体験を、ワクワクしながら待ちましょう!

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