【Google Project Genie】ゲームの世界をAIが自作!Genie 3の実力と日本での使い方
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「もしも、自分が描いた落書きの中に入り込んで冒険できたら……」 「大好きな写真の『向こう側』を歩いてみたいと思ったことはありませんか?」
そんな夢のような話が、Googleの最新AIによって現実のものになろうとしています。Google DeepMindが開発した「Project Genie(プロジェクト・ジーニー)」は、ただの動画や画像を作るだけでなく、あなたが操作して探検できる「インタラクティブな世界」を瞬時に作り出すことができるのです。
SNSやテック業界で「現実を壊した(Google Just Broke Reality)」とまで言われ、大きな話題を呼んでいるこのツール。一体どのような仕組みで、私たちのエンターテインメントをどう変えてしまうのでしょうか。
この記事では、Google Project Genieの驚くべき機能や仕組み、そして気になる日本での利用状況や料金について、分かりやすく解説していきます。
Google Project Genieとは?Genie 3が描く「操作できる世界」の衝撃

(出典:Google Labs)
Google Project Genie(プロジェクト・ジーニー)は、Googleの研究部門であるDeepMindが開発した「Project Genie」というWebアプリケーションを通じて利用できる、実験的なAIサービスです。
その心臓部には、「Genie 3(ジーニー・スリー)」という最新の「ワールドモデル」が搭載されています。
動画生成AIとは何が違う?

(出典:Google DeepMind)
これまでの「Sora」や「Veo」といった動画生成AIは、テキストから「見るための動画」を作るのが目的でした。しかし、Project Genieは違います。
Genie 3は、ユーザーのキーボード操作(前進、ジャンプなど)に合わせて、リアルタイムで次の映像を生成し続けます。つまり、まるでテレビゲームをプレイしているかのように、AIが作った世界の中を自由に歩き回ったり、ジャンプしたりできるのです。
2024年2月に発表された初代Genieは2Dの横スクロールアクションのような映像しか作れませんでしたが、最新のGenie 3では、フォトリアルな3D空間を生成できるようになり、画質や物理演算の精度が劇的に進化しました。
コード不要でゲーム作成?Project Genieの機能と「Nano Banana Pro」連携

(出典:Google Labs)
Project Genieを使うと、プログラミングの知識や高価なゲームエンジンがなくても、誰でも「世界」の創造主になることができます。具体的にどんなことができるのか、主な機能を見ていきましょう。
1. テキストや画像から「遊べる世界」を作る
「Text to World(テキスト・トゥ・ワールド)」機能を使えば、「サンゴ礁の海」「サイバーパンクな都市」といった言葉を入力するだけで、その通りの空間が生成されます。 また、「Image to World(イメージ・トゥ・ワールド)」機能では、手持ちの写真をアップロードしたり、Googleの画像生成AI「Nano Banana Pro」で描いたスケッチを読み込ませたりすることで、その画像の世界に入り込むことができます。
たとえば、自宅のリビングの写真をアップロードして、ペットの視点で部屋中を冒険する、なんてことも可能です。
2. キャラクターを自由に動かせる
生成された世界では、一人称視点(First Person)だけでなく、三人称視点(Third Person)でキャラクターを操作することも可能です。 キャラクターのデザインも自由自在。テキストで「赤いロボット」と指定したり、簡単なスケッチを描いたりするだけで、そのキャラクターとして世界を走り回れます。
操作はキーボードの矢印キーやWASDキー、スペースキー(ジャンプ)を使用します。ジャンプして障害物を越えたり、壁にぶつかると跳ね返ったりと、簡易的ながら物理法則も再現されています。
3. 世界を「リミックス」する
他のユーザーが作った世界や、ギャラリーにある既存の世界をベースに、自分なりのアレンジを加える「リミックス機能」もあります。 例えば、「美しい草原」の世界があったとして、プロンプトを追加して「雪景色」に変えたり、キャラクターを「車」から「動物」に変更したりといったカスタマイズが瞬時に行えます。
4. 生成した世界を動画として保存
Project Genieで生成される世界は、最大60秒間維持されます。プレイした内容は動画としてダウンロードできるため、自分が作った不思議な世界での冒険をSNSでシェアすることも簡単です。
仕組み:なぜ「動かせる」のか?

(出典:Google DeepMind)
Genie 3は、大量のゲームプレイ動画や実写映像を学習しています。 ユーザーが「右キー」を押すと、AIは「この風景で右に移動したら、次はどんな景色が見えるか?」を瞬時に予測し、次のコマ(フレーム)を描画します。これを毎秒20〜24コマの速さで行うことで、滑らかなゲーム映像のように見せているのです。 従来のゲームのようにあらかじめ3Dモデルが存在するのではなく、あなたの操作に合わせてAIが世界を「描き続けている」点が最大の特徴です。
日本での利用はいつから?Project Genieの提供国と年齢制限の壁
これほど魅力的なProject Genieですが、今すぐ日本で誰でも遊べるわけではないようです。
現在は「米国」の「AI Ultra」ユーザー限定
2026年1月時点の情報では、Project Genieはアメリカ国内のユーザー向けに先行公開されています。 さらに、利用するにはGoogleアカウントの設定年齢が18歳以上である必要があります。
日本国内からのアクセスについては、現時点では制限がかかっている可能性が高いですが、Googleの実験的サービス「Google Labs」を通じて、今後対象地域が拡大されることが期待されます。過去のGoogleのAIサービス(BardやGeminiなど)も、米国での先行公開から数ヶ月遅れで日本対応しているケースが多いため、続報を待つ必要があります。
料金プランは?月額36,400円の「Google AI Ultra」が必須

(出典:Google One)
Project Genieを利用するためには、Google OneのAIプレミアムプランの中でも最上位となる「Google AI Ultra」プランへの加入が必要です。
日本国内でもこのプランは提供されており、価格は月額36,400円(税込)となっています。
なぜこれほど高額なのか?
「月額3万6千円」と聞くと、個人のサブスクリプションとしては非常に高額に感じるかもしれません。しかし、このプランは単にProject Genieを使うためだけのものではなく、Googleの最高峰のAI環境すべてにアクセスできるプロフェッショナル・開発者向けのパッケージとなっています。
Google AI Ultraプランに含まれる主な特典は以下の通りです。
- Project Genie(ワールドモデル)へのアクセス権
Genie 3を使った世界生成が可能になります。 - 最強のAIモデル「Gemini 3 Pro」への最大アクセス
利用回数や速度の制限が最も緩い「最上位(Ultimate)」アクセス権が付与されます。 - 超大容量クラウドストレージ「30TB」
Gmail、Googleドライブ、フォトで使える容量が、Proプラン(2TB)の15倍になります。 - 動画生成AI「Veo 3」の最大活用
動画生成の上限回数が大幅に引き上げられます(例:Proは月10本程度に対し、Ultraは月125本程度など)。 - YouTube Premium:広告なしでの動画再生やバックグラウンド再生が含まれます。
Project Genieの利用条件に注意
プラン自体は日本で契約可能ですが、Project Genieという機能そのものの開放状況については注意が必要です。 2026年1月時点の情報では、Project Genieのアクセス権は「米国のGoogle AI Ultra加入者」から順次展開されている段階です。
日本国内のアカウントでUltraプランに加入しても、Project Genieが即座にメニューに表示されない可能性がありますが、プラン自体がグローバルに展開されていることから、日本での機能解禁もそう遠くはないと予想されます。まずはGoogle Labsの公式サイトで、ご自身のアカウントが対象になっているかを確認することをおすすめします。
Project Genieで「想像」を「体験」に変える未来へ

(出典:Google Labs)
Google Project Genieは、私たちがコンテンツを「見る」だけの時代から、AIと一緒に「作って、入って、遊ぶ」時代へと移り変わる大きな転換点になるかもしれません。
今はまだ60秒という制限や、利用地域の制限がありますが、一枚のイラストやふとした言葉から、誰もがオリジナルのゲーム空間を一瞬で作れる未来はすぐそこまで来ています。 クリエイターにとっては新しいインスピレーションの源に、ゲーマーにとっては無限の遊び場になるでしょう。
日本での正式リリースやプランの詳細については、Google Labsの公式サイトで最新情報が更新されます。 まずはGoogle Labsのサイトをチェックして、AIが作り出す新しいエンターテインメントの波に乗り遅れないよう準備しておきましょう。
みんなのらくらくマガジン 編集長 / 悟知(Satoshi)
SEOとAIの専門家。ガジェット/ゲーム/都市伝説好き。元バンドマン(作詞作曲)。SEO会社やEC運用の経験を活かし、「らくらく」をテーマに執筆。社内AI運用管理も担当。







