REAL MOONとは?JAXA共同研究の月面ゲームは無料で遊べる?
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最近、SNSやゲーム実況で話題になっている、リアルすぎる月面探索シミュレーションゲーム『REAL MOON』。 「JAXAのデータを使っているらしい」「無料とは思えないクオリティ」と噂になっていますが、実際にどんなゲームなのか、自分のPCで動くのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、いまSteamで注目の『REAL MOON』とはどんなゲームか、遊び方やPCの推奨スペック、PS5やNintendo Switchで遊べるかについて、実際にプレイした感想を交えてお伝えします。
REAL MOONとは?どこの国が開発?

(出典:株式会社ヒストリア)
『REAL MOON』とは、2025年12月15日にリリースされた、月面探索シミュレーションゲームです。 開発したのは、日本の株式会社ヒストリア(historia Inc.)。Unreal Engine専門のソフトウェア開発会社として知られています。
このゲームの最大の特徴は、なんといっても「JAXA(宇宙航空研究開発機構)との共同研究」によって作られている点です。 JAXAとヒストリアの共同研究成果を利用しており、実際に観測された「DEMデータ(地形の高さ情報)」や「クレーターの分布率」、「岩の自然な配置」などを元に、科学的根拠に基づいたリアルな月面が再現されています。
単なる「月っぽい背景」のゲームではなく、本物の月の地形データの上を歩けるという、宇宙好きにはたまらない内容になっています。
REAL MOONは「無料」で遊べる!プラットフォームは?
これほど高精細なシミュレーターですが、実は無料でプレイすることができます。 「なぜ無料なの?」と疑問に思うかもしれませんが、これはJAXAとの共同研究の一環として、シミュレーション環境の構築を目的としたプロジェクトから生まれた作品だからと考えられます。将来的にローバーの走行シミュレーションなど、宇宙産業への貢献を目指した基盤づくりの成果を、私たちゲーマーも体験できる形にしてくれたわけですね。
対応プラットフォームは「Steam (PC)」のみ

現在、『REAL MOON』が遊べるプラットフォームは、PC版のSteamのみとなっています。 「PS5」や「Nintendo Switch」、「スマホ」で遊びたいという声も多いですが、現時点では コンシューマー機(家庭用ゲーム機)やスマホ版のリリース情報は発表されていません。
非常に高精細なグラフィック処理や物理シミュレーションを行っているため、Switchなどのスペックでは動作が難しいのかもしれません。 基本的には、ゲーミングPCで遊ぶゲームとなります。
REAL MOONを実際にプレイしてみた!

今回、Steamで『REAL MOON』をダウンロードし、実際にプレイしてみました。 ゲームを起動すると、まずは言語選択。もちろん日本の開発会社なので「日本語」に完全対応しています。

リアルすぎて感動!探索モード

ゲームには、ミッションをこなす「探索モード」と、自由に遊べる「フリーモード」の2種類があります。

まずは「探索モード」から。 宇宙飛行士となったプレイヤーは、管制官から送られてくる「写真」を頼りに、その写真が撮影された正確な座標(場所)を特定するというミッションに挑みます。

実際に月面に降り立つと、そのグラフィックの美しさに驚かされます。 歩くと地面に足跡がしっかりと残り、光の当たり方や影の伸び方がとてもリアルです。 操作はキーボードの「WASD」で移動する一般的なPCゲームのスタイル(PS5のコントローラーでも操作可能でした)。3人称視点なので、普段あまりゲームをしない人でも操作しやすいと感じました。

「写真と同じ場所を探す」というルールはシンプルですが、似たようなクレーターや岩が多いため、意外と難易度が高いです。 ただ、どうしても分からないときは「ヒント」機能があるので、誰でもクリアできるようになっています。 プレイ時間は15分〜30分程度と短めなので、サクッと月面旅行気分を味わうには最適です。



楽しすぎる「フリーモード」と「フォトモード」
一通りクリアした後に遊べる「フリーモード」が、このゲームの真骨頂かもしれません。 フリーモードでは、制限なく月面を歩き回れるほか、ローバー(月面探査車)に乗って爆走することも可能です。




実際にプレイして良かった点・気になった点 は以下の通りです。
- ローバーでの走行が楽しい! 探索車に乗って月面をドライブできます。重力が地球の6分の1なので、スピードを出してクレーターに突っ込むと、車体がふわっと浮き上がり、ものすごいジャンプをします。 あまりにスピードを出しすぎると制御不能になるあたりも、シミュレーターらしいリアルさを感じて面白かったです。

- フォトモードが充実しすぎている 「P」キーを押すとフォトモードになり、自由に写真撮影ができます。 画角や色温度の調整はもちろん、太陽や地球の位置を変えて、好きなライティングで撮影できるのがすごいところ。 さらに、「ロケット」や「旗」だけでなく、なぜか「ペンギン」や「巨大ビーチボール」などのオブジェクトも配置できます。 リアルな月面にシュールなペンギンを置いて記念撮影をするのが、意外とハマります。




- 気になった点 オブジェクトを一度置くと、再配置や個別の削除が少し難しく感じる場面がありました。 また、あくまで「シミュレーター」なので、派手な敵が出てきたり、ストーリーが展開したりするわけではありません。「孤独な月面」を淡々と楽しむゲームなので、RPGのような派手さを求めている人には少し物足りないかもしれません。


REAL MOONの推奨スペックは?
『REAL MOON』は非常に美しいグラフィックのゲームなので、PCのスペックもそれなりに必要です。 Steamストアページに記載されているシステム要件は以下の通りです。
<REAL MOON 最低スペック>
- OS: Windows 11
- プロセッサー: Intel Core i5-8600 / AMD Ryzen 5 3500
- メモリー: 16 GB RAM
- グラフィック: GeForce RTX 2060
- DirectX: Version 12
<REAL MOON 推奨スペック>
- OS: Windows 11
- プロセッサー: Intel Core i7-9700 / AMD Ryzen 5 3600
- メモリー: 16 GB RAM
- グラフィック: GeForce RTX 3060
注意点として、OSはWindows 11が必須となっています。 また、グラフィックボード(GPU)も、最低でRTX 2060、推奨でRTX 3060となっているので、一般的なノートパソコン(グラボなし)では動作が厳しいでしょう。 快適にプレイするためには、ミドルスペック以上のゲーミングPCを用意するのがおすすめです。
REAL MOONは無料で遊べる!JAXA共同研究のリアルな月面をSteamで体験しよう

ここまで紹介してきた通り、『REAL MOON』は、JAXAとの共同研究によって生まれた「本物の観測データ」に基づく超リアルな月面探索シミュレーターです。
これほど高精細なグラフィックで、物理演算までしっかりした本格的なシミュレーターが完全無料で遊べるというのは、ゲーマーにとっても宇宙ファンにとっても見逃せないチャンスです。
- JAXAデータのリアルな月面 を歩き回れる
- ローバー(月面探査車) でのドライブや大ジャンプが楽しい
- フォトモード でペンギンやロケットと記念撮影ができる
- ハイスペックPCがあれば、 無料で今すぐプレイ可能
「ただ歩くだけで楽しいの?」と思うかもしれませんが、普段見上げている月の表面を「自分の足」で歩くような没入感は、他のゲームではなかなか味わえません。 プレイ時間も15分〜30分程度と手軽なので、少しでも気になった方は、ぜひSteamからダウンロードして、あなただけの月面旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
みんなのらくらくマガジン 編集長 / 悟知(Satoshi)
SEOとAIの専門家。ガジェット/ゲーム/都市伝説好き。元バンドマン(作詞作曲)。SEO会社やEC運用の経験を活かし、「らくらく」をテーマに執筆。社内AI運用管理も担当。









