レッドノート(小紅書)とは?どんなアプリ?中国発のSNS?
【この記事にはPRを含む場合があります】
2025年1月18日、アメリカで、中国発の人気動画SNS『TikTok(ティックトック)』が一時的にサービス停止になったニュースが、世界中を駆け巡りました。
この騒動は、翌日の19日に、20日からアメリカ大統領に就任するトランプ氏が「TikTok禁止法の施行を延期する」と約束したため、わずか1日の騒動で終わるのですが、TikTokの停止に伴って注目を集めたのが、新SNSの『レッドノート(rednote/小紅書)』です。
TikTok停止のニュースとともに、X(旧Twitter)などで、「TikTokの代替プラットフォームになるのでは?」と話題になったので、どんなアプリなんだろうと気になった人も多いのではないでしょうか。
『レッドノート(rednote/小紅書)』は、一見すると “Instagram” や “TikTok” に似たSNSという印象を受けますが、レッドノートのには、単なる写真共有アプリとは異なる側面も多くあります。
そこでこの記事では、いま注目の新SNS『レッドノート(rednote/小紅書)』とはどんなアプリなのかや、その機能、特徴、他SNSとの違い・比較などをお伝えします。
レッドノート(小紅書) とは?どこの国のアプリ?
(出典:Google Playストア)
「小さな赤い本」を意味する『レッドノート(rednote/小紅書)』は、2013年にリリースされた “中国発のソーシャルメディア アプリ” で、現在中国で最も急成長を遂げているプラットフォームの1つです。
『レッドノート(rednote/小紅書)』は、”写真や短編動画、短い文章の共有” に重点を置いたSNSになっていて、”商品検索” や “口コミの共有”、”購入まで” の “eコマース機能” や、”ライフスタイル” を共有できる “ソーシャル機能” も統合されています。
2013年のリリース直後から “中国国内外” で急速にユーザー数を増やし、レッドノートの “総ユーザー数” は、2025年1月時点で “3億人” にのぼるといわれ、評価額も “30億ドルを超える” と言われる大規模SNSへと成長しました。
レッドノートの大きな特徴としては、ユーザーが商品やサービスに関するレビューや体験談を投稿し、ほかのユーザーと情報を共有できるという点です。
eコマース機能を通じて、気に入った商品を直接購入することも可能なので、“ソーシャルメディア” と “オンラインショッピング” が統合されたプラットフォームとして、個人ユーザーだけでなく、商品をPRしたい企業からも注目を集めています。
ライフスタイルに関するコンテンツも豊富で、ファッション、美容、旅行、グルメなど多岐にわたる情報がユーザー間で共有され、20〜30代女性を中心に人気です。
レッドノートが注目される背景
『レッドノート(rednote/小紅書)』が注目を集める背景として、昨今のアメリカでの “TikTok禁止法案” 施工に伴った、TikTokサービスの停止は欠かせない要素です。
2025年1月19日、米国連邦最高裁判所は、TikTokの親会社である中国企業バイトダンスに対し、TikTokの米国事業を分離・売却しない場合、同アプリの米国内での配信を禁止する法律を支持する判決を下しました。
この決定により、TikTokは米国のApple App StoreやGoogle Playから削除され、新規ダウンロードやアップデートが不可能となりました。
さらに、既存ユーザーもサービスの利用が制限される事態となったため、「TikTokに替わるSNSアプリを探さなくては」というユーザーの動きが活発になり、その中で有望株として注目を集めたのが『レッドノート(rednote/小紅書)』です。
一時、『レッドノート(rednote/小紅書)』は、米国のAppStoreランキングで「無料アプリ」部門で1位に躍り出るなど、急速にユーザー数を拡大しました。
たっだ、レッドノートも中国発のアプリであるため、TikTokと同様のデータプライバシーや国家安全保障上の懸念が指摘されています。
とくに、米国議会や規制当局は、中国政府がアプリの親会社に対してユーザーデータの共有を強いる可能性を懸念しているので、「レッドノートの利用者が増えたら、TikTok同様、禁止対象になるのでは?」という見方もあります。
結果的に、トランプ氏のアメリカ大統領就任に伴って、翌日の19日にTikTokのサービス停止は解除されるのですが、情勢次第では再びTikTok禁止法案が施行させる可能性もあり、今後の『レッドノート(rednote/小紅書)』の動向に注目が集まります。
レッドノート の機能・人気の理由
『レッドノート(rednote/小紅書)』が世界的に人気になっているのは、下記のような特徴・機能があるからです。
特徴1. 多様なコンテンツ共有
『レッドノート(rednote/小紅書)』のユーザーは、“写真” や “動画” を通じて日常生活や興味・関心を共有できます。
とくに、ファッション、美容、旅行、グルメなどの分野での情報交換が活発に行われていて、若い女性を中心に利用者を拡大中です。
特徴2. eコマースの統合
『レッドノート(rednote/小紅書)』は、“ソーシャルメディア” と “オンラインショッピング” を融合したサービスを提供しています。
ユーザーは投稿内で商品をタグ付けし、他のユーザーがその商品を直接購入できる仕組みが整っています。
そのため、商品検索から口コミ確認、購入までが一つのプラットフォームで完結します。
動画を見ていて気になった商品があったら、すぐに商品購入に繋がるのは、利用者としても商品を購入してもらう側の企業としても嬉しいポイントですよね。
特徴3. 直感的なインターフェース
『レッドノート(rednote/小紅書)』のインターフェースは、”シンプルで使いやすく”、ユーザーは関心のあるコンテンツを “簡単に見つける” ことができます。
たとえば、「For You」ページでは、静的サムネイルが2列に並び、上部のナビゲーションバーから興味に応じたカテゴリにアクセスできます。
直感的に使いやすいSNSになっているので、気軽に始められるんですね!
レッドノートと他のSNSとの違い
TikTokやInstagramの代替SNSとして注目を集める『レッドノート(rednote/小紅書)』ですが、独自の機能もあり、ほかのSNSとは違った魅力も兼ね備えています。
比較1. Instagram(インスタグラム) との違い
日本でも利用者の多い『Instagram(インスタグラム)』は、”写真や動画の共有を主軸” としたSNSで、ユーザーが動画や写真を発信してフォロワーを増やすことに重点を置いていますが、『レッドノート(rednote/小紅書)』は、”写真スライドショー形式とテキストによる情報提供が特徴” です。
Instagramのコンテンツが “エンターテインメント性” や “美的価値” に重きを置いているのに対して、レッドノートは “商品レビュー” や “体験談” など “実用的な情報共有に特化” しています。
さらに、Instagramには “ショッピング機能” が存在するものの、基本的にはブランドや企業が商品を販売するプラットフォームなのに対し、レッドノートでは “一般ユーザーが日常的に購入した商品やサービスを紹介” し、それが他のユーザーの購買行動に影響を与えるという、より “口コミ型のショッピング” を提供しているという点でちがいがあります。
比較2. TikTok(ティックトック) の違い
「ついつい見てしまう…」と人気の『TikTok(ティックトック)』は、”ショート動画コンテンツ” に特化したSNSで、ダンス動画など、”短時間で楽しめるコンテンツ” を求めるユーザーに人気があります。
一方で、『レッドノート(rednote/小紅書)』は、”動画よりも写真とテキストを重視” し、より詳細な情報提供に重点を置いています。
TikTokもショッピング機能を導入しつつあるものの、エンターテインメント性が中心にあるため、アプリ内で商品を購入するといった行為は付随的なものにとどまっているのが現状です。
レッドノートはショッピング自体がアプリの中心に位置しているので、商品のレビューや使い方を深く理解した上で購入する流れが確立されていて、TikTokよりもショッピング性に特化していると言えるでしょう。
レッドノートはSNSとショッピングが融合した新感覚のアプリ
このように、中国発の新SNS『レッドノート(rednote/小紅書)』は、写真や動画の共有を中心にしたSNSとして、世界へとその影響力を広げています。
独自のコミュニティやeコマースとの連携など、他のSNSにはない強みを持つ一方で、プライバシーや規制の課題も抱えているアプリなので、今後、どのように運営されていくのかにも注目が集まります。
気になった人は、AppStore や Google Playストア でチェックしてみてください。
> AppStore「rednote」アプリダウンロードページはこちら(iPhone/iPad用)
> Google Playストア「rednote」アプリダウンロードページはこちら(Android用)