【連載】Meta Quest3徹底レビュー!<Vol.1> 実際に購入して開封からセットアップしてみた
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在宅の時間が増えた今、注目を集めているVRヘッドセット『Meta Quest3(メタクエスト3)』。
『Meta Quest3』は、”Apple Vision Pro“、”Visor(バイザー)“、”Bigscreen Beyond(ビッグスクリーン ビヨンド)“、”PICO 4(ピコフォー)“など、これまでこのサイトで紹介してきた数あるヘッドセットの中でも、”本格的なVR体験が比較的リーズナブルな価格で楽しめる” と人気のデバイスです。
「仕事をVRで快適に進めたい」「ゲームをVRで楽しみたい」と思ってから早2〜3年。
各VRヘッドセットを比較検討してきて、ついにこの度、『Meta Quest3(メタクエスト3)』を購入しました!
実際に使ってみると、予想以上に快適で、いろんな活用方法があり、VRを家で使えるという経験に、毎日わくわくする日々です。
そこでこれから、定期的に『Meta Quest3』についてのレビューを連載形式で記事にすることにしました。
今回は、連載の第1弾として、『Meta Quest3』の特徴や基本スペックを紹介するのと同時に、開封からセットアップまでの初期設定をした感想をお伝えします。
初期設定は意外と簡単だったので、「機械の設定が苦手…」という人でも安心してください。
これからVRヘッドセットを購入しようか迷っている人や、『Meta Quest3』が気になっている人の参考になれば幸いです。
Meta Quest3とは?
(出典:Meta Quest3公式サイト)
『Meta Quest3(メタクエスト3)』とは、Facebook・Instagramなどを運営する米Meta社が開発・販売している、バーチャル・リアリティ(VR)ヘッドセットです。
インターネット上では、「オキュラスクエスト3」で検索している人も多いですが、2018年にOculus社をMeta社(旧Facebook社)が買収し、2022年1月に “Oculusブランドの廃止” と “Meta” への名称変更が行われたので、『Meta Quest3』が正式名称になります。
『Meta Quest3』は、2023年10月10日に発売されると同時に、”本格的なVR体験” が “7万円台” という比較的手頃な価格で楽しめると話題になりました。
Apple社の “Apple Vision Pro” の販売価格が59万9,800円〜 なのを考えると、破格とも言える金額です。
VRヘッドセットとしては、比較的手頃な価格帯ですが、機能・スペックは充実していて、現実の周囲の景色をカメラで取り込んで、バーチャル空間上に映像として再現することができる “MRモード” を搭載しているほか、外部機器に接続せずVRを楽しめる “スタンドアロン型VR” になっているので、場所を選ばずに映画を見たり、ゲームをしたりできるというメリットもあります。
「画質も美しい」と評判なので、過去シリーズの『Meta Quest2』から買い替える人も多い人気のデバイスです。
<Meta Quest の歴史>
・ 2019年5月21日 Oculus Quest(Meta Quest)発売
・ 2020年10月13日 Meta Quest 2 (旧Oculus Quest 2 )発売
・ 2022年10月25日 Meta Quest Pro発売
・ 2023年10月10日 Meta Quest 3 発売
Meta Quest3 基本スペック
下記は、『Meta Quest3(メタクエスト3)』の基本スペックを前モデルの『Meta Quest2』と比較した表です。
処理能力や画質、視野角なども向上し、より快適にVR体験ができることがわかります。
Meta Quest 3 | Meta Quest2 | |
---|---|---|
処理能力 | SoC:Snapdragon XR2 Gen2 /DRAM : 8GB |
SoC:Snapdragon XR2 Gen1 /DRAM : 6GB |
解像度(片目) | 2,064×2,208 | 1832×1920 |
リフレッシュレート (※数字が高いほど滑らかに) |
72Hz、80Hz、90Hz、120Hz | 72Hz、90Hz、120Hz |
視野角(FOV度) | 110度(水平)/ 96度(垂直) | 90度(水平および垂直) |
IPD(瞳孔間距離) | 53mm~75mm (※ ダイヤルで細かく微調整可) |
58mm、63mm、68mm |
ストレージ | 128GB / 512GB | 128GB / 256GB |
重さ | 515g | 503g |
トラッキング | 6DoF | 6DoF |
オーディオ | スピーカー、マイク内蔵(3.5mmイヤホンジャック対応) | スピーカー、マイク内蔵(3.5mmイヤホンジャック対応) |
充電端子(充電時間) | USB Type-C(約2時間でフル充電可) | USB Type-C |
Meta Quest3の特徴
『Meta Quest3(メタクエスト3)』には、他のシリーズでは体験できない特徴があります。
● 奥行きあるMR体験
● 4Kレベルの高画質と音質
特徴1. 奥行きあるMR体験
『Meta Quest3(メタクエスト3)』では、”フルカラーパススルー” と呼ばれる “カラー付きの奥行きあるMRコンテンツに対応” できるようになりました。
前モデルの『Meta Quest2』では、現実の周囲の景色をカメラで取り込んで、バーチャル空間上に映像として再現することができる “MRモード” を使用する際に、”モノクロ表示” になっていたのが、『Meta Quest3』では、カメラの性能が向上したことで、”フルカラー” で表示されるようになりました。
現実世界にある物体との遠近感を正確に測定できるセンサーが搭載されているので、VR体験のクオリティを上げてくれます。
特徴2. 4Kレベルの高画質と音質
『Meta Quest3(メタクエスト3)』は、Meta社で販売されている製品の中でも、”最高品質の解像度” を実現しています。
前モデル『Meta Quest2』の上位モデル『Meta Quest Pro』よりも高解像度になっているほか、映像の乱れを改善できる “パンケーキレンズ” も採用。より快適なVR体験が可能です。
● Meta Quest2
1832×1920 773PPI
● Meta Quest Pro
1800×1920 1058PPI
● Meta Quest 3(本作)
2064×2208 1218PPI
また、スピーカーについても、『Meta Quest2』では片耳につき1つしかスピーカー開口部が搭載されていなかったのが、『Meta Quest3』では上下2箇所の搭載に進化。
3D空間オーディオに対応しているので、『Meta Quest2』と比較すると “約40%も音質が向上” しています。
このように、さまざまな点でのスペック向上が見られるので、『Meta Quest2』から買い替えるも多いんですね!
Meta Quest3 初期設定は難しい? セットアップまでのレビュー
上記のような理由から、”コスパ抜群” と称されることも多いVRヘッドセット『Meta Quest3(メタクエスト3)』を、この度ついに購入しました。
実際に使ってみた感想としては、結論から言うと…「大満足!」でした。
バッテリーの減りが早い点は気になりましたが、それ以外に不満な点はほとんどなく、画質も音も良く、使用しているときの疲れ方も少なくて済み、とくに最初から搭載されている『First Encounters』というMRゲームがすごくて、MRゲームができるというメリットだけでも購入価値があるように感じました。
いま『Meta Quest3(メタクエスト3)』でいろんなゲームをプレイしたり、アプリを使って仕事をしてみたりと試しているのですが、予想以上にいろいろな活用方法ができるので、良い意味で驚いています。
詳細に関しては、また、連載形式で随時アップしていきますね!
ここからはまず、『Meta Quest』シリーズを含めて、VRデバイスに慣れていない人にも参考になるよう、『Meta Quest3(メタクエスト3)』の開封からセットアップまでの流れをお伝えします。
基本情報:購入品と付属品
<購入品>
● Meta Quest 3 512GBモデル
<付属品>
● 説明書
● 保証ガイド
● 電源アダプター
● 充電ケーブル(USB-Cケーブル)
開封
内箱を開けると、Meta Quest3 本体、コントローラー、ケーブルなどが箱の中に入っていて、内箱にあるQRコードをスキャンすると、セットアップ手順を確認できるようになっていました。
私は、初代の『Oculus Quest(Meta Quest)』を持っているのですが、初代が571g なのに対し、Meta Quest3 の重量は515g。実際に持ってみると、格段に軽くなっているように感じました。
ただ、ヘッドセットとして軽いと感じるかと言えば、そこそこの重さは感じるので、VR酔いが心配な人や、首が弱い人、長時間使いたい人にとっては、「もう少し軽いデバイスの方が良い」と思う人はいそうです。
500mlのペットボトル1個分くらいの重さなので、「重さが心配…」という人はペットボトルを持ってイメージを膨らませてみると良いかもしれません。
コントローラーには電池が最初から入っていて、眼鏡での装着に関する説明の紙を外すと、レンズが見えます。
レンズには注意書きが書かれたフィルムが付いているので、順番に外していきました。
本体下部には、”瞳孔間距離調整ダイヤル” と “音量調整ボタン” が付いているので、ちょうど良い音量に調整します。
IPD(瞳孔間距離)が自分の目に合わないと、VR酔いの原因になるので、ダイヤルで細かく調整できるのは、非常にありがたかったです!
本体下部には、純正の “充電ドック” で充電する際に使用する、3つの丸い穴もありました。
Meta Quest3は、付属の “電源アダプター” と “USB-C充電ケーブル” を使用して充電できるのですが、専用の “充電ドック” を使用して、コントローラーと一緒に充電することも可能です。
(出典:Meta公式オンラインショップ)
今回は、充電ドックは購入しなかったのですが、今後、使っていく中で「あった方が良いな」と感じたら購入を検討してみようと思います。
セットアップ
『Meta Quest3(メタクエスト3)』のセットアップには、最初に “Wi-Fiの接続設定” と “Meta Questアプリのインストール” と “Metaアカウント” が必要です。
まずは、『Meta Questアプリ(iOS/Android)』を起動します。
「メニュー」>「デバイス」>「Meta Quest3」と進むと、下記のような、Wi-Fi接続方法を選択する画面になります。
私は、真ん中にある「このアプリのQRコードを使用」を選択し、QRコードを使ってWi-Fiの接続を行いました。
上記のように、アプリ上でWi-Fiの情報を入力。表示されたQRコードを『Meta Quest 3』を被って読み込むとWi-Fiに接続できます。
Wi-Fi接続完了後は、アプリとMeta Quest 3のペアリングをし、部屋のマッピングをすれば大まかなセットアップは完了です。
初代の『Oculus Quest(Meta Quest)』では、コントローラーを使ってマッピングをする必要があったのですが、『Meta Quest3(メタクエスト3)』は、部屋全体を歩いて見回すだけでOK!
自動でマッピングしてくれるので、非常にかんたんでした。
また、その場だけでプレイする “静止モード” の設定もするのですが、一度設定した境界から出ると、再度静止モードの境界を設定するかどうかの案内画面が出るので、静止モードの場所を変えるのも楽でした。
「VRヘッドセットの初期設定ってこんなに簡単にできるようになったんだ」と、技術の進化に感動です。
過去にVRヘッドセットを使っていて、初期設定・セットアップに苦労した経験がある人も、安心してください。
Meta Quest3でこれまでにないVR体験を味わおう!
だいぶ長文の記事になってきたので、セットアップ後に実際に使用してみた感想は、記事を分けて更新していきますね。
このように、『Meta Quest3(メタクエスト3)』は、フルカラーでのMR体験も可能な、”本格的なVR体験を比較的リーズナブルな価格で楽しめる” と評判のVRヘッドセットです。
実際に購入して体験してみても、予想以上に画質や音質がきれいだったり、MRゲームが迫力満点だったりと、「購入して良かった」と満足できるデバイスでした。
セットアップもスマホ1つで簡単にできたので、VR初心者でも安心だと思います。
『Meta Quest3』は、Meta社の公式オンラインショップだけでなく、amazonでも購入できるので、気になった人は、チェックしてみてください。
> Meta公式「Meta Quest3」詳細ページはこちら
> amazon「Meta Quest3」公式ページはこちら
また、これから定期的に、『Meta Quest3』を使ってみた感想を連載形式でレビューしていくので、ぜひこのサイトをお気に入り登録したり、X(旧Twitter)をフォローしてもらえるとうれしいです。