AI翻訳アプリ「Captions(キャプションズ)」で英語の吹き替え•字幕を!無料•有料•対応言語は?
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『Captions(キャプションズ)』という翻訳アプリが、SNSやYoutuberの間で話題になっているのを知っていますか?
Captions(キャプションズ)とは、自動で翻訳をして字幕や吹き替えをつけてくれる、AI動画編集アプリで、日本語で撮った動画を、英語やドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語などの外国語に翻訳してくれます。
動画を配信したり、外国向けのネットショップなどを運営している人にとっては、非常に助けになるツールですよね!
そこで今回は、AI動画編集アプリ『Captions(キャプションズ)』とは何かや、対応言語、無料で使えるか有料かについてお伝えします。
Captions(キャプションズ)とは?
『Captions(キャプションズ)』とは、ChatGPTで有名になった Open AI社の大規模言語モデル “GPT-3” などの生成AI技術を搭載した、動画編集アプリです。
Captionsは、顔出しで話す動画の編集用アプリとして開発され、”翻訳をして字幕を付けてくれる機能” や “声質をそのままに、翻訳アフレコを付ける機能” が搭載されていることで、一躍話題になりました。
下記は、「PPAPペンパイナッポーアッポーペン」で人気になったピコ太郎さんが、Captionsを実際に使用して、日本語の動画を英語に翻訳アフレコしたものなのですが、声質が大きく変わることなくアフレコされていて、英語も正しい内容になっているので、違和感がなく動画を見ることができますよね!
勝手に英語に訳して吹き替えしてくれるアプリやばい。 pic.twitter.com/mxoNONQJHN
— 古坂大魔王 (@kosaka_daimaou) June 26, 2023
『Captions(キャプションズ)』を開発・提供したのは、Captions LLC というニューヨークに本拠地を置く会社です。
Captions LLC は、Snapchatでお馴染みのSnap Inc. 出身のガウラブ・ミスラ(Gaurav Misra)氏と、ゴールドマン・サックスを退職した元同僚のドワイト・チャーチル(Dwight Churchill)が共同創業した会社で、Captionsアプリ事業で2500万ドル(約36億円)の資金調達を達成するなど、注目されています。
Captionsでできること・基本機能
『Captions(キャプションズ)』でできることは、字幕や翻訳アフレコを付ける以外にも、たくさんあります。
<Captionsでできること・基本機能>
・ビデオの圧縮(軽量化)
・AIトリム(「え〜」「あの〜」などのつなぎ言葉のトリミング)
・AI音声強化(背景の雑音除去、話している音声の強化)
・AI音声補正(間違い修正)
・AIリップダブ(唇の動きを編集して、スピーチ内容を修正)
・AIカラーグレーディング(色彩調整)
・AI配色
・AI背景除去
・AIロトスコープ(オブジェクトの切り取り)
・BGM、効果音探し
・AIダビング(翻訳アフレコ/吹き替え)
・AI抽出クリップ(長いビデオから短い動画を自動作成)
・字幕付与 など。
自分や他人を被写体として、動画配信・映像制作をする人にとって欲しい機能がたくさん詰まっているイメージです。便利ですよね!
『Captions(キャプションズ)』の、デイリーユーザー(1日に利用するユーザー)数は10万人で、すでに多くの動画配信者・映像製作者に利用中されています。
資金調達によりさらに技術開発が盛んになり、バージョンアップが進むことで、より利用者が増えていくのではとの見立てが多いです。
CaptionsアプリはiOSのみ対応
『Captions(キャプションズ)アプリ』は、現在 iPhone・iPadで使える “iOSアプリ” と Webブラウザ上で使える “Webアプリ” での提供となっていて、編集できる動画の長さが “5分まで” と、短尺動画のみの対応です。
ただ、Mac OS版もテスト段階まで進んでいるとのことで、今後、Mac OS版が提供される際には、長尺動画への対応も可能になるのではと期待されています。
> App Store「Captions アプリ」ダウンロードページはこちら
> Web上で使える Webアプリ版「Captions」はこちら
Captionsは無料で使える?有料?
Captions(キャプションズ)の、 “Webアプリ” は『無料』で使うことができます。
一方、iPhone・iPadで使える “iOSアプリ” は、無料でダウンロードできるものの、動画のエクスポート機能(書き出し機能)を使うためには、有料プラン(月額1,450円・年間10,000円・1週間900円)の契約が必要です。3日間の無料トライアルがあるので、実際に使ってみて「iOSアプリを使って編集したい」と思った人は、有料プランの契約を検討してみましょう。
Captionsの対応言語・日本語吹き替えもOK?
『Captions(キャプションズ)』の対応言語は、なんと “32か国語” !
翻訳アフレコ(吹き替え)が可能な言語は英語やドイツ語、中国語など26ヶ国語のみなのですが、それ以外に、日本語を含む16ヶ国語の字幕を付けることが可能です。
日本語の動画に英語の字幕を付けたり、英語の吹き替えをしてもらう以外に、「英語で話した動画に日本語の字幕を付ける」といった活用方法もできます。
32ヶ国語の中には、英語以外にも、なかなか通訳・翻訳者を見つけることが難しいマイナーな言語、日本企業が海外進出している地域の言語も含まれているので、動画を配信するという利用方法だけでなく、現地スタッフとのコミュニーケーションを助けるツールとして、ビジネス分野でも活用ができるでしょう。
越境ECなど、海外向けにネットショップを運営している人も、商品紹介動画の作成などに使えるのでおすすめです。
<Captions 対応言語一覧 ※ 吹き替えも可>
・アラビア語
・チェコ語
・デンマーク語
・ドイツ語
・ギリシャ語
・英語
・スペイン語
・フィンランド語
・フランス語
・ヒンディー語
・インドネシア語
・イタリア語
・韓国語
・マレー語
・オランダ語
・ポーランド語
・ポルトガル語
・ルーマニア語
・ロシア語
・スロバキア語
・スウェーデン語
・タミル語
・トルコ語
・ウクライナ語
・中国語(簡体)
・ヒングリッシュ
<Captions 対応言語一覧 ※ 字幕のみ可>
・アゼルバイジャン語
・ペルシャ語
・ハンガリー語
・カザフ語
・リトアニア語
・マラヤーラム語
・ミャンマー語
・ネパール語
・ノルウェー語
・スロベニア語
・セルビア語
・タイ語
・ウルドゥー語
・ウズベク語
・ベトナム語
・日本語
Captionsアプリの使い方・字幕や吹き替えをつける方法
『Captions(キャプションズ)アプリ』で、動画編集や字幕付与、吹き替えを作る方法はいたって簡単です。
“自分で作成した動画” を、Captionsアプリに “アップロードするだけ” 。
アップロードさえすれば、あとはAIがボタン1つで勝手に吹き替えや字幕の作成を行ってくれるので、むずかしい操作は不要です。
例えば、下記は “iOSアプリ” の操作画面です。
日本語の動画を、英語に吹き替えて欲しいときは、「AI Dubbing」ボタンをタップし、スマホの写真ライブラリから、編集して欲しい「動画」を選択してアップロードします。動画のアップロードが終わったら、「言語選択」の画面が出てくるので、そこで吹き替えたい言語を選択すればOKです。
簡単ですよね!
私も試しに、1分ほど日本語でしゃべった動画をアップロードしたのですが、ちゃんと「日本語(Select spoken language)」だと自動で認識してくれ、その後、「英語」を選択したところ、自分と似た声色で英語翻訳してもらえたので、感動しました。
気になった人は、ぜひ試しに使ってみてください。
> App Store「Captions アプリ」ダウンロードページはこちら
> Web上で使える Webアプリ版「Captions」はこちら
Captionsで世界への配信にチャレンジも!
このように、『Captions(キャプションズ)』は、自分が話している動画に、簡単に世界中の言語の字幕をつけたり、吹き替えをつけたりすることができる、便利なツールです。
今までは、コストも時間もかかっていた “翻訳”・”字幕の作成”・”吹き替え” という作業が一瞬で完了するので、ぜひ有効活用して、動画配信者・インフルエンサーとしての世界進出や、ビジネスの海外進出の助けにしてみてはいかがでしょうか。