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WiMAXとは?仕組み・速度・メリット・デメリットを徹底解説

2024/12/16

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WiMAXとは?仕組み・速度・メリット・デメリットを徹底解説

WiMAXは、工事不要で場所を選ばずに利用できる無線インターネット回線サービスです。 高速な通信速度とデータ通信量に制限がないのが魅力ですが、光回線と比べると通信速度が安定しない傾向があるのがデメリットです。 月額料金を抑えたい人や、データ通信量を気にせずにインターネットを楽しみたい人におすすめのサービスと言えるでしょう。 この記事では、WiMAXの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説し、どのような人に向いているのかを説明します。 WiMAXを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

WiMAX(ワイマックス)、WiMAX 2+、WiMAX +5Gについて

WiMAXは、工事不要で場所を選ばずに利用できる無線インターネット回線サービスです。

月額料金を抑えたい人や、データ通信量を気にせずにインターネットを楽しみたい人におすすめのサービスと言えるでしょう。

WiMAXとは

 WiMAXは、「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の頭文字を取った名称で、無線通信技術のひとつです。

簡単に言えば、WiMAXはauやソフトバンク、ドコモといった携帯キャリアが利用する4G LTE回線と同様に、無線でインターネットに接続できる回線の一つです。

ただし、最近では、インターネット回線としてのWiMAXというよりも、WiMAX回線を利用したWi-Fiサービスのことを指してWiMAXと呼ぶことが多くなっています。

もともと、UQコミュニケーションズが提供するWiMAX回線を利用したポケット型Wi-Fiサービスの名称が「UQ WiMAX」でした。

しかし、WiMAXの人気が高まるにつれて、UQ WiMAXというサービス名が省略されるようになり、現在では、インターネット回線だけでなく、サービス全体を指してWiMAXと呼ばれるようになっています。

つまり、「WiMAXとは何か」と聞かれたら、WiMAX回線を使ったWi-Fiサービスのことだと理解しておけばよいでしょう。

WiMAX 2+とは 

WiMAX 2+は、WiMAX(モバイルWiMAX)のサービスの名称です。WiMAXの最大通信速度は下り最大40Mbpsですが、WiMAX 2+では最大110Mbpsまで速度が向上しています。

さらに、2015年にはWiMAX 2+の通信速度は下り最大220Mbpsまで上がり、2017年には一部のエリアで558Mbpsにまで到達しました。

WiMAX 2+は、より高速で快適なインターネット接続を可能にするサービスとして注目を集めています。

特に、大容量のデータをやり取りする機会が多いユーザーにとっては、WiMAX 2+の高速通信は大きなメリットとなるでしょう。

WiMAX +5Gとは 

WiMAX +5Gは、WiMAX 2+の後継となるサービスです。WiMAX +5Gの特徴は、WiMAX 2+回線だけでなく、携帯通信事業会社であるauの回線も利用できる点です。

WiMAX +5Gは、より多くの人が、より高速で、より低遅延な通信を可能にする5G回線に接続できるサービスとなっています。

5G回線は、4G LTE回線と比べて大幅に高速化され、遅延も大幅に減少するため、これまでにない快適なインターネット接続を実現します。WiMAX +5Gは、5G時代の到来に向けて、さらなる進化を遂げたWiMAXサービスと言えるでしょう。

WiMAXとポケット型Wi-FiやモバイルWi-Fiとの違い

 では、多くの方が疑問に思っているであろう、ポケット型Wi-FiとWiMAXの違いについて説明していきます。結論から言うと、ポケット型Wi-FiとWiMAXには大きな違いはありません。

詳しく説明すると、WiMAXは、ポケット型Wi-Fiサービスの一種です。

もちろん、ポケット型Wi-Fiごとに使用する回線や通信端末(ルーター)は異なるため、通信速度や通信エリアには違いがあります。

しかし、どちらも小型の通信端末を使って、パソコンやスマホなどの通信機器をインターネットに接続するWi-Fiサービスであるという点は共通しています。

つまり、ポケット型Wi-Fiの中で、WiMAX回線を使っているサービスがWiMAXなのです。

プロバイダによる違いについて 

WiMAXは、UQ WiMAX以外にも、RakuRaku Wi-Fi、Broad WiMAX(ブロードワイマックス)、GMOとくとくBB、BIGLOBE、カシモWiMAXなどのプロバイダと呼ばれるMVNO(仮想移動体通信業者)でも契約することができます。

つまり、同じWiMAX回線のWi-Fiサービスを利用するにも、さまざまな契約方法があるのです。

ただし、プロバイダが違っても、使用する回線自体はすべてUQ WiMAXと同じであるため、速度や通信制限、エリアに違いはないという点に注意が必要です。

しかし、同じWiMAX回線でも、プロバイダによってキャンペーン内容や料金は異なります。そのため、プロバイダをしっかりと比較しながら契約するようにしましょう。

WiMAXの4つのメリット 

それでは、WiMAXのメリットについて見ていきましょう。

メリット1:工事不要で場所を選ばずに利用可能 

WiMAXを使うには、工事を行う必要がありません。申し込みをすれば、すぐに端末が届き、簡単な設定をするだけで使い始められます。

また、光回線などの固定回線とは違い、外出先でも利用できるのが大きな魅力です。Wi-Fi環境のない喫茶店や電車の中でもインターネットに接続することができるのです。

WiMAXの端末は手のひらに収まるサイズなので、持ち運びも楽々です。出張や旅行などでも、WiMAXがあれば、どこでもインターネットを利用できるでしょう。

メリット2:全国各地の広いエリアでサービスを提供

 WiMAXは、全国各地の広いエリアでサービスを提供しているのも魅力の一つです。

山間部の奥地でない限り、WiMAXのサービスエリアに含まれるでしょう。都市部はもちろん、郊外や地方都市でもWiMAXを利用できる可能性が高いです。

ただし、エリアによって通信速度に差があることは覚えておきましょう。人口が多いエリアほど、高速で安定した通信が期待できます。

逆に、人口が少ないエリアでは、通信速度が遅くなる傾向があります。

メリット3:高速な通信速度を実現 

WiMAXの通信速度の速さも大きなメリットです。WiMAX +5Gの最大通信速度は、約4.2Gbps(注1・2)にもなります。

前述の通り、WiMAX +5Gは、まだ全国各地で利用できるわけではありませんが、首都圏を中心にサービスエリアは拡大し続けています。

仮にWiMAX +5Gのエリア対象外であっても、WiMAX2+とau4G LTEでカバーできますし、それでも最大約1.2Gbpsの速度が出るので、不便さを感じることはないはずです。

ただし、ここで紹介した最大通信速度は理論値であり、実際にはその速度が出ることはありません。とはいえ、50~200Mbpsの通信速度が出るので、YouTubeの高画質動画を見ても、問題なくスムーズに楽しめます。

メリット4:データ通信量に制限がない

 WiMAX +5Gには、データ通信量の使用上限がありません。

データ通信量を気にせずに利用できるのは、大きなメリットだと言えるでしょう。

スマホの通信プランでは、データ通信量に上限が設けられているケースが多く、YouTubeやNetflixなどの動画ストリーミングサービスを利用すると、あっという間にデータ通信量を消費してしまいます。

しかし、WiMAX +5Gなら、そのような心配は無用です。データ通信量を気にせずに利用したいのであれば、WiMAX+5Gへの乗り換えがおすすめです。

 

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WiMAXの2つのデメリット

 次に、WiMAXのデメリットを見ていきましょう。

デメリット1:光回線と比べると通信速度が安定しない傾向がある 

まず、通信速度に関するデメリットがあります。WiMAXは、光回線と比べると、通信速度が安定しない傾向にあります。

4.2Gbpsもの速度が出るのに、なぜ安定しないのかと疑問に思う方もいるかもしれません。

これは、前述の通り、WiMAXの理論値と実際の速度(実測値)が大きく異なっているためです。4.2Gbps(注1・2)というのは、あくまでも理論上の速度なのです。

通信速度は、時間帯や環境、利用者数などの影響を受けるため、理論上の数値が表示されているのです。このような方式を「ベストエフォート方式」と呼んでいます。

デメリット2:障害物の多い場所では接続が不安定になりやすい 

次に挙げるデメリットは、山間部や地下鉄など、障害物が多い場所では接続が不安定になりやすいという点です。

場所によっては、接続が安定しなかったり、最悪の場合は圏外になってしまうこともあるので、注意が必要です。

WiMAXの電波は、障害物を通過しにくいという特性があります。そのため、山間部や地下鉄など、障害物が多い場所では、電波が届きにくくなるのです。

特に、トンネル内や地下街などでは、WiMAXの電波が届かない可能性が高いので、注意しましょう。

WiMAX(ワイマックス)がおすすめな人

 WiMAXは、以下のような特徴を持つ人におすすめです。 ・月額料金をできるだけ抑えたい人データ通信量を気にせずにインターネットを楽しみたい人引っ越しや転勤が多い人

 

データ通信量を気にせずにインターネットを楽しみたい人 

WiMAXは、docomo、au、ソフトバンクの5G/4G LTEのように、月間3GBや月間5GBなどの月間データ通信量の制限がありません。

WiMAXなら、特別なオプションを付けなくても、月間データ通信量の上限を気にせずに使うことができます。データ通信量を気にせずに、存分にインターネットを楽しみたい人には、WiMAXがおすすめです。

動画ストリーミングサービスを利用する機会が多い人や、オンラインゲームをプレイする人にとって、WiMAXは最適なサービスと言えるでしょう。

また、WiMAXの月額料金は、他の通信サービスと比べても比較的リーズナブルです。初期費用を抑えられるキャンペーンを利用すれば、さらにお得に利用できるでしょう。

引っ越しや転勤が多い人 

特にWiMAXをおすすめしたいのは、一人暮らしの方です。

光回線のように開通工事をする必要がなく、自宅でも外出先でもデータ通信量を気にせず無線インターネットが利用できます。

また、急な引っ越しや転勤、旅行の際も、ルーターを持ち運ぶだけで簡単に利用でき、複雑な手続きをしなくて済む点も大きなメリットです。

引っ越しや転勤が多い人にとって、WiMAXは非常に便利なサービスだと言えます。新生活を始める際にも、WiMAXがあれば、インターネット環境を簡単に整えることができるでしょう。

WiMAXがおすすめできない人

次に、WiMAXがおすすめできない人について説明します。

  • 光回線と同等の通信の安定性を求める人
  • インターネットの利用が自宅のみの人

光回線と同等の通信の安定性を求める人には、WiMAXはおすすめできません。前述の通り、WiMAXの通信速度は理論値と実際の速度が大きく異なる場合があります。

普段の使用では問題ありませんが、タイムラグが致命的になるようなオンラインゲームや、株の取引での利用は避けた方が賢明でしょう。

また、インターネットの利用が自宅のみで、外出先でインターネットを使う必要がない人にとっては、WiMAXのメリットを活かしきれない可能性があります。

自宅でのインターネット利用が中心の人は、WiMAXよりも、光回線を契約した方が良いかもしれません。光回線なら、WiMAXよりも高速で安定した通信が可能です。また、家族での利用を考えると、光回線の方が経済的である場合が多いです。

まとめ 

WiMAXは、工事不要で場所を選ばずに利用でき、高速な通信速度とデータ通信量に制限がないのが大きな魅力です。

ただし、光回線と比べると通信速度が安定しない傾向があり、障害物の多い場所では接続が不安定になりやすいというデメリットもあります。

月額料金を抑えたい人、データ通信量を気にせずにインターネットを楽しみたい人、引っ越しや転勤が多い人にはおすすめできるサービスです。

一方で、光回線と同等の通信の安定性を求める人や、インターネットの利用が自宅のみの人には、WiMAXはおすすめできません。自分のライフスタイルやニーズに合っているかどうかを考えて、選択するのが賢明でしょう。

WiMAXは、利用シーンに合わせて柔軟に活用できる便利なサービスです。特に、外出先でのインターネット利用が多い人にとっては、WiMAXは非常に魅力的なサービスだと言えるでしょう。

ただし、自分のニーズに合っているかどうかを見極めることが大切です。この記事を参考に、WiMAXがあなたに適しているかどうかを考えてみてください。

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