GitHub(ギットハブ)は何のために使う?メリットは何?何がすごい?知っておきたい用語
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「GitHubは何のために利用するの?」
「GitHubを利用するメリットが知りたい。」
システム開発のプロジェクトに参画し、複数人のプログラマーと作業を進める場合は、『GitHub(ギットハブ)』の利用が非常に役立ちます。
しかし、『GitHub(ギットハブ)』にはさまざまな専門技術や用語があるため、利用するハードルが高いと感じている人も多いでしょう。
この記事では、GitHubは何のために使うのか、利用によって得られる利点や優秀なポイントが何かについてお伝えします。
GitHub(ギットハブ)とは?
(出典:GitHub Japan)
『GitHub(ギットハブ)』とは、プログラムコードやデザインデータを保存・公開(共有)できる “ソースコード管理サービス” のことを指します。
有料プランもあるものの、基本的に “無料” で利用することができ、使い勝手も良いので、世界中の多くのプログラマーに愛用されています。
GitHubは何のために使う?
Web系の仕事をしていたり、プログラミングの勉強を始めようとすると必ずと言って良いほど、1度は耳にする『GitHub(ギットハブ)』。
具体的にGitHubで何ができるのか、気になっている人も多いでしょう。
【結論】GitHubはソースコードの共有を目的に使われる
(出典:GitHub Japan)
結論から言います。
GitHub(ギットハブ)は、各プログラマーがソースコードをアップロードした際に、個々で共有したり、変更を加えたりする目的で使われます。
GitHubとは、プログラムのソースコードをオンラインで管理・共有するサービスです。
一般的に、複数人のプログラマーが共同でシステム開発に取り組む際、PCの共有フォルダでソースコードを管理している場合、次のようなリスクがあります。
<複数人のプログラマーが共同でシステム開発を行う際に生じるリスク>
・利用したいファイルがどこに格納されているかわからない
・編集中にファイルの内容が別の誰かに更新されている
その点、『GitHub(ギットハブ)』を利用してソースコードを管理すると、”最新版ファイルの確認” ができるほか、”上書きされるリスクを減らす” ことができます。
GitHubは、システム開発の際にソースコードの共有を目的として、”複雑なソースコード管理の効率化を実現するサービス” といえるのです。
何がすごい?GitHubの4つのメリット
『GitHub(ギットハブ)』には、おもに、下記の4つのメリットがあります。
<GitHubのメリット>
1. 開発の効率・品質を高められる
2. プライベートのリポジトリを無料で利用できる
3. 検索機能が便利
4. GitHub Communityが利用できる
1. 開発の効率・品質を高められる
プログラム開発の現場では、”開発の効率・品質を高めるため” に、GitHubが用いられます。
『GitHub(ギットハブ)』では、プログラミングのソースコード管理ができるため、社内での共有や管理が容易です。
GitHubで複数人に共有すれば、1つのプログラムを分割して進められます。
各コードの機能ごとに作業スペースを分けられるため、大規模なプログラムでも変更内容が混ざる心配がありません。
ソースコードの変更履歴も確認できるため、プログラムに障害が起こった場合にも原因を突き止めやすくなります。
2. プライベートのリポジトリを無料で利用できる
『GitHub(ギットハブ)』では、プライベートのリポジトリが無料で利用できる点もメリットです。
プライベートのリポジトリは、以前は有料でしたが、現在は無料で利用できます。
プライベートリポジトリが無料で利用できるため、自身のコードのみを編集したい場合に便利です。
逆に、コードを公開したい場合は、公開設定に変更すれば簡単にプロジェクト内のメンバーに共有できます。
世界中のプログラマーと共有できる機能も備わっているため、バグの発生原因を突き止めるためのアドバイスをもらうことも可能です。
GitHubの無料プランでも、プログラミングに便利な機能が多く利用できるため、活用してみましょう。
3. 検索機能が便利
『GitHub(ギットハブ)』を使うメリットとして、”便利な検索機能がある” 点もポイントの1つです。
開発プログラムが数多くあると、必要なコードを探し出すのに手間がかかります。
しかし、GitHubはプロジェクトやファイルの検索機能がついているため、探し出すための無駄な時間を省けます。
自身で作成したコードのみならず、世界中のプログラマーが作成したコードも検索が可能です。
そのため、「コードの作成例を見てみたい」「新しい技術を身につけたい」などの目的でも役に立ちます。
4. GitHub Communityが利用できる
『GitHub(ギットハブ)』を使うメリットの4つ目として、”GitHub Communityが利用できる” 点があげられます。
“GitHub Community” は、GitHubに備わっている機能や使い方についての疑問を解決できるコミュニティで、コードの作成に関する質問なども可能なため、スピーディーに問題の解決ができます。
GitHub Communityは、GitHubを利用している方であれば簡単に質問や回答ができるため、コード作成に役立ちます。
GitHub Communityを活用して、効率よくプログラミングをおこないましょう。
GitHubを利用する前に押さえておきたい6つの知識・用語
ここからは、『GitHub(ギットハブ)』を利用する前に押さえておきたい6つの知識・用語について、紹介します。
事前に確認しておき、GitHubを実際に利用する際に役立ててみてください。
・リポジトリ
・コミット・プッシュ
・ブランチ
・フォーク
・プルリクエスト
・マージ
リポジトリ
『リポジトリ』とは、プロジェクトのファイルや画像など、プロジェクトに関連するあらゆるデータを保管する場所です。
リポジトリは、自身のPC内にある “ローカルリポジトリ” とクラウド上にある “リモートリポジトリ” に分けられます。
プログラマーはローカルリポジトリでソースコードの編集や更新をおこない、チーム全体で利用するためにリモートリポジトリへと反映させます。
コミット・プッシュ
『コミット』とは、ローカルリポジトリで変更や更新した内容を記録する操作です。
コミットでは変更内容に関するメッセージを付けることが多く、変更箇所が開発者全体で理解できるようにします。
一方、『プッシュ』とは、ローカルリポジトリの変更内容をリモートリポジトリに反映する操作を指します。
リモートリポジトリに反映されれば、変更内容をもとにアクセスしたり、作業したりできる点が主な特徴です。
ブランチ
『ブランチ』とは、ソースコードの変更を隔離して複数のバージョン管理をおこなう操作です。
プロジェクトの一部を並行して進められ、元のソースコードに影響を与えずに、新しい機能の追加やバグ修正を行うことができます。
フォーク
『フォーク』とは、他人のリポジトリのコピーを自身のアカウント下に作成することを指します。
元のリポジトリにアクセス権がない場合でも、自身のリポジトリで自由に変更・新規機能の追加などがおこなえる点が大きな特徴です。
プルリクエスト
『プルリクエスト』とは、ローカルリポジトリで変更・更新した内容をほかのメンバーに通知したい場合に利用する機能です。
プルリクエストを行うと、ソースプログラムの変更箇所が可視化されるため、コードレビューの際に役立ちます。
マージ
『マージ』とは、プルリクエストで受け取った通知の変更内容を自身のリポジトリなどに反映する機能です。
プロジェクトにおいて非常に重要な機能ですが、GitHubを利用すれば円滑にマージがおこなえます。
GitHubを利用して開発の効率化を図ろう!
このように、『GitHub(ギットハブ)』は、複数人でシステム開発を進める際、ソースコードの共有や変更を加える際に非常に役立ちます。
1つのプログラムを分割して進められるほか、検索機能を用いてソースコードを簡単に検索できるなど、開発業務の効率化につながります。
スムーズに開発を進めるためにも、必要な知識や利点を押さえてGitHubを有効活用しましょう!