骨伝導イヤホンのメリット・デメリット。音漏れや難聴への影響は?聞こえにくい?
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最近、SNSや雑誌などのメディアでも話題の『骨伝導イヤホン』。
「骨伝導イヤホンが良い」という噂を聞いて、漠然と気になっているものの、どんなメリット・デメリットがあるか、イメージがつかない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、今注目の『骨伝導イヤホン』について、使用するメリット・デメリット、そして音漏れの対策方法や難聴に対するリスクについても解説します。
「骨伝導イヤホン」とは?
『骨伝導イヤホン』とは、従来の “鼓膜” に振動を伝えるイヤホンとちがい、“骨” に振動を伝えることで、聴覚神経を通じて脳に音を認識させる仕組みのイヤホンのことを指します。
“鼓膜” ではなく “骨” の振動で音を伝えるため、耳を塞がずに音を聞くことができ、周囲の音を感知しながら同時に音楽を楽しんだり、通話を行ったりできます。
“屋外での使用” や “スポーツ中” でも周囲の音を聞きながら音楽や通話が可能となるほか、”聴覚障害を抱える一部の人々” の間でも「音が聞こえた」と話題になるなど、活用の幅が広がっている注目株です。
装着方法も、”イヤカップ” や “イヤピース” を耳に直接装着するのではなく、“耳たぶの後ろ” や “頭部の骨に接触する位置” に装着するなど、従来のイヤホンとは異なる特徴を持ちます。
「骨伝導イヤホン」のメリット
(出典:楽天市場)
上記のように、”イヤーカフ” のようなスタイリッシュなデザインも登場するなど、幅広い人々に浸透している『骨伝導イヤホン』。
『骨伝導イヤホン』のメリットは、下記の通りです。
1. 周囲の音を遮らずに使用できる
『骨伝導イヤホン』を使用するメリットの1つ目は、”周囲の音を遮らない” という点です。
通常のイヤホンは、耳をふさぐために周囲の音が遮断されてしまうのですが、骨伝導イヤホンは骨を介して音を伝えるため耳を塞ぐ必要がありません。
これにより、音楽や通話を楽しみながらも周囲の音に敏感でいられるため、交通事故などの危険を回避することもできます。また、音楽を聴きながら人との会話も可能になり、仕事中に音楽を聴きたいものの、周囲の状況も把握しておきたい時にもおすすめです。
2. 耳への負担が少ない
『骨伝導イヤホン』を使用するメリットの2つ目は、”耳への負担が少ない” という点です。
従来のイヤホンは、長時間使用すると耳が痛くなったり、耳の中に圧迫感を感じることがあります。
しかし、『骨伝導イヤホン』は、骨を介して音を伝えるため、耳への負担が軽減され、長時間の使用でも快適に利用することができます。
その他にも、骨伝導イヤホンは耳の中に入れないので、汗などにより耳の中で発生した湿気によってカビが発生するリスクも回避できます。
「骨伝導イヤホン」のデメリット
メリットの多い『骨伝導イヤホン』ですが、デメリットもあります。
1. 音漏れが起こりやすい
『骨伝導イヤホン』は、骨を介して音を伝えるため、音が出る部分を耳が塞いでおらず、音漏れが起こりやすいというデメリットがあります。
周囲の人々に聞こえてしまうことがあるため、公共の場所や静かな環境で使用する際には注意が必要です。
ただ、イヤホンの位置やフィット感を調整することで、音漏れを最小限に抑えることができるので、購入後に音漏れが気になった人は、装着位置などを調整してみましょう。
2. 聞こえにくい場合もある
また、『骨伝導イヤホン』は、骨を介して音を伝えるため、一部の人にとっては音が不明瞭に聞こえたり、低音が不足したりすることがあります。個人の “骨構造” や “耳の形状”、”耳の健康状態” の影響を受ける可能性があるためです。
また、骨伝導イヤホンの音の伝達経路が直接内耳にではなく、骨組織を介しているため、周囲の騒音や振動によって音の聞こえ方が影響を受けることもあります。
たとえば、“騒々しい環境” や “頭部への強い振動” がある場合には、音が聞き取りにくくなる可能性があります。
個人の聴覚によって異なるため、気になる人は、購入前に実際に家電量販店などに足を運んで、骨伝導イヤホンで試聴してみると良いでしょう。
骨伝導イヤホンの「難聴」への影響は?
一部で、「骨伝導イヤホンは難聴になりやすい」という噂があります。実際、長時間の使用により骨伝導イヤホンが難聴を引き起こす可能性はあります。
ただし、これは骨伝導イヤホンに限った話ではなく、どの形状のイヤホンにも言えることです。”長時間の使用” は、難聴のリスクを高めると言われているので、イヤホンを装着する時間と外す時間のバランスをとりながら生活するようにすると良いでしょう。
骨伝導イヤホンの選び方
さいごに、『骨伝導イヤホン』の選び方についてお伝えします。
1. 個人の「聴覚」に合ったイヤホン
『骨伝導イヤホン』を選ぶときには、”自分の聴覚状態に合ったものを選ぶ” ことが重要です。
聴覚状況に合わないイヤホンを選んでしまった場合、耳への負担が大きくなってしまいます。「好みの音質か?」「低音が聴きづらい等はないか?」を、実際に試聴したり、ほかの人のレビューを参考にして選ぶようにしましょう。
2. 長時間使用するなら「装着感」も重視する
『骨伝導イヤホン』を長時間使用する場合は、”装着感” も重要な要素です。
イヤホンがしっかりとフィットし、耳や頭部に圧迫感や違和感を与えないことが “快適な使用” につながります。
“耳に合わせて調節できる機能” や、”軽量で快適な素材を使用したイヤホン” にすると、つけ心地が良くなるケースが多いです。
3.「ワイヤレスタイプ」がおすすめ
『骨伝導イヤホン』を選ぶときは、”ワイヤレスタイプ” がおすすめです。
ワイヤレスの骨伝導イヤホンは、ケーブルの制約なく自由に移動できるため、快適な使用が可能です。骨伝導イヤホンは、外部の音を遮断せずに使えるので、ランニングなどスポーツとの相性も良く、ケーブルのない、動きやすいワイヤレス型を選んでおくと良いでしょう。
Bluetooth接続によりスマートフォンや他のデバイスとの連携もスムーズです。
4. 屋外での使用なら防水性能があるものを選ぶ
なお、『骨伝導イヤホン』を屋外で使用する場合は、”防水性能” も重視しましょう。
天候や汗などの影響を受けることが多い屋外では、防水性能のあるイヤホンを選ぶことで耐久性を確保できます。
水濡れによる故障を防ぎたい場合は、IPX7などの防水規格に対応した製品を選ぶのがおすすめです。
自分に合う「骨伝導イヤホン」で快適に音楽ライフを!
このように、『骨伝導イヤホン』は、今までのイヤホンとは違うメリットのある、特徴的なイヤホンです。
メリットと同時に、デメリットもきちんと理解した上で、自分に合ったイヤホンを選ぶと良いでしょう。
自分の生活スタイルや用途、聴覚に合わせて、適切な骨伝導イヤホンを選び、快適な音楽ライフを楽しみましょう!