空港のフリーWi-Fiは安全?セキュリティの問題は?2つの注意点と5つの対策法

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空港のフリーWi-Fiは安全? 空港が管理しているから、使っても安全?

いま多くの空港では、フリーWi-Fiを無料で利用することができ、待ち時間を有効活用できてとても便利です。

通信速度が速いフリーWi-Fiも多く、移動中に仕事をしたり、動画を見たりするには便利な空港のフリーWi-Fiですが、安全性・セキュリティの観点から考えると、使用時には注意も必要です。

そこで今回は、空港のフリーWi-Fiの安全性や注意点、使う時にやった方が良いセキュリティ対策や、安心して使えるおすすめモバイルWi-Fiについてお伝えします。

空港で使えるフリーWi-Fiは本当に安全?使う時の注意点とは?

成田国際空港

空港で スマホ や PC・タブレット の “Wi-Fi接続画面” を見ると、下記のようなIDが出てきて、表示画面に従って “規約” や “セキュリティ” に同意することで、かんたんにWi-Fiに接続することができます。

<空港のフリーWi-Fi 表示ID例>

・『FreeWiFi-NARITA』(成田空港)
・『HANEDA-FREE-WIFI』(羽田空港)
・『_FreeWiFi-KansaiAirports』『_FreeWiFi-KansaiAirports_2.4G』(関西国際空港)
・『osaka-airport-free-wifi』(大阪国際空港/伊丹空港)
・『NewChitose_Airport_Free_Wi-Fi』(新千歳空港)
・『fukuoka-ap_Free-WiFi』(福岡空港)

無料で使用できる上、接続方法もメールアドレスを登録するか、何も登録なしで使えるので、空港のフリーWi-Fiを利用したことがある人もいるのではないでしょうか。

外出先でパソコンを使って作業をしたり、ゲームをしたりするときに気軽に使えるWi-Fiサービスがあると便利です。

しかし、空港のフリーWi-Fiには注意点もあります

注意点1. セキュリティ面で問題がある

セキュリティ

空港のフリーWi-Fiは、セキュリティ面の脆弱性を指摘されています。

限られた人しかアクセスすることのできない自宅のWi-Fiサービスとは異なり、不特定多数の人がアクセスできる環境にあるため、悪意のある人まで利用できてしまいます。

自宅や職場のWi-Fiであれば、パスワードを読み取られない限り、アクセスしたサイトで入力した情報が漏えいするリスクは非常に低いのですが、空港のフリーWi-Fiはいわば “鍵が空いた状態” 。

「使ったらすぐ悪用される・情報漏洩する」というわけではないですが、リスクがあることは知っておきましょう。

とくに、情報管理に注意しなくてはならない “ビジネスにおける利用” は要注意です。

注意点2. 入力したデータを抜き取られてしまうことも

ハッカー

空港に限らずですが、フリーWi-Fiに接続することで、”入力したデータを抜き取られてしまうこと” もあります。

空港はもちろん、その他の公共施設やお店などで提供されているフリーWi-Fiはパスワードが公開・もしくは設定されていません。

とくに “誰が提供しているかわからないアクセスポイントに接続” することは、非常に危険です

暗号化していない、もしくは暗号化レベルが低いアクセスポイントはそうした危険が潜んでいます。

こうしたアクセスポイントは悪意のあるものが多く、一度利用するとクレジットカード番号の入力を求められるなどして、個人情報が抜き取られることもあります。

IDをわざと公衆Wi-Fiのものと似せて、誤って接続するのを狙っているケースもある” ので、注意しましょう。

例)※下記はあくまでイメージです。実際の事例ではありません。

◯ 正しいID『HANEDA-FREE-WIFI』
× わざと似せたID『HANEDAN-FREE-WIFI』

↑上記なら、見誤って、公式ではないWi-Fiに接続してしまいそうですよね…。

正確な原因は特定されていないのですが、私の知人も有名カフェの誰でもPWなしで接続できるフリーWi-Fiを利用した次の日にFacebookを乗っ取られ、勝手にFacebook広告を出稿されてしまう…といった被害にあった人がいました。

フリーWi-Fiだと思って接続していたものの、「よく似た設定画面に騙されて、悪質なWi-Fiに接続してしまった」という可能性も考えられるので、注意しましょう。

できれば、QRコードや空港の公式サイトから、接続画面に遷移するようにした方が安心です。

「空港のWi-Fiだから安心〜」と油断しないで、警戒してみましょう。

空港のフリーWi-Fiを使うためのセキュリティ対策

VPN

なお、上記の注意点・リスクを知っていたとしても、どうしても空港のフリーWi-Fiを使わなくてはいけないタイミングもありますよね。

フリーWi-Fiを使うためには、セキュリティ対策をきちんとやっておく必要があります。

スマホやパソコンにある “大切な個人データを抜き取られないため” にも、セキュリティ対策をしておきましょう。

対策1. VPN接続を利用する

フリーWi-Fiを安全に使用するために一番おすすめしたい方法が、『VPN(Virtual Private Network)接続』です。

VPNとは、特定の人とだけやりとりができる専用線をインターネット上に設定し、暗号化することで、安全にインターネットを利用できる仕組みのことです。

アクセスは匿名化されるため、第三者に閲覧したWebサイトやIPアドレスが流出してしまう心配がありません

VPNを利用することにより、個人情報の漏えいや乗っ取りによる悪用といったリスクを抑えることができます。

VPNサービスには無料で使用できるものと、有料で利用できるものがあります。無料のものに比べて有料のものは帯域幅や通信量が無制限で、安全性も担保されています。利用するのであれば有料のVPNがおすすめします。

最近は、iPhone用のVPNアプリなども多くリリースされているので、利用を検討してみてください。

対策2. セキュリティソフトを入れておく

基本になりますが、悪意のある第三者に個人情報を抜き取られないようにするには、セキュリティソフトも有効です。

ウイルスからも随時守ってくれるので、活用しましょう。

対策3. セキュリティ保護(暗号化)されているフリーWi-Fiを利用する

フリーWi-Fiを利用するときは、セキュリティで保護されているものを選ぶことが望ましいです。セキュリティ保護されているものであっても、多くの人が利用するので、絶対に安全であるとは言い切れないのですが、どちらか選べるときは “セキュリティ保護(暗号化)” のされているフリーWi-Fi を選ぶと良いでしょう。

対策4. Wi-Fiに自動接続しないように設定する

スマホ wifi

スマートフォンによっては、公共のフリーWi-Fiに自動的に接続するように設定されている場合もあります。

知らないうちにフリーWi-Fiに接続してしまい、それを通して個人情報が流出してしまうことがあります。

スマホやパソコンの設定を確認して、自動的に接続されないようにしておきましょう。

<スマホが勝手に公共のフリーWi-Fiに接続するのを防ぐ方法>

※ 機種により細かい設定方法は異なりますが、概ね下記の手順で、自動接続を解除可能です。

・「設定」>「Wi-Fi設定」>「自動接続を解除したいWi-Fiをタップ」>「自動接続を解除」を選択

対策5. SSL通信で保護されているWebサイトだけ利用する

SSL(Secure Socket Layer)通信は、インターネットでやりとりするデータを暗号化して送受信を行います。

SSLで保護されているWebサイトは、URLの始めが『http://』ではなく、『https://』になっているので、すぐ見分けがつきます。

フリーWi-Fiを使うときは、極力『https://』からはじまるサイトだけを見るようにするのも良いでしょう。

空港のフリーWi-Fiより、モバイルWi-Fiの持参がおすすめ!

WiFi2

空港のフリーWi-Fiはセキュリティ面で不安があるほか、アクセスが集中すると通信スピードが遅くなることもあり、快適にインターネットを利用できないことがあります。

安全性や快適性を考えると、持ち運びできる『モバイルWi-Fi』を1つ持参するのがおすすめです。

長期利用を想定した、月4,000円〜5,000円でデータ容量無制限で使えるものから、1日〜3ヶ月以内の短期レンタル可能な手軽なモバイルWi-Fiもあるので、検討してみましょう。

料金・速度・通信の安定性・全国エリア対応 という点で、おすすめのモバイルWi-Fiを、1つずつ紹介しますね。

3ヶ月以上の長期利用なら「ヨドバシWiMAX」

ヨドバシWiMAX

ヨドバシWiMAX』は、Webや全国のヨドバシカメラで契約できる、5G対応の格安Wi-Fiです。

月額4,000円〜5,000円台で、月間のデータ利用量の上限なしで使えるので、Web会議などリモートワークでの利用が多い人や、Netflix・YouTubeなどの動画を長時間たのしみたい人にもおすすめです。

“au スマートフォンと同等エリアで使える” ので、全国の空港でも利用できます。

au 5G / au 4G LTE / WiMAX2+ の3回線対応で、地下鉄や、新幹線などでもWi-Fiが使えるので、旅行や出張が多い人にもぴったりです。

契約期間の縛りなし” なのですが、長期利用を想定したサービスなので、3ヶ月〜1年・2年・3年以上など、長期利用の可能性もある人は、『ヨドバシWIMAX』がおすすめです。

> ヨドバシWiMAX キャンペーンページはこちら

1日〜3ヶ月以内の短期利用なら「レンタルWiFi」

Galaxy5G

なお、1日〜3ヶ月以内など、短期でのモバイルWi-Fiルーターレンタルを検討するなら、“レンタルWiFi” の利用もおすすめです。

レンタルWiFiの中でおすすめの機種は、『WiMAX+5G』で、au 5G・au 4G・WiMAX2+の3回線が使えて、auスマホと同等エリア対応なので、地下鉄に乗っている時や、キャンプや山登りなどアウトドアの場面でも電波がつながったと好評です。

また、『WiMAX+5G』なら、月間データ容量無制限で使えるので、「3GBまで」などの制限がある場合と違い、ギガ数を気にせず動画やゲームを楽しめるのもメリットです。

WiMAX+5GはレンタルWiFiとしては新しい機種なので、レンタルしている会社数は少ないのですが、楽天などでもレンタルできるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

> 楽天市場「WiMAX レンタル」一覧はこちら

移動時には、モバイルWi-Fi持参で安心のインターネット環境を!

これまで見てきたように、空港のフリーWi-Fiサービスは、セキュリティ面で不安があることが多いです。

安全かつ快適にインターネットを利用するなら、持ち運びOKな『モバイルWi-Fi』がおすすめです。

年々、モバイルWi-Fiの速度・通信の安定性が向上し、サクサク、インターネットを利用できるようになっているので、「昔使って遅かったから…」と利用を躊躇している人も、この機会に試してみてください。

情報漏洩リスクを抑えた通信環境で、安心してインターネットを楽しみましょう。

 

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