Gemini 2.5 Pro 無料ユーザーにも提供開始!何ができる?使い方は?

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gemini ジェミニ 2.5 pro

2025年3月、Googleが開発した生成AI “Gemini(ジェミニ)” の新モデル『Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』がリリースされました。

利用者を伸ばている “Gemini” の新モデルとして、気になっている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、『Gemini 2.5 Pro』とはどんな生成AIなのかや、これまでのシリーズとの違い特徴使い方についてお伝えします。

Gemini 2.5 Proとは?

gemini ジェミニ 2.5 pro

(出典:Google

Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』とは、Googleが2025年3月に発表した最新のAIモデルです。

強力な “推論能力” と、テキスト以外に画像・音声・動画など “複数のデータ種別” を同時処理する “マルチモーダル対応” を特徴としていて、従来のGeminiモデルと比べて、”複雑な質問に対する論理的な回答” や、”長文の文脈を考慮した高度な分析” をすることができます。

テキストだけでなく画像や音声、動画を統合的に処理できるので、幅広い用途で活用できると評判です。

また、前世代よりも処理速度が向上し、”効率的な計算” が可能になったというメリットもあります。

とくに、”プログラミング分野” では、”コードの作成” や “デバッグ” の精度が向上したので、開発者の生産性アップに効果的だと言えるでしょう。

プログラミング分野でとくに高い精度を発揮できるという『Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』ですが、”ビジネス用途” では、データ分析やレポート作成を支援し、”クリエイター向け” には、文章生成や画像・動画解析のサポートを提供するので、多様な分野での業務効率化に役立つ可能性があります。

一般ユーザー向けにも、質問の応答内容や速度、日常の情報検索の向上などが期待できるので、あらゆるシーンで活躍するAIモデルなんですね!

これまでのGeminiシリーズとの違い

gemini モデル 比較表

(出典:Google

Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』は、従来のAIモデルと比較して、”推論力” や、テキスト・画像・音声・動画など複数のデータ種別 を同時処理する “マルチモーダル処理“、”長文理解能力” の向上が顕著です。

とくに、”数学分野(AIME 2024)” では、92.0%の精度を記録し、OpenAIの “GPT-4.5(36.7%)” や “Claude 3.7(61.3%)”を大きく上回っています。

また、”視覚的推論(MMMU)” や “画像理解(Vibe-Eval)” など、マルチモーダルタスクの精度も高く、他のモデルが対応していない分野でも優れたパフォーマンスを発揮します。

長文処理能力(MRCR)では、128Kトークンで94.5%のスコアを記録し、『Gemini 2.5 Pro』は、”大量の情報を適切に処理できる点が強み” です。

一方、コード生成(LiveCodeBench)では、OpenAI の GPT-4.5(74.1%)に若干劣るものの、”コード編集(Aider Polyglot)” では優れたパフォーマンスを示しています。

全体的に、Gemini 2.5 Proは、”総合的な知識処理” や “マルチモーダル理解” において、従来のモデルを超える性能を実現していると言えるんですね!

Gemini 2.5 Proの特徴

他のAIモデルとの違いも踏まえて、『Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』の特徴をまとめると、下記の通りです。

特徴1. マルチモーダル対応

Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』の最大の特徴は、文章をはじめ画像や動画、音声など複数の異なるデータを組み合わせ、統合して処理する、”マルチモーダル技術に対応” している点です。

現在、徐々にマルチモーダルに対応している生成AIモデルは増えていますが、「精度があまり高くないのでは?」と指摘されるモデルもあります。

画像・動画など、テキスト以外のデータ活用が進む中で、”マルチモーダル処理” に長けている『Gemini 2.5 Pro』は、期待できるAIモデルです。

特徴2. 高度な推論能力と知識処理

Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』の特徴として、”複雑な問題の推論や知識処理に優れている” という点もあげられます。

とくに、”数学(AIME 2024)” や “科学(GPOA diamond)” の分野で高い精度を誇っています。

また、論理的な思考を必要とする問題や長文の分析に強く、ユーザーの質問に対してより的確な回答を提供できるので、”研究” や “データ分析” など、専門的な用途にも適用可能です。

Gemini を活用して、さまざまな技術がスピーディーに発展していく未来が訪れるかもしれません。

特徴3. 大容量コンテキストで長文もスムーズに解析

Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』の特徴の3つ目は、従来モデルと比較して “長文の理解能力が大幅に向上” したという点です。

MRCRベンチマークでは、128Kトークンで94.5%のスコアを記録し、”大量の情報を保持しながら精度の高い回答を生成” できています。

“論文の要約” や “長文の対話” において、一貫性のある内容を提供できるので、『Gemini 2.5 Pro』は、文書作成や高度なリサーチにも活用可能だと言えるでしょう。

Gemini 2.5 Proの使い方

このように、推論力や長文理解能力などの向上が著しい『Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』。

実際に『Gemini 2.5 Pro』を利用する方法としては、開発者向けのプラットフォーム “Google AI Studio” で使う方法と、一般ユーザーでも使ええる “Gemini” にアクセスして使う方法の2種類があります。

Gemini” には、スマホ用のアプリiOSAndroid )もありますが、Google Chrome・Safari などのWebブラウザ上で使える “Webアプリ” もあるので、アプリをダウンロードしていなくても、インターネットに接続できれば誰でも利用することができます。

下記に活用例を記載するので、ぜひ実際にどんな使い方をするか考えてみてください。

活用例1. テキスト入力での利用

Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』は、”チャット形式で質問や指示を入力” することで利用できます。

具体的には、文章の要約や翻訳、情報検索、アイデア出しなどに活用可能です。

たとえば、「最新のAI技術について要約して」と入力すると、簡潔で分かりやすい情報を提供してくれます。

活用例2. マルチモーダル機能の活用

Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』は、テキスト入力だけでなく、”画像や音声をアップロードして解析” することも可能です。

たとえば、写真をアップロードすると「この画像に写っているものは何?」と質問できたり、グラフを分析したりできます。

また、動画の要約機能もあり、長時間の映像から重要なポイントを抽出することが可能です。

活用例3. コード生成やデバッグのサポート

Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』は、プログラミングにも対応していて、”コードの作成やデバッグを支援” してくれます。

「Pythonでデータ分析のコードを書いて」といった指示を出せば、適切なコードを生成してくれるんですね!

また、エラーメッセージを入力すると問題点を指摘し、修正方法を提案することも可能です。

Gemini 2.5 Proの利用料金は「無料」!

Gemini 2.5 Pro(experimental)』はリリース当初、有料のGemini Advancedユーザーのみが利用可能でした。

ところが、リリース直後の2025年3月30日、Googleが突如「無料ユーザーも Gemini 2.5 Pro が利用できる」と発表したのです!

無料ユーザーに公開されている『Gemini 2.5 Pro』は “experimental(実験的な)モデル” というモデルなので、有料で利用できる “Gemini 2.5 Pro” と仕様が違う可能性がある点や、いつ無料ユーザーが再び利用できなくなるかわからないという点には注意が必要ですが、無料で利用できるのはユーザーにとってうれしいメリットだと言えるでしょう。

Googleが公開した新しい生成AIを使ってみよう!

このように、『Gemini 2.5 Pro(ジェミニ 2.5 プロ)』は、Googleが開発した最新の生成AIで、推論能力・マルチモーダル対応・長文処理能力が大幅に向上したAIモデルです。

とくに、”数学や科学分野” での精度の向上や、”画像・動画の解析能力” の強化、128Kトークン以上の “長文処理” が可能になった点が特徴的で、さらにGeminiを活用できる幅が広がったと言えるでしょう。

プログラミング支援やデータ分析、コンテンツ生成など、さまざまな用途で活用できるので、気になった人は、ぜひ1度利用してみてください!

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