風来のシレンとは?何種類ある?人気の理由は?トルネコの大冒険との違い

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入るたびに地形や敵の配置が変化するダンジョンを攻略していくローグライクゲーム『風来のシレン』。

その「何度でも繰り返し遊べる」ゲーム性から多くのゲームファンから愛されている作品ですが、実際はどんなゲームなのか知らないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、風来のシレンとはどんなゲームなのかや、シリーズの種類、人気の理由、トルネコの大冒険との違いなどをお伝えします。

風来のシレンとは?

(出典:風来のシレン公式サイト

風来のシレン』とは、スパイク・チュンソフトが開発・販売している “ダンジョン探索型RPG” 。

RLGの元祖とも呼ばれる『Rogue』から来ている、ローグライクゲームというジャンルのゲームです。

元々は、ドラゴンクエストシリーズのスピンオフ作品『不思議のダンジョン トルネコの大冒険』が基礎となっており、『風来のシレン』はそこから独自の進化を遂げたシリーズです。

1995年に不思議のダンジョンシリーズの2作目として初代が発売され、その後も次々とナンバリングタイトルが発売され続け、2024年にはナンバリング6作目である『風来のシレン6 とぐろ島探検録』が発売されました。

シリーズは何種類?

風来のシレン』には、いろいろなシリーズがあります。

下記は、各シリーズの発売年とタイトル、対応機種(ハード)をまとめた表ですが、人気作ということもあり、数多くのタイトルが発売されているのがわかります。

発売年タイトル対応機種
1995年不思議のダンジョン2 風来のシレンSFC、Wii(VC)、DS(移植版)
1996年風来のシレンGB 月影村の怪物GB、Wii(移植版)、Android(移植版)
2000年風来のシレン2 鬼襲来!シレン城N64
2001年風来のシレンGB2 砂漠の魔城GBC、DS(移植版)
2002年風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!DC、Windows(移植版)
2008年風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫Wii、PSP(移植版)
2010年風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソDS、PSP(移植版)
2010年風来のシレン5
フォーチュンタワーと運命のダイス
DS、PSVita(移植版)
Switch(移植版)、Steam(移植版)
2024年風来のシレン6 とぐろ島探検録 ※最新作Switch

ここからは、各シリーズについて、かんたんに解説していきますね。

ナンバリングは6まで

風来のシレンシリーズ』は、2024年現在、”6つのナンバリングタイトル” が存在しています。

不思議のダンジョンシリーズの1弾であった『トルネコの大冒険』の後継として発売された『不思議のダンジョン2 風来のシレン』を起点とし、以降は完全に独立したシリーズとして発売されています。

2024年には、多くのシレンファンが待ち望んだ “14年ぶりの完全新作” となる『風来のシレン6 とぐろ島探検録』が発売され、高い評価を得ました。

過去シリーズはたびたび移植版が各機種で発売されていて、過去シリーズも遊びやすいのが特徴です。

外伝シリーズもあり

風来のシレン』は、外伝シリーズも発売されています。

有名なものは、2002年に発売された『風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』で、『風来のシレン2』で仲間キャラであった “アスカ” を主人公にするなど、新たな要素も追加されています。

 

こちらもコアなファンが多い作品で、リリースから20年以上経った今でも、未だに遊んでいる人もいるほどのゲームです。

『アスカ見参』のほか、2004年には『シレン・モンスターズ NETSAL』という、従来のRPGとは大きくかけ離れた “フットサルを題材としたゲーム” も発売されていて、幅広い楽しみ方ができるシリーズになっています。

人気の理由は?

(出典:風来のシレン公式サイト

風来のシレン』が人気の理由は、”絶対的な攻略方法が存在しない“、”何度もくり返し遊べる” といったゲームシステムにあります。

ファンから愛される理由となっています。

通常のRPGとは違い、『風来のシレン』では、入るたびに地形や敵の配置が変化するダンジョンを攻略する必要があるため、何よりプレイヤーの知識や経験が重要になってきます。

アイテムの意味や重要性が場面に応じて都度変化していくため、その場の状況に応じて取捨選択を迫られるなど、「1度攻略したら簡単」というゲームではないので、ついついはまってしまうんですね。

ランダムな要素が非常に多いので、運が絡む場面が多々あるという特徴もあり、アイテムの取捨選択に加えて臨機応変に対応を変えていく必要がある…など、何回プレイしても飽きない要素が満載です。

トルネコの大冒険との違い

(出典:トルネコの大冒険2公式サイト

風来のシレン』をプレイしようとしている人の中には、かつて発売された『トルネコの大冒険との違いが何か気になっている人もいるでしょう。

モンスターハウスの登場

風来のシレン』が『トルネコの大冒険』と異なる要素として、ダンジョン攻略していると稀に部屋全体に大量のモンスターが発生する “モンスターハウス” に遭遇することがあります。

一気に多くの敵から囲まれることになるため、所持しているアイテム等を駆使して切り抜ける必要があり、プレイヤーの腕が非常に重要となります。

ダンジョン内のお店

また、『トルネコの大冒険』ではゲーム内通貨があまり使い道がなかったため、『風来のシレン』ではダンジョン内や拠点にお店が設置されるようになりました。

ダンジョン内のお店では、通貨を支払わずに商品を盗むこともできますが、大きな代償を伴うためこれもプレイヤーの腕や経験が生きる場面となります。

アイテム「ツボ」の登場

さらに、『トルネコの大冒険』でも存在した杖や巻物といった強力なアイテムにくわえ、『風来のシレン』では “ツボ” と呼ばれるアイテムが追加されました。

ツボ” は、杖や巻物と同様に様々な効果を持っており、ピンチの状態をひっくり返せるようなアイテムも存在します。

仲間キャラの登場

さいごに、『風来のシレン』と『トルネコの大冒険』の違いとして、”仲間キャラ” の存在があげられます。

『トルネコの大冒険』では、トルネコ1人でダンジョンを攻略するのが基本でした。

でも、『風来のシレン』ではダンジョン攻略を共にできるNPC “旅仲間” が追加されました。

戦略の幅が広がる反面、「仲間キャラがいれば、必ずしも攻略が楽になるというものでもない」ので、プレイヤーは仲間にするかどうかの判断もしていく必要があります。

『風来のシレン』の方が、より細やかな選択が多く、難しさも増していくイメージです。

「風来のシレン」は中毒性の高い面白いゲーム!

このように、『風来のシレン』は繰り返し何度も遊べるゲームで、プレイヤーの腕や知識が大切なゲームです。

アイテムの多さやランダム要素から難しさを感じる人もいるかも知れませんが、その分楽しみ方も多くのファンから愛されているゲームです。

最新作はSwichから発売されたばかりで、これまでの集大成とも言える遊びやすいゲームに仕上がっているため、この機会にチェックしてみてください。

 

> Nintendo Switch公式「不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録」紹介ページはこちら