Perplexity AI(パープレキシティ)とは?日本語でも使える?安全性や使い方は?
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ChatGPTの登場以降、次々と新しいツールやAIが登場している生成AI業界。
いま、そんな生成AI業界の中でじわじわと注目を集めるようになったのが、2022年12月に登場した『Perplexity AI(パープレキシティ)』です。
つい先日も、携帯キャリア大手のソフトバンク株式会社との戦略的提携が発表され、”ソフトバンク“、”ワイモバイル“、”LINEMO” ユーザーは、AI検索エンジン『Perplexity』の有料版『Perplexity Pro(パープレキシティ・プロ)(通常月額2,950円~)』を1年間無料で使えることが話題となりました。
SNS上でも、「PerplexityはチャットGPTよりシンプルで使いやすい」「翻訳・校正ならChatGPT、検索やリサーチをするならPerplexity」という声が上がるなど、Perplexityの人気が徐々に浸透しているのがわかります。
そこで今回は、今話題の生成AI『Perplexity AI(パープレキシティ)』がどんなAIなのかや、日本語でも使えるか、安全性は問題ないかをお伝えします。
Perplexity AIとは?
(出典:Perplexity公式サイト)
『Perplexity AI(パープレキシティ)』とは、米Perplexity社が開発する、AIチャットボットを活用した、調査および対話型の検索エンジンです。
Perplexityを開発したのは、もともとGoogle AIで活動していた研究チームだということもあり、2022年12月の発表当初から「クオリティが高い」と評判を呼んでいました。
Perplexityの特徴は、”検索” や “調査” に特化している点で、AIにチャットで質問をすると、”Web上の最新情報を検索した結果” を反映して回答してくれます。
最新の情報に弱いというChatGPTの弱点を補っていることから、”Perplexityの方が調査や情報収集に向いている” と人気を集めるようになったんですね!
Perplexity AIの5つの特徴
いま世界中で注目を集める『Perplexity AI(パープレキシティ)』。
『Perplexity AI(パープレキシティ)』が人気を得たのは、下記のような5つの特徴があるからです。
<Perplexity AIの特徴>
1. 無料でも使える(※有料版もあり)
2. アカウント登録・ログインしなくても使える
3. 最新情報による回答が得られる
4. 回答には出典元が提示される
5. 質問・回答の履歴を専用URLに保存できる
特徴1. 無料でも使える(※有料版もあり)
『Perplexity AI(パープレキシティ)』では、月額20ドル(約3,150円)/ 年間200ドル(約31,500円)の “有料プラン” のほかに、利用料金のかからない “無料プラン” も用意されています。
無料プランは、有料プランと比較して、回答の精度が劣ったり、高性能な検索機能を持つ “Pro Search” が1日5回までしか使えなかったり、ファイルのアップロードにも制限があったりと、Perplexity本来の高いスペックを発揮することはできませんが、それでも検索・調査に十分に役立ちます。
「とりあえず使ってみたい」という人や、「たまにしか使わない」という人にはありがたい存在です。
※ なお、Perplexityの有料プランに加入すると、OpenAI社の『GPT-4o』や『GPT-4 Turbo』、Meta社の『Llama3』、Anthropic社の『Claude3』など、”複数の大規模言語モデルを選んで検索” できるようになります。
ソフトバンク社との提携により、”ソフトバンク”、”ワイモバイル”、”LINEMO” ユーザーは、Perplexity有料プランを1年間無料トライアルで使えるようになったので、この機会に、有料版を使ってみると良いでしょう。
> Softbank公式サイト「Perplexityとの戦略的提携」に関する発表はこちら
特徴2. アカウント登録・ログインしなくても使える
『Perplexity AI(パープレキシティ)』の無料版は、アカウント登録やログイン不要で使うことができます。
使い方もかんたんで、Perplexityの公式サイト(https://www.perplexity.ai/)にアクセスして、質問したいことをチャットに入力するだけ。
インターネット環境さえあれば、”誰でも思い立ったときにすぐに使える” ので便利です。
特徴3. 最新情報による回答が得られる
『Perplexity AI(パープレキシティ)』の大きな特徴として、”最新のソースに基づく回答が得られる” という点があげられます。
過去の学習データをもとにした回答ではなく、最新の検索結果で出てくる情報が、回答に反映されるので、鮮度の高い回答を得ることが可能です。
特徴4. 回答に出典元が提示される
『Perplexity AI(パープレキシティ)』の特徴として、回答に “ソースの出典元が提示” されることも見逃せないポイントです。
論文や資料を作成する場合、出典元が不明だと、情報の正確性を確認する際に手間がかかります。
その点、Perplexity AIでは情報の根拠となる出典元のリンクが明示されているので、すぐに出店元で詳細を確認することが可能です。
「論文作成には、数ある生成AIの中でもPerplexityが良い」と言われるのは、出典元が明確だという背景もあるんですね。
特徴5. 質問・回答の履歴を専用URLに保存できる
『Perplexity AI(パープレキシティ)』の特徴、さいごの5つ目は、質問・回答の履歴を “独自のURLで保存できる” という点です。
AIとのチャット内容をすべて保存できるため、あとで見返したり共有したりすることが容易になり、あとで追加情報が欲しくなったときや、複数人でのプロジェクトに使いたい場合にも便利です。
とくに、調査・研究には便利だと言えるでしょう。
Perplexity AIは「日本語」にも対応!
なお、『Perplexity AI(パープレキシティ)』は、日本語を含む多言語に対応しています。
日本語での入力が可能なほか、回答も自然な日本語だと評判が良いです。
また、世界各地の情報を集めたいときは、その土地で使われている言語をもとに検索することもできるので、世界各国の情報を集めるときにも使いやすくなっています。
Perplexity AIの使い方
(出典:Google Chrome ウェブストア)
『Perplexity AI(パープレキシティ)』の使い方として、下記の3つの方法があります。
1. 公式Webサイトにアクセスする
2. Chrome拡張機能によってGoogle Chromeの検索エンジンを利用する
3. スマホアプリをインストールして利用する
1つ目は、Perplexityの公式サイト(https://www.perplexity.ai/)に直接アクセスする方法です。
サイト内の検索バーに質問すると、回答を得られます。
2つ目は、PerplexityのGoogle Chrome拡張機能を利用する方法です。
Chromeウェブストアで、Perplexity AIの拡張機能をダウンロードして追加すれば、Google Chromeの検索時に、公式サイトを開くことなく、Perplexityで検索ができるようになります。
3つ目は、スマートフォンでアプリをインストールする方法です。登録不要で、すぐにアプリ内での検索が可能になります。
> AppStore公式「Perplexityアプリ」インストールページはこちら(iPhone/iOS)
> GooglePlayストア公式「Perplexityアプリ」インストールページはこちら(Android)
Perplexity AIの安全性は?使うときの注意点
『Perplexity AI(パープレキシティ)』を実際に使おうとしたときに気になるのが、”安全性” です。
Perplexity AIに限ったことではありませんが、生成AIを利用する以上、“情報漏洩” と “回答が誤っている可能性がある” という2つのリスクに備える必要があるので、注意しましょう。
注意点1. 外部に情報が公開されてしまうリスクがある
『Perplexity AI(パープレキシティ)』は、つねに新たな情報を学習しているため、自身が入力したことをAIが学習し、他者の回答に使うことで、情報が外部へ漏れてしまう可能性があります。
また、対話の内容がログに履歴として残されるため、生成AI事業者内で不正が行われたり、外部からサイバー攻撃を受けたりした場合にも、情報漏えいのリスクがあります。
個人情報や、社外秘の情報は、入力しないようにしましょう。
注意点2. 回答が誤っている可能性がある
『Perplexity AI(パープレキシティ)』の回答は、Web上の検索結果をもとにしているので、”必ずしも正しい情報とは限りません” 。
Perplexity AIによって得た情報をそのまま使用することで、自らが誤った情報の発信者となる可能性があるので、情報の取り扱いには注意が必要です。
出典元でより詳しい情報をチェックしたり、回答が正確かどうかを自分でも調べ直したりするなど、回答を鵜呑みにしないようにしましょう。
Perplexity AIは調査・リサーチに便利な生成AI!
このように、『Perplexity AI(パープレキシティ)』は、登録やログインが不要で、日本語で質問し回答が得られる、便利な対話型のAI検索エンジンです。
最新情報がソースとして利用されているほか、出典元の明示、対話履歴の保存といった特徴もあるので、調査・研究の助っ人として大いに役立ちます。
「生成AIを使って業務効率化を図りたい!」「最新の情報を一気に収集したい!」という人は、ぜひ一度使ってみてください。