ChatGPT・Bing・Bardを比較!メリット・デメリット。最強ツールはどれ?

ChatGPT・Bing・Bardなど昨今多くのAIが提供されており、どれを利用したらいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ChatGPTとBing、そしてBardのそれぞれのメリットやデメリットの比較、どれが最強ツールかをまとめています。

それぞれの特徴を踏まえ、自分に合うAIツールを見つけてみましょう!

ChatGPT・Bing・Bardの比較表

まず最初に、ChatGPTとBing、そしてBardの概要を紹介します。

それぞれ特徴があるため、用途に合わせてサービスを選びましょう。

ChatGPTロゴ Bingロゴ Googleロゴ
ChatGPT Bing Bard
利用料金 GPT-3.5
無料
GPT-4
月額20ドル
(約2,500円)
無料  無料
速度 GPT-3.5
利用状況により遅い
GPT-4
速い
普通  普通
精度 GPT-3.5
正確性に欠ける場合があるGPT-4
GPT-3.5に比べ精度向上
正確性に欠ける場合がある 正確性に欠ける場合がある
回数制限 GPT-3.5
・1時間に60リクエスト
・最大2048文字の制限
GPT-4
・1時間に600リクエスト
・最大4096文字の制限
1トピックに対して20回の回答制限  特に制限なし
画像生成 研究中 対応  未対応
提供元 OpenAI Microsoft Google

ChatGPTのメリット

ChatGPT使用画面

はじめに、ChatGPTのメリットについて解説します。

メリット1 シンプルで使いやすい

ChatGPTは、チャット方式で気軽に質問を投げかけることが可能です。

アカウントを作成する必要はありますが、1度作ってしまえばチャット感覚で気軽に利用ができます。

メリット2 無料でも使える

ChatGPTは、GPT-3.5というモデルが『無料』で利用できます。

高性能な有料版もありますが、無料だから格段に質が落ちるというわけではなく、通常の質疑応答であれば問題無く利用可能です。

メリット3 なめらかな会話

ChatGPTは自然言語処理モデルであり、人間のようななめらかな会話を行うことができます。

これにより、不自然な言葉で理解しにくいといったことがなく、快適に利用できます。

ChatGPTのデメリット

つぎに、ChatGPTのデメリットについて解説します。

デメリット1 2021年9月までの情報しか持ってない

ChatGPTは、2021年の9月までの情報しか持っていません。

そのため、2022年以降の情報を聞こうとすると誤った情報が提供されてしまいます。

有料版のChatGPT-Plusに入会すれば、『Webブラウジング』機能が使えるようになるため、Webから取得した最新の情報をもとに回答を受けることが可能です。

デメリット2 画像の読み込みなどはできない

ChatGPTでは、現状、画像の読み込みや画像の生成など、画像に関する機能が実装されていません。

ただし、現在研究中とのことなので今後画像にまつわる機能が実装される可能性は高いです。

Bingのメリット

Bing使用画面

それではBingはどうでしょうか?メリットを解説します。

メリット1 アプリで気軽に利用できる

Bingは、スマホアプリや同じマイクロソフトが提供しているEdgeというブラウザから利用可能です。

とくに、スマホアプリから利用できるのは非常に便利で、欲しい回答がスマホから気軽に得ることができます。

メリット2 回答に情報源が掲載される

Bingは、検索エンジンのサポートに特化しているAIのため、情報源であるリンクを同時に回答してくれます。

これにより、自分の目で情報の真偽を確かめることが可能です。

メリット3 画像の生成が可能

Bingは、「Bing Image Creator」という機能により画像の生成が可能です。

Bingよって生成された画像には、Bingアイコンが表示されます。

Bingのデメリット

つぎに、Bingのデメリットを解説します。

デメリット1 1つのトピックに対する制限あり

Bingでは、1つのトピックに対して20回の回答制限があります。

ただし、普通に利用している分には問題ありません。

デメリット2 情報の信頼性が不安定

Bingの回答は、必ずしも正確であるとは限りません。

ネット上情報を抽出し文章を組み立てるため、情報元に誤りがある場合は回答が間違っていたり、架空の情報となっていることもあります。

Bardのメリット

Bard使用画面

続いて、Bardのメリットを解説します。

メリット1 Googleの検索感覚で使用できる

Bardは、普段Googleで検索をする感覚で使用可能です。

Googleを使い慣れた人にとっては、より直感的に利用できるでしょう。

メリット2 1回の指示で複数の回答が用意される

Bardは、1つの質問に対して複数の回答を用意してくれます。

そのため、いくつかの回答からより自分の求める情報を選択することが可能です。

メリット3 音声入力が可能

Bardは、音声による質問が可能です。

ChatGPTでも、Chromeの拡張機能により音声入力が可能となりますが、Bardは標準で音声入力が可能なため気軽に試せます。

Bardのデメリット

さいごに、Bardのデメリットを解説します。

デメリット1 完全な最新情報ではない

Bardは、Googleが持っている莫大なビッグデータを利用しており、そのデータのリアルタイム性が特徴です。

しかし、完全に情報が最新の情報というわけではなく、ある程度のタイムラグがある点に注意が必要です。

デメリット2 情報の信頼性が不安定

Bardは、Googleの検索結果から回答をしてくれますが、情報元が誤っていたりするとその信頼性に不安が残ります

そのため、用意された複数の回答からより正確な情報をユーザー側が見極める必要があります。

デメリット3 対話能力が低い

Bardは、ChatGPTのような言語モデルを搭載していないため、対話能力が低いです。

より人間との会話のようなやり取りを期待している人にとっては、物足りないAIと言えるでしょう。

今のところ、最強ツールはChatGPT!

AI

ChatGPT、Bing、Bardを比較すると、現状ではChatGPTが最強ツールであると言えるくらい、ChatGPTでできることが多いです。

記事の要約、プログラミング、作曲、お問合せ対応、献立の作成…など、いろんな活用方法があり、アシスタントを1人雇っているのと同等かそれ以上のメリットを享受することができます。

また、ChatGPTの自然言語処理能力により、ユーザーと自然な会話が可能な点も魅力的ですよね!

しかし一方で、BingやBardもどんどん進化を続けており、毎月のように新しい機能が追加されたり、新しいコラボレーションや活用方法が生み出されているので、大注目です。

ChatGPT、Bing、Bardそれぞれにメリット・デメリットがあるので、利用用途によって3つを使い分けるのがいちばんベストでしょう。ぜひ、サービスごとの特徴を把握して、活用してみてください。

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