GPT-4の使い方とは?日本語でもOK?利用料金・できること・セキュリティ
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そんな疑問はありませんか?
『GPT-4(ジーピーティー・フォー)』は、ChatGPTを展開するOpenAI社の新しい言語モデルであり、回答の正確さや入力の自由度など、以前のGPT-3.5モデルに比べて改善されています。
これにより、ビジネスで応用できる範囲が広がっています。
今回は、そんなGPT-4の利用料金やできること、セキュリティ面での注意点などについて解説していきます。
GPT-4とは?
ChatGPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略称であり、チャット形式でこちらが入力したテキストに対する回答を表示するツールになります。
従来のGPT-3と比べて一般知識と問題解決能力が向上しており、高い情報処理能力を実現しています。
2023年3月15日に発表され、Microsoftの検索エンジンであるBingでも実装されています。
GPT-4の利用料金
GPT-4を利用しようと思う時に気になるのがその料金です。
基本的にはGPT-4の利用は有料になります。
月20米ドルでChatGPT Plusに登録が必要
最新モデルであるGPT-4を利用するには、OpenAIのサブスクリプションサービスである「ChatGPT Plus」に登録する必要があります。
ChatGPT Plusは月額20米ドル(約2,630円)であり、年間に換算すれば約31,500円になります。
かかる出費を考えると決して安くはありませんが、ChatGPT Plusに加入することでGPT-4を自由自在に駆使することができます。
ChatGPT Plusは有料である分、さまざまなことが可能になります。
例えばこれまでよりもChatGPTの応答時間が短くなったり、サーバーが混雑している時でも快適に利用できたり、ストレスなく使うことができます。
さらにChatGPT Plusでは回答するAIのモデルを「友人」、「恋人」、「先生」など選択することができ、無料版よりも自然なかたちでの会話を実現できます。
ChatGPT Plus(有料プラン)への登録方法
ChatGPT Plusに登録するには使用されているメールアドレスおよびクレジットカード情報の登録が必要です。
まずChatGPTの画面左下にある「Upgrde to Plus」という項目をクリックします。
すると、このような画面が表示されますので、右の「Upgrade plan」クリックします。
そしてこのような決済情報の入力画面が表示されます。
クレジットカード決済で対応している国際ブランドは、VISA、Mastercard、JCB、AmericanExpress、銀聯カードなどです。
支払方法情報を入力して「申し込む」ボタンをクリックすればさっそく利用することができます。
GPT-4は日本語にも対応
もちろん、GPT-4も日本語に対応しています。
また日本語のみならず、フランス語、ドイツ語、中国語、イタリア語といった主要言語や、スワヒリ語やウェールズ語などにも対応可能です。
GPT-3.5とGPT-4の違い
旧モデルであるGPT-3.5とGPT-4にはさまざまな違いがあります。
違い1. AIの知識レベルが向上
AIの知識レベルがこれまでよりも向上し、難易度が高い課題に対してもある程度正確な回答が行えるようになっています。
実際にアメリカの司法試験の問題を回答させたところ、GPT-3.5では受験者の下位10%のスコアだったのが、GPT-4では上位10%のスコアを獲得したというデータもあります。
従来のモデルでは多少複雑な質問になると的外れな回答が返ってくることが多かったですが、最新のGPT-4ではある程度正確な回答が返ってくるようになりました。
違い2. 画像での入力も可能に
これまでChatGPTはテキストでの入力しか対応していませんでしたが、GPT-4からは「画像」での入力ができます。
自分が見つけた画像をGPT-4に読み込ませると、HTMLコードに変換して出力してくれます。
画像データを読み込ませ、その画像に関する感想がテキストとして回答が返ってきます。
GPT-4でできること
GPT-4は画期的なAIテキスト入力ツールであり、さまざまなことができます。
おもな使い方は次の通りです。
GPT-4の活用方法1. ブレインストーミング
ビジネスのアイデアを考える際、ブレインストーミングをする機会もあると思います。
GPT-4に「新しい洗剤を売るために必要な方法を教えて」と入力すれば、的確なマーケティング手法を回答してくれます。
GPT-4の活用方法2. 専門的な知識に関する文章の作成
アメリカの司法試験での回答の精度向上に代表されるように、これまでよりも専門性が問われる問題の回答が可能になっています。
言語モデルに過ぎず、できる範囲に制限はあるものの、ちょっとした調べ物をする際には大いに役に立つでしょう。
GPT-4の活用方法3. 文章の要約
GPT-4は文章の要約能力も向上しています。
従来のモデルですと2,500文字の文章までしか一度に要約することができませんでしたが、GPT-4では25,000文字までの文章にも対応できるようになりました。
これまではChatGPTで把握できる文章の量には限界がありましたが、GPT-4ならおおよその文章の概要をつかむことができます。
GPT-4の活用方法4. 正確なリサーチ
AIの情報処理能力が向上しているので、リサーチの精読が高いです。
難しい法律の仕組みや最新のテクノロジーに関する知識も、GPT-4なら的確に説明することができます。
GPT-4のセキュリティ上の課題
そんな便利なGPT-4ですが、セキュリティ面での課題もあります。
ChatGPTで入力されたテキストは学習データとして記録されます。
そのため、ChatGPTで自分が入力したテキストが他のユーザーのチャットの応答として使用されることがあります。
Amazonでは、ChatGPTによる回答に会社の機密情報が存在した、というケースが報告されており、機密情報を入力しないように注意する必要があります。
GPT-4は有用な情報処理ツール
GPT-4は情報処理能力が飛躍的に向上し、使い勝手が良くなっています。
ブレインストーミングをしたり、文字数が多い文章を要約したりと、複雑な課題をこなし、自分のアシスタントとして活用できます。
月額20米ドルかかりますが、興味のある方は利用してみるといいでしょう。