Google「Bard(バード)」 AIの使い方とは?何ができる?日本語に対応・Adobeとも連携!
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そんな疑問はありませんか?
『Google Bard(バード)』は、2023年3月22日(日本時間)にGoogleから一部地域にて提供が開始された対話型AIのことです。5月11日に行われた、Google開発者向け会議「Google I/O 2023」で、日本語に正式対応したことが発表され、話題になりました。
ChatGPTが登場し、Microsoft社 が提供する検索エンジン『bing』に GPT-4 のAIが搭載されるなど、競争が激化する中、Googleから提供が開始される『Bard(バード)』にはどんな機能があるのか、注目です。
そこで今回は、Google Bard(バード)のAIの使い方やできること、利用料金、日本語対応やAdobeとの連携についてお伝えしていきます。
Google Bard(バード)とは?
『Google Bard(バード)』とは、Googleから2023年3月22日に英語圏のアメリカとイギリス向けにサービス提供が開始された 対話型AIです。
従来の検索エンジンに対する検索方法に変わり、”人間と会話するよう感覚で質問しそれに対してAIがビッグデータを用いてさまざまな検索結果を回答してくれる” のが特徴です。
対話型AIと言えば、ChatGPT が有名ですが、その ChatGPTに並ぶAIサービスになるとも言われ注目されています。
Google Bard(バード)の利用料金
高い機能を持つ『Google Bard(バード)』ですが、利用料金はうれしいことに『無料』です。
誰でも利用することができます。
Google Bard(バード)が日本語に正式対応開始!
さらに、『Google Bard(バード)』は、2023年5月11日(日本時間)に行われた、Google開発者向け会議『Google I/O 2023』で、日本語に正式対応したことが発表されました。
(↓ 日本語版 Google Bard 紹介ムービー)
5月11日までは、Bard(バード)を利用しようとすると、ウェイティングリストへ登録が必要でしたが、発表と同時にウェイティングリスト制も廃止となり、現在は誰でもすぐ Bard(バード)を利用することができます。
Google Bard(バード)の使い方
『Google Bard(バード)』は、Bard(バード)公式サイト から利用可能です。スマホやパソコンから下記のURLに進めばOK。
アプリのインストールなども必要ないので、便利ですよね!
使い方もかんたん。「こちらにメッセージを入れてください」と書かれた『検索窓』に「聞きたいこと・お願いしたいこと」を入力するだけで、回答してくれます。
お試しに、Bard(バード)の競合Bingについて、「BardとBingの違いについて教えてください」と入力してみました。回答がこちら。
要点を押さえた的確な回答ですよね!今回は、10秒弱の時間で、上記の回答が表示されました。
自分で調べようとすると、少なくとも10分、要点をまとめようとすると、30分以上はかかってしまうので、時短にもなり便利です。
また、内心、競合である『Bing』との比較について聞いたので、「Bardびいきの回答になるのでは…?」と勘ぐっていたのですが、下記のようにしっかり客観的に比較して回答していて、疑ってすみません…と反省しました(笑)。
それぞれに長所と短所があります。テキストの生成やクリエイティブコンテンツの作成に優れた言語モデルをお探しの場合は、Bard が適しています。情報提供に優れた言語モデルをお探しの場合は、Bing が適しています。
日本語も非常に滑らかで、わかりやすい説明になっていたので、安心です。
Google Bard(バード)でできること
『Google Bard(バード)』は、まだまだ発展途中の対話型AIサービスですが、すでに便利な機能がいくつもあります。
Google Bard(バード)でできること① 聞いたことに最新の情報で回答
『Google Bard(バード)』は、インターネットで常に学習を続けているので、私たちの疑問に “最新の情報を用いて回答” してくれます。
同じ AIサービスのChatGPT では、特定の期間内の学習された知識を元に回答するため、一部の回答が古い情報という場合もあるものの、Google Bard(バード)は最新情報ももとに回答してくれるのは利点です。
ただし、ChatGPT や Bingと同様、回答にやや不安定な部分もあるらしく、一概に Google Bard(バード)の出した答えが正しいとは言えないので、すべてを鵜呑みにするのではなく、最終的には自分で確認するようにすると良いでしょう。
Google Bard(バード)でできること② 複雑な情報を整理
『Google Bard(バード)』は、高度な会話能力を備えた言語モデルを利用しているため、「Q.チューリップは何科ですか?」「A.ユリ科チューリップ属です」といった単一な答えにならない質問をしても、ビッグデータを利用して様々な答えを用意してくれます。
お試しに、「朝起きるのがつらいのですが、どうしたら良いですか?」と入力してみました。すると、下記のように、8秒ほどで複数の提案をしてくれました。
上記のように、従来の検索エンジンでは不可能だった複雑な検索でも、『Google Bard(バード)』では、AIが情報を整理して提示してくれます。
1人とても優秀なアシスタントができた感じですよね!
Google Bard(バード)でできること③ コーディング
2023年5月11日に公開された『Bard(バード)』では、Google社が開発した大規模言語モデル(LLM)である『PaLM 2』を搭載していると発表されました。
『PaLM 2』では、PythonやJavaScriptといったメジャーなプログラミング言語だけでなく、Prolog、Fortran、Verilogといった言語のコードも生成が可能とのこと
今後は、「コーディングをBardに行ってもらう」ということも夢ではありません。
Google Bard(バード)でできること④ 画像の生成(Adobeと連携)
2023年5月11日に、今後数ヶ月以内をめどに、Adobeとの連携が発表され、Google Bard(バード)で画像の生成も可能になることが公表されました。
Adobeの画像生成AIである『Firefly(ファイアフライ)』をBard(バード)で直接利用できるようになるという魅力的な内容で、さらなる進化が期待できます。
Google Bard(バード)は将来有望なAIサービス
Googleが満を持してリリースした対話型AI『Google Bard(バード)』は、言語能力に優れ、プログラミングや画像生成にも対応できる、魅力的なサービスです。
パソコンやスマホ、タブレットなどがあれば、誰でもすぐに利用できるようになったので、ぜひこの機会に使ってみてはいかがでしょうか。