ChatGPT(チャットGPT)で画像生成する方法。無料?有料?コツはある?

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chatgpt ai生成 アイキャッチ画像

ChatGPT画像が作れるって本当?無料で使える?有料?」
チャットGPT画像生成するには、どうすればいい?」

そんな疑問はありませんか?

じつは、2025年3月に大幅にアップデートされた、ChatGPTチャットGPT)の『画像生成機能』は、誰でも手軽に使えて、一部有料ユーザーのみが利用できる機能もあるものの、”無料” でも画像を生成することができます。

そこでこの記事では、ChatGPT(チャットGPT)での画像生成の仕組みや手順、プロンプトの書き方のコツなどをお伝えします。

ChatGPTの画像生成とは?

チャットGPT 画像生成

ChatGPTチャットGPT)の『画像生成機能とはテキストでの指示文(プロンプト)を入力するだけで、画像をAIが自動作成してくれる機能です。

現在、CanvaMicrosoft Image Generator、Adobe Firefly など、無料でも画像生成できるAIツールは多数ありますが、日本語での理解力が高く、チャット形式で画像の生成や修正依頼でき、画像内にグラフやテキストを挿入できるなど、ChatGPTならではのメリットも多く、多くのユーザーが利用しています。

> ChatGPT 画像生成 利用画面はこちら

ChatGPTの画像生成AI「DALL·E」

DALL·E 3 ダリスリー

(出典:OpenAI

ChatGPTチャットGPT)の『画像生成機能』のもとになっているのは、OpenAI社 が開発した画像生成AI『DALL·Eダリ)』です。

DALL·Eダリ)』は、2021年に初代のバージョンが公開され、翌2022年に、より高精度な『DALL·E 2(ダリ ツー)』が登場。

さらに、2023年には『DALL·E 3(ダリ スリー)』が発表され、ChatGPT(GPT-4)との統合が進みました。

ChatGPT(チャットGPT)の画像生成機能がとくに注目を集めたのは、2023年10月に “ChatGPT Plus(有料プラン)でDALL·E 3が利用可能 になった” タイミングでした。

DALL·E 3(ダリ スリー)』の登場により、”チャット内でそのまま画像生成ができるように” なり、多くのユーザーが、”言葉だけで画像を描ける体験” を、気軽にできるようになったんですね!

チャット形式で画像の作成や依頼ができるので、「バナーデザインを考えたいから、化粧品をテーマにした広告バナーを3パターン作って」などと、ビジネスでの活用も気軽にできる他、「未来の東京を描いた風景を描いて」や「動物が読書しているかわいいイラストを作って」など、”自由なテーマで画像を生成できるのが楽しい” とSNSで評判になりました。

2024年春からは、1日あたりの画像生成数などに制限はあるものの、”無料ユーザー” にも一部の画像生成機能が開放され、より多くの人がChatGPTで画像を試せるようになっています。

ChatGPTチャットGPT)の画像生成は、単なる遊びとしてだけでなく、アイデア出しや資料づくり、SNS投稿用のビジュアル作成など、さまざまな場面で活用されています。

最近では、画像の一部を修正したり、描き足したりする “インペインティング” といった高度な編集にも対応し始め、ますます進化していると評判です。

気になった人は、一度、この機会に使ってみると良いでしょう。

ChatGPTで画像生成する方法

ChatGPTチャットGPT)で画像を作るのは、とてもシンプルで簡単です。

手順1. ChatGPTにログインする

ChatGPT ログイン TOP

まずは、ChatGPT公式サイト(https://chat.openai.com)にアクセスして、OpenAIアカウントでログインします。

※ 現在、ChatGPTは無料でも利用できますが、画像生成機能を利用するには、ログインが必須なので注意してください。

手順2. テキストで指示文(プロンプト)を入力する

ChatGPTチャットGPT)にログインしたら、チャット欄に「かわいい猫が帽子と眼鏡をつけている画像を作って」などの指示文(プロンプト)を入力すればOKです!とっても簡単ですよね!

chatgpt 猫 イラスト

補足:イメージと違ったら、より具体的なリクエストを入力しよう

もし、ChatGPTチャットGPT)で生成された画像・イラストがイメージとちがったら、”より具体的な指示文(プロンプト)” にしてみましょう。

たとえば、「夕焼けの海辺で散歩する犬のイラスト」や「未来都市の夜景を、サイバーパンク風に生成して」など、作って欲しいイメージを細かく伝えるほど理想の画像・イラストに近づきます。

上記の例では、イラスト風の画像で仕上がってきたので、「もっと写実風に」という修正依頼をしました。

chatgpt 写実風 画像生成

ひとこと依頼するだけで、簡単に修正してもらえて、とても便利ですよね!

生成する画像・イラストの “サイズ” も、1行の指示を送るだけで、かんたんにリサイズ可能です。

chatgpt 画像 サイズ変更

補足:生成された画像はダウンロードOK!

ChatGPTチャットGPT)で生成した画像・イラストは、画像にマウスオーバーしたときなどに表示される「ダウンロードボタン」からダウンロードして保存することができます。

また、生成した画像・イラストの下に表示されるボタンで、”コピー” したり、”SNSにシェア” したりすることも可能です。

チャット履歴として生成画像も保存されるものの、気に入った画像・イラストができた場合は、間違って消してしまったり、意図せず消えてしまったりというトラブルがないよう、あらかじめ、ダウンロード保存しておくのがおすすめです。

なお、ChatGPTチャットGPT)で思った通りの画像・イラストが生成できない場合は、指示文(プロンプト)の表現を変えたり、より詳しいイメージを追加したりして調整してみましょう。

“プロンプトの工夫” が画像のクオリティを左右するので、ChatGPTで画像生成するときのプロンプトの書き方のコツも紹介しておきますね!

ChatGPT画像生成するときのプロンプトの書き方のコツ

ChatGPTチャットGPT)の『画像生成機能』で思う通りの画像・イラストを得るためには、”プロンプト(AIに指示する文章)の書き方” がとても重要です。

プロンプトの基本の書き方と構造

ChatGPTチャットGPT)だけでなく、すべての生成AIを使うときに言えることですが、プロンプトは、「何を」「どんなスタイルで」「どんな雰囲気で」描いてほしいかをわかりやすく伝えることがポイントです。

とくに、画像生成をするときは、下記のような構成で書くと、イメージが伝わりやすいのでおすすめです。

< ChatGPTで画像生成するときのプロンプトの書き方のコツ >

コツ1.主題・何を描くか” を明確にする(例:”猫” が読書している画像 )

コツ2.スタイルや技法” にも言及する(例:”水彩画風”、”リアルな写真のように”、”アニメ調で” )

コツ3.背景や雰囲気” にも触れる(例:”夕焼けの公園”、”幻想的な光”、”未来的な都市” )

コツ4.(必要に応じて)”色味” や “トーン” も指定する(例:”パステルカラーで”、”暖色系の色合いで” )

AIに伝えたいイメージを、順番に詳しく書くと、より理想に近い画像が生成されやすくなります。

もし、1回目の画像生成時に満足できる画像が生成できなかった時に、生成した画像をもとに “チャット形式” で依頼しながら “調整” できるのが、ChatGPTチャットGPTのメリットの1つなので、あきらめずにチャレンジしてみましょう。

プロンプトは英語で書くべき?日本語でもOK?

ChatGPTチャットGPT)の『画像生成機能』は、”日本語に十分に対応” しています。

基本的には、日本語での依頼で問題ありません。

ただ、ChatGPTの画像生成機能のもとになっている画像生成AI『DALL·Eダリ)』の開発背景や学習データの多くは英語なので、”英語の方がより精度の高い画像が出やすい場合がある” のも事実です。

日本語で依頼してみて、何回か修正してもうまくイメージ通りの画像・イラストが生成できなかった場合は、英語で指示文を入力するのも1つの手でしょう。

ChatGPTの画像生成は無料?有料?

ChatGPTチャットGPT)の『画像生成機能』は、現在、一部の機能制限はあるものの “無料ユーザー” でも利用することができます。

ただし、ChatGPTの無料ユーザーが画像を生成できる回数には制限があり、OpenAIから正式な発表はないものの、スムーズに生成できるのは「1日あたりおおよそ3〜4回程度まで」と言われています。

実際、私も3回画像生成をした段階で、「画像を処理しています 現在多くのユーザーが画像を作成しているため、時間がかかる場合があります。画像の準備ができたらお知らせします。」という注意書きが表示されたまま、画像生成されることなく何時間も過ぎる状況になりました。

chatgpt画像生成待ち

また、無料ユーザーの場合は、画像生成が完了するまでのレスポンスが長い傾向があります。

ChatGPTチャットGPT)の有料プラン “ChatGPT Plus(月額20ドル)” に加入することで、制限なく画像生成が利用できるようになるので、頻繁に画像生成機能を利用する人は、有料プランの申し込みを検討してみてください。

ChatGPT Plusで利用できる機能一覧

⚫︎ GPT-4-turboでのより高速な画像生成に対応
⚫︎ より高解像度・高精度な画像出力ができる
⚫︎ 利用回数の上限が実質的に緩和され、安定した生成ができる

ChatGPTで画像生成するときの注意点

ChatGPTチャットGPT)の『画像生成機能』は非常に便利ですが、いくつか知っておきたい注意点があります。

実際に、ChatGPTで画像生成する前に、”うまく画像が出ない場合の原因や対策方法” や、”著作権や倫理面の注意点” をチェックしておきましょう。

ChatGPTで画像がうまく生成できない場合の「原因と対策」

ChatGPTチャットGPT)でうまく画像が生成できない場合は、下記の要因が考えられます。

それぞれに対処方法を記載するので、試してみてください。

原因1. プロンプトが曖昧すぎる

「風景画像を生成して」「犬を描いて」など、単語だけではAIがイメージを掴みにくいので、自分が思うような画像・イラストが生成できないことが多いです。

ChatGPTに依頼するときは、”具体的” な指示文(プロンプト)にし直して伝えましょう。

→ 対策:色や雰囲気、スタイルを加えてみる。(例:茶色いトイプードルが、草原にいるイラストを、油絵風に作成してください)

原因2. 生成回数の制限に達している

ChatGPTチャットGPT)で画像生成ができない原因として、”画像生成の回数上限” に達している可能性があります。

OpenAI社から明確な回数の上限は発表されていないものの、現状、無料プランでは “1日あたり3〜4回” で画像生成が制限されていることが多いです。

→ 対策:時間を置いて試す。有料プランへ加入を検討する。

原因3. サーバー混雑やメンテナンス中

ChatGPTチャットGPT)で画像生成ができない原因として、”サーバーの混雑” や “メンテナンス期間中” という可能性が考えられます。

とくに、無料プランを利用している場合、アクセスが集中していると、画像がなかなか生成できなかったり、画像生成に10分以上時間がかかったりすることが多々あります。

10分〜1時間など時間を空けて試すと問題なく画像が生成できるようになっているケースが少なくないので、時間を空けて試してみましょう。

→ 対策:時間を空けて再試行してみる。

不適切な内容・著作権の問題はある?

なお、OpenAI社は差別的、暴力的、性的など “不適切な内容の画像生成を制限” しています。

ルールに反する内容は、ChatGPTでの画像生成を拒否されることがあるので、不適切と判断される可能性がある画像の生成には使わないようにしましょう。

また、既存のキャラクターや著作物の模倣は、”著作権侵害につながるリスク” があります。

ChatGPTで生成した画像を “商用利用” する場合は、「類似のイラスト・画像がないか」や「著作権があるキャラクター・人物を画像に挿入していないか」という点に注意するようにしてください。

他の画像生成AIとChatGPTの違い

現在、ChatGPTチャットGPT)以外にも、CanvaMicrosoft Image Generator、Adobe Firefly など、さまざまな画像生成AIサービスが登場しています。

“ChatGPTの画像生成機能” と “ほかの画像生成AIツール” とのおもな違い・相違点は、下記の2点です。

違い1. チャットと画像生成が一体化している

ChatGPTチャットGPT)は、もともと “テキスト対話型AI” として開発されているので、”文章のやり取りと画像生成が同じインターフェース内で完結” するという特徴があります。

ほかの画像生成AIは、”画像生成に特化” していることが多く、”テキストの生成” や “チャット機能” は別のツールを使う必要がある場合が多いです。

ChatGPTの特徴である、”文章で細かく指示を出しながら、そのまま画像を生成して確認できる点” は、ChatGPTならではの大きな強みなんですね!

違い2. 利用方法と料金体系の違い

また、ChatGPTチャットGPT)の『画像生成機能』は、”チャットの一機能” としての提供なので、制限付きではあるものの “無料プランで利用可能” という特徴があります。

ほかの画像生成AIサービスの場合、専用のサブスクリプションやクレジット制を採用していて、画像生成だけを目的にした “有料プラン” を利用しなければいけないケースが少なくないので、「無料で気軽に試せる」という点で、ChatGPTは使いやすい画像生成サービスだと言えます。

ChatGPTの画像生成を使いこなそう!

このように、ChatGPTチャットGPT)の『画像生成機能』は、テキストでイメージを伝えるだけで簡単にオリジナル画像を作れる便利なツールです。

無料でも一定回数使えるほか、有料プランならさらに多くの画像を生成できるので、自分の目的や利用スタイルに合わせて活用してみてください。

ますます進化していく画像生成AIをうまく取り入れて、日常や仕事での表現の幅を広げていきましょう。

 

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